『大徳と呼ばれた少女』
桃香「はう~・・おわんないよ~」
一刀「・・・桃香?」
桃香「あ、一刀君!ねぇねぇ手伝って」
一刀「手伝うって・・・コレのこと?」
彼が指差すのは机の上いっぱいの書簡
一刀「どんなのやってるの・・・(じろじろ)」
桃香「えっと・・・これはこうで・・・」
一刀「(それなりの知があればすぐ終わると思うけど・・・)桃香って」
桃香「ふえっ!?なっなに!?」
一刀「桃香って私塾じゃ一番いい成績だっただろ?」
桃香「そんなことないよ・・・そりゃ師匠に出世できるだろうといわれたけどさ」
一刀「なら、これくらいできるよね?」
桃香「がんばるよ!」
一刀「それじゃぁ俺は行くね」
桃香「ばいば~い・・・・ってうわぁぁぁぁん!」
一刀「頑張れよ・・・桃香」
『劉備の将・・・義妹』
関羽「はぁ!せい!」
一刀「精が出るね」
関羽「ふぅ・・・ふぅ・・・なんだ北郷殿か・・・」
一刀「ご苦労様、ハイ、飲んで」
関羽「かたじけない・・・(んぐんぐ)」
一刀「すこしだけ見せてもらったけど・・・綺麗な武だったよ」
関羽「すこしは武人の心をわかるようで・・・どうですかな?私と試合してくださらぬか」
一刀「ええ!?おれ、すっごく弱いよ」
関羽「では、稽古をつけるということでしたら?」
一刀「それなら・・・お願いしようかな」
関羽「では・・・・好きなときにどうぞ」
一刀「はぁっぁぁあ!」
関羽「・・・」
『カーン』
一刀「うりゃぁぁ!」
関羽「・・・・まるでなってませんね」
一刀「ダカラ言っただろ、俺は弱いって」
関羽「たしかに、これでは死にに行くようなものですね」
霞「一刀ー!・・・こんなところにおったんか」
一刀「霞?」
関羽「張遼殿・・・いかがなされた?」
霞「一刀、忘れとるのか?今日はうちが訓練に付き合うって・・・おぼえてへん?」
一刀「あ、そうだった・・・なら、やろうか」
霞「ええで・・・関羽だったか・・・危ないから離れておき」
関羽「その心配は無用・・・北郷殿の実力は今見たばかりですので」
霞「一刀を舐めてると痛い目にあうで・・・準備ええか?」
一刀「ああ、いいよ」
霞「ほな・・・はぁっ!」
『ズバッ!』
一刀「・・・遅い」
霞「まだまだや」
『ブゥン!』『ズシャッ!』『ブォン!』
一刀「なぁ、霞」
霞「なん・・・や!」
一刀「本気だしてくれよ」
霞「あほぬかせ!これでもたりんというかいな!」
一刀「すこし・・・うわぁっ!蹴りなんて反則だろ!」
霞「一刀があほなこと抜かすからや!」
霞「一刀、関羽とやったんだってな」
一刀「さっきね・・・っとあぶないあぶない」
霞「ほんで?どうだったん?強かったやろ?」
一刀「確かに・・・強かったよ・・・・型どおりならね」
霞「んん?どうゆうこっちゃ」
一刀「そのままの意味だよ・・・例えるなら戦華」
霞「ほぉ・・・なるほどな、技術で武を極めるものか・・・たしかに一刀には合わんな」
一刀「そうだろうね、あんな綺麗な武が戦場で役立つとは思えないけどね」
霞「一理アリや、っと・・・これで終いや!」
一刀「霞も出るようになったんだね・・・・っ!」
『ドンッ!』
霞「あー・・・まだあかんか」
一刀「訓練付き合ってくれてありがとう」
霞「ええねん、本気でやれるのもたまにはええからな・・・ところで、一刀」
一刀「ん?」
霞「昨日は誰とやったん?「恋」なっとくや」
一刀「やっぱ、野生の武になっていた?」
霞「おお、もろにな・・・一刀、午後からはうちと警邏や」
一刀「了解・・・それじゃぁね、関羽さん」
関羽「(ポカーーーーン)」
霞「一体どないしたん?関羽のあの顔は」
一刀「さぁ?何かびっくりすることでもあったのかな?」
霞「わからん・・・昼飯はどこにしよか」
一刀「俺が作ろうか?」
霞「お、ええの?やったぁぁ!」
関羽「・・・・」
その日関羽は翌日まで固まったままだった
ゴシュウショウサマ
『小さな覇王』
華琳「暇ね・・・」
華憐「華琳姉様、暇なら手伝ってください」
華琳「なぜ?それは貴方が一刀に頼まれた仕事でしょ?」
華憐「そうですけど・・・真理ちゃーん」
真理「てわわ・・・ここはですねぇ・・・」
一刀「華憐・・・真理・・・どう?」
華憐「あ、一刀様」
真理「ご主人様!ここがわからないです~」
一刀「どれどれ・・・ここはね・・・」
華琳「はぁ・・・」
一刀「華琳?」
華琳「何?一刀」
一刀「暇そうだな」
華琳「ええ、暇よ・・・だからって手伝わないわよ」
一刀「あっそ」
華琳「何よ!?」
一刀「別に・・・華憐、寝るな!」
華憐「もう・・・無理・・・」
一刀「はぁ・・・しかたがない、真理、華憐を部屋につれていってくれ・・・残りは俺が処理する」
真理「てわわ・・・わかりました。ほら、華憐ちゃんいきましゅよ」
華憐「は~い」
一刀「・・・・」
華琳「ねぇ」
一刀「なんだ?」
華琳「あの子達のことどう思ってるのかしら?」
一刀「好きだよ」
華琳「それは部下として?女として?」
一刀「両方だ・・・暇なら町にでもいけばいい」
華琳「そうね・・・そうさせてもらうわ」
一刀「狛」
狛(侍女)「はい」
一刀「警邏隊に曹操が街に出ると伝えてきてくれ」
狛「はい!言ってまいります」
華琳「あら、何かしてくれるのかしら?」
一刀「別に・・・」
華琳「そう・・・まぁいいわ」
華琳「さて、どれくらい賑わっているのかしら・・・うふふふ」
『すまねぇ、今日はここで店じまいだ』
とあちらこちらの店が閉まっていく
華琳「一体どういうこと?」
華琳が見かけたのは一つの立て看板
『小柄な少女、髪は金、髪型はツイン、髑髏の装飾物をつけている
北郷様の知人ですが・・・料理人の自信をズタズタにするのが趣味、注意されたし』
華琳「まさかこれが原因?」
華琳「一刀・・・やってくれたわね・・・覚えてなさいよ」
狛「北郷様・・・よろしかったのですか?急遽休みにして」
一刀「構わないよ・・・それよりちゃんと言っておいた?区画整理するから片付けておくようにって」
狛「はい!」
??「ふふふ、華琳様の印象は悪くなる一方・・・華琳様も一刀のことを信用しなくなる・・・」
春蘭「どうした?秋蘭」
秋蘭「なんでもないさ・・・姉者」
あとがき
どんどん崩壊していく世界
悔いはない(´・ω・`)
Tweet |
|
|
51
|
3
|
追加するフォルダを選択
まぁ拠点もどき