No.200335

病姫無双 十字旗と共に 19

護衛さん

一方的な虐殺

2011-02-08 01:52:11 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:5392   閲覧ユーザー数:4300

シスイ

俺は城壁の上から戦場を見渡す

一刀(前曲は劉と公か・・・其の後ろに馬、袁。袁の左が孫、右が曹か・・・)

兵「北郷様!兵の準備完了しました」

一刀「そうか・・ならはじめてくれ」

兵「はっ!」

伝令の彼がすぐ下に降り、合図を送る

最初は右後方に狼煙・・・・次に左前方、また左後方、最後に右前方に狼煙が上がる

一刀「誰一人不振に思わないのか」

関から煙が上がる、それと同じくして連合の後方にも狼煙が上がる

一刀「うまく行ったようだな」

連合側から上がる煙は黒く・・・熱気を帯びていた

連合側

「火をけせ!これ以上燃やさせるな!」

『ザシュッ』

「ぐふっ」

「将軍にお伝えしろ『ズバッ』・・・」

ここは連合軍、袁紹軍の兵糧子・・・そこにいるは全身黒い兵たち

「ここは制圧した・・・引き上げるぞ」

『はっ』

彼ら(?)の周りには袁紹軍の兵たち・・・そして赤く燃える兵糧しかなかった

 

ここもまた連合軍のとある兵糧子

「きさまら何やつだ!?」

「・・・」

「名を名乗れ!」

「・・・」

「はぁぁぁぁ!」

『ガッ!・・・ブゥン!』

「・・・用は済んだ引くぞ」

「まっまて!」

連合軍後方のあちらこちらで上がる煙、燃やされる兵糧

一刀「コロウに伝令をだせ・・・馬鹿は双璧で沈めると」

伝令「はっ!」

一刀「ドラを鳴らせ!鐘をならせ!全軍引き上げろ!」

『ガァァァン!ガァァァン!ガァァァン!』

『ゴーーーン!ゴーーーーン!ゴーーーーン!』

桜「一刀様の合図ですね・・・・後退します・・・速やかに下がりなさい!」

関羽「まて!逃がすか!」

桜「邪魔をするな!下種が」

関羽「な・・・なんだと!」

桜「ふん、華雄並みの猪ですね・・・邪魔です」

関羽「きゃぁぁ」

桜「何をぼさっとしているのです!行きますよ」

『はっはい!』

 

希「これは・・・一刀様の合図・・・全軍引きます!」

夏侯惇「まてぇい!逃がすと思っているのか!?」

希「邪魔しないで!」

夏侯惇「何を必死になっている!『ぶぅん!』」

希「くっ・・・早くいかなくては・・・・曹操殿が・・・」

夏侯惇「なに!?華琳様がどうしたと・・・」

希「曹操殿が・・・・」

夏侯惇「お・・・おい!・・・待っててください!華琳様!」

希「・・・・行きましたね・・・今の内に撤退します」

『はっ!』

雪蓮「・・・冥琳」

冥琳「ああ、わかっているよ・・・・明命」

明命「はい!」

冥琳「一刀からの合図だ・・・今夜潜入してくれるな?」

明命「御意!」

雪蓮「これで名声は得られるかしら?」

冥琳「そうだな・・・シスイを取ったあとどうする?」

雪蓮「そうね・・・私たちはシスイでのんびりしてましょうか」

冥琳「他の諸侯に睨まれるのではないのか?」

雪蓮「きっとそんな余裕ないわよ・・・一刀がいるんだし」

冥琳「そうだな」

其の夜

明命「・・・にゃ~ぉ」

・・・・

希「にゃ~」

桜「にゃ~~」

『きぃ~~~・・・・・バタン』

明命「・・・・一刀様」

一刀「しっ・・・気づいてくれたね・・・」

明命「はい・・・それで用というのは?」

一刀「ああ、連合の兵糧を焼いたのは既に知ってるだろ?今不必要な兵糧をコロウに送ってる」

明命「不必要?」

一刀「ああ、明日の戦後半に騎兵で突撃を駆ける・・・俺たちが出て行ったあと孫の旗を揚げてくれ・・いいな?」

明命「わかりました・・・ですが一刀様はどうするのでしょうか?」

一刀「それはまだ秘密だ・・・戻ったか」

『はっ!』

明命「全身真っ黒です?」

「はい、我らは北郷様の命により編成された裏方、決して表にでずとも、影から仲間を北郷様を支援するための隊です・・・以後お見知りおきを」

明命「はっはい!よろしくなのです」

一刀「兵糧の件はよくやった・・・今日はそのまま寝てもいい、桜案内してやってくれ」

桜「はい、では凪、皆さんついてきてください」

『はい』

一刀「初任務は上々・・・希、馬の用意は大丈夫か?」

希「はい、まもなく完了します」

一刀「わかった・・・見張りを交代させろ、警戒だけはしておけよ」

『はっ!』

おまけ

凪「・・・・ふぅ」

??「見事やったでぇ、凪~」

??「そうなの~凪ちゃんかっこよかったの~」

凪「ああ、ありがとう。真桜、沙和」

真桜「しっかしうちらがこんな風になるなんて想像もつかんかったわ」

沙和「沙和もなの~」

凪「ああ、だがあの時あの方に会わなければ今頃は・・・」

真桜「やめやめ」

沙和「考えたくないの~」

凪「そうだな・・・さぁ明日もきっと何かあるだろう・・・早くねるぞ」

真桜「了解や、隊長」

沙和「了解なの~たいちょ」

凪「では・・・おやすみなさい、一刀様」

 


 
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