詠「着たわよ･･･あの馬鹿どもが」

月「本当だったのですね･･･連合が組まれたのは」

詠「信じたくなかったけど･･･現に目の前にいるのだから、現実を受け止めましょう」

月「そうだね･･･詠ちゃん」

霞「そんで･･･どう配置するん？」

詠「シスイには霞と華雄、コロウは恋と北郷でいいんじゃないかしら？」

霞「ん？一刀が前じゃなくてええんか？」

詠「そうね･･･なら霞と北郷を交換しましょう」

霞「え～･･･まぁしゃあないか」

詠「あきらめて･･･それじゃぁいくわよ！」

『御意』

シスイ

華雄「董卓様のことを何も知らぬおろか者どもにわが武見せつけようぞ！」

『おおおおおおお』

一刀「････(袁の旗に曹、劉、馬、公、そして孫か)」

華雄「･･･ごう････ほん････ごう」

一刀「え？」

華雄「北郷！どうした、ぼけっとして」

一刀「ああ、なんでもないよ･･･それでどうする？」

華雄「篭城に決まっているだろ･･･」

『弱虫華雄よ･･･』

一刀「か･･･華雄？」

華雄「うがー！もうがまんできん！華雄隊でるぞ！」

一刀「ちょっとまて！篭城するんじゃなかったのか！？」

華雄「ふん！そんなもの知らぬわ！門を開けろ！打って出るぞ」

一刀「なら、シスイは放棄でいいんだな？」

華雄「ん？それはどうゆう･･･ぐは」

一刀「･･･動くな、シスイは俺が制圧した･･･華の旗を下げろ･･･十字旗を揚げろ」

連合

袁紹「なんですの？あの十字の旗は」

曹操「あれは････北郷」

袁紹「誰か知ってませんの？あの旗を掲げる将を」

『いえ、しりません』

雪蓮(華の旗が降りたってことは･･･一刀が討ち取ったってことかしら？)

冥琳(シスイは一刀だけか･･･厄介な)

劉備(どんな人なんだろう･･･あの旗の人って)

馬超(十字旗を掲げる将がいるなんて聞いてないぞ)

公孫(一体何がおきてるんだ？)

一刀「希、桜、雪」

『おそばに』

一刀「華雄を董卓のところへ送りつけろ･･･兵もな」

雪「私がいく！いいよね？」

一刀「ああ、なら希と桜で思い上がったやつらを蹂躙してこい」

希「はい！」

桜「はっ！」

一刀「聞け！俺の愛する兵たちよ！今無謀にも我らが居るシスイを乗っ取ろうとする者たちが目の前にいる！その者たちはありもしない噂を耳にし、己の欲のために洛陽の民を傷つけようと攻めてきた！だが！やつらが此処を突破することは決してない！なぜか！？それは俺とお前たちが此処を守っているからだ！天に叫べ！大地を踏み走れ！生きることに貪欲になれ！今を持って『隠密』の任を解く！」

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』

一刀「各自持ち場に付け！己の誇りと命を守れ！だけど･･･死なないでくれ」

『はっ！』

桜「門を開けよ！夜桜隊でるぞ！」

希「私たちも遅れません！希望隊でます！」

連合

袁紹「なんですの？たった二人でこの私の連合を止めるつもりなのですか？」

袁紹「斗詩さん、イイシェさんやっておしまい！」

『あらほらさっさー』

雪蓮「冥琳、私たちは下がるわよ」

冥琳「ああ、わかっている」

穏「全軍後退！」

曹操「孫策軍が後退！？」

？？「はい」

曹操「気になるわね････桂花、関から出てきた将について何かあるかしら？」

桂花「いえ、何も情報はありません･･･ですが」

曹操「なに？」

桂花「関を守っているのは十字旗の将のみとの報告が･･･」

曹操(一刀だけ･･･ほしいけど･･･)

曹操「今回は様子を見ましょう」

桂花「御意」

桜「各自、好きに動いて結構ですが････一刀様を悲しませることだけはしないように」

『はっ！』

希「私たちは桜隊を援護しますが･･･判断は各自に任せます、いいですね？」

『御意』

「「では、全軍抜刀！突撃！！」」

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』