真・恋姫†無双 魏√アフター ~奇跡の鐘~
第1話 歌劇団
玉座の間に戻った華琳を待っていたのは、魏の乙女達だった。玉座に座ると秋蘭が一歩前に出て
「では、軍議を始める」
秋蘭の始まりの合図で軍議が始まり、魏の愛すべき馬鹿こと春蘭が発言する
「華琳さま。『くりすます・ぱーてぃー』というものはいったい何をするものなのですか?」
「ふふっ、それを今から決めるのよ・・・ 春蘭。あなたは何をすればいいと思う? 何かいい案はないかしら?」
「えっ! う~~~ん、・・・・・・むぅぅ~~~」
華琳に問いかけたが逆に問われてしまい、頭から煙を出し唸っている春蘭を見て
「ああっ、姉者は可愛いなぁ」
と姉萌えの秋蘭が呟く。充分姉萌え分を蓄えたとこで助け舟だした
「華琳さま。姉者には少々難しい問いかと・・・」
「では秋蘭。あなたは何かいい案はあるかしら?」
「・・・少々お待ちください・・・・・・」
目を瞑り、思考をめぐらせ始めると、玉座の間は静まりかえった。やがて瞼をカッと見開き秋蘭は自分が考えた案を発言した
「今この魏の地に呉と蜀の皆が集まっているので、三国会議の最終日の宴で我々で何か演じるというのはどうでしょう?」
「ふふっ、おもしろい・・・ 面白いわ! 秋蘭、その案でいきましょう! 秋蘭にはあとで褒美をあげるわ!」
「ありがとうございます。華琳さま」
秋蘭は顔を赤らめながら下がると、ふと春蘭の方を見た。大好きな姉は未だに唸っていた・・・
「となると、あの子達の力が必要ね。 そこのあなた。張三姉妹を連れてきなさい」
兵に命令するとその兵は姿勢を正し「さー!いえっさー!!」と言い駆け足で出て行った。
しばらくして玉座の間の扉が開くと三姉妹の姿が現れた。三姉妹が華琳の座る玉座の前に立つと礼をして華琳の対応を待った。
「ご苦労だったわね・・・ あなた達にお願いがあるのだけれど、力を貸してくれないかしら?」
「は~~~い♪ お姉ちゃんはもちろんいいよ~~~♪」
「ちょっと姉さん!即答しないでよ!」
「え~~~、じゃあ、ちぃちゃんは嫌なの?」
「そんなわけないじゃない!ちぃだって賛成よ」
「もう姉さん達・・・少し落ち着いて・・・」
姉二人に対して、しっかり者の人和は冷静に答える
「わたし達の力といっても『歌』を歌うことしかできないのですが・・・」
「その『歌』を教えてほしいのよ」
「正直、かなり厳しいと思うのですが・・・」
「・・・・・・覚悟の上だわ」
姉二人は人和を「やろうよ~」というような目で見つめている。そんな姉二人の視線を受けて人和はため息をつきながら
「わかりました。私たち皆で素晴らしい『歌』を作りましょう」
「ありがとう。 では早速訓練しましょうか?」
華琳が皆に訓練しようと伝えると、魏の元気なちびっ子がふとしゃべった。
「ねえ華琳さま。僕達も『数え役満☆姉妹』みたいに名前を付けようよ」
「そうね。 じつはもう名は決めてあるの」
「えっ!なになに?教えてください華琳さまー」
季衣が目をキラキラさせながら華琳にたずねる
「これより私達は歌劇団! 名を『魏☆歌劇団』とする」
こうして乙女たちは『魏☆歌劇団』を結成したのであった・・・
魏☆歌劇団を結成した乙女達は限られた時間で訓練していく・・・
乙女達に立ちはだかるのは天の国の歌だった・・・
次回 真・恋姫†無双 魏√アフター ~奇跡の鐘~
第2話 一刀が残して逝った物
三国乙女に浪漫の嵐
「一刀・・・・・・これが天の国の歌なのね・・・・・・」
あとがき
はい!という訳で本編が始まりましたがうまく書けてるでしょうか?いっぱいいっぱいですがなんとか頑張りますのでよろしくお願いします。
次回予告を作ってみましたwよろしかったらコメントとかくれるとうれしいです。
Tweet |
|
|
25
|
0
|
追加するフォルダを選択
『くりすます・ぱーてぃ』をすることになった華琳達。彼女達はどんな『ぱーてぃ』を企画するのだろう・・・