真・恋姫†無双 魏√アフター ~奇跡の鐘~
第2話 一刀が残して逝った物
歌劇団を結成し皆の団結が一段と強まった乙女達であったがここで大きな問題にぶつかった。
「ところでうちらは何のうた歌うんや?」
こればっかりはさすがの華琳も頭を悩めた。
「『数え役満☆姉妹』の歌を歌うわけにはいかないし、どうしたものかしら?」
すると三姉妹の長女・天和が、
「『くりすます』っていう天のお祭りをするんだったら天の国の歌を歌えばいいんだよー♪」
「あんたねー、そうはいっても天の国の歌なんて何処にあるのよ?」
天和の提案に桂花がかみ付く。すると人和が思い出したように
「そういえば事務所に一刀さんが残していった私物に何かあるかもしれないわ」
「とりあえず、あなた達の事務所に行ってみましょう」
歌劇団の皆は『数え役満☆姉妹』の事務所に向かい、一刀の私物を探した。しばらく事務所を探したが何も見つけることができなかった。
「やっぱり、何もないわね・・・」
どうしようか考えていると華琳は急に悪寒を感じた。
「なにかしら?すごく嫌な気分だわ・・・」
『ぶるるうぅぅるぁぁぁぁぁあああああっっっ!!!!』
外から変な雄たけびが聞こえたので外に出てみるとそこには一つの箱が置いてあった。
「なにかしら?この箱は・・・ 鍵が掛かっているわね、春蘭、鍵を破壊しなさい」
「はっ!」
ドッゴオォォォーーーーーーン
鍵を破壊するだけなのに何故こうも轟音を轟かせるのか?と思いながら華琳は
「あ、ありがとう、春蘭」
苦笑いしながら箱を受け取った。中には二枚の紙が入っており、一枚目はおそらく天の国の歌と思われる歌詞が書かれていた。もう一枚の紙を見てみると華琳の動きが止まった。
「これは・・・・・・」
一刀の手紙
この歌は『奇跡の鐘』という天の国の歌だよ。いつか大陸が平和になったら歌ってほしいなと思って書いたんだけど、歌ってくれるかな?この歌で皆に奇跡が起こりますように・・・
「一刀・・・・・・これが天の国の歌なのね・・・・・・」
華琳は手紙を読み終えると皆に
「一刀が私達に天の国の歌を残していたわ。 この『奇跡の鐘』を私たち歌劇団で歌うわよ!」
「御意っ!」
「一刀・・・・・・ありがとう。 私たち歌劇団の歌を天で聞きなさい」
「それにしてもさっきの雄たけびは何だったのかしら・・・」
華琳は空を見ながら呟いた・・・
「うふーん、漢女は乙女の味方なのよぉん」
華琳達から見えない場所でひとりのマッチョマンがビシッと親指を立てた
一刀から『奇跡の鐘』を受け取った魏☆歌劇団はさっそく訓練を始める
その訓練も一筋縄ではいかなかった・・・
次回 真・恋姫†無双 魏√アフター ~奇跡の鐘~
第3話 猛特訓
三国乙女に浪漫の嵐
「なぜ私はうまく歌うことができないのだーーー!!」
あとがき
はい!第2話できました。まだまだ頑張りますのでよろしくお願いします。
好きな恋姫キャラは?と聞かれて「全員だ!」と答えたブロンコ仮面でしたw
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魏☆歌劇団を結成した乙女達は限られた時間で訓練していく・・・
乙女達に立ちはだかるのは天の国の歌だった・・・