真・恋姫†無双~赤龍伝~第14話「……モフモフ?」
目が覚めて暫らくした後、部屋に蓮華と亞莎がやって来た。
蓮華「赤斗、目が覚めたのか!?」
亞莎「赤斗様っ!」
赤斗「やあ、おはよう。蓮華、亞莎」
入ってきた二人に軽く手を上げて答える。
蓮華「身体は大丈夫なの?」
赤斗「あぁ、大丈夫だよ」
蓮華「そうか。…すまない、赤斗」
蓮華がいきなり頭を下げて謝った。
赤斗「そんな、蓮華が謝らなくても。…頭を上げてよ」
蓮華「母様には、もうあんな無茶な事をしないよう、私からよく言っておいた。だから、許してほしい」
赤斗「蓮華、本当に頭を上げてよ。気にしてはないから、さ」
蓮華「ありがとう、赤斗」
ようやく蓮華は頭を上げた。
赤斗「それより、蓮華も元気だった?」
蓮華の顔に疲れの色が見えた。
蓮華「え…、あぁ…私なら元気…よ…」
亞莎「あ、あの、赤斗様」
赤斗「ん?」
亞莎「れっ、蓮華様は藍里様と一緒に、ずっと赤斗様の看病をされていたんです」
赤斗「蓮華が…僕の看病を?」
蓮華「べ、別に看病したくてしたわけじゃないぞ…」
テレながら言う蓮華の顔がとても可愛かった。そして、蓮華の顔に見られた疲れの原因が、自分にある事が分かった。
赤斗「そうか、だからか。…ありがとう、蓮華。嬉しいよ」
蓮華「……いや……母様が迷惑をかけたみたいだから、その……」
赤斗「はは…。そういえば亞莎。その姿どうしたの?」
入ってきた時から気になっていた亞莎の姿について聞いた。
亞莎は以前着ていた親衛隊の服ではなく、少し大きめな帽子。丈が短く、それでいて袖の長いチャイナドレスを身に纏っていた。
亞莎「えぇっ!? …こ、こ、これは…」
蓮華「ふふ…。亞莎はあなたが眠っている間に、親衛隊から私付きの軍師見習いになったのよ」
赤斗「亞莎が軍師見習い?」
五日間も眠っていると色々あったみたいで、亞莎は火蓮さんや雪蓮を狙う賊の企みを見破り、見事賊を捕らえたそうだ。
それがきっかけで亞莎は冥琳の目に留まって、軍師見習いに抜擢されたとの事だ。
赤斗「へぇ~、すごいじゃないか」
亞莎「わ、私なんかが、軍師だなんて、おかしいですよね」
蓮華「そんな事ないわ。冥琳も言っていたじゃない。亞莎には軍師としての素質があるわ。ね、赤斗もそう思うでしょう?」
赤斗「うーん。そうだね。亞莎なら大丈夫だよ。もっと自信を持つといいよ」
三国志でも、呂蒙は関羽を倒すほどの軍師だった事を思い出した。
亞莎「そうでしょうか?」
蓮華「赤斗もこう言っているのだから、自信を持ちなさい」
優しく蓮華は、亞莎に話しかける。
亞莎「はい。分かりました。私、頑張ります! 頑張って勉強します!」
元気よく亞莎は返事をした。
――玉座の間――
赤斗「………………」
火蓮「………………」
赤斗「………………」
火蓮「…………なぁ、やっぱり怒っているのか?」
赤斗「別に、いきなり斬りつけられて、殺されそうになった事も、おもいっきり力強く蹴り飛ばされた事も、全然怒ってなんかいませんよ♪」
これ以上ない笑顔で火蓮に答えた。
目を覚ました事を火蓮に報告する
火蓮「やっぱり、怒っているな。悪かった。この通りだ。だから、その笑顔は止めてくれ」
火蓮は合掌して謝った。
赤斗「だから、怒ってなんかいませんよ」
火蓮「…本当だな。本当に本当だな?」
親が怒っていないか確認する子供のようだ。
赤斗「本当ですよ。なんだか火蓮さんらしくありませんね」
火蓮「はぁーー、そうか? ……あれから、蓮華と藍里にこっぴどく叱られてな。大変な目にあったんだ」
赤斗「へぇー、あの二人に……」
火蓮「……何をニヤニヤしている?」
赤斗「えっ!? …今、ニヤニヤしてましたか?」
どうやら、蓮華と藍里の事を思い出しているうちに、顔が自然とにやけてしまったようだ。
火蓮「あぁ、ニヤニヤと気持ち悪かったぞ。いったい何を考えてたんだ?」
今度は火蓮がニヤニヤとしながら尋ねてくる。
赤斗「べ、別に何でもありませんよ」
火蓮「そうか、怪しいな」
絶対に蓮華の事を思い出してニヤニヤしてしまったなどと、気付かれる訳にはいかなかった。
気付かれる前に、話題を変える事にした。
赤斗「でも、火蓮さん。何であんな事したんですか?」
火蓮「ん?………そうだな。初めはお前に戦いに慣れて貰おうと思ったんだ」
赤斗「…戦いに慣れる……?」
火蓮「そうだ。戦いや殺気に慣れていけば、心も強く鍛えられるだろうと思ったんだが……」
赤斗「……思ったんだが?」
火蓮「思ったんだが、ついつい本気で倒してしまった……」
赤斗「ついって……」
火蓮「さすがに、雪蓮や祭と互角に戦っただけの事はあるな」
赤斗「火蓮さんって、けっこういい加減ですね」
火蓮「何だ、今頃気がついたのか?」
赤斗「はは、否定しないんですね。そこは…」
火蓮「……なあ、赤斗。お前は何処まで覚えている?」
赤斗「何をですか?」
火蓮「私との勝負だよ。どこまで自覚があった?」
赤斗「自覚って、もちろん、火蓮さんに蹴り飛ばされる所までは覚えていますよ」
火蓮「その後は?」
赤斗「その後は、気を失って終わりですね」
その後は、夢で犬になっていました。なんて言えなかった。
火蓮「そうか……自覚なし、か」
赤斗「えっ?」
火蓮の言葉が気になった。
火蓮「何でもないさ。藍里が気を失ったお前を部屋まで運んだんだ。その時の藍里の気迫を覚えていないのかなと思ってな」
赤斗「藍里の…気迫、ですか?」
火蓮「そうだ、あの場にいた人間で、藍里が一番お前を心配していたぞ。私は怖い藍里に睨まれてしまった。あれを怒らせない方が良い」
火蓮は嘘は言わず、その後に起きた“狂神”発動については伏せた。言わない方が良いと火蓮の勘がそう言っていたからだ。
赤斗「藍里って怒らせると怖いんですか。……怒らせないように注意しよ……」
火蓮の思惑通りに話は進んでいった。
赤斗「じゃあ、火蓮さん。他の皆にも挨拶してくるよ」
火蓮「応。それが良い。行ってこい」
火蓮に挨拶して、玉座の間を後にした。
赤斗「さて、誰に会いに行こうかな?」
皆に挨拶に行くとは言ったものの、誰から会いに行くべきなのか迷っていた。
とりあえず庭まで出てくれば、誰かに会う事が出来るだろうと思って庭にやってきた。
雪蓮「せーきと」
赤斗「ん?」
どこからか雪蓮の声が聞こえた。辺りを見回しても誰もいない。
雪蓮「こっちよ、こっちー」
何やら上から雪蓮の声が聞こえたので、近くの木を見上げた。
雪蓮「はーい、赤斗ー♪」
赤斗「やっぱり、雪蓮か…」
見上げた木の枝には、腰を掛けて酒を飲んでいる雪蓮の姿があった。
雪蓮「ふふふっ♪ おはよう、赤斗。ようやく目が覚めたのね♪」
赤斗「あぁ、雪蓮……おはよう。久しぶりだね……」
雪蓮と顔を合わせるのは、あの人質事件以来だった。
あの時、雪蓮は言った。
――所詮、獣に堕ちた奴らよ。人に戻れると思わない事ね。それに、もし生かしたまま仲間のところにでも戻られたら、やつらは必ず仲間を引き連れて仕返しにくるはず。憂いは断っておくに限るのよ――
雪蓮の言いたい事は分かる。そして、雪蓮も好きで人を斬っている訳じゃない、雪蓮も呉の皆を守る為に戦っている事も分かる。
けれど、雪蓮と顔を合わせるのは何だか気まずい。
赤斗「…昼間からお酒かい?」
雪蓮「そうだよー♪ 仕事しろってうるさい冥琳を撒いてね。羨ましいでしょー?」
赤斗「別に。羨ましくなんてないよ…でも、昼間からお酒とは、ねぇ。一国のお姫様がそれで良いのか?」
雪蓮「良いじゃない♪ 私だってたまには羽を伸ばさないと、息が詰まって死んじゃうわ」
赤斗「……たまには?“いつも”の間違いじゃない?」
雪蓮「あ、傷ついた。今のはふかーく傷ついた。乙女を傷つけたのは重いのよ?どうやって償ってもらおうかしら……くすくすっ」
赤斗「ははははっ、どちらの乙女が傷ついたって?」
雪蓮「あははっ、言うわねぇ」
軽口をたたきながら、二人で笑う。
雪蓮「赤斗もどう?」
悪戯っぽい笑みを浮かべながら、雪蓮は酒を勧めてきた。
赤斗「んー。病み上がりだから、遠慮しておくよ」
雪蓮「ぶー。付き合い悪いわねぇ」
赤斗「それに、雪蓮と一緒に飲んだら大変な事になるしね」
雪蓮「なによー。人をウワバミみたいに言わないでよ。私は人よりちょっとお酒が好きで、人よりちょと多めに飲むだけよ♪」
赤斗「やっぱりウワバミだ」
雪蓮「へへっ……お酒は人生の友だもの」
赤斗「さすが、玉座で宴会を開く火蓮さんの娘だね」
雪蓮「そうかもね♪ 私のお酒好きは、母様譲りかもね♪」
いつの間にか、気まずさを忘れて雪蓮と話している自分に気がついた。
雪蓮の笑顔が、魅力が、そうさせたのかも知れない。
雪蓮は今も手酌でグイグイと酒を飲んでいる。
雪蓮「はぁ~~……おいし♪ 太陽の下で飲む白酒はひと味違うわねぇ~」
赤斗「あまり飲みすぎると冥琳に怒られるぞ」
雪蓮「大丈夫よー。冥琳なら今ごろ仕事三昧だか、きゃんっ!!?」
何かがもの凄いスピードで雪蓮のおでこに命中し、そのまま雪蓮は木から落ちる。
赤斗「えっ、雪蓮!?」
しかも、雪蓮は赤斗の上に落ちてきた。
とっさに雪蓮の身体を抱き止めた。
赤斗「大丈夫か、雪蓮?」
雪蓮「痛いわねーー……何よぉ、いったい…」
お姫様だっこをされた状態で雪蓮は、しかめ面で頭を撫でながら、自分を攻撃してきたモノを探している。
赤斗「あっ、あれじゃないか?」
雪蓮「……ん? ……何、巻物……?」
赤斗「それって……もしかして……」
冥琳「やぁ~っと見つけたぞ。雪蓮」
雪蓮「うわぁ……あはっ、あははは……冥琳~」
怒りの表情の冥琳がこちらに近づいてきた。
冥琳「仕事をさぼって酒盛りとは、良いご身分だな」
雪蓮「いや、あのね、これはそのぉ……そう、赤斗っ! 赤斗に誘われて~♪」
雪蓮がとんでもない事を言い始めた。
冥琳「……」
ジロッと冥琳に無言で睨まれる。
赤斗「やぁ、おはよう冥琳」
冥琳「風見。目が覚めたのか」
赤斗「うん。ついさっきね」
冥琳「こう言っているが、先程目が覚めたばかりの風見に誘われたと?」
雪蓮「うっ……」
赤斗「あの冥琳さん。よろしければ、このお姫様をお引き渡ししましょうか?」
お姫様だっこの状態のままの雪蓮を冥琳を引き渡そうと近づく。
冥琳「そうか、それは助かる」
雪蓮「きー! 赤斗、私のことを売るつもりなの!」
赤斗「仕方がないよ。雪蓮あきらめなよ」
雪蓮「ぶーー!」
頬を大きく膨らませた雪蓮の耳を、冥琳はぐいっとつまみ上げた。
雪蓮「きゃんっ!」
耳をつまみ上げられた雪蓮を降ろした。
雪蓮「冥琳~。わかった、わかった! 働くからっ! 働くから、離して~~、冥琳」
冥琳「……約束だぞ」
耳から指が離された雪蓮は急いで冥琳から逃げ、耳を押さえた。
雪蓮「あー、痛かったー!」
冥琳「自業自得だ。ところで、風見。」
赤斗「ん?」
冥琳「もう身体は大丈夫なのか?」
赤斗「あぁ、もう大丈夫。心配かけたね。皆にも挨拶しに行く所だったから、冥琳に会えてちょうど良かったよ」
冥琳「そうか……」
赤斗「祭さん、穏、明命、思春が今どこにいるか知ってる?」
冥琳「穏なら政務室。祭殿と思春は隊の調練。明命は街の警邏に行っているぞ」
赤斗「そうか……なら、僕も街に行ってみるかな。冥琳、ありがとう。雪蓮もしっかり仕事した方が良いよ」
冥琳「あぁ、気をつけてな」
雪蓮「あー、赤斗一人だけズルイわよー」
雪蓮たちの声を背中で聞きながら、街に向かった。
冥琳「どうやら、憶えていないみたいだな」
雪蓮「そうみたいね……」
赤斗がいなくった後、雪蓮と冥琳は赤斗と火蓮の戦いを思い出していた。
赤斗「おーーー。にぎやかだねーー」
久しぶりに来た街中は、大変にぎわっていた。
もしかしたら明命に会えるかもと街に来てみたが、この賑わっている街中から明命を探すのは大変そうだった。
赤斗「まぁ、散歩も良いかな」
その時、表通りから離れた道で、何故かしゃがみこんで動かない人影を見つけた。
赤斗「あれって、もしかしたら明命…か?」
見つけるのは難しいと思っていた明命を、いきなり見つける事ができた。
赤斗(なんて、ご都合主義な展開だろ……)
そう思いながら明命に近づいていった。
近づいてみると、居るのは明命だけではなく、明命のすぐ傍には一匹の猫が居る事に気がついて、しばらく様子を見守る事にした。
明命「お猫様お猫様。ひなたぼっこ中ですか?気持ちよさそうですね」
猫「にゃ~」
明命「今日は良いお天気ですね。こんな日はひなたぼっこは最適ですねー」
猫「……」
明命「お猫様。そのモフモフの毛、気持ち良さそうですねー」
猫「……」
明命「あの……、お猫様。モフモフさせてもらっていいですか?…少しだけでいいので、お願いします」
猫「……」
明命「ちゃんとお礼の品も用意してあります」
明命は懐から一握りの煮干しを取り出して、猫の前に差しだした。
猫「…にゃ~」
猫は明命の煮干しを受け取った。それを見た明命は笑顔になる。
明命「お猫様、ありがとうございます。それでは失礼しますね」
そう言って、猫を抱き上げた。
そして、モフモフモフモフ。
明命「はぅわ~~……モフモフ気持ちいいです~」
モフモフモフモフ。
明命「あうぁうぁ~。たまりません~~。気持ちいいですー。最高ですー」
モフモフモフモフ。
明命「あぅぁ~」
モフモフモフモフ。
明命「あぅぁ~。モフモフ最高です~~」
モフモフモフモフ。
明命「はぅぁ~~~」
モフモフモフモフモフモフモフモフ。
猫「…うなぁっ!」
明命「あいたっ!!」
しつこくモフモフし過ぎたのか、猫は明命の手を引っ掻いて、そのまま何処かに行ってしまった。
明命「あぅぅー……、お猫様~」
赤斗「明命」
呆然と立ち尽くす明命に近づいて声をかけた。
明命「はぅわ!? どうして赤斗様が……赤斗様はお部屋で眠っているはずでは……」
赤斗「いや、さっき目が覚めてね。明命に会えるかもって街まで来たんだけど……」
明命「あ、ひょっとして……今の見ておられたのですか?」
赤斗「はは…、見させてもらちゃった」
明命「あぅぅ……」
明命は真っ赤な顔になる。
赤斗「それよりも、手は大丈夫なの?…ちょっと見せてみな」
引っ掻かれた明命の手からは血がにじんでいた。
明命「あ、こ、このくらい……」
ズボンのポケットに入っていたハンカチを、明命の手に巻いた。
明命「ぁ……」
赤斗「まぁ、取り合えず応急処置って事で。…後でちゃんと洗って薬を塗っておきな。」
そう言って、自然と明命の頭を撫でていた。
明命「はい、ありがとう、ございます……」
赤斗「しかし、明命が猫好きだなんて知らなかったよ」
明命「…あ、あの、せ、赤斗様……そのっ、し、失礼しますっ!」
赤斗「あっ、明命?ちょっ、ちょっと待って…」
呼び止めるも、明命は脱兎の勢いで走り去ってしまった。
赤斗「どうしたんだろ?」
訳も分からず、ただ明命を見送ってしまった。
祭「おっ、戻ってきたな」
思春「………」
街から城に戻ると、祭さんと思春も調練から戻っていた。
赤斗「祭さん、思春。調練終わったの?」
祭「先程終わって戻ってきたところじゃ。お主ももう良さそうじゃの」
赤斗「よく寝たので、もう、すっかりと」
思春「………あのままずっと眠っていればいいものを」
ずっと黙っていた思春が、小声で呟いた。
赤斗「思春、何だか機嫌凄く悪くみたいだね……」
思春「……誰のせいだ」
殺気混じりの目で睨まれる。
赤斗「えっ?」
祭「思春、いい加減にせんか!」
思春「……」
祭「それよりも、お主。もう皆と会ったのか?」
赤斗「いえ、まだ穏とは会っていませんね」
祭「なら、早く行ってこんか。穏もお主の事を心配しておったぞ」
赤斗「えっ、……はい。分かりました。行ってきます」
祭さんに促され、穏に会う為、この場をあとにした。
祭「思春。どういうつもりじゃ?」
思春「奴は主である火蓮様を、あろうことか殺そうとしたのですよ」
祭「馬鹿者! 堅殿はすでに許しておるわ。……まぁ、お主が納得できないところもあるかもしれんがの。これ以上、あ奴の前でその話をするではないぞ」
思春「……くっ」
祭に諭されるも、思春は納得いかない様子だった。
つづく
~あとがき~
呂です。読んでくださって、ありがとうございます。
真・恋姫†無双~赤龍伝~に出てくるオリジナルキャラクターの紹介
オリジナルキャラクター①『風見赤斗』
姓 :風見(かざみ)
名 :赤斗(せきと)
字 :なし
真名:なし
武器:武器:花天と月影……二振りの日本刀(小太刀)。赤色の柄で赤銅の鞘に納まっているのが“花天”で、黒色の柄で黒塗りの鞘に納まっているのが“月影”。
本編主人公の少年。
この外史では“北郷一刀”が主人公ではありません。
火蓮によって保護され“江東の赤龍”という異名を付けられる。
古武術を学んでおり、その奥義を使えば恋姫の世界の武将とも闘えることができる。
学んでいる流派には、『全ての奥義を極めしとき、その身に龍の力が宿る。』という伝承がある。
奥義には“疾風”“浮葉”“流水”“月空”“烈火”“絶影”“龍鱗”“狂神”などがある。
能力値:統率?・武力4・知力4・政治?・魅力?
オリジナルキャラクター②『孫堅』
姓 :孫
名 :堅
字 :文台
真名:火蓮(かれん)
武器:南海覇王……やや長めの刀身を持つ、両刃の直刀。派手な装飾はないものの、孫家伝統の宝刀。
孫策(雪蓮)たちの母親。
身長173㌢。腰まで伸びる燃えるような赤い髪の持ち主。
血を見ると雪蓮以上に興奮してしまう。
この外史“赤龍伝”では孫堅は死んでいない。
能力値:統率5・武力5・知力3・政治4・魅力5
オリジナルキャラクター③『諸葛瑾』
姓 :諸葛
名 :瑾
字 :子瑜
真名:藍里(あいり)
武器:不明
諸葛亮(朱里)の姉。
諸葛亮(朱里)とは違い、長身で胸も大きい女性。髪は金髪でポニーテール。
温厚で気配りのできる性格で、面倒見も良い。赤斗の世話役として補佐につく。
一時は、自分たちとは違う考え方や知識を持つ赤斗に恐怖心を持っていた。
政治、軍事、外交と様々な仕事をこなすが、朱里には僅かに及ばない。
能力値:統率3・武力1・知力4・政治4・魅力4
※能力値は「5」が最高だが、呂布の武力と劉備の魅力は「6」で規格外。
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~赤龍伝~第14話「……モフモフ?」は、真・恋姫†無双の二次創作の作品です。
基本的に呉√にそっては行きますが、主人公も含めてオリジナルキャラクターが出てきます。
未熟なため文章におかしな部分が多々あるとは思いますが、長い目で見てくださると助かります。