第四話「一人ぼっち?」
一刀と思春が街を出てから魏延の事焔耶は、少し腑抜けになっていた。
「はぁ~~~」
「・・・」
「はぁ~~~」
「・・・」
「はぁ~~~」
「・・・あぁ~~~。鬱陶しいぞ。焔耶」
「す、すみません。桔梗様」
「全く。北郷と甘寧が出て行ってまだ三日しかたっとらんではないか」
「しかし、桔梗様。もし一刀達が賊にでも襲われてもしたら」
「この戯けが(ポカン!!)」
「いっ!!」
「北郷も甘寧も貴様より何倍も強い事は、貴様が一番知っておろうが」
「そうですが」
「なんだ。焔耶は北郷達の事を信じてないのか、北郷達は恐らく行き先の所の太守が仕官にせまって来るだろうが」
「それは、どうゆう事ですか?桔梗様」
「焔耶も聞いた事ぐらいはあるだろう。鈴の三人集のことを」
「はい。それがワタシ達と言う事も知っていますが。それがどうしたのですか?」
「その噂が大陸中に広まっていてな。名のある太守がその三人集を欲しがっているそうだ」
「それじゃ、一刀と思春は!!」
「陳留の曹操。建業の孫策に誘いが来ているはずだ。だが、恐らく北郷も甘寧もその誘いを断っておるだろうな。焔耶、お前の約束を守る為に」
「ワタシとの約束を守る為に・・」
「そうだ。それでも、貴様は信じられないのか?」
「うぅ・・・。信じ・・・られます」
「なら、貴様は胸を張って堂々と待っておれ。いいな」
「はい」
焔耶はそのまま部屋を出て行った。
・・・そうか、ワタシはただ胸を張って堂々といたらいいのか。なら、今ワタシがやる事は、一刀らに恥じぬよう頑張るのみ
「よし。やるぞぉぉぉぉぉ」
焔耶は一目散に演習場に向かった。
「やれやれ、全く単純な奴だな。しかし、焔耶は兎も角。北郷と甘寧はこれからどうするのだろう?」
これから起きるであろう乱世に、厳顔は少し不満を抱いていた。
第四話 完
「第四話終了。皆さんお久しぶりです」
「本当に久しぶりだな」
「そうですね~~。約一ヶ月ぶりでしょうか」
「そんなに長い間なにしてたんだ。貴様は?」
「バイトとかですかね~~。今はお金がいくらあっても足りない時ですから」
「それはたいへんだったな」
「えぇ~~。大変で「おい」なんでしょうか、焔耶さん?」
「なぜワタシだけこんなにすくないんだ。おかしいだろう」
「それは、書いていったらこれだけしか書けなかったからです」
「そ、そうか」
「焔耶。そこは退く所じゃないぞ」
「それに次はいよいよオリキャラが出てきますから」
「オリキャラ?それは誰だ」
「それは次回のお楽しみですよ。思春さん」
「そ、そうか」
「そうです。それでは時間もいい位なので皆さんまた会う日まで、BY]
「BY]
「バイ」
「バイ」
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一刀と思春がいなくなって、一人孤独に感じている焔耶。しかし主君である厳顔から衝撃の言葉を聴いて元気になる。その言葉とは何か