ガタ....ガタガタ....
何か音がする・・・・。
「音」に気がついてぼくは目覚めた。
起き上がると・・・・そこは車の中だった。
ぼくは車の後部座席に乗っていた。
運転席と助手席にはお父さんとお母さんが。
「どこにいくの?」
と、ぼくは聞いてみた。
「「うわっ。」」
お父さんとお母さんが同時に叫んだ。
「ジョーイ、起きたのね。」
「どこにいくの?」
二人ともぼくの質問に答えてくれない。
「ねぇ、どうして無視するの?」
と言ってもまったく反応しない。
そして突然、車が止まった。
「ここら辺でいいだろ・・・。」
外を見ると、そこは目の前がすぐ崖になっていた。
そして、お父さんがぼくを持ち上げてこう言った。
「ごめんな・・・でも・・しかたないんだよ。」
どういうことだ?
そしてお父さんはぼくを外に引きずり出して、一言
「さよなら」
とだけ言った。
このときぼくは、これから何をされるかわかってしまった。
必死にお父さんの腕の中から抜け出そうとした。
その瞬間!車の窓ガラスに一匹の動物の姿が映りこんだ。
ぼくはびっくりして力を抜いてしまった。
気がついたときには、もう、ぼくは崖から落とされていた。
そして最後に一言
「わんっ!」
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前作の続きです