No.162079

天軍降臨 魏√アフター 第二章 ~天軍の初陣~

ルーデルさん

前回の感想
ほんとありがとうございます
やっぱり感想いただくと励みになりますね~
では今回は短いですがどうぞ♪

2010-07-31 06:30:09 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:6583   閲覧ユーザー数:4855

はじめに

 

この作品はチートです。

 

キャラ崩壊、セリフ崩壊、世界観崩壊な部分が超ありますがご了承ください。

 

陳留 玉座の間

 

現在天軍の会議が行われている

 

「とりあえず編成を、普通科連隊は第1連隊から第3連隊まで一時的に名称改名。砲兵部隊の装備は何が?」

 

「ナナマル(155mm榴弾砲)がおよそ50、20りゅう(203mm自走榴弾砲)が10ですな。弾薬車もあるので補給も大丈夫です」

 

「戦車部隊は?」

 

「ナナヨン(74式戦車)10台、キュウマル(90式戦車)3台。他にも戦車輸送のトラックと装甲車が多数」

 

「飛行隊の装備は?」

 

「コブラ(AH-1S)とアパッチ(AH-64D)が2ずつ、ヒューイ(UH-1J)が5台、ブラックホーク(UH-60JA)とチヌーク(CH-47JA)が1台、ヘリ以外はない」

 

「後方支援隊と施設大隊は装備はそのままだ。車橋や浮橋、タンク車とか救急車もある」

 

「了解。装備確認は以上で、作戦時の動きはその都度通達します。あと皆さんご存知の通り現在は三国時代です。水、電気、燃料が圧倒的に不足していますのでできるだけ節約するように通達してください。なに、こちらの暮らしに合わせれば自ずと慣れてきますから」

 

「了解。周知徹底するよう各員に通達しておきましょう」

 

「現在の燃料ではどのくらい持ちますかね?」

 

「うちの基地は全て稼働状態で最長一カ月というところだな」

 

「うちの基地もそれぐらいですな。必要最低限に絞って軍事行動のみに限定すれば一年いけるかと」

 

「中国なら油田があったはずだ。後で調べておこう」

 

「電気については工学系出身者を集めて水力発電にシフトすればなんとかなるかもしれません」

 

「弾薬については備蓄があるからおそらく大丈夫でしょう。あとで備蓄量を確認しときます」

 

「了解です。だいたいは片付きましたかね「申し上げます!!」」

 

会議がひと段落した辺りで兵が駆け込んできた

驚く天軍幹部たちだが華琳が促して話し出した兵の言葉に衝撃を受ける

曰く陳留領内の村が賊に壊滅させられたとのこと

そのことを聴いた一刀は華琳に進言する

曰く、自分たちを先行させてほしいと

 

「何か考えがあるのね?」

 

「ああ、向こうでは戦がない。あっても遠い国でだ。おまけに向こうは安全だからな。決定的に実戦経験が足りないしこの世界の現実が分かってないんだ。だからここで実戦経験とこの世界の現実を分からせるためにも、今行くべきだと思う」

 

「そうね・・・・では頼むわ。我々もこれからその村へ急行するけれど、あなたたちの“車”のほうが速いでしょうしね」

 

「ありがとう。では聞きましたね?第一連隊と第二連隊は戦闘準備。あと装備は輸送車とトラックで乗せられるだけ乗せられるようにしてください。戦車隊と砲兵部隊は待機、トラックを供出してください」

 

その言葉に各々が緊張した面持ちで敬礼をして退出していった

しばらくして一刀たちは“かつて”村だった場所に来ていた

横では及川が吐くのを必死にこらえている

後ろを見てみると大半は及川と同様の状態だった

 

「・・・・・・・これがこの世界の現実だ。朝廷の圧政に耐えかねて賊に身をやつし、襲われた者たちも生きるために賊に堕ちる負の連鎖が続く。それを止めなければこんな光景が大量生産されていく・・・・・・・行くぞ」

 

「・・・・・ようかずぴーはこんな光景見て吐かへんな・・・・・」

 

「嫌悪感より怒りが上回ってるだけだよ・・・・」

 

「偵察隊から報告、北に2kmで盗賊らしき集団を発見。結構な数です」

 

「了解。皆聞いた通りだ!!この光景を作りだしたやつらをこれから討伐する!!人を殺すことに抵抗があるのは俺も同じだが、やつらを殺さなければこのような光景がこれからも繰り返される!!もしかしたらその光景には俺たちの顔があるかもしれないんだ!!だからこそここでやつらを殺さなければならない!!甘えを捨てろ!!ここは日本のように安全な世界じゃない!!生き残るために!!総員戦闘準備!!!」

 

その言葉にそれぞれがトラックや輸送車に走り出した

その眼には今までなかった確固たる決意が宿っていた

助手席に乗り込むと運転席に及川が乗り込んできた

 

「は~・・・かずぴ~演説の才能あるんちゃう?」

 

「んなこたねえよ。そうゆうのは華琳の領分だ」

 

「そうでもないと思うけどな~・・・・ほい発進準備完了」

 

「行くぞ」

 

「了解」

荒野を疾走する車列

一刀は助手席から身を乗り出して野盗の群れを確認した

 

「車両で突撃した後敵後方で展開、制圧射撃を行う。大丈夫か?」

 

「このトラックの重量なら大丈夫やろ」

 

「よし」

 

一刀は無線機を操作し、オープンチャンネルで声を飛ばした

 

「『これより戦闘に入る。車両を横一列にして突入。後方まで抜けた後に車両から展開。制圧射撃により包囲殲滅する。甘えは捨てろよ。相手は凶悪犯罪者の群れだ』」

 

『『『『了解』』』』

 

盗賊は目と鼻の先まで近づいている

 

「『行進間射撃開始!!』」

 

その言葉により車両から甲高い音とともに銃弾の雨が敵前方に襲いかかった

盗賊たちは未知の攻撃に混乱し、そこに車列が突っ込んでいった

人を小石のように吹き飛ばし轢きながら紙のように賊の集団を裂いて行った

 

「『散開!!』」

 

賊の集団の後方に抜けたその時、一刀は素早く指示を飛ばした

指示に反応し車両が集団に沿うように展開し急停車

荷台から兵が展開し射撃を開始する

猛烈な射撃音がその場を満たした

 

「撃ち方止め!!」

 

しばらくして立っている者がいなくなると一刀は射撃中止の指示を出した

隊の約半分に生存者の捜索、捕縛を命じた

そして残りの者には周辺警戒と損害確認を行わせると胸ポケットから煙草を取り出した

 

「・・・・・・『今どき聖人だって武装して、神の愛を説きながらぶっ放す』ねぇ」

 

天軍とか呼ばれてるしなぁとか考えつつ

目の前の光景を見ながら煙草をくわえて火をつける

後ろから及川が聞いてきた

 

「この間貸してもろた漫画か?」

 

「ああ。あと前の合同訓練で一緒になった海兵隊の人がさ、『神に祈りながら人を殺す俺たちは死んだらどこ行くんだろうな』とか話してたよ」

 

「んなもん地獄への超特急やろ・・・・・・・・あ~しんどいわ~。金髪ボインの夢が見たいわ今夜」

 

「・・・・・・袁紹が金髪ぐるぐるのボインだぞ」

 

「まじで!?」

 

そんなこんなで男たちの初陣は幕を下ろしたのだった

襲われていた村に戻った一刀たちは華琳たちの率いる軍勢に合流して賊の生き残りの引き渡しや今回の討伐における損害を報告していた

 

壊滅した村 一刀達side

 

「では捕虜から周辺の賊の情報を聞き出した後で法に照らし合わせて裁くと。損害はどうなの?」

 

「人的損害はない。物的損害はタイヤが武器をふんずけてパンクしたのが二台ほど。どちらもタイヤを交換したから支障はない」

 

「たいや?ぱんく?」

 

「ああ車輪のこと。車輪の壊れることをパンクって言うんだ」

 

「そう。でもけが人も無しなんてすごいわね」

 

「まあ、包囲して連続して撃てる弓を射かけたようなもんだからな」

 

「なるほどね。じゃあこの村の犠牲者を葬った後、戻りましょうか」

 

「そうだな」

 

こうして大きな戦果をあげた天軍の名は世に知れ渡るようになる

賊との交戦跡地 ???side

 

「これは・・・・」

「これなんやろ・・・・」

「なにがあったの~・・・・・」

 

はいどうも

有言実行できなかったルーデルです

 

前回のあとがきにて、現代部隊の欠点を書くとか言ってたのですがそれに関しては冒頭の会話部分でしか出せませんでしたorz

もうちょっと描写がうまくなりたい今日この頃

 

前回の感想で外史へ来た人数を教えてほしいとのことでここで公表しておきます

普通科三個連隊で3700人、戦車大隊が200人、特科大隊(いわゆる砲兵)と特科群で2000、後方支援隊400名に施設大隊500名 

合計6800人でした

ちょっと多すぎたかな?;^^

でも各兵科をまんべんなくかつ違和感なく持ってこようとしたらこんな大所帯になってしまいましたハハハ;

 

さて次回は驚異のツンデレ比10:0のあの方が参戦予定

これだけで誰かわかっちまうのもすげーキャラですな

 

最後に出てきた方々はもうちょっち後での登場です

ばればれですなハハハ;

 

ではまた次回(^^)ノシ


 
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