No.150612

東方 白虎幻想入り・番外編

西虎さん

西虎です

今回慧音の名前以外誰も東方キャラが出てきません

ご了承を・・・

2010-06-14 18:56:55 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1022   閲覧ユーザー数:969

これは俺がまだ慧音の家に住んでいた時の話

 

慧音が歴史の編纂作業をするから少し外で暇を潰してくれっといったのでふらふらと歩いているのだが・・・・

 

白虎「何にもねぇ・・・」

 

そう、辺りはもう真夜中で皆寝ている

 

こんな時間に起きているのは俺と編纂作業をしている慧音ぐらいだ

 

白虎「はぁ、誰かいないものかねぇ・・・・・」

 

とか何とか歩いているうちに湖に着いた

 

が、紅魔館ではない別の湖だった、しかも湖は光っていた

 

白虎「こんなとこにこんな物があったのか、知らんかった」

 

しかし綺麗だな、神秘的で何故か惹かれる

 

?「おや?どうしましたか?」

 

?「珍しいね、こんなとこに人が来るなんて」

 

?「なんだ?何かあったのか?」

 

三人ほどこっちに来た

 

一人は蒼い髪に蒼い眼、顔はわかり難いが男である、男の娘とまではいかない

 

二人目は赤い髪に赤い眼、女、顔は可愛い系のほう

 

三人目は翠の髪に翠の眼、男、顔は、ガテン系?なんて言っていいか分からんがそんな感じだ

 

白虎「あなた達は?」

 

青龍「私は東青龍(あずませいりゅう)です、よろしく」

 

朱雀「私は南武朱雀(なんぶすざく)、よろしくね」

 

玄武「俺は北斗玄武(ほくとげんぶ)だ、よろしく」

 

白虎「西牙白虎だ、こちらこそよろしく」

 

朱雀「ふ~ん・・・君が白虎かぁ~」

 

玄武「なんだ朱雀?行き成り釣りか?」

 

青龍「玄武、行き成りそれはないでしょう・・・」

 

白虎「あなた達はここで一体何をしてたんだ?」

 

青龍「いえ、たまたま立ち寄っただけですよ、特に意味はありません」

朱雀「まぁ、探し物も見つかったしねぇ・・・・」

 

玄武「おいコラ、いきなり何言ってんだお前は・・・」

 

白虎「探し物?何を探してたんだ?」

 

玄武「いや、なんでもない、忘れてくれ」

 

雰囲気からして悪い奴ではない、むしろ・・・・・

 

白虎「懐かしいな・・・この感じ・・・・・」

 

朱雀「懐かしい?それはきっと君が・・・モガッ!」

 

玄武「この馬鹿!それは言うなっていったろ!」

 

玄武が朱雀の口をふさぐ

 

相変わらずだな、まったく・・・・・

 

 

ん?“相変わらず”?今俺は相変わらずと・・・・

 

 

青龍「すいませんね、何時もこんな感じで・・・」

 

白虎「い、いや、ところで俺がなんて・・・・・」

 

青龍「そのうち分かりますよ、嫌でもね」

 

嫌でも?俺は一体何なんだ・・・何が分かるんだ?

 

白虎「そうだ、そういえばこの湖は何なんだ?さっきからずっと気になってたんだが・・・・」

 

玄武「この湖はかつて、四神がよく集まっていた所なんだが・・・・な」

 

白虎「何かあったのか?」

 

朱雀「四神の一柱がこの世界とは別の世界に行っちゃってね、この湖も輝きを失っていたの」

 

青龍「正直な話、この湖が輝いていたから来ただけなんですけどね」

 

白虎「ということはこの幻想卿にその神がいると?」

 

朱雀「そゆこと♪」

まさかその四神の一人が俺・・・・なわけないか♪そんなうますぎる話があるわけない

 

 

玄武「ふ~む・・・」

 

玄武が俺の顔を見て唸る

 

何か嫌な予感・・・

 

玄武「お前、女難の相が出てるぞ」

 

白虎「会って間もないのにいきなりそれか・・・・」

 

朱雀「どっちかといえば、フラグ君、かな?」

 

青龍「それと、ニブチンで優柔不断で尻に敷かれるタイプ、ですかね」

 

ボロカス言われた・・・いきなり酷くない?

 

玄武「まぁ、無責任女殺しスキルは有るようだしな」

 

朱雀「自分でフラグ立てて、自分で回収しそうだよね~♪」

 

青龍「そのニブチンと優柔不断がとんでもないことになりそうですね、色々と・・・・」

 

俺泣いていい?さ、流石に尻に敷かれるタイプと無責任女殺しスキルまでは真名に言われたことないぞ・・・・

 

白虎「お前らな・・・・」

 

朱雀「あ、ごめ~ん♪」

 

玄武「まぁ、いい嫁さんもらえるさ♪」

 

青龍「あっちの方でもこっちの方でもいい夫になれますよ♪」

 

誰か俺に厚めのタオルをくれ、泣くから

 

青龍「大丈夫!あなたを好きな人が胸を貸してくれますよ!」

 

白虎「ゴメン、本気で泣いていい?」

 

朱雀「泣かない泣かない♪男の子でしょ♪」

 

玄武「男が泣くのは親が死んだ時だけだぞ」

 

白虎「あんた等のせいだろうが!!」(涙)

 

青龍「さて、イジるのはこれぐらいにして、もう行きましょうか」

 

白虎「行くって何処へ?」

 

朱雀「内緒♪」

 

玄武「何ならお前も来るか?大歓迎だぞ」

 

白虎「いや遠慮する、もうここに戻って来れない気がするからな・・・」

 

朱雀「確かに、君はここで暮らす方が幸せかも・・・」

 

玄武「達者でやれよ、白虎」

 

青龍「では・・・」

 

三人は俺の方向に歩いてきた

 

そしてすれ違いざまに青龍は小声で

 

青龍「さよなら、兄弟・・・」

 

白虎「!?!?!?」

 

俺が振り向いたときにはもう三人はいなかった

 

次の日も湖に来たがもう湖は昨日みたいに輝いてはいなかった

 

そしてあの三人もいなかった

 

結局あの三人がさがしていたものは何だったのだろうか

 

青龍のあの言葉の意味は何だったのだろうか

 

あの三人は何処へ消えたのだろうか

 

俺と彼らの関係は一体なんだったのだろうか

 

 

それを知る術はもうない・・・


 
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