No.150723

東方 白虎幻想入り・第16話

西虎さん

西虎です

今週はTINAMIの方では、今週3つうpになります

サイトの方は学校から帰ってからでw

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2010-06-15 00:55:05 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:959   閲覧ユーザー数:906

夏も終わってもうすぐ秋か・・・・・

 

綺麗な紅葉に秋の稔り。

 

あぁ、秋だ・・・・といいたいが

 

白虎「まったく秋って感じがしないな・・・・・・」

 

そう、白玉楼は年がら年中春のようなものである。

 

そして・・・・

 

リリー「早く春にならないかなぁ~?」

 

白虎「何故ここにいる・・・・・」

 

リリー「ん~?何でだろうね?」

 

何故かリリーが俺の隣にいた

 

小町「まぁいいじゃないか♪減るもんじゃないしさ♪」

 

そしてお前も何普通に寛いでる・・・・・

 

白虎「確かに、減るのはお前の休みだけだな」

 

小町「うっ・・・・・」

 

白虎「はぁ・・・また手伝ってほしいのか?」

 

小町「いや、今回は休養さね」

 

白虎「つまりサボりか・・・・」

 

小町「ぐっ・・・・・」(汗)

 

どうせ、映姫のことだ。

 

もうそろそろ・・・・

 

映姫「小町!何処へ行ったのですか!!」

 

小町「げっ!」

 

白虎「ほ~らな。予想どうりだ」

 

小町「お願い!かくまって!」(涙)

 

白虎「・・・・・・・はぁ。隠れるならさっさとしろよ」

 

小町「わかった!」(汗)

 

そそくさと縁側の下に隠れる小町

 

俺は死んだら地獄行きだろうな・・・・

 

映姫「白虎、小町を見かけませんでしたか?」

 

白虎「さぁ?見てないがどうかしたのか?」

 

映姫「あの子また仕事サボって・・・・はぁ・・・・」

 

白虎「アンタも大変だな」

 

映姫「えぇ・・・・ぐすっ・・・・」

 

え?今“ぐすっ”って聞こえたような?

映姫「どうして・・・・・えぐっ・・・・小町は・・・・うぇ」

 

ちょ・・・・まさか・・・・・

 

映姫「どうしたら・・・・ひっく・・・・サボらなく・・・・」

 

こういう子供に泣かれるのは一番心が重いのだが・・・・

 

白虎「小町・・・・・許せ」(ぼそ・・・・)

 

小町「はい?」(ぼそ)

 

白虎「小町がこの下に隠れるのを見たぞ」

 

小町「!?」

 

映姫「ふぇ?」

 

小町「ちょっと!どういうことなのさ!?」(涙)

 

白虎「どうせ溜まった仕事やらなかったんだろ?俺も手伝っていいか?」

 

映姫「はい・・・・ぐす」

 

白虎「小町、出て来いよ」

 

縁側の下から出てくる小町

 

小町「四季様これはその・・・・」(汗)

 

映姫「もういいです・・・・早く行きましょう」

 

白虎「じゃあ俺は幽々子に連絡してからしてくる」

 

小町「わかった。じゃあまた後で」

 

リリー「がんばってね~♪」

 

 

 

~白玉楼・居間~

 

 

 

白虎「確か後一回残ってるから大丈夫だと思うが」

 

幽々子「・・・・・・・・」

 

白虎「ダメか?」

 

幽々子「我慢する・・・・」

 

白虎「わかった。ありがとう」

 

白虎「じゃあ行ってきます」

 

幽々子「明日からは一緒に居てね?」

 

白虎「あぁ、約束だ。」

 

パタン

 

じゃあ小町の仕事の手伝いに行くか

~小町の職場~

 

白虎「お前今度は何週間分貯めたんだ?普通こんなに書類は溜まらんぞ」

 

小町「いやぁ~ついサボり癖が・・・・」

 

白虎「まぁいい。さっさと終わらせるぞ」

 

カリカリカリカリ・・・・・

 

小町「さすがは幻想卿元最速♪早いねぇ~♪」

 

白虎「昔の事言ってないで早く手ぇ動かせ」

 

そう、前に俺は文にどっちが速いか勝負を挑まれた

 

で、なんだかんだで勝ったのだが、

 

その後真名に勝負を挑まれて負けた

 

そして今幻想卿最速は真名になる

 

結局、あいつは何がしたかったんだ?

 

小町「ってもう半分以下かい。速いねぇ・・・・」

 

白虎「まぁ、やり慣れてるからな。こういう仕事は」

 

慧音の仕事を手伝っておいてよかった

 

こういう経験しといた方が後々何かと役立つからな

 

小町「そういえば前々から訊こうと思ってたんだけど」

 

白虎「なんだ?小町」

 

小町「どうしてあたいの仕事手伝ってくれるのさ」

 

白虎「なんだそんなことか。別に、仕事出来ない鬱憤晴らしのだけだ」

 

小町「あたいは死神の中でも落ちこぼれ、仕事もサボるしそれに・・・・」

 

白虎「それに?」

 

小町「あたいはよく同僚に“人間くさい”って言われてねぇ」

 

白虎「人間くさい?どういうことだ?」

 

小町「あたい達死神は、情を持たずに仕事をしなければならない」

 

小町「けどあたいは、よく子供の霊に会いに行くんだ」

 

白虎「子供の霊に?それと人間くさいのがどう関係してるんだ?」

 

小町「子供の霊ってのは未練が強くてよくかわらの石を積み上げている」

 

白虎「努力することでいつか報われると思っているからか・・・・」

 

小町「よくわかったね」

白虎「昔の俺もそうだった。努力すれば両親が帰ってくると思っていたからな」

 

小町「白虎の両親って?」

 

白虎「俺が赤ん坊の時に事故で死んだよ」

 

小町「!!」

 

白虎「だから親の顔も知らないし、声も聞いたこと無い。思い出もない」

 

小町「そうだったのかい・・・・」

 

白虎「結局俺は養子に出された。けど、むこうは大して俺のことを好きではなかった、振り向いてすらくれなかった」

 

白虎「おじもおばも両親が俺を生む前に死んだからな。結局知らないことだらけ」

 

小町「白虎の本当の苗字って?」

 

白虎「西牙だが?」

 

小町「あれ?養子に出されたから名前変わったんじゃ・・・・」

 

白虎「唯一の両親の思い出を早々捨てられるかってーの」

 

小町「じゃあ養子の方の苗字は?」

 

白虎「“しさい”。四つの災と書いて四災」

 

白虎「どんな家系かと思えば、やってる事は汚いことばかり・・・・うんざりだ」

 

小町「それでもアンタを引き取ってくれたとこだろう?」

 

白虎「あいつ等は俺を財産目当てで引き取った。俺の家系が代々受け継いでいる家宝が目当てだったんだ」

 

小町「家宝目当てって酷い話だねぇ・・・・」

 

白虎「よく殴られたよ。あいつ等は俺が家宝を知っていると思い込んでたんだからな。教えられる前に親が死んだってのに」

 

小町「で?結局その家宝は見つかったのかい?」

 

白虎「いーや、どっちにしろ俺が死んだから一生掛かっても見つけることは出来ないだろうな。ざまぁみろってんだ」

 

小町「そうかい、ふふふ」

 

白虎「で、お前はその子供の霊を向こうに渡らせようとしているのか」

 

小町「いきなり話を戻すんじゃないよ。ビックリするじゃないか」

 

白虎「スマンな。でどうなんだ?」

 

小町「そのとうりさ。いつか必ず気づいてくれるって信じてる」

 

白虎「・・・・・・・・」

 

小町「何か言っておくれよ、怖いじゃないか・・・・」

 

白虎「やっぱり・・・・・」

 

小町「ん?」

 

白虎「お前は人間くさい方がいい」

 

小町「なんだい急に・・・・」

 

白虎「こうして話して楽しいのは死神の中ではお前だけだ」

 

小町「でも・・・・・」

 

白虎「俺は好きだぞ。お前のそういう人間くさいところ」

 

小町「そう言ってもらえるだけでも嬉しいよ・・・・」

白虎「何時だったかな?前に死神が来てな」

 

小町「え!?アンタにかい!?」

 

白虎「あぁ、つまらない奴だった。生きるのは疲れたろうとか、似た様なのばっかだ」

 

小町「そうかい、よかった・・・・」

 

白虎「けど寿命は大して貰えなかったがな」

 

小町「アンタは凄いねぇ、死神の誘いに打ち勝つなんて・・・・」

 

白虎「さて、溜まった仕事は終わった。どうする?」

 

小町「へ?もう終わったのかい!?」

 

白虎「あぁ、喋ってる間に終わったぞ」

 

小町「何時ぐらいから?」

 

白虎「確か子供の霊に会いに行ってるってあたりか」

 

小町「結構前だね・・・・」

 

白虎「俺はこのまま喋ってても構わないぞ?お前は如何したい?」

 

小町「・・・・・もうちょっとだけ・・・いいかい?////」

 

白虎「わかった。そうだ!俺の家系の家宝が何か教えてやるよ」

 

小町「そういえば家宝って何なんだい?」

 

白虎「扇子だよ、小さい時に偶然見つけたんだ」

 

小町「で、その扇子は如何したんだい?」

 

白虎「こっそり持ち出したよ。まぁあいつ等には見つけられそうに無い場所にあったからな。」

 

小町「へぇ~アンタもやるねぇ♪」

 

白虎「・・・・・・ん?」

 

小町「如何したんだい?白虎」

 

白虎「いや、なんでもない」

 

その後俺と小町とは少し話してから俺は白玉楼に戻った

 

俺が小町に話した扇子や死神に会った、そして四災家は俺の記憶には無かったものだった

しかし、俺が苗字が西牙なのは俺が幻想卿に来る前の記憶、

嘘は言ってないが、あれは一体・・・・・

~白玉楼・廊下・夕刻~

 

すっかり遅くなってしまった。幽々子が怒ってない事を祈る

 

皆は居間かな?

 

ガラッ

 

白虎「ただいま~」

 

さぁ飛びついてくるなら来い!

 

慧音「おかえり~!」

 

ドコォ!

 

白虎「ぐぉっぷ!!」

 

まさか慧音が来るとは思ってなかった・・・・

 

しかも帽子が先に腹に来るって・・・・・

 

てかその帽子何でできてるんだ?

 

ドサァ!

 

案の定押し倒される俺

 

白虎「ゲホッ!ゲホッ!うぇっぷ・・・・」

 

いかん・・・・吐きそうなになってきた・・・・・・・

 

慧音「白虎大丈夫か!?」

 

白虎「どっちかって言えば、ヤバイ・・・・」

 

慧音「スマン!でも一度やってみたくて・・・・・////」

 

妹紅「だからもうちょっと抑えた方がいいって言ったんだよ」

 

白虎「妹紅?お前は何時かそこにいた?先生怒らないから正直に言ってごらん?」(汗)

 

妹紅「白虎が出かけてからすぐ慧音と一緒に」

 

白虎「そうかい・・・・」

 

ん?そういえば・・・・・

 

白虎「そういえば幽々子は?いつもなら帰ったらすぐ俺に飛んでくるのに」

 

慧・妹「あ・・・・・・」(汗)

 

白虎「まさか・・・・」(滝汗)

 

~白玉楼・縁側~

 

幽々子「う~~、白虎~」(涙)

 

白虎「幽々子!」(汗)

 

幽々子「白虎遅い・・・・」(涙)

 

白虎「スマン!ちょっと時間が掛かった!許してくれ」(汗)

幽々子「いや・・・・許さない・・・・」(涙)

 

白虎「何でもするから!許してくれ!」

 

幽々子「何でも?」

 

白虎「はい!」(汗)

 

幽々子「じゃあ・・・・」

 

白虎「じゃあ?」

 

幽々子「今日一緒に寝てくれる?」

 

・・・・・・はいぃ?今何と?

 

白虎「今なんて・・・・」

 

いやきっと一緒の部屋で寝てくれる?って言ってるんだな。

 

うん、そうに違いない

 

幽々子「だから今日一緒の布団で寝てくれる?」

 

マ ジ で す か!

 

白虎「えぇ!?いや流石に・・・・」

 

幽々子「じゃあ許さない・・・・」

 

白虎「うぇえ!?」

 

どうするよ!俺!?

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

~白玉楼・夜~

 

幽々子「~♪~♪~♪♪~」

 

白虎「ご機嫌だな・・・・」

 

結局俺は幽々子と添い寝することになった

 

慧音は・・・・・アレは成り行きというかなんというか・・・・

 

白虎「じゃあ俺はもう寝るな、おやすみ」

 

幽々子「おやすみ~♪」

 

~就寝時~

 

幽々子「すぅzzz・・・・すぅzzz・・・・」

 

白虎「・・・動けねぇ・・・・」

 

幽々子、寝るのはいいが腕を抱き枕にするのはやめてくれ

 

後当たってる・・・・・何がとは言わない

 

ぎゅ・・・・

 

幽々子「白虎~zzz・・・・」

 

白虎「まったく・・・・」

 

そういえば俺の二つ名って“幸せの白い風”だっけ

 

何故レティはそんな二つ名を俺に名づけたのだろうか

 

白虎「明日訊いてみようかな」

 

俺は誰かを幸せにした覚えもないし、幸せになった覚えは・・・・・

 

いや、幸せにはなったか・・・・・

 

とにかく眼つぶっていれば寝れるかな・・・

 

 

 

明日はどうなるんだろうか・・・・・


 
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