公孫賛の元で働き始めて早数ヶ月
そんなある日のことだった
兵「公孫賛様、お目通りを求めてるものが降りますが・・・」
白蓮「ん?どんなやつだ?」
兵「はっ!女子3人ですが・・・・なにやら私塾がどうのと言ってますが・・・・いかがいたしますか?」
白蓮「私塾・・・・?特徴はわかるか?」
兵「はっ!黒髪の女と桃色の髪をした女と赤髪の女の子ですが・・・・」
白蓮「知り合いかもしれん・・・合おう」
兵「はっ!」
白蓮「桃香なのか?」
一刀「星・・・調練は順調?」
星「はい・・・一刀様の下から来たものは動きも良く・・・この前も意図も簡単に賊を退治しましたぞ」
一刀「無理は・・・しないようにね」
稟「大丈夫です・・・私がちゃんと手綱を握ってますから」
一刀「最近頻繁に出撃してるけど・・・・」
星「問題ありませぬ・・・それより主こそ、ちゃんと寝ておるのですか?」
一刀「寝てるよ・・・・?」
風「おにーさん、嘘はつかないでくださいねぇ~」
一刀「風!?」
風「風にはわかってるのですよ~、星ちゃんと稟ちゃんの報告書を手直ししてるのを」
星「まことなのですか!?主」
稟「ああ、一刀様にそのようなことをさせてしまって・・・・」
一刀「そんなこと言わないで・・・・あれはただ見てるだけだから」
風「また嘘つくのですねぇ~・・・風が前に見たときは判りにくかったのに次に見たらかなり判りやすく書かれてましたよ~?」
一刀「うぅぅ・・・風の目は誤魔化せないか・・・・確かに、書き直したりはしてるけど・・・それでもちゃんと寝てるよ」
風「・・・・今日はコレくらいにしておくのですよ~」
一刀「ありがとう」
星「・・・先ほどから兵が行ったり来たりしていますが・・・・何かあったのでしょうか?」
一刀「わからないな・・・・あ、ちょっといいかな?」
兵「はい!北郷様、及びでしょうか!?」
一刀「あわただしいけど・・・・何かあった?」
兵「はっ!何でも公孫賛様のご友人がお見えになったと・・・」
一刀「友人?」
兵「はい、名は劉備玄徳と聞いていますが・・・・」
一刀「わかった・・・・星は白蓮の元に行ってくれ・・・稟、街に警邏に行く、ついてきてくれ」
星「はっ!」
稟「わかりました」
風「おにーさん、風は何をすればいいのですか?」
一刀「ん・・・子供たちをつれて、中庭にいてくれ・・・後でいく」
風「わかったのですよ~」
一刀「それじゃぁ・・・」
??「それでねぇ・・・・・二人ともすっごく強いんだよ~」
白蓮「はぁ・・・・桃香の言いたいことはわかるが・・・・」
星「おや・・・人を見る目を養えといった本人がこのお二方の実力が見えないのですか?」
白蓮「星!星には・・・判るのか?」
星「ええ、内からあふれるほどの義と民を思う心が・・・まるで自分を見てるような・・・・」
??「そうゆうアナタもかなりの腕前と見た・・・・我が名は関羽、以後お見知りおきを」
??「鈴々は張飛なのだ・・・」
星「私は趙雲・・・よろしく頼みます」
星「して・・・白蓮殿・・・・いかがいたすのですか?」
白蓮「ううぅん・・・・わかった、誰か桃香たちを部屋に・・・」
兵「はっ!」
白蓮「明日正式に皆に紹介する・・・今日は休んでいてくれ」
星「・・・・・行きましたな」
星「しかし、よかったのですか?我らがいるというのに・・・・」
白蓮「そうなんだが・・・・その、断りきれなくてな・・・・」
星「ふむ・・・・しかし、あのもう一人の女・・・アレは油断ならぬ人のようだ」
白蓮「桃香が?まさか・・・・」
星「白蓮殿・・・・いや・・・今はまだ早いですね・・・・」
白蓮「ちょっ!星、教えてくれよ」
星「気になるのでしたら主のところへ聞いてみてはいかがですか?私は調練があるので失礼します」
白蓮「北郷のところにか・・・・あとで言ってみるかな」
風「暇ですね~」
女の子「おね~ちゃん、遊ぼうよ」
風「はいはいなのです~・・・・おにーさん、早く来ないと風疲れちゃいますよ」
一刀「・・・・こんなものか」
稟「はい・・・では、私はコレをまとめます・・・・明日、見てもらえますか?」
一刀「わかった・・・・では、俺は風の元に行く・・・・頼んだぞ」
稟「御意!」
一刀「風」
風「あ、おにーさん・・・助けてください~」
一刀「・・・人気物だな」
風「笑ってないで・・・・・あ、放してくれました」
風「まったくおにーさん遅いですよ」
一刀「わるかった・・・結構集まったな」
風「本当に・・・・やるのですか?」
一刀「反対か?」
風「風はおにーさんがやることに反対はしませんが・・・本当にやる必要があるのか疑問です」
一刀「まぁ・・・な、でも、誰も子供が間者だと思わないだろ?」
風「それは・・・・そうですが・・・・」
一刀「まだ訓練段階でそんなに考えるな・・・・さぁ、皆集まってくれ」
『はーーーーーーい!』
風(おにーさん・・・・一体何を・・・・?)
星「・・・・白蓮殿は甘いですな・・・・甘いから民に好かれる・・・・か」
星「・・・劉備玄徳・・・・ふん、私らしくないですな・・・・主のところへ行きますかな」
稟「ふぅ・・・やっとまとめることができました・・・・一刀様はどこにいるのでしょうか・・・?」
白蓮「星にああいわれたけど・・・・私だって立ち止まってるわけには行かない・・・・北郷に聞いてみようかな」
集いし者、保護するもの、保護されるもの
野心を持ちてこの騒乱を駆け抜ける、闇の御使い・・・北郷一刀
人々を理想へ導く、大徳の王・・・劉備玄徳
夢半ばで倒れるはず・・・だった・・・公孫賛
今歯車が少しずつ動く
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今回、あの天然が参戦