No.138975

恋姫のなにか 14

くらげさん

最近良いペースで妄想が続いています。
何時まで続いてくれる事やら・・・

見てくださった皆様に感謝します。

2010-04-26 19:12:02 投稿 / 全18ページ    総閲覧数:17327   閲覧ユーザー数:9622

珍しい事に妄想力が尽きていないので早めの更新が出来てます。

今回は、前回宣言した通り、桃香が頑張ってます。

姉'sの心温まる団欒風景をお楽しみください。

おや珍しい、弟が家に居るのに靴が二組しかないなんて。

桃香は学校指定の革靴を脱ぎながら、ミッションスタートだとニンマリしながら鞄を玄関に置いた。

 

(たぶんソファーでウトウトしてるよね~♪)

 

抜き足差し足と音を立てずに、そーっとそーっと廊下を歩く。弟に忍び寄る技量を得る為だけに武道の門を叩いた成果は着実に出ている。

リビングに通じるドアの取っ手に手を掛けると、ゆっくりゆっくりとソレを捻って無音でドアを開ける事に成功した。

 

「―――――」

「ハァハァ・・・か、一刀がこんな近くに・・・至近距離・・・目の前・・・」

 

【姉が寝ている弟に跨りながらハァハァ言ってるんだが、どうしたらいい?】

 

鼻息荒く一刀の顔に自分の顔を近づける凪を見ながら、こんなタイトルのスレッドを立てたい気分に駆られた桃香。

これが恋や稟ならムカッ腹も立つのだろうが、普段一刀が近づくだけで背筋を伸ばして固まってしまう凪が相手だと、怒りより先に憐れみが浮かんでしまった。

 

「キ、キスぐらいなら・・・起きてないし・・・誰もいないし・・・」

(棚ボタげ~~っと!!)

 

無論黙って見守る桃香ではなかった。

凪は一刀しか見てない様で、おかげで安全に素早く二人の身体がデジカメに収まる位置まで移動出来た。

 

「ちゅ・・・チュッってするだけ・・・うん、それだけ・・・」

(人誅っ!!!)

 

カシャーッという、カメラ独特の音が居間に響き、その音がスイッチになったかの様に凪の動きがピタリと止まる。

音のした方=桃香の居る方向を正しく、油が切れたドアぐらいの速度で凪が首を動かす。

 

「・・・・・・」

「      」ニッコリ!!

 

手に持ったデジカメをヒラヒラ振って、一刀が自分の部屋で寝る日に自分達の前を横切る時と同じぐらいの良い笑顔の桃香。

 

「と、桃香・・・違う、出来心だったんだ・・・」

「うんうん♪分かってるよ~♪ あー夜が楽しみだな~♪」

「ホ、ホントに出来心だったんだ!」「静かに~。カズちゃん起きちゃうでしょ~」

 

しまった。と口に手を押さえて跨っている一刀を見たが、別段変わった所も無くスヤスヤ眠っている。

その事にホッと胸を撫で下ろした凪だったが、二度目のシャッター音に慌てふためく。

 

「あーあーカズちゃんかわいそ~、眠ってる間にファーストキス奪われたなんて知ったら私なら自殺しちゃうな~」

「未遂!未遂だ!」「静かに騒げって、学習しないな」

「うっ・・・」

「なーにー?言い訳あるなら聞いたげるよ~?」

「・・・一刀が寝てて、お腹冷やすといけないから布団掛けてあげようと・・・」

「で?」

「・・・涎が美味しそうで」

「いやそれはないわ」

 

こわっ!と半袖から出た腕を擦る真似をしながら嫌悪感を示す桃香だったが、この姉妹なら共通で到達する結論である事を忘れてはならない。

というか、一応悩む凪はかなり常識を持っている方である。

「お姉ちゃん達凪ちゃんがこんな妹だったなんて知ったらなんて言うのかな~」

「た、頼む・・・この事は一刀には・・・」

「あ、とりあえずカズちゃんから降りて?」

 

額縁に飾るよ?と口元を歪めながらデジカメを突きつける桃香。その要求に従わざるを得ない凪。姉妹末端のパワーバランスはこうして崩れていく。

凪が一刀から降りると、はい離れて~と言いながら、自分は一刀に近づきソファーの空いているスペースに腰を降ろした。

腰を降ろすと同時に一刀に手を伸ばして頬を撫で、それに凪が羨ましそうな視線を向けるのを心地よく受け止めると口を開いた。

 

「あ~なんか甘いもの食べたくなってきたな~。

私お姉ちゃんと違ってさっきまで補習だったんだよね~。弟に発情してたどっかのお姉ちゃんと違って~」

「・・・買ってくる。ワラビ餅でいいのか?」

「今日はケーキの気分かな~。この前稟お姉ちゃんが買ってきたヤツがいいな~」

「あ、あれは高いんだぞ?!」

「あれ~?なんか急にカズちゃんに「分かった!分かったから!」ほんと~?なんか悪いな~♪」

 

そう言って財布を取りに部屋に行こうとする凪を、桃香はちょいまち~と引き止める。

 

「・・・なんだ?」

「んふふ~♪なんだとおもう~?」

「・・・・・・分からん、分かりたくもない」

 

桃香は一刀の髪を撫でながら、ニヤリと笑った。

 

「凪お姉ちゃん、今日も道場行くんでしょ~?」「―――待て、それだけは勘弁してくれ」

「あ、なら胴着着て行けばいーんじゃん、アタシったらあったまいい~♪」

「と、桃香?胴着ってそんな日に日に洗える物じゃないんだぞ?」

「それは凪ちゃんが無精なだけじゃ~ん」

「違う、しきたりでそうなってるんだ。ってかお前も知ってるだろ?」

「胴着ってこの時期臭くなっちゃうんだよね~」

「そ、そうだ!それに胴着は道場に置きっぱなしだから、私服で行っても問題ないし、な?」

「えー!つーまーんーなーいー」

「詰まるとか詰まらないとかじゃないだろ!?あんな強烈な悪臭漂う胴着着てケーキ屋に行くとか拷問だぞ?!」

 

桃香は唇を尖らせて、一刀のホッペをプニプニと押しながら不貞腐れる。

そのまま指を滑らせて唇をなぞると、にひ~♪と笑って、指を舐めた後にもう一度唇をなぞる。

 

「じゃあ上スポーツブラだけで行ってきてよ」「お前バカだろ、ホントバカだろ!」

「ちょっと変わったタンクトップです(はぁと)とか張り紙してけばなんとかなんじゃな~い?」

「そんなの信じる人間居るなら連れて来てみろ、殴って矯正するから!」

憤ってそう言う凪の姿に、桃香は不満そうに唇をなぞっていた指を再び咥えるとんー。と考え事をし出した。

凪は絶対碌な事考えてないと自信を持った未来予知をしながら、今桃香がやっている事をチャンスがあったらやってみようと固く誓った。

考えが纏まったのか、碌でもない事を思いついたのか。桃香は非常に晴れ晴れとした顔になると口から指を抜いてまた弟の顔を撫でる。

 

「あ、じゃあこうしよう。道場終わるまでは待っててあげるからさ、稽古終わったら着替えないでケーキ屋行ってよ。これで解決じゃん」

「何も解決してないよな?てか稽古終わるまで待てるなら着替えて汗流す時間ぐらいくれないのかお前は?」

「へー。そんな口聞いちゃうんだー?ふーん?」

「お前・・・日に日に黒くなってるぞ・・・」

「早くー。ブラ+ショーツの痴女ルックでご近所の噂になってカズちゃんに嫌われるか、悪臭放つ胴着姿でケーキ屋出禁になって嫌われるか選びなよ~♪」

「増えてる!選択肢その1になんか余計な単語増えてる!」

 

心底楽しげにケタケタ笑いながら最悪の二択を迫る妹に、コイツぶん殴ってデジカメ奪うという第三の選択肢を選んだ凪。

桃香は凪が足を踏みしめたのを敏感に感じ取ると、嘲笑うのを止めて色っぽく足を組む。

 

「へぇ、そうきちゃうんだ?」

「ケーキを強請るだけで止めておけばそれで済んだ。これは自業自得だ」

「こわ~い、カズちゃんに慰めてもらわなきゃ~」

「・・・・・・一刀なら、私を信じてくれる」

「あはは♪―――女の涙は武器になっちゃうんだよ~?」

 

ならば痕を残すまい。と凪は拳を握り締め、桃香は絶妙なタイミングで一刀を起こす為に手をホッペに添える。

しかし、髪からホッペに手を滑らす感触がくすぐったかったのか、一刀は身動ぎして身体が桃香と当たってしまう。

 

「んっ・・・・・・・なにやってんの二人で」

「あ~んカズちゃ~ん!凪ちゃんが酷いんだよ~」

「なっ!」

 

一刀が起きたとみるや、桃香の行動は早かった。

欠伸しながら身体を伸ばす一刀に抱きつくと、潤んだ瞳で一刀に縋る。

 

「自分がカズちゃんに「わー!わー!」

「相変わらず仲良いね?」

 

よっこいしょ。と桃香を抱えながら起き上がる一刀。

抱えられたのを良い事に、桃香はくっ付いたまま身体を移動させて一刀の背中に回り込むと凪に向き直った。

「あ、凪ねぇ帰ってたの?おかえり」「う、うん・・・・・・ただいま・・・」

「か~ず~ちゃ~~ん!アタシには~?」

「はいはい、桃香姉さんもおかえり。早かったね?」

「カズちゃんに会いたかったから早く帰って来たんだよ~?」

 

えへへ~♪とホッペとホッペを擦り付けて甘える妹の姿を見て、凪はさっきまで自分を脅していた桃香は何処に消えたのか問い詰めたかった。何時もの事なので諦めたが。

 

「あれ、凪お姉ちゃんまだいたの?今日もお稽古でしょ?」

「あ、そうなの?頑張ってね」「う、うん・・・・・・」

 

じゃあ行ってきます・・・と邪険にされる様子のない桃香を良いなぁと心底羨まし気に見つめる凪だったが、渋々リビングを後にしようとして、もう一度桃香に引き止められた。

 

「あ、お姉ちゃん―――約束忘れちゃ嫌だよ?」「分かってる!」

「ん?何の話?」

「あのね~?凪ちゃんが今日ケーキ買ってきてくれるんだって~♪」

「またおねだりしたの? 霞ねーさんに叱られてもしらないよ?」

「い、いいんだ!偶には!」

「ま、まぁ凪ねぇがそう言うなら良いけどさ・・・」

 

甘え上手(だと思い込んでいる)な桃香のお願いを断り切れなかったのかと、凪を庇った一刀だったが庇った凪にバッサリ切られた。

他の姉達と違い、会話も続かなければスキンシップを図る事もない四番目の姉・凪にやっぱり嫌われてるのかなぁと切ない様な寂しい様な気分になった一刀。

 

「ほらほら、急がないと遅刻しちゃうよ?」「・・・イッテキマス」

「行ってらっしゃーい」

 

なるべく声を掛ける様にはしてるのだけれど、声を掛ける度に避ける様に駆けて行く背を見守るのは中々にキツい物がある。

 

「はぁ・・・やっぱ凪ねぇ俺の事嫌いなんかね・・・」

「んーそれは難しい問題だねー」

「桃香姉さんはどんな話してんの?良く二人で騒いでるけど」

「えー?色々あるけど、どんな下着が好きかって話とか聞きたい?」

「遠慮しとくわ・・・」

よいしょ。と桃香をソファーに置いて席を立つ一刀だったが、桃香は一刀のシャツをむんずと掴んで引き止める。

うわ?!と声を上げて転びそうになる一刀だったが、外に出掛けるつもりが無く裸足だったのが幸いして何とか踏み止まる事が出来た。

 

「何すんの、危ないなぁ」

「お姉ちゃん置いてくのいけないんだー!」

「冷蔵庫からお茶取って来るだけだっての・・・」

「みーみー」

「鳴かないの。それと、着替えないと皺になっちゃうんじゃね?」

「えーお姉ちゃんの生着替えみたいとかマニアックすぎるー♪でもそんなカズちゃんも好き~♪」

「冷水シャワー浴びて茹だった脳味噌沈めてこい」

 

ぺっ!と掴んだ手を振り払うと桃香から離れて冷蔵庫に向かう一刀。

桃香はその背をムクれながら見つめるが、またロクでもない事を思いついたのか座り直して体勢を整えた。

そうしているウチに一刀がコップに麦茶を入れて戻ってきた。

 

「見て見てー♪今日は縞パンだよー♪」

「すげぇよ桃香姉さん、一瞬で俺の中の属性からM字開脚が消え失せた」

「ぶー!少しはときめいてよー!」

「アホな事ばっかやってると、また霞ねーさんにシバかれるぞ」

 

全く揺らぐ事なくそう言い捨てると、飲みかけのコップを置いてリビングを出て行く一刀。

一刀が視界から消えた瞬間、飲みかけのコップを引っ掴んで残りを飲み干すとすぐさま洗って水で注ぐ。

 

「なんか顔ベタベタすんだけどー」

「カズちゃんだらしないからヨダレでも付いてんじゃなーい?」

 

嘘は言ってない。決して嘘は言ってない。

恐らくは洗面所にでもいるのだろう、遠くから聞こえてくる声にはっきり答える桃香。

 

「ねー。恋ちゃんはー?」

「知らねー。どっか行ったんじゃねー」

「カズちゃん置いてー?」

「飽きたんじゃねー?」

 

そんな訳あるかっ!と突っ込みたかったが、それを言った所で自分には何の利もない。

それに、折角二人きりなのに態々噂して呼び寄せるのもバカバカしい。

一刀は洗面所から帰ってきた。着替えるつもりなのか上半身裸だった。

 

「カズちゃんどっか遊びに行くの?」(お小遣いゲットッ!!)カシャーッ

「んー、昼飯ないし。秋蘭に何か作って貰うわ。あと写メ撮ってんじゃねーよ」

「えー!お姉ちゃん何か作ったげるよ?」

「はっはっはっ、食い専が何をほざく」

「立ったままなら稟お姉ちゃんより料理上手いですよーだ!」

 

べーと舌を出して反論する桃香だったが、自分でも比較にならんなぁとか思っていた。憐れなり、ドジッ娘稟ちゃん。

 

「あれ、お茶無い」

「えへへ~間接チューしちゃった♪や~んもうお嫁にいけな~い!」

「その理論で行くと、俺は恋ねーちゃんと何回結婚すれば良いんだ?」

「恋ちゃんは範囲に入れちゃダメでしょ常考」

 

まぁなぁ。と呟いて一刀はソファーの傍に置いていたケータイで秋蘭に電話をかける。

自分に背を向けている=背中におっぱいカモンの合図だと都合良く変換した桃香は思い切り育った胸を押し付けるが、全く反応しやがらない。贅沢すぎるだろjk

「もしもし、俺俺。何か作って」

「う~わ~き~も~の~!」

「え?桃香姉さん。うん、んじゃすぐ行くわ」

 

んじゃ飯食ってくるから。と言って一刀は着替えを取りに稟の部屋に向かった。

一刀だけ自室がないので、着替えは各姉の部屋に少しずつ置かせて貰っているのだ。

 

「え~、じゃあお姉ちゃんもご飯食べに行こっかな~」

「好きにすれば~」

 

そう言うとトントンと二階に上がっていく一刀。

桃香は洗面所まで行くと、一刀がさっきまで来ていたシャツを持って部屋に戻った。

とりあえず、コレは今日の夜に競にかけようとジップ○ックに入れ、さて着替えるかと制服に手を掛けた所でノックが響く。

 

「姉さん、秋蘭が「何人分作ればいいんだ?」ってさ」

「あー用事あるからいいよ。秋蘭ちゃんにありがとって言っといて~。それより早く扉開けなよ~、今ブラに手を「んじゃ、行って来る」

 

ああ言えば弟は踵を返して去る事は明白だった。

制服をハンガーに掛け、強奪した一刀のスウェットを着込むとパソコンを起動する。

 

「文明の利器って便利だよね~」

 

デジカメを繋げ、凪の蛮勇と一刀の上半身裸のデータをイソイソと印刷する桃香。

とりあえず、凪の方は各姉達の部屋にソッと置いておく事にしよう。

 

「あーケーキ楽しみだなー」

 

勿論、凪にソレを知る術はない。

あまりに楽しみなので特別に、以前凪が寝ている一刀に膝枕してご満悦なデータも恋の所に置いておく事にした。きっと良い声で鳴いてくれる。

「ごめんなさいごめんなさい!!」

「恋、その辺りで一回手を緩めなさい。気絶したらどうするんです」

 

その日の夜、夕飯が終わってからの事。

秋蘭にまたしても昼飯を集った事について霞が一刀を説教している頃、凪の部屋ではイジメが繰り広げられていた。

風呂に入ろうと部屋を出た凪に、それはもうにこやかに微笑んで現れた桃香。

『これな~んだ?』と凪に突きつけたソレは、決してバレてはならぬ一時の過ちを収めた姿。

 

「桃香!お前ケーキ買って来てやっただろ!」

「えー、でも凪ちゃん『一刀には絶対言うな』って言っただけでしょ~?」

「桃香偉い。凪悪い」

「お前に言われたくない!いつもいつも一刀を独り占めしてるくせに!」

「んぐんぐ。凪はその半分の勢いで良いから一刀に向かって喋れる様になれば良いと思うのですが」

「む、無理ですそんな恥ずかしい・・・」

「弟相手に何を恥ずかしがる事があるんです?」

「稟お姉ちゃんに言われちゃお仕舞いだぁ~♪」

 

あはは。と笑ってケーキに舌鼓を打つ桃香。そんな妹を恨めし気に睨む凪。

怒り心頭で凪を先程フルボッコにした恋。怒りはしたが、恋のヴァイオレンスに若干冷静になった稟。

基本的にこの姉妹は霞か一刀がいないとこんな感じだった。

 

「そろそろお説教終わるかな~?」

「どうですかね・・・霞姉さんも今回は結構怒ってましたからね」

「・・・一刀、恋に言えば良かった」

 

頼られなかった事に瞬時に凹む恋。しょぼ~んとしてしまった恋をよしよしと慰める稟。

 

「そう言えば、何でお昼に恋ちゃんいなかったの~?」

「それは私も不思議ですね。それほど重要な用事でもあったのですか?」

「一刀、花火したいって言った」

「―――なるほど、庭に妙な筒があったのはそういう事ですか」

 

恋の部屋から妙に火薬の匂いがするのはそういう事か。

恐らくコンビニやスーパーにある花火ではなく、本格的な打ち上げ花火を取りに行ったのだろう。

 

「あれって免許いるんじゃないのか?」

「山に置いて導火線伸ばす」

 

法を破る気満々である。とりあえず稟は頭を叩いた。

 

「恋、バレたらしばらく一刀と会えなくなりますよ」

「凪やれ」「ふざけるな」

「打ち上げ花火か~。ねぇねぇ恋ちゃん、どんなヤツ?一尺?ニ尺?」

「一刀大好きってなる」

「ふむ。桃香、アンタ打ち上げ職人と合コンしてきなさい」

「えー!黙ってあげたらわかんないって」

「というか、どんな羞恥プレイですか・・・流石に表歩けませんよ?」

「・・・・・・!一刀、ずっとお家に居る?」

「「「やろう」」」

「おいそこのあほんだら共」

 

四人が振り向いた先には、眉をピクピクと動かす長女がいた。

「恋、明日返してこい。ええな?」

「・・・・・・・・・わかった」

 

メチャメチャ叱られた後拳骨をそれぞれ貰って、正座した恋が渋々頷く。

 

「霞姉さん、そろそろ足が痺れてきたんですが・・・」

「お前等はホンマ・・・眼ぇ離したらロクな事せんなぁ・・・」

 

許して戴けないので、あたたた・・・と呟きながら稟は居住まいを正す。

 

「何しに来たか忘れたわ・・・・・・せや、はよ風呂入り。ウチはもうあがったさかい」

「あー!お風呂で思い出した!」

 

ちょっと待ってて~と桃香が自分の部屋に向かい、それを切欠に他の三人も足を崩す。稟は後ろに引っ繰り返って悲鳴を上げたが誰も気にとめない。

 

「そう言えば霞姉さん、今回は随分長く一刀に説教していたみたいですが?」

「習慣になったら困るさかいなぁ。まぁ出来合いで済ませるよかよっぽどええんやけど」

 

言っている事は立派だが、単にヤキモチ妬いただけである。

はぁやれやれと溜息を溢す霞の姿に、その場に居る皆が『ブラコンだなぁ』と思ったが、霞とて妹達に言われたくはないだろう。

 

「んで、桃香のアホは何取りにいったんや?」

「さぁ・・・この前は何でしたっけ?」

「ゲーセン帰りの一刀の写真」

「ああ、そうでしたね。アレは霞姉さんが競ったんでしたか」

 

お茶でも淹れて来ます。と凪が部屋を出、残った三人は財布の中身を確認する。

ひいふうみい。と声を出して札を数える霞。両手で指を折って眉を顰める恋。財布が自室なのを思い出し立ち上がった瞬間前に転がる稟。

どっしゃんがらがら!と勢い良く凪の部屋を荒らしていく稟だが、霞はやかましわ!と傍にあったクッションを投げつけ追い出した。ひでぇ。

 

「・・・恋、お小遣いあんまりない」

「買い食いばっかしとるからや。今月は貸さへんよ」

「・・・恋もバイトする」

「どの口でほざいとんねん・・・」

 

社会人である霞と違い、未だ学生な身分の稟達は懐事情が芳しくない。

金の貸し借りは身内でもやるな。との謹言は霞も知っていたが、業者顔負けの霞の取立てを逃れた妹は存在しない。

そうこうしているウチに稟が帰ってきて、何に躓いたのかゴチン!と床に顔をぶつけた。

床に倒れた体を桃香が思い切り踏み付け、稟はふぎゅっ!と妙な声を出し、その奇声に桃香はビクつく。

 

「たっだいm――――稟お姉ちゃん何してんの、びっくりしたー」

「少しで良いから心配して貰えませんか・・・」

 

いたた・・・と鼻を擦りながら涙目で姉妹を恨めしく見る稟だったが、誰も気にとめない。

 

「ところで、凪はどうしました?ヤケに遅いようですが」

弟がキョロキョロと周囲を伺いながら、玄関で靴を履いている。

 

「か、一刀?」

「うわ! な、凪ねぇか・・・びっくりした」

 

凪が思い切って声を掛けると、悪戯がバレた子供の様に背筋を伸ばした一刀だったが、声を掛けた相手を見るや肩に篭っていた力をふっと抜いた。

凪はその様子を見て、階段にポットetcの乗ったトレイを置くと一刀に近づく。

普段なら考えられない事だが、弟を愛するお姉ちゃんパワーは偉大なのである。

 

「こんな時間に、何処へ行くつもりだ?」

「えーと・・・」

 

頬を掻きながら視線をずらし、そして遂には俯いてしまった弟を見て、あぁ遊びに行くつもりか。と納得した凪。

しかし、もう可愛い弟を出歩かせるには不安な時間帯である。

 

「えっと、コンビニ」

「行って来てやる」

「いや良いって。俺の用事だし」

「付いて行く」

 

無い知恵を絞って出した嘘だったのだろうが、打てば響くといった感じに切り返されてしまう一刀。

あの・・・と言い辛そうに凪の顔色を伺う一刀、その仕草にキュンとする凪。

 

「はぁ・・・内容によっては姉様達には黙っててやる。その代わり、何処に何をしに行くのか教えなさい」

「えっと・・・秋蘭のトコ」

「今日怒られたばかりだろ?止めておいた方がいいんじゃないのか?」

「えーっと・・・」

 

まさか、一刀が秋蘭を家庭教師に受験勉強を進めているなどとは夢にも思わない凪。

ただ勉強するだけなら稟や自分がいるし、桃香の要領の良さは天才的である。一刀が絡んだ恋に関しては言わずもがなだろう。

 

「お願い・・・見逃してくんない?」

(お願い・・・なんて魅惑的な響き・・・)「・・・危ない事はしないな?」

「しないよ」

「・・・・・・ホントだな?」

「本当。絶対に姉ちゃん達には心配かけないから」

「・・・・・・」

どうしたものか。と凪が脳をフル回転させる。

確かに夏侯家と我が家は眼と鼻の先であるが、それでも心配なモノは心配だ。恋と春蘭の溝も埋められたとは言い難いし。

しかし、お花畑の住人とは言え春蘭は一刀を(不本意ではあるが)弟同然に可愛がっているし、妹の秋蘭は(採点を最大限に甘く見積もれば)弟を任せても、まぁ良いかもしれないという気がしないでもない様な、それでいてそこはかとなく不安が立ち込めるのではあるがまぁどんな人間にでも欠点の一つや二つあるものだし、可愛い可愛い弟の事だからやはり姉である自分が確りと見極めをしてやらねば―――

 

「凪ねぇ?」

「?! あ、ああ済まない。えっと・・・うん、一刀を信じるよ」

「あ、ありがと!」

「ホントに、危ない事はしちゃダメだよ?」

 

うわの空で会話をしていてもきっちりと返事が出来ている辺り、生粋のブラコンな凪だった。

と、その時凪がくちゅん!と可愛らしくクシャミをした。先程一暴れして汗をかいたからか、冷えた様だ。

 

「ご、ごめん!唾掛からなかったか?!」

「いや、そんなのはいいけど・・・」

 

一刀は自分の前髪を掻き揚げると、凪の前髪も同じ様に上げておでことおでこをくっ付けた。

 

「・・・熱いよ?風邪引いたんじゃない?」

「――――」

 

鼻と鼻がくっ付きあうぐらいに接近した顔。額から伝わる弟の体温。真剣な瞳。

 

「大丈夫?部屋まで運ぼうか?」

「い、いい!平気!ほら、秋蘭待ってるんじゃないのか?」

「そ、それはそうだけど・・・」

「ホント、お姉ちゃん平気だから!元気一杯だから!」

 

凪の言葉に偽りはない。今なら霞だろうが恋だろうが片腕でねじ伏せられそうな気がした。無論気がするだけではあるのだが。

それに、今自分の部屋では一刀の私物オークションが絶賛開催中である。

この事実が判明したら、自分は戦犯として裁かれてしまうだろう。一刀の写真が手に入らなくなるのは痛すぎる。

ほらほら!と一刀の背を押して外に送り出すと、凪は何とか家の中に引っ込めた。

 

「・・・えへへ、おでこがぴとーって・・・えへへ・・・」

 

先程のシチュを思い出しニヤニヤとホッペを抑えて笑う自分を、階段の上から姉達が見ているとは思わない凪だった。

凪が身体を押さえ付けられ、目の前でお手製一刀人形が代わる代わる自分以外の姉妹達の人形と接吻している所を見せ付けられている頃―――

 

「おいバカ。邪魔するんなら消えろ」

「かーずーとーちゃーん♪」

「どうしてこうなった」

 

一刀が夏侯家の門を潜り、勝手知ったる何とやらと二人の両親に挨拶してから秋蘭の部屋に向かい、秋蘭が茶でも持って来ようと部屋を出、何故か春蘭がお茶を持ってやってきた。

 

「姉よ、邪魔だ」

「えへへ~♪今日はお姉ちゃんの布団で一緒に寝ましょうね~?」

「いや、帰るから」

 

引き離そうと何とか一刀も足掻くのだが、恋と腕相撲で勝負出来る様な女相手にとっては抵抗ですらなかった。

それでも足掻く一刀を見かねて、秋蘭はすっと立ち上がるとミニスカにも拘らず、踵落としを脳天にぶち込んだ。

 

「きゅう・・・」「ふっ、他愛ない」

(紫・・・)「・・・・・・離れない」

 

気絶して猶一刀を抱き締めて離さぬ執念に、一刀は振り解く事を諦めた。

 

「もういいや、動き辛いけどこのままやろう」

「すまんな、アホな姉で・・・」

「まぁ、普段なら可愛いで済む範囲だし」

 

下半身をがっちりホールドされたまま一刀はテーブルに広げられた参考書に向き合った。

 

「さて、前回の復習からだな。分からない事があったら」「遠慮なく聞きます」

 

うむ。と頷くと秋蘭は秋蘭でノートに何かを書き込んでいく。一刀もカリカリとペンを動かすが、その速度は雲泥の差だった。

 

「一個聞きたいんだけどさ」「どこだー?」

「いや、勉強じゃなくて」「なんだー?」

「秋蘭って視力悪かったっけ?」「いいやー?」

「ならその赤フレームの眼鏡は何?」「エロいだろ?」

 

何も言うまいと一刀は口を閉ざし、秋蘭は一刀ノートに『眼鏡属性無し・ミニスカは◎』と書き込んでいく。

「邪魔をするつもりは無いんだが」「なにー?」

「今日の昼御飯はどうだったかな?と思ってな」「うまかったー」

「そうか、ならいい」

 

フンフンと鼻歌を歌って昼食の献立を調味料の分量まできっちりと書き示す秋蘭。

 

(ありがとう、○ってあげたい彼ごはん)「もう直ぐ祭りだな」「そだねー」

「今年はどうする、行くのは止めておくか?」

「変に振舞うとバレるかもしんないし、一応行くよ」

 

一刀が校区外の、離れた学校を受験するつもりなのを知っているのは秋蘭と桂花だけだった。

秋蘭がずっと付き添えないのは、彼女は今現在自宅に居ないからである。

 

「・・・あまり、余所様の事情にとやかくは言いたくないんだがな」

「俺達そんな仲じゃないだろ」

(そろそろ式場を絞るか)「せめて、御両親にだけでも言っておくべきだと思うんだが」

「ダメなら浪人して働くさ」

「そういう事じゃなくてだな」

「秋蘭の言う事はわかるんだけど、さ」

 

そう言って黙ってしまった一刀に、やはり藪蛇だったかと後悔する秋蘭。

しかし秋蘭としても、目敏い彼の姉達にいつまでも隠し通せる自信は無かった。

 

「ごめんな、共犯者にしちゃって」

「そんな仲じゃないんだろう?」

「・・・・・・ありがと」

 

テレてそう言う一刀を心のフォトブックに飾り付けると、秋蘭はまたノートに書き込みを始める。

どれくらい時間がたったのか、気付けば気絶していた春蘭はスースーと寝息をたてていた。

 

「ありゃま」「ふむ、今日はこのぐらいにしておこうか」

 

お茶を淹れよう。と秋蘭は用意していたポットから紅茶を注ぐと一刀に差し出す。砂糖は二つ。

 

「秋蘭と一緒だと一々砂糖とか言わなくていいから楽だわ」

「ふふん、当然だ。ケーキ食べるか?」

「いただきまーす」

 

一刀がケーキにフォークを突き立てるのを見て、自分も紅茶に口を付ける。

姉の乱入で色々仕込む暇がなかったが、一刀好みの味になっている事に満足すると自分もケーキに取り掛かる。

 

「あれ、秋蘭の何?」「ブルーベリータルト、とあるな。買ってきたのはそこで寝てるヤツだが」

「勝手に食べていいの?」「本人が一刀の分と言っていたんだ、問題あるまいよ」

「ありがとね、春蘭。聞こえてないだろうけど」「どういたしましてー」

 

寝ながら的確に春蘭は返事を返した。何時もの事ながら秋蘭は本当に寝ているのかと恐ろしくなる。

 

「そういやさ、気になってたんだけど」「なんだ?」

「秋蘭って彼氏出来たの?」「なんでまた」

「何か綺麗になったっていうか」(OK、私は何時でもウェルカムだ)

「見得を張りたい所だが、中々良い男がいなくてなぁ」

 

シニカルな笑みを浮かべる美女が、まさか脳内で自分を脱がせているとは思わない一刀は、更に突っ込んだ事を聞いていく。

 

「前から聞きたかったんだけどさ、秋蘭のタイプの男ってどんなの?」

「んー?普通だと思うぞ?」

「それにしちゃあ結構な数フッてるよね?」

「そうだなぁ・・・顔はまぁ、普通でもいいな」

「その普通ってのがハードル高いんじゃね?」

 

チョコケーキをむぐむぐしながら一刀はニヤニヤ秋蘭に突っ込む。

秋蘭はそんな一刀を可愛いなぁと思いながら、紅茶を飲んで舌を湿らせた。

「まぁ私の場合、顔より性格だろうな。この姉を上手くフォロー出来る事が最低条件だ」

「それを人は超絶難易度と呼ぶんじゃね?」

「そうかもな」

 

くつくつと可笑しそうに笑う秋蘭だが、一方で将来一刀が婿に来た際は笑っていられなくなるなと妄想していた。

 

「私の事より、お前はどうなんだ? 彼女が欲しいとは言っているが、理想像みたいなモノはないのか?」

「・・・・・・んー、年上のがいいかなぁ。構って貰えると嬉しい方だし」

(YES)「実際甘えんぼだしな?」

「うるせー。 後はまぁ・・・姉ちゃん達と上手く付き合っていける心の広さがあれば」

(OK、常備している婚姻届を差し出す時が来たようだ)「それも中々に大変だな」

「つーか、そんな事より俺はそのタルトが食べたい」

「やれやれ・・・ほら、あーん」

 

あーん。と抵抗なく口を開く一刀に、自分が使っていたフォークを使って差し出す秋蘭。

 

「美味いか?」「ナイス春蘭。あ、こっち食べる?あーん」

「・・・照れるな、あーん」

 

此処が喫茶店ならビデオを持参していない事に血涙を流しただろうが、幸いな事に自分の部屋だ。

結婚式には是非このVTRを流そうと決めながら、秋蘭は一時の幸せに身を委ねていた。

秋蘭と一刀がカップル顔負けの甘い一時を過ごしている頃。

 

「さー今日の私の目玉はこれだっ!カズちゃんのあられもない艶姿っ!」

「千円!!」「ごせん!」「一万じゃごるあぁぁ!!」

「はーい即決で霞ねーさんの勝ちー!」

「むー!むー!」

 

凪に猿轡を噛ませ後ろ手に縛って床に放置した目の前で、一刀オークションが絶賛開催中だった。

霞が社会人の懐に物を言わせ爆連勝中、それに対抗すべく下の妹達が結託し、金では無く物々交換に出るなど―――何時もの夜だった。

 

「さーさー!一番の目玉は出払っちゃったけど、今日の私は一味違うよ~!」

 

じゃじゃん!と効果音付きで桃香が差し出したのは、ジップ○ックに入った一刀のシャツ。

 

「何とこのシャツ!洗濯機の中に入る前に回収した」

 

そこまで言って、桃香は稟にぶっとばされた。稟はジップ○ックを両腕で抱き締めると部屋からの脱出を図る。

 

「逃がすかい!」

 

が、立って逃げる事がままならない稟は足を掴まれ、そのまま部屋の中央に引きずり込まれてしまう。

 

「渡しません!コレは渡すもんですか!」

 

が、稟とてこの事態は想定済みである。

 

「凪!助けたら後で景品分けてあげます!」「合点!」

 

猿轡と縄を一瞬で解き、凪を焚きつけると自分はズリズリと這って部屋からの脱出を再度図る。

 

「恋ちゃん!霞ねーさん!」

 

しかし、今度は桃香が立ち塞がる。桃香は瞬時に連合を組むと、凪の相手に二人を回した。

 

「恋!さっさと「恋!今夜一緒に寝てやる!」

 

今日は一刀は凪の部屋を借りる予定なのである。

あっさりと寝返ると、恋は霞を倒すべく拳を振るう。景品を独り占めされた怨みも手伝ってか、いつもより殺気立っていた。

 

「いまのうちに!」「何処へ行こうというのかね?!」

 

稟は海老反りになってドアノブに手を伸ばすが、桃香に足を掴まれると再び部屋の真ん中へ引き摺りこまれる。

その内全員が他の四人は全部敵だと認識し、ルール無用の残虐ファイトを繰り広げ、一刀が帰ってきて収束する。

何時もの騒がしい日常の終わりだった。

あとがき。またの名を反省。

 

あ、ありのまま起こった事を話すぜ・・・

俺は「桃香メインで一本過去編を書こう」と思っていたら、何時の間にか秋蘭が出張って桃香を喰っていた。

何を言っているかわからねーと思うが、俺も何が起こったのかわからなかった。

『蓮華様の裸エプロンは破壊力満点過ぎる』とか、『雪蓮生存の呉ルートキタコレ!!』だとか、そんなチャチなもんじゃねぇ・・・

もっと恐ろしい『公式公認の大ハーレムルート』の片鱗を垣間見たぜ・・・

 

と言う訳で、次回は番外編の2で、蓮華ルート攻略後をやるかもしれません。あのCGは卑怯だと思うんだ!!

 

今回は前回宣言した通り、桃香が一刀と初めてからんでます。凪を苛めるシーンは楽しかったです。あれ、作文?

秋蘭が出たのは偶然というか、オチをつけるために必要な要素だったというか、単に私が好きなだけというか。

競の部分は「悪ノリしすぎかな」と思い一回削除したんですが、やはり此方もオチのために追加しました。

不快に思われた方がいらっしゃったらすいません。これからは自重しますので、今回だけはお目溢しを。

あと補足をしておくと、これはなにかの二年ぐらい前の話です。秋蘭は単身、現在愛紗達が通う学校へ。

一刀は一人部屋を手に入れるべく、孤軍奮闘しているという設定です。姉達に話すと言い包められるので黙ってます。

 

桃香は書いてて悪ノリしてしまうキャラだとこれで気付きました。今後出てくる事はあまりないかもしれません。

次回は合コン編を書こうと思っていたんですが、上で書いた通り蓮華様が新妻で裸エプロンのCGが強烈すぎた為、初の勝利後の話になるやもしれません。

しかし蓮華様は愛紗と電車でヤンチャしている所を霞ねーさんに見られているので、まず先にそっちをどうにかする必要があります、ままならない。

 

最近早め早めに更新出来てます。これも偏に皆様が応援してくださるおかげだと思っています。

これからも妄想の続く限り頑張ります。

 

では、ここからはコメントへのお礼返信になります。ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございました。

追伸、これの投稿に併せて前回投稿分の恋姫のなにか 13を修正しております。いつもいつも誤字ばかりで申し訳ないです。

四方多撲様  お疲れ様です。一時の気晴らしにでもなっていれば幸いです。

       白蓮は元アイドルで今は一般人。出来るだけ目立たぬ様に振舞っているという設定だったりします。

 

自由人様   ソンナコトナイヨ?四人ハ親友デスヨ?

       此処の華琳様はゆるキャラですんで、何でも出来て楽しい事この上ないです。

 

Kito様    自慢したいお年頃なんですよ<華琳

       俄然発売月が待ち遠しくなってきました。今からお金ためなきゃ!

 

カズト様   なんてったってぱーふぇくとですからね。

 

水上桜花様  華琳は強い子頑張る子。明命は此処の妹分の中では美味しい立ち居地にいると思います。

 

t-chan様   原作の欠片も『らしさ』が残っちゃいませんが、好きになって頂けて嬉しいです。

 

zero様    一刀くんは酔うとおっぱいに顔を埋め出します。羨ましい。

       華琳様が地雷原に向かうのは、魚がエラ呼吸するような物です。

 

tyoromoko様  華琳様はホント何でもやってくれます。一家に一台華琳様。

 

よーぜふ様  ご存じないのですか!! 彼女こそがキャラ崩壊によって生まれ変わった乱世の奸雄です。

       明命を出した当初は此処まで華琳様+セレブ組が使いやすいと思ってませんでした。ホントマジで。

 

かもくん様  風ちゃんは胃薬とお友達です。

       見て!華琳様の上に死兆星が!!

 

jackry様  きっと、華琳逃げてなんてタグが付けられるのは此処だけです、無論自慢になりませんが。

      ほんと、どうして華琳がこうなった。

 

風籟様   違う、違うの!ここの華琳様は確かにアホの子だけど、決して自虐趣味はないんだ!

 

truth様  桃香のドS加減を出す為には一刀との絡みを削る必要があるとこれ書いてて気付きました。

     本当に毎回誤字ばかりですいません。指摘ありがとうございます。

 

mighty様  ほーら、秋蘭がいるよー。いや、流石に此処の秋蘭だとは思ってませんが。

 

リョウ様  読んでいただいたばかりか、コメントまでありがとうございます。モニターに関してはご愁傷様デシタ。

      初回から方向性を間違えた感は否めませんが、このまま満足するまでいきたいと思います。

 

tanpopo様  華琳様は死なぬ!何度でもよみがえるさ!

 

ちきゅさん様 苦しくったって~悲しくったって~一刀ーのためなら、平気っなのっ☆

 

Night様  墓穴を掘ったり十字架背負って爆走したりと、ウチの華琳様はコミカルです。

 

叢 剣様  蓮華様!蓮華様!と裸エプロンコールしておきますね。

 

イリヤ・エスナ様  この時期の白蓮さんは輝いてますよ、出てくる事はないでしょうが。

          白蓮に似合うのはスポットライトよりも生活臭だと思うんだぜ!

 

Ocean様  抱き枕になるのは一刀じゃなくて周姉妹だったりしますがね、姉'sの教育のせいで。

      色々個別ルートを逃してる皆さん、秋蘭も今回姉を気絶させてなけりゃルート突入できたのに・・・

 

ゲストさん様  嬉しいような、悲しいような・・・いや、とてもありがたいのですがね。

        他の作家さんと違い、コメ欄に書き込みできないヘタレ作者ですいませんです・・・

 

比良坂様  絡んでみました、ドMの加減が難しい。

      華琳様ルートに突入すると、平々凡々には過ごせない気がします、親友のメンツ的な意味で。

 

リョウ流様  華琳はおバカにすると輝きますね、本編では口が裂けても言えませんが。

       ギャップ萌えは偉大な属性なのだと、華琳様を出す度に思い知ります。

 

Will-Co21様  流石一刀、俺たちに出来ないフラグの折り方を平然とやってのける!そこ(ry

        華琳様はめげない子、また一刀と接近して親友の嫉妬にやられる事でしょう。

 

miroku様  もしかして18禁ですか~!(No!No!No!No!

 

小鳥様   (華琳様が一刀を)寝取られルート希望ですね、分かります(違

      華琳と一刀の喧嘩は可愛い内容になりそうですね。

 

ロンギヌス様 脇目も振らず、ただただ走って!!

 

kurei様  華琳様大人気いえー。一刀の天然さに加えて、姉'sの暗躍が光ります。

 

感想、ありがとうございました。


 
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