No.135936

魏√風END璃々編アフター 4話 「新たに咲く蘭の花」

魏√風END璃々編アフター 4話 「新たに咲く蘭の花」を投稿します。
前回で皆様が望まれた展開(愛紗妊娠)を採用しなかった理由が判明します。
・・・・・・謝りませんよ。

2010-04-12 01:31:39 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:7333   閲覧ユーザー数:6012

落ち着きを取り戻した愛紗が

 

「ところでご主人様。そちらの荷物は一体?」

 

「ああ、これか。後で皆にも見せようと思ってたけど必要な物もあるし特別に愛紗にだけ先に見せてあげるよ」

 

そういうと一刀は箱を開けて愛紗に見せた。

中を覗いた愛紗は中身を見て驚愕し

 

「ごっご主人様。まさかこれは!?」

 

愛紗の問いに一刀は愛紗にだけ聞こえるように耳元で

 

「そうだよ。すべて俺が使っている武器だよ。もっとも得手不得手はあるけどね」

 

それを聞いた愛紗は再び驚愕の表情をうかべるが次第に落ち着きを取り戻し

 

「ご主人様。私はもうこれまでの附けが回ってきたのだとこの体を受け入れたつもりでしたが、今こそこの体になったことをもどかしく感じたことは無かったですよ。どうやら私はつくづく自分が根っからの武人なんだと思い知りましたよ」

 

「はは、不謹慎かもしれないけど愛紗にそう思ってもらえて嬉しいよ」

 

二人が笑いあっていると扉を叩く音が聞こえ

 

「ご主人様、愛紗ちゃん。宴の準備が終わったからそろそろ行こうか?」

 

桃香の言葉を聞き一刀は愛紗の乗る車椅子を押して会場へ向かった。

一刀達が会場に着くと一組の男女が近づいてきて

 

「おお、本当に戻ってきたのだな北郷。私が誰だか覚えているか?」

 

「ああ、憶えているよ。夏侯惇さん。おっとそういえば俺が天に帰る前に真名を預けてくれたよね春蘭さん」

 

「おう、ちゃんと憶えてくれてたか北郷。そうだ、紹介しないとな。こいつは私の夫の司馬朗だ。

3年前に結婚をした」

 

「初めまして北郷様。春蘭の紹介にもありましたが私の名は司馬朗、字は伯達と申します。元々は妻の副官をしていましたが同盟終結後に妻が「これからは内政が中心になるだろう」と言って曹操様に文官として紹介してもらってから親密になりまして思い切って告白した所受け入れてもらえたので結婚しました」

 

「おい、時雨(「しぐれ」この言葉があったかは分かりませんが外史てことで)。何もそこまで話す事は無いだろう。はっ恥ずかしいではないか///」

 

「へぇそうなんだ。おめでとうございます。改めまして北郷一刀です。よろしく伯達さん」

 

「時雨でかまいませんよ、北郷様。春蘭が預けているお人ですから。ああ、予め言いますが私は基本的に相手を様付けで呼ぶ癖がありますので気になさらないでください」

 

「分かりました、時雨さん。改めてよろしく」

 

二人が握手を交わしてるのを見計らって別の女性が現れた。

 

「にゃわわ、初めまして北郷様。自分は諸葛謹、字は子瑜といいます。妹がお世話になりました」

 

「初めまして諸葛謹さん。朱里のお姉さんですね。朱里には迷惑を掛けてばっかりでしたよ。彼女とも早く再会したいな」

 

「にゃわわ。朱里でしたら自分と入れ替わりで今は呉にいますよ。北郷様がお戻りになられたのを知らせる文を贈る際に手紙を一緒に届けたらいかがでしょうか?」

 

「それはいいですね。さっそく明日にも用意する事にしますよ」

 

「それがよろしいかと。後、自分の真名は真里(まり)といいます。この真名、北郷様にお預けいたします」

 

「ありがとう真里さん」

 

真里とも握手を交わしていると一人の兵が現れて

 

「お楽しみ中の所失礼します。旅から戻られた華佗殿が尋ねてこられました。どうやら民から北郷様のご帰還を聞いたらしく挨拶をしたいと申されてます」

 

「分かった。通してあげて」

 

それを聞いた兵は戻っていき、暫くすると華佗を連れて来た。

 

「久しぶりだね華佗。この通り戻ってこれたよ」

 

「そのようだな北郷。久しぶりだ、再会できて嬉しいぞ。今はこの蜀を拠点として旅をしながらいろんな人の病魔を退治している。・・・関羽殿の件はすまなかった。俺の腕では治しようがなかった」

 

「その件は仕方ないよ。そうだ、この後俺の部屋まで来てくれないか?実際に診察をした華佗からも話を聞いてみたいんだ」

 

「ああ、分かった。かならず尋ねよう」

殆どの人と挨拶を交わした一刀は皆と一緒に宴を楽しんでいると

 

ガシャン「おい、春蘭どうした!?おい、春蘭」

 

時雨の叫びに一同が駆け寄ると春蘭がお腹を押さえ倒れくるしんでいた。

 

「これはまさか!?ちょっとすまんが通してくれ」

 

華佗が春蘭に駆け寄りお腹を触ってみると

 

「まずい、産気づいてるぞ。予定日より1ヶ月早い。このままでは危険だ。誰か部屋と出産の準備を」

 

「華佗、俺にも手伝わしてくれ」

 

「気持ちは嬉しいが北郷。この出産は難航しそうだ。素人に手伝ってもらうわけには」

 

そういわれた一刀は不敵な笑みを浮かべ

 

 

 

「安心してくれ、今の俺は「天の医者」だ」

 

 

 

あとがき

 

まず最初に、謝りませんよ!?誹謗中傷も聞きません。思いついてしまったのですから仕方ないんです。

 

 

一刀が医者になりましたが現代の医者が三国志の時代にって・・・・・・Z Nより凄い事にならないか?

 

春蘭の子供ですが今回のサブタイトルを見ていただけるとお分かりになられると思います。


 
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