「北郷、今日からお前がこの街を治めていくんだ」
「え?いや、そんなの無理無理」
秋蘭の言葉に即答した俺に春蘭の重いパンチが俺を吹き飛ばす。
「もう一度言うぞ、お前がこの街を治めていくんだ」
ふらふら立ち上がり。
「だ、だからそんなの無理、だって」
再び答える俺に今度はにこやかに微笑んだ秋蘭がビンタをする、湿った音の一番痛いビンタだ。
苦痛に歪む俺を二人は羽交い絞めにし、春蘭は首を、秋蘭は腕を締めにかかる。
「「最後だ、お前がこの街を治めていくんだ」」
消え行く意識の中、春蘭の胸の感触を感じながら俺は「はい」と言った気がした、うん、だって言わないと殺されるから…
こうして俺はこの街を治める事になった。
とは言っても実質春蘭、秋蘭がこの街の顔という事になっている、一刀は今はまだ飾りのような状態。
いずれ、時がくれば御旗として担ぐ予定だから、と秋蘭は言った。
その為にもいろいろな事を今のうちの覚えろ、というのだ。
そして俺は街の実務をこなす為、勉強の日々を送る。
目の前には山のような竹簡。
「わかんないな……、え?、いや?、これ何て書いてあるんだ?」
まだ読み書きすら出来ない俺に街を治める仕事は無理です、ほんとに……
一応秋蘭が色々教えてくれるが、ってかあんたがやれよ!って言おうとしたが報復が怖いんで無言でやる。
そんなこんなで一ヶ月
死ぬような思い、ってかほんとに殺されかけたり、主に春蘭に。
秋蘭のスパルタ教育のおかげでようやく読み書きが出来るようになった俺は、街の実務もそこそこやれるようにはなっていた。
「ふあああ、今にしてコンビニの便利さを改めて思い知らされる、ジャンクフードとかも久々に食べたいな」
「こんびに?とは何だ?」
俺の言葉に秋蘭が聞いてくる。
「ああ、俺の世界にあった24時間…一日中営業してる店の事だよ、食い物から本、生活に必要なモノが一通り売ってる所さ」
「ほお、それは便利そうだな、他にはどんなものがあるんだ?」
興味津々で聞いてくる秋蘭に俺はちょっと得意げに色んな店の話をする、あと交番や税金、保険の話とか、そんな話
を聞いてる秋蘭は何やら色々竹簡に書き込んでいく、一通り聞いた秋蘭は。
「ふむ、これは色々と使えそうだな、試してみるか」
そう言って部屋を出て行く、とりあえず俺もやる事が一段楽したので街に出て行くことにする。
ああ、そういや何日ぶりくらいだろうな、外にでるの……
街は活気を取り戻していた、ここ最近は治安も安定し、賊もでるような事はない。
「おお、御遣い様お久しぶり!この前言ってた天の世界の食い物作ってみたんだがおかげで大好評だぜ!」
「そりゃよかった、また何か作り方思い出したら教えるから」
「御遣い様~、最近服が売れなくてさ~、何か新しい衣装ないもんかね?」
「えっと、じゃあこんなのはどうかな、俺のいた世界で……」
そんな感じで俺は前の世界の事街町の人に教えたりしている、教えた品物が特産品のようになれば
それを目当てで買いにくる人達が増えて町が潤うんじゃないか?という提案を秋蘭が了承したのだ。
実際「天の世界の~」とつくだけでありがたがって高値で売買されたりしている、実際珍しいらしいし。
「んーー、平和だなぁ」
のびをしながら、今この時を実感していた俺が、ふと辺りを見回していると、人気のいない路地の奥の方で。
ピンクの髪のツインサボテンな感じの髪の少女が倒れていた。
「平和……じゃねええええ!」
ダッシュでその少女の元にかけつけた俺はその子を抱き起こし。
「君、大丈夫か?おい!返事してくれ!」
そういって女の子に必死で声をかける俺、あちこち汚れているその姿を見て嫌な予感、まさか死んでるんじゃ!そう思った瞬間。
ぐうううううううううううううううううううううううううううう…
……とてつもなくでかい腹の音が鳴った。
「お、お腹すいた……」
うん、お約束だね!
行きつけの食べ物屋にその少女を連れて行った俺は、その少女に食事をさせてあげて………
激しく後悔していた。
むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ
「あ、これおかわりー、これとこれもおかわりー、はむ、これ美味しいー」
こいつ……化け物か!
すでに空になった皿やらが山のように積み上げられている、待て、待て待て、さすがにこれはない!
「え、えと、そ、そんなに食べるとお腹壊しちゃう……よ、だからそろそろその辺で」
かずとのこうげき!
もふもふ……ごっくん!「ううん、まだ全然平気だよ!」
こうかなし!
「で、でももう在庫とかないんじゃないかな?あともう店閉まっちゃうんじゃないかな?」
かずとはみせのおやじにえんぐんをようせいした!
「はっは、うちの店はまだまだ大丈夫ですよ!」
みせのおやじはしょうばいじょうずだった!
ごっくん「おかわりーーーーーーーーーーーー」
俺の頭の中ではどこかで聞いたようなエンディングが流れていた、バッドエンドの……
「はーー、美味しかった、親切なお方、ご馳走様でした!」
元気に答えるその女の子とは対照的に絞りカスのようになった一刀
「は、はは、そうよかったね……」
持ち合わせの金を全て払っても足りなかった俺は後で払う事を約束させられ、ようやく解放された。
目に浮かぶのは秋蘭と春蘭にぼこぼこにされて包帯まみれで寝込む俺の姿、泣きそうです。
「あ、そういや名前言ってなかったね、僕許緒って言うんだ、よろしくね」
「あ、ああ、よろしくね許緒ちゃん、俺は北郷一刀、じゃあ……」
と、去ろうとした時、許緒という名前に何かピンときて、俺の中の三国志の知識を思い出す
「許緒? はて、どっかで聞いたような…、許緒、許緒………許緒ーーーーーーー!!!!」
急に大声を上げて名前を呼ばれたピンクのおさげの女の子はきょとんとして驚く。
思い出した!許緒、確か曹操の下にいた巨漢の武将……とてもそうは見えないが
まぁ夏候惇や夏候淵が美人の姉妹ってのを考えればありえる事…なんだろうか、とか思いつめて考えてると。
「ど、どうしたの?僕の事知ってるの?」
と怪訝な顔をして聞いてくる少女。
「あ、い、いや、なんでもないよ、うん、ちょっと知ってた人の名前と似てただけだよ、じゃ、じゃあね」
焦燥感漂う俺がその子と別れようとした時、くいっとおれの服を掴む少女。
「あ、あの、天の御遣い様って知っていますか?」
と、聞いてきた、俺が一応そう言われてるけど…と、答えるとその子は必死な顔になって。
「僕たちの村を助けてください!」
屋敷に戻った俺は春蘭と秋蘭の部屋の扉をバァン!って感じで開けて。
「春蘭、秋蘭!話があるんだけど!」
その瞬間時間が止まる…
その時、部屋では春蘭と秋蘭が今まさに着替え中、目に映るのは二人のそれは美しい裸のお姿
「……てへっ、ToLoveっちゃった」
そして、一刀の絶叫が響き渡る。
「なるほど、その子の村が土砂崩れにあって酷い有様で、怪我人が多数出ているので助けて欲しいと、そういう訳だな」
秋蘭の問いに、二人にぼこぼこにされて愚地独歩のような顔になった一刀がコクコクとうなずく。
少し考えた秋蘭はふうっと溜息をつくと。
「無理だな」
と、冷たく言った。
俺は助けてくれるだろうと思っていただけにその言葉は寝耳に水だった。
「な、何でだよ秋蘭!」
食って掛かって問い詰める俺に秋蘭は続けてこう言ってきた。
「北郷、今この街はお前の天の知識で多少は余裕が出てきた、だがそれでも他人を助けるだけの余裕はない。
賊のようなものは放っておけば騒乱の種となるし、この街にも被害が出るので討伐はしよう、だが天災などで被害を受けた者達を一々助けていたらキリがなかろう、仮にその子の村を助け、他の村を助けないような事をしたら、諍いの種にもなりかねんのだ」
淡々と語る秋蘭の言葉に黙る俺と許緒ちゃん、秋蘭の言ってる事は正しいかもしれない、ここは俺のいた平和な世界とは違う、いつ、どんな理由で戦いが起こるかもしれない世界なのだ、でも、俺は納得できなかった。
「それでも、俺はこの子の村を助けたい!」
そう言った俺を見た秋蘭は俺の胸倉を掴みぐいっと顔を触れるぐらい近づけ。
「覚悟はあるのか?その、お前の判断でこの街が疲弊するかもしれない事を、諍いに巻き込まれるかもしれない事を!」
強い口調で問う秋蘭、その迫力に冷や汗が流れる、それでも俺はこの子を、助けを求めてる人を見捨てられない。
それは、俺がこの世界でしてくれた事、困っている俺を助けてくれた人達の事があるから。
「ある!」
しばらくの沈黙、そして俺の胸倉から手を離す秋蘭、座り、腕を組んで
「では、好きにするといい、必要なものの用意は私がしよう」
その言葉にほっとする俺、そして
「あ、ありがとうございます!ありがとうございます!」
泣きじゃくって何度も礼を言う許緒ちゃん。
「姉者、北郷についていってくれないか?こいつだけでは危なっかしいんでな、私は留守番をせねばならんし」
「お、おお」
急に振られて返事をする春蘭、そういやこいつ会話に参加してねぇな。
部屋から退出していく俺達、そして一人秋蘭が残り、ふっと笑い
「北郷、やはりお前に真名を預けたのは正しかったようだな」と
山道を進む俺、春蘭、許緒ちゃん、そして数名の兵士、秋蘭の用意してくれた薬や食料。
そこそこ進んできた時に、春蘭が俺に聞いてくる。
「ところで、私たちは何をするんだ?」
「お前は今まで何を聞いて何しにきたんだよおおおおお!!!!!!!!」「おおおお!!」「おおお!」「おおー」
今まで出した事もないような声で叫んだ為、山に響き渡る俺の声。
「な、何だ!わ、私は秋蘭に言われてお前について来ただけなんだぞ!悪いか!わるいか!」
ああ、こういう奴だったんだよな、うん、こういう奴。
「はぁ、もういいよ、おとなしくついて来い、行きながらゆっくり説明してやるから」
「な、何だその言い草わ!北郷のくせに生意気だぞ!」
なんかそんな言い合いをしてると、くすくすと可愛い笑い声がしてくる、許緒ちゃんの笑い声だ。
「お二人って、仲がいいんですね」
「「仲良くない!!!」」
何か前にもこんなやり取りあったな、お互いの顔を見合わせなんか恥ずかしくなる俺と春蘭、そんな姿を見て許緒は
「僕にも仲のいい友達がいるんです、でも土砂崩れで足を怪我してて、僕、必ず助けを呼んでくるから、って…」
寂しそうに話す許緒ちゃん、そんな許緒ちゃんの頭をわしゃっと掴むみなでる俺、突然の事に驚く許緒ちゃん。
「大丈夫、助けるから」
その言葉にうなずく許緒ちゃん、なんか少し顔が赤くなっている、頭なでるの気持ちいいのかな?
そんな風に話していると先行していた兵士が戻ってきて。
「夏候惇様、北郷様、前方の道が大きな岩でふさがれてます!」と
行くと確かにふさがっている、高さは4mはあろうかという凄いでかい岩だ。
「まいったなぁ……どうしたものか…あ、そうだ春蘭、春蘭の馬鹿力でこいつ吹き飛ばしてくれないか?」
「誰が馬鹿だーーーー!!!!!」
そう言うと俺に掴みかかる春蘭、く、苦しいから、タ、タップタップ! そんなやりとりをしていると。
「僕が岩をなんとかします!」
そう言ったのは許緒ちゃん、すたすたと岩の前に立つと、ドン!って感じに取り出した鉄球。
え、どっからだしたの?ねぇ、ちょ、とボーゼンとしている俺をよそに許緒ちゃんは。
「てぇりゃああああああああああああああ!!!!」
どかああああああああん!
気合一発、岩に炸裂する鉄球!その次の瞬間、岩は木っ端微塵に砕け散る、そして道が現れる。
「「「……………」」」
兵士、俺、春蘭が言葉を失ってると、許緒ちゃんがててててっって感じで近づいてきて。
「さ、行きましょう!」
と明るく話してくる、改めて俺は思う、この子やっぱ許緒だわ…と。
それから3時間くらい進んだろうか、許緒ちゃんが
「もうすぐです、もうすぐ僕達の村です!」
と元気いっぱいの顔を見せる、よっぽど嬉しいんだな。
だがその次の瞬間、違和感、というか嫌な声が聞こえる、断末魔のような声。
「なんだ!?」
村が見える所まで駆け出す俺たち、そこで見たのは、またしてもあの光景。
「村に……賊が!」
土砂崩れで飲み込まれた村、生き残った村人達に襲い掛かる賊の群れ、またか!またこいつらかっ!
その時そっと俺の服をつかむ小さな手、顔は青ざめ、泣きそうな顔をしている許緒ちゃんを見て、俺は・・
「北郷!!」
春蘭の言葉を無視して俺は駆け出していた、全力で道を駆け下りる、何も考えられず、ただ怒りに我を忘れて。
「何やってんだよ!お前ら、何やってんだああああああ!!!!」
落ちていた木片を拾うと、俺に面食らってた賊の一人に叩きつける。
「がはっ!」
っとうめき声を上げて倒れる賊の一人、その様子を見た賊が俺を取り囲むように集まってくる。
「何だおめぇ?」「ここの村のもんか?」「仲間にこんな事やってタダで済むと思ってねぇだろうな!」
賊達の下卑た言葉が聞こえる、そんな言葉を聞く度に腹が煮え繰り返る、俺達の大切なものを殺し、壊し、
今また許緒ちゃん達の大切なものを殺し、壊そうとするこいつらを許せないと!
「お前ら、何やってんだよ……何でこんな事すんだあああ!!!」
必死に搾り出す声、賊達を睨み付ける俺をみた賊達は下卑た笑い声で俺を嘲笑する、そして、剣を構え俺に切りかか…
どがあああああああん!
「ぎゃっ!」「うわああああ」
許緒ちゃんの鉄球が賊達を吹き飛ばす、そして。
「ほんごおおおおおおおおお!!!!」
突撃してきた春蘭が賊達をなぎ払う。
「北郷、貴様死ぬ気かっ!」
春蘭の一喝が一刀を我に戻す。
「あ…俺…」
「北郷、お前は傷ついた村人達を助けろ!、賊共は・・私だけで十分だっ!!!」
そう言うと賊の中に突っ走る春蘭、抵抗する暇もなく一方的に殺されていく賊達、そんな姿を見て自分の無力さを呪い、気落ちする
そんな俺の横を
「流琉ーー!!! 流琉ーーーー!!!!」
必死で叫ぶ許緒ちゃん、流琉?誰だ?そういえばさっき仲のいい友達がいると言っていた、その子の事か!
俺は許緒ちゃんと一緒に名前を叫んで探す、その時
どがああああああああん
どこかでみたようなでかいヨーヨーに吹き飛ぶ賊、それを使っているのは、緑色の髪をした許緒ちゃんと同じくらい少女。
「流琉!」
許緒ちゃんが泣きながら名前を呼ぶ、その言葉に反応したのか笑顔の緑髪の女の子、その時
「てんめぇぇぇぇぇ!!!」
緑髪の女の子の後ろから剣を振りかぶり襲いかかる賊の一人、緑髪の子はかわそうとしたが足を怪我してるらしく動けない。
「流琉ーーーーーーー!!!!」
どかぁあああ!
振り下ろされた剣、目を覆う許緒ちゃん、しかしその剣の下には誰もいない
「あ…あぅ」
訳がわからないという緑髪の少女、その少女を抱きかかえるようにかばう一刀
「大丈夫?」
「は、はいっ //////」
賊が剣を振り下ろそうとしたその瞬間走り出した一刀は緑髪の女の子を抱きかかえるように飛びつき剣をかわし救っていたのだ。
「く、くそおお」
そう言い放ち、再び剣を振り下ろそうとした賊に許緒ちゃんの鉄球がぶち当たり、吹き飛ぶ賊。
「流琉、流琉ーーーー!」
「季衣ーーーーーーー!」
武器を投げ出し抱き合う二人、ほっとする俺、そんな所に春蘭も戻ってくる、賊達はほぼ一掃したとの事だった。
怪我人の治療や炊き出しのような事を始める。
そういや緑色の髪の子が典韋という名前だと言うのを聞いて驚いた俺、この世界は狂ってる、色々とと思わずにはいられなかった。
一通りの支援を村にした後、俺と春蘭は許緒ちゃん、典韋ちゃんに別れの挨拶をして村を去る。
それから数日後、俺たちの所に再び許緒ちゃん、典韋ちゃんが現れる、訳を聞くと村長が、村人達を救ってくれた
天の御遣い様にひどく感謝されており、何かお礼をせねばという事で、二人をよこしたのだという。
二人は確かに並外れた力をもっているけど、なんか人身御供な気がして気が引けた、そんな様子の俺を見た二人は。
「「僕達は御遣い様のお力になりたいんです!これは僕達の意思なんです!」」
と、まっすぐな目で見られた俺はそれ以上言う事はできず、二人を心から歓迎する事にした。
その後秋蘭に二人を紹介する、秋蘭は二人の事を俺や春蘭からの話で知っていた為すぐに受け入れた。
それもそうだ、少なくともこの二人はそこいらの兵士なんかよりはるかに優れている、武将の器だと。
こうして許緒ちゃん、典韋ちゃんが俺たちの仲間になった。
さらに、俺、春蘭、秋蘭に今日からお世話になるからと真名を預けてくれた。
「僕の真名は季衣です」
と許緒ちゃん
「わたしの真名は流琉です」
と典韋ちゃん
そして春蘭、秋蘭も真名を二人に預ける、あれ?俺の時は結構長い事教えてくんなかったよね?という目で見る
俺を秋蘭は「ふっ」という笑みで答える、こやつめっ!
そして二人は再び俺の前に来るともじもじしたように俺を見つめ
「「あ…あの、御遣い様って呼ぶの…なんだか言いにくくて…その…/////」」
「あ、うん、好きに呼んでくれていいよ、北郷でも一刀でも」
そう言った俺を見て二人は
「「あ、あの、なんていうか、御遣い様は、その、…みたいに思えて、だ、だから…/////」」
何みたいて言ったんだろ?小さくて聞こえなかったな、と俺が考えてると。
「兄ちゃん…て、呼んでいい?////」
と照れながら言う季衣
「わ…私は、兄様…と、呼んでいいですか?////」
と同じく照れながら言う流琉
ズッギュウウウウウウウウウウウウウウンンンンン!!!!!
俺の中の大切な何かがゴルゴに狙撃された。
こんなもの……
断る馬鹿はいねぇ……
書くのにまだ慣れません、難しいです。
書くのも遅いですし…
今回季衣と流琉、次に桂花を出してやっと北郷軍て感じかなと思っております。
無印しかやってない状態で前のをUPしたので、真やり直してみて色々変更したりとか、なんか混乱中です。
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二話目です、なんか色々ご都合主義で色々いじってしまいました。
季衣と流琉はなんか一緒に出した方がいいかなと思ったもので。