11/09/03 08:02 瑞原唯子 さん
が、それが言葉になることはなかった。富田はそっと唇を引き結んでうつむくと、テーブルの上に置いた手を握りしめた。その顔は、今にも湯気が…
11/04/09 14:04 瑞原唯子 さん
ファンタジー小説「遠くの光に踵を上げて」番外編・三度目の家庭教師(前編)
は机に向き直った。重ねたカルテの上に腕を置き、目を細めてそっとうつむく。 「……信じるのか?」 「おまえのことなんか信じるわけないだろ…
11/03/11 12:46 瑞原唯子 さん
現代ファンタジー小説「東京ラビリンス」第12話・師匠の腕の中
ないのだ。澪はそっと彼の胸元を押し、触れ合わせていた額を離してうつむく。 「私は、彼のことが好きなの……」 ------------------- 東京ラビリ…
10/06/08 04:29 篇待 さん
包帯巻いてブランコに揺られていたいけな目を少し伏せて哀しい顔でうつむくわ。誰か俺の笑顔を写すスライドの準備しといてくれ。We can get all…
09/01/17 10:10 瑞原唯子 さん
恋愛ファンタジー小説「ピンクローズ - Pink Rose -」第18話・束の間の依存
だという。 そうだとすると、考えられることは——。 ラウルはうつむくレイチェルをじっと見つめた。片手でティーカップをソーサごと横に…
08/09/13 10:25 瑞原唯子 さん
ファンタジー小説「遠くの光に踵を上げて」番外編・小さな赤い花
しばらく迷っていたが、言われるまま隣に腰を下ろした。膝を抱えてうつむく。緑の芝生が少しチクチクとした。 ------------------- ▼遠くの光に踵…