No.989925

聖ビーストテイマー・ナタ305

リュートさん

一応、新シリーズだけど本編の第3部・第305話。

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2019-04-13 05:46:40 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:115   閲覧ユーザー数:115

ナタとローラは一緒にメンズショップにやって来ました。とりあえずネクタイを見てみます。

 

「安いのは二千ジェニーくらいなんだね。高いのは五万ジェニーもするんだ…」

 

「アークのお気に入りのネクタイは一応、高級シルク素材だったのよ」

 

「じゃあこれと同じだから三万ジェニーくらいかな?」

 

「こうやって綺麗にディスプレイしてあると、良さげに見えちゃうのよねー。今の私ならあの柄は絶対に選ばないわ」

 

「確かに…このピンク色のネクタイ…すごくオシャレに見えて来た…」

 

「ダメよ?そう言うのに引っかかっちゃ」

 

「こっちの地味な色の方が、使いやすくて良いですよね?」

 

「そうね、流石にアークもお葬式の時は天使のネクタイは付けないでくれたけど、地味なネクタイならお葬式で付けても大丈夫だから」

 

「うーん、でもなんかパッとしないなぁ」

 

「私はパッとするのを選んで失敗しちゃったのよ」

 

「あっ!こっちの万年筆も良さそう。ルーク、よく万年筆使ってるから。毎日使ってもらえる物の方が良いですよね」

 

「万年筆も無難で良いかもしれないわね」

 

「あー!万年筆も結構、高いんだ…」

 

「ピンキリだけどね。この店は高級なブランド物しか置いてないから、安い店に行けば千ジェニー以下の物も置いてるわよ?」

 

「でも安い物って質が悪いんですよね?」

 

「ええ、安物を買ってもすぐに壊れちゃうかもしれないし…」

 

「丈夫で長持ちする物が良いです…」

 

「ここに置いてる物は質が良いから、あとはデザインの好みだけの問題ね」

 

…つづく


 
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