人間達が暴虐を始めてより、数百年。
その人間達とは、栫(かこい)家・新(あたら)家の人間の事である。
今年に入って、それら両家の人間は天津帝国の帝国人を名乗り、ますます妖怪に対して暴虐をするようになった。
人呼んで、暴虐事変である。
魔理沙は暴虐事変を解決すべく魔法の森から飛び立とうとしていた。
「準備OKだぜ。」
魔法の森から魔理沙は飛び立ち、天津帝国の領内に侵入する。
天津帝国の領内から逃げる弱小妖怪を散らす。
魔理沙は軽くそれをやり遂げ、天津帝国の帝国人に接触しようとしている。
始めに接触したのは、栫 長命(かこい ちょうめい)。魔女である。
実は、この魔女が天津帝国の二王を悪魔に産ませた黒幕なのだが・・・・。
「こんにちは。」
「お?こんにちは。」
「魔法使いのようね?あなたは。」
「その通りだぜ。私は霧雨魔理沙。」
「丁寧にどうも?私は栫長命。今回の件の黒幕よ。」
「それはどうでもいいんだがな。この帝国の王は誰だ?」
「栫蓮力(かこいれんか)と新聖力(あたらせいか)よ?」
「よし、じゃあお前を倒して先に進むぜ。」
「私がそう簡単に倒せるとでも?」
「そうだぜ。」
「随分自信があるのね。」
「事変はまだ始まったばかり、余裕があるぜ。」
「じゃあ、いくわ。」
(いつもの弾幕シーン)
「負けた? 弾幕なれした巫女とかならともかく、ただの魔法使いに?」
「お前の脳内の巫女なんてどうでもいいぜ?」
「脳内の魔女なんて呼ばないで。」
「呼んでない。」
「ところで、栫家の場所、知ってる?」
「知らないぜ?」
「じゃあ、教えてあげるわ。それは・・・」
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栫家と新家、二つの家が天津帝国を名乗った。
代々、両家は過案神社を中心に過去には人間を含めた幻想郷全体で暴虐を働いていた。
(妖怪の山が閉鎖的なのはそういった事情からである。(二次創作))
今では、人間の里とは商売関係にあり、妖怪に対して暴虐を働いている。
天津帝国は妖怪に暴虐を働いており、それを暴虐事変と呼ぶ。
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