アカデミーのキャンパス内でベンチに座って、ルークは彼女と話していました。
「本当に?実はルーク君…ローラと結婚するって結果が出ちゃって悩んでたの」
「えっ…それ本当?あり得ない!君の占いって的中率が高いって有名なんだよね…」
「私とは…残念ながら上手く行かないって結果だった。ローラとは結婚するって出てたけど、ローラには本当の事言えなくて黙ってたの…」
「ごめん!ぶっちゃけ占いなんか信じたくないって思ってたんだけど、その結果もう少し詳しく聞かせてよ?」
「どうしてそんな事知りたがるの?ルーク君、もしかしてローラの事が…。占いの結果通りだわ」
「いや、君の占いの腕がどれくらいすごいのか見てみたいなぁって思ってさ?」
「ただしローラのルーク君への気持ちはただの友達なんだよね」
「ああ、それも多分当たってる…。本当に君の占いは当たるんだね!」
「ローラにフラれたからルーク君は私と付き合う事にしたの?」
「うーん、ローラは僕には興味がないみたいなんだ…」
「私の占いの結果でもローラのルーク君に対する感情は親友みたいな存在になってる。でもルーク君のローラに対する感情が…恋人のような存在になってた」
「君の才能はすごいね。尊敬してしまうよ?」
「私のルーク君への感情も恋人のような存在なんだ。でもルーク君の私に対する感情は…利用するだけの存在だから、すぐに別れなさいって結果だった」
「僕と別れたいって考えて、あの人に相談してたって事?」
「ううん、別れた方が良いって言われたけど、別れたくないって答えたよ」
「と言うか君が占い師になったら…色々と怖いね」
「うん、当たり過ぎて別れたカップルたくさんいて、ちょっと責任感じてる…」
「僕は別に今のところ別れる気はないけど、別れたくなったら言ってよ?」
…つづく
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一応、新シリーズだけど本編の第3部・第262話。