No.985857

聖ビーストテイマー・ナタ191

リュートさん

一応、新シリーズだけど本編の第3部・第191話。

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2019-03-02 23:18:01 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:92   閲覧ユーザー数:92

ウィルスは別の幹部とコソコソ話しています。

 

「ルシファー様の執務の状況はどうだった?」

 

「うむ、思っていたより話のわかるお方のようだった」

 

「あれだけの強大なお力を持ったお方が、なぜゲイザーやテオドールごときの小物の下に就いていたのかも謎だが…」

 

「ゲイザーの養子だったナターシャと言う娘を使ってたらし込んだようだが…」

 

「ナターシャも強大な魔力を持っているが、なぜゲイザーの言いなりになっていたんだ…。全くわからん」

 

「ゲイザーの嫁であるマルヴェール女王も並の格闘家では歯が立たない強さだ」

 

「この前スカウトしたルシファー様のご子息もゲイザーの娘にたらし込まれているからな…」

 

「うむ、しかしなぜ急に気が変わったのか?ゲイザーが死んでから突然、二人とも我が連盟に入りたいと向こうから申し出て来た」

 

「ゲイザーがいなくなったからだろう?こんな良い条件の役職を蹴る事自体が理解できない」

 

「あの二人の力添えがあれば、我が連盟は更に裏の世界を牛耳れるだろう」

 

「その為にもルシファー様のご機嫌を損ねないように気を付けなければ…」

 

仕事が終わってルークが帰宅するとベビーベッドに寝ているゲイザーを高い高いしています。

 

「おかえりなさい、ルーク。初出勤は…どうだった?」

 

「うん、思ってたほどキツくなかった。と言うかラク過ぎて、こんな簡単な仕事でどうしてあんなに給料が高いのか?って疑問だったよ…」

 

「そう…。危険な仕事をさせられてるんじゃないかって心配だったの」

 

「ヤバそうな仕事を任されたらお父さんに相談するよ」

 

「今日はナタお姉さんと一緒に赤ちゃんを連れて散歩に行ったんだけどね」

 

「そうか、リリーは僕の妹になるんだけど、ゲイザーと同い年だからなぁ」

 

「赤ちゃん同士で仲良くしてたよー」

 

…つづく


 
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