ローラの姿のルークはルークの姿のローラと一緒に並んでベッドに腰掛けています。
「ローラは無防備過ぎるんだよ。僕と体を交換したりしたら、僕がローラの体に変な事するかもしれないのに、なぜ交換したいなんて言ったんだ?」
「ルークがそんな事するわけないでしょ?ルーク以外の人にはこんな事頼まないよ」
「信用してくれるのは嬉しいけど、僕はそこまで純粋じゃないんだ。昨日は目を瞑って心眼で見ながらお風呂に入ったけど、変なところを触ってしまわないか気が気じゃなかった…」
「ルークは多分、そうするだろなぁと思ってたよ?私は昨日お風呂でルークの裸見ちゃった!ごめんなさい…」
「別に僕の裸をローラに見られるくらい平気だよ」
「痩せてるのに腹筋がバキバキに割れてるからビックリしたよ」
「鍛えてるからね。痩せてるけど体重は結構あるんだ」
「ふーん、やっぱりルークはすごいね…。体術もやろうと思えば出来るんじゃない?ヴィッキーみたいに腹筋バキバキだもん」
「体術の才能がないのにやっても無駄さ?ヴィッキーは体術の才能があるから、体術のみで戦ったら勝てる気がしないよ」
「私、実はマッチョマン結構、好きなの」
「そうだったんだ?じゃあ僕の体もローラの好みなのかな」
「うん、鏡見ててちょっとドキドキした」
「ローラに好きになってもらえたなら、体を交換した甲斐があったな」
「ルークになって女の子口説いたら楽しそう!って思ったんだけど、簡単に堕とせ過ぎてつまんなかった」
「そうだろうね。僕も簡単に堕ちる女は興味が湧かなくて、なかなか振り向いてもらえないとハマってしまうようだ」
「じゃあ私がルークの事好きになったら嫌いになっちゃうの?」
「それは…ローラの事は嫌いにならないと思うよ」
「なんかジュリーに襲われてる時にルークの気持ち、色々わかっちゃったんだ」
…つづく
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一応、新シリーズだけど本編の第3部・第83話。