「……春だねぇ」
仕事場に向かう途中、道中に植えてある桜の木が開花を迎え始める所を見つけて、しみじみと春の訪れを感じる。
大分暖かくなってきて、しばらく前に積もっていた雪も、もうどこにも見当たらない。
あと少しして桜が見ごろになったら、近くの公園に酒やつまみを持って行って、一人花見でもして春を満喫しようか。
そんなことを考えていると、後ろからスッと誰かの腕が伸びてくるのが横目に見えた。
その腕は俺の首に回され、そのすぐ後に感じるのは背中に押し付けられる柔らかくも弾力のある感触。
出会い頭にこんなことをしてくる奴は一人しか思い浮かばず、俺はまたかと思いながら重い溜息を洩らす。
「おはよー、みーくん!」
「……朝から絡んでくるなよ、暑苦しい」
「あっ! もー、まだ少し寒いかなぁって、温めてあげようと思ったのに。みーくんってば、今日もツンツン。デレが見れるのは何時になるのかしら?」
首に絡めてくる腕を解きながら振り向くと、予想通りの女性がプクッと頬を膨らませてこちらを見ていた。
「残念ながら俺のデレ期は完売済みだ。入荷の時期は未定のため、期待するのはおすすめしないよ……彩花」
「もう、昔はあんなに可愛い笑顔を見せてくれたのに。いつからみーくんは、こんなツンツン不良男になっちゃったのかしら」
「……いつの話だよ」
まだ小さい頃の話を持ち出されて頭が痛くなってくる。
頬に手を当てて、少し困った様な表情を浮かべながら言う女性は、春原彩花(すのはらあやか)。
柔らかい優し気な雰囲気のある、すれ違った人はつい目を向けてしまうだろうスタイル抜群な女性。
俺(ちなみに名前は道下夏樹(みちしたなつき)、道下から取ってみーくんらしい)とは同い年で、家の近所に住んでいたことから、小さいころからよく一緒に遊んでいた。
小、中、高、そして大学まで同じな、所謂幼馴染という存在である。
……そして。
「ったく。それで、どうしたんだ? こんな時間に。いつもなら、朝飯の準備でもしてる頃じゃないのか?」
「あ、そうそう。実はお醤油が切れてたのをすっかり忘れてて、近くのコンビニに買いに行く途中なのよ」
今はもう少しで7時になるという時間帯。
流石に今の時間では近くのスーパーもまだ開いてないため、コンビニでという事らしい。
「そーかい、それはご苦労なことで。ま、だったらこんなところで油売ってないで、とっとと行って来いよ。腹好かせて、待ってる奴もいるだろ」
「うん、だからね……」
そう言って彩花から離れようとすると、俺の腕を取りギュッとその豊満な胸に引き寄せてきた。
「そこまで、一緒に行きましょ♪」
見た人を魅了するような、柔らかい笑顔を間近で浮かべて。
しかし俺は……。
「だーかーらー! 引っ付くなっつうの!」
「えぇ~? もう、みーくんのいけず~」
ぶんぶんと腕を振って、何とか腕を振りほどこうとする。
だけど彩花の力が地味に強くて、なかなか引き離すことができない。
「くっ、相変わらず、何処にそんな力持ってやがるんだこいつは! いいから、離せっちゅうに!」
「いーやー♪」
此方が必死に振りほどこうとしてるのに堪えた様子もなく、むしろ楽しそうにしている彩花。
そして更にギュッと腕をつかむ力が増し、その胸により深く埋もれていく。
そんな俺達の様子を近くを通る通行人連中は、まるで仲の良い恋人でも見るかのように微笑まし気に見ているのだから始末に負えない。
(ちっくしょう、だから苦手なんだよこいつは!)
そう、春原彩花は俺が最も苦手とする女性であった。
「おっとと……ふう、一端置くか」
3段ほどに積んだビールケースを一度下に置き、一息つける。
一度に終わらせようと積んできたけど、視界が悪くてバランスも悪いし、面倒臭がるものじゃないな。
「あの、すみません」
「ん?」
振り返ると小学生くらいだろうか、背の低い可愛らしい子が少し困った様子でそこにいた。
ここらで見ない顔で、多分余所から来た子だろうと予想する。
「どうした? ……えーと、お嬢ちゃん?」
「ぁ……えっと、僕……男、です」
「……え? ……あ、あぁ、そっか。そりゃ、すまなかった」
女の子かと思っていたら、男の子だったらしい。
困り顔が少し悲しげな表情に変わり、悪いことをしたと後ろ頭を掻きながら謝る。
そんな表情の変化一つをとっても女の子にしか見えなかったが、この女の子の様な可愛らしい見た目で、今までにも色々と苦労してきたのだろう。
「えーと、それでどうしたんだ? 道にでも迷ったのか?」
「は、はい。えっと、ちょっと道を聞きたいんですけど……すのはら荘がどこにあるのか、教えてもらえませんか?」
「……すのはら、荘?」
場所の名前を聞いた瞬間、少しだけ固まってしまった。
別に知らない場所だったからではなく、もちろん俺が知っている場所である。
なにせすのはら荘は、俺の幼馴染であるあいつが管理している学生寮だからだ。
「あの?」
「あ、あぁ、いや、なんでもない。すのはら荘だったら、この先の2つ目の角を右に曲がって、そのまま真直ぐ行けば着けるよ」
「あ、ありがとうございます!」
取り繕うように笑顔を浮かべて道を教える。
「……もしかして、すのはら荘に引っ越して来たのか?」
「はい! 僕、椎名亜樹(しいなあき)といいます! これからよろしくお願いします!」
「亜樹、だな。あぁ、こっちこそよろしくな」
名前を聞いて、やっぱり女の子っぽいと思ったのは内緒だ。
それにしても。
(あいつが好きそうだな、こういう可愛い子は)
「……まぁ、これから大変だろうけど、頑張れ。応援してるよ」
「はい! ありがとうございます!」
元気にお礼を言って、教えた道を歩く亜樹の後ろ姿を見送る。
しかし、きっと亜樹は俺の言った「頑張れ」の意味を勘違いしている。
「……ほんと、頑張れよ亜樹」
小さくなる後ろ姿に、俺は小さくもう一度、応援の声を送った。
それと同時に今朝会ったばかりの幼馴染、彩花の顔を思いだして、これからきっと苦労するだろうなと、あの子の行く末を案じる俺であった。
「ケース出して来ましたよ」
「お疲れさーん。ねぇねぇ、今の子ってもしかしてナンパ? 逆ナンってやつ?」
店に戻ると、店長が面白そうな笑みを浮かべて聞いてくる。
さっきの亜樹とのやり取りを見ていたのだろう。
「違いますよ、ただ道を聞かれただけです。すのはら荘に今度引っ越してきた、椎名亜樹っていうそうですよ」
「亜樹ちゃんかぁ、名前も可愛いねぇ。にしても……へぇ、すのはら荘にか。そりゃまた、彩花ちゃんが喜びそうだね」
「……そーですね」
流石はあいつと仲のいい店長、あいつの好みをバッチリと当てている。
「それにしても、そっかぁ、ナンパじゃなかったのか。あたしはてっきり、道下が年下に逆ナンされてんのかと思って期待してたのに」
「ちょっと、一体どんな期待してるんですか?」
「え? そりゃ、あんな色っぽくて可愛い幼馴染を袖にし続けてる、若干ホモ疑惑のある道下にも、ようやく春が来たんじゃないかってだけど?」
「そんな疑惑あったんですか!? そんなもん、ティッシュにくるんでゴミ箱にでも捨ててください!」
そもそも亜樹は男なのだから在り得ないだろう……いや、俺も女の子と勘違いするくらいには可愛かったけど。
しかしいくら可愛いとはいえ、男は男。
某ホモ漫画に出てくる人と同じ苗字だからって、俺にそっちの気はない。
「ふむ……」
すると店長は少し神妙な顔で考え込み、そして俺を見て言う。
「ゴミ箱にって、あれかい? 所謂、“あれ”をした後に出る「言わせませんからね!?」」
いい年した女性が人前で言ってはいけないことを口走ろうとし、俺は咄嗟に話しに割り込みを掛ける。
「はぁ、まったく。店長、言っときますけど、それ普通にセクハラですから。俺じゃなかったら、訴えられてもおかしくないですからね?」
「はっはっは! いやねぇ、こんなもんただの冗談じゃない!」
そう豪快に笑い、俺の肩をバンバンと叩く店長。
マジで痛いからほんと勘弁してほしい。
こんなんだから、いい年して結婚できないんだよこの人は……まぁ、言ったら酷いことになりそうだから言わないけど。
「……はぁ、雇ってもらう所、間違ったかなぁ」
小さく聞こえないように呟く。
ここで働いて暫く経つが、たまにこんな後悔が浮かんでくる。
八穂錦(やつほにしき)、それがこの八穂酒店を営む現店長の名である。
ちなみに俺が通っていた大学の2つ上の先輩であり、彼女の父が店長をしていた時期にバイトしていた縁もあって、卒業後も雇ってもらっているのだ。
まぁ、なんだかんだで気の良い人だし、豪快なところは長所でもあるかもしれないけど、ちょくちょくからかってくるのは勘弁してほしいと常々思っている。
「まぁ、でもさ。だったら、なんとしても彩花ちゃんをものにしないとねぇ。じゃないと、一生女なんてできないかもよ?」
「……余計なお世話ですよ」
そのあんまりな言い様に、俺は拗ねてそっぽを向く。
別に彩花じゃなくても、普通に恋人くらい見つけてやるとも。
「あ、もしかしてあたしのこと狙って「それはないです」……道下、流石にそうきっぱり言われたら、あたしも少し落ち込むんだけど」
「そうですか、それはすみませんでしたね」
棒読みがちな言葉に店長はジトーッと見てくるが、知ったことじゃないと俺は棚の整理に取り掛かる。
「……まったく。ほんと可愛げがないね、お前は。それじゃ、私はちょっと用事あって出てくるから、適当に店番でもしててよ」
「りょーかいです」
店長が店を出てしばらく経った。
あれからちらほら客が来た程度で、特にこれといって問題もなく時間が過ぎていく。
まぁ、さっき少しだけ夕立があったけど、店先の商品を仕舞い込む程酷い降りではなかったから、問題のない範疇だろう。
「……暇だねぇ」
客足も途絶え、やることも無くなったので椅子に座ってボーっと外を眺めている。
その時、ふと頭に浮かんだのはさっき店長が言っていた言葉。
『なんとしても彩花ちゃんをものにしないとねぇ』
「……彩花、かぁ」
正直、彩花が俺の彼女になるとかいうのは、少し考えられなかった。
それは俺があいつの事が苦手というのが一番の理由だけど、多分あいつ自身も俺とどうこうなりたいなんて考えてもないと思う。
きっと他の人に言ったら、あんなに仲よさそうで、さも好意があるように見えるのに何を言ってるんだと思われるかもしれない。
だけど、それは大いに誤解なのだ。
(そもそもあいつ、別に俺じゃなくてもベタベタするしなぁ)
そう、春原彩花という女は、昔からそう言う感じなのである。
自分が気に入ったものに対しては、なんというかスキンシップが過剰になるところがあった。
例えば犬、猫といった小動物、例えばぬいぐるみといった小物。
小さい頃から可愛い物好きな彩花は、自分が気に入った物を見つけたら、その胸に抱きしめる癖というか、そんな大胆なところがある。
まぁ、可愛い物好きな女の子なら、気に入った物を抱きしめようとするのもわからなくもない。
だけど彩花は同性に対しても同じように抱きしめたり(まぁ、それもいいとしてだけど)、果ては異性であっても自分が気に入れば恥じらいもなく抱きしめようとする。
それこそ、今朝俺が彩花と会った時に受けたようにだ。
小さい頃は、まぁ、俺も彩花の事を気にしていたのかもしれない。
あの頃から今と変わらずほんわかと柔らかい雰囲気があって、優しく可愛い女の子だった。
しかも幼馴染でよく一緒に遊んでいるのだから、そんな子からいきなり抱き締められたら意識するなという方が無理だろう。
……まぁ、それも俺だけでなく、いろんな人にしているのを知ってから、あいつへ抱いていた感情も冷めていったのだけど。
(しかも髪の毛まで染めちまって)
彩花も昔は綺麗な艶のある黒髪だったのだ。
だけど高校に入って夏休みを終えた始業式の時、あいつの髪は金髪に染まっていた。
理由を聞いたら、「周りもやってるし、私も少しイメージを変えてみようと思って」などと言っていた。
あいつとどうこうなることはないと言ったもう一つの理由は、俺がギャル系というのだろうか、そういう子が少し苦手なことが理由だったりする。
それはきっと高校時代から流行っていた髪染めなり化粧なり、そういうことをしている女子たちが周りでギャーギャーと喧しく騒いでいて、煩かったのが印象的だったからだろう。
その頃からギャル系の女子=煩く喧しい女子というのが、俺の中で成り立ってしまったのだ。
まぁ、もちろん彩花は別に周りに合わせて煩くしていた訳でもなく、髪を染めた以外は今までと変わりなかったのだけど。
それでも俺の中に植え付けられた印象と、髪を染めたことで今までと別人に思えてしまったのだと思う。
それ以前から持っていた苦手意識が、それを切っ掛けに俺の中で大きくなったのだ。
「……はぁ、それなのにあいつは、なんで変わらないんだろうなぁ」
俺がそっけなく、そして時には邪険にあしらっても、彩花は今までと変わらず俺に接してきた。
まったくもって訳が分からない。
「……はぁ」
「そんなに溜息ばかりしてると、幸せが逃げていっちゃうわよ?」
「っ!」
その時、突然話し掛けられてビクッと体を起こす。
「……って、何だ、お前か」
誰かわかった途端、脱力して再び椅子に座る。
噂をすれば影、という奴か。
「もぅ、お店番してるのにその態度はいけないんじゃないかしら? 今の私は、お客さん。今のみーくんは、ここの店員さんですよ?」
彩花が腰に手を当てて「メッ」とでもいうかのように、もう片手の人差し指を立てて俺に言ってくる。
まぁ、確かに言われてることは御尤も。
俺は佇まいを整えて、改めて接客をする。
「それじゃ、はいこれ。お会計よろしくね」
「毎度どうも……にしても、酒が弱いくせによく飲むなぁ」
レジに置かれた日本酒の一升瓶を見てそう思う。
彩花は酒は好きではあるが、非情に弱くてすぐに酔っぱらってしまう。
……その酔っ払った時が、また面倒なのだ。
「ふふ、それはもう……“好き”、ですから」
「……さいですか」
好きの所を強調して言っていた気がするけど、まぁ、これはいつもの事だ。
時々こいつは、特に意味もないのに意味深な物言いをしてくることがある。
そのことを知らない男なら、きっと変な勘違いをしてしまうことだろう。
(こういう所も相変わらずなんだよな、こいつ)
内心呆れながらも、店番としての役割を果たす。
「それじゃ、これお釣り。新しく入寮した子もいるんだから、あんまり迷惑かけないように飲むんだぞ」
「はーい♪ ……あら? みーくん、何であっくんが今日来た事知ってるの?」
「あ、あっくん? ……あぁ、亜樹のことか」
誰の事かわからず少し考え込んでしまったが、今日来た入寮者で“あっくん”と愛称で呼ばれる人物は、俺の知る限りでは先程会った亜樹くらいだと思い至った。
にしても、来てさっそく愛称で呼ばれるとは。
(思った通り、早速気に入られたらしいな)
これから彩花の激しいスキンシップの被害に合うのだろうと、そっと心の中で合掌しておいた。
「まぁ、少し前に道を聞かれてな」
「そうだったの。ふふ、小さくて可愛らしい子だったでしょ?」
「まぁ、それには同意だが……あんまり女の子扱いしてやるなよ? あいつもあいつで、その見た目で苦労してきたんだろうし」
「わかってるわよー」
「……ならいいけどよ」
とは言いつつ、きっと無理だろうなと内心思う。
可愛い子、特に目下の子には特別気に掛けるというか、甘やかそうとするからなこいつは。
亜樹はあの見た目からしてまだ子供だし、彩花にこんなにも早く愛称で呼ばれてるということは、かなり気に入られている証拠だ。
きっと甘やかしという名の、過剰なスキンシップが日常的になるんだろうな。
「……あぁ、まぁ、なんだ。亜樹には、何かあったら俺に相談しろって言っておいてくれ」
「別にいいけど、みーくんがそんなに気に掛けるなんて。どういう風の吹き回しかしら?」
「別にどうってことはねぇよ。だけど、あいつだってこっちに来たばかりで、同性の知り合いなんてまだいないだろうしな」
しかも、すのはら荘は女性ばかりが住んでいる、ほぼ女子寮といっても過言ではない場所。
住んでいて、色々と肩身の狭い思いをするかもしれない。
「ま、道案内したよしみっていうのかな。少し年上として、格好つけようとしてるだけだよ」
「……ふーん」
「……なんだよ?」
そう言った俺に、彩花はジーッと視線を向けてくるばかり。
一体なんだこいつは?
「なんか、少しだけジェラシー?」
「はぁ?」
「初めて会ったばかりなのに、あっくんはこんなに気に掛けてもらえて良いなぁって」
「……いや、それはお前が言えたことじゃないだろうに」
どっちが亜樹を気に掛けているかなんて、すのはら荘の住人に聞けば一目瞭然だろう。
「……ねぇ、みーくん」
彩花は俺の両肩に手を置き、おもむろに顔を近づけてくる。
いつもの過剰なスキンシップが始まったのだろう。
彩花はスッと素早く俺の耳元に口を寄せて……。
「私にもちゃんと優しくしてくれないと、拗ねちゃいますよー?」
「な、何言って……」
耳に吐息が掛かってくすぐったい。
取り敢えず何するこんにゃろうと、彩花を押しのけようとした時。
「……はむっ」
「っ!?」
突然生まれた生暖かい感触に体が硬直し、全身に鳥肌が立つ。
何をされたのかを理解した時、俺は頭が混乱してうまく言葉を紡ぐことができなかった。
「なっ!? お、おお、おま、お前ぇ!?!?」
「ふふ、やっぱりみーくんも可愛いわぁ」
顔を離した彩花は悪戯が成功した子供のように、しかし子供というには些か大人の色気のある笑みを浮かべていた。
「それじゃ、また来るわね。あ、そうだ。今度また時間がある時に、一緒にお酒を飲みましょうね。幼馴染同士、二人っきりで♪」
「ちょ、ま、待て! こら、彩花!」
「ふふ、ばいばーい♪」
呼び止める俺をよそに、彩花はスキップでもするような軽い足取りでさっさと店を出ていってしまった。
「……」
一人になった静かな店内で、俺はふいに耳たぶに手を伸ばす。
その場所は少しだけ湿っていて、そして少しだけ熱くなっている。
「……やっぱり、あいつは苦手だ」
あいつが何を思ってこんなことをするのか、それはわからないけど。
だけど俺が彩花の事が苦手なのは、きっとこれからも変わらないだろう。
(あとがき)
管理人さん、可愛いですよねぇ。
ああいうのを見ると、私も管理されたいと思ってしまいますけど、ダメ人間になる未来が簡単に予想できますね……。
所々、独自設定を入れてみたりしています。
あの金髪が実は黒髪だったというのは、ギャル系JKな妹ちゃんも金髪なことから染めてるんじゃないかなぁって思えたことが切っ掛けだったり。
まぁ、アニメに対して髪の色云々は言わぬが華なのでしょうけどね。
管理人さんが幼馴染をどう思っているか、それは皆様の想像にお任せします。
てか、アニメ見た時も思ったけど、管理人さんって今一本音が見えない人なんだよなぁ。
多分亜樹君の事も、歳の離れた弟みたいに可愛がってるだけ……に見えなくもないし、スキンシップの仕方を考えると……とも思えなくもないし。
……うん、私もたぶん、管理人さんみたいにその本音の見えない行動をする人は少し苦手かもですね。
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少し前に見たすのはら荘の管理人さんを思い出して書いてみました。