No.975893

新ビーストテイマー・ナタ67

リュートさん

書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第67話です。

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2018-12-07 07:24:51 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:106   閲覧ユーザー数:106

太陽が昇り始めてカーテンの向こう側がだんだん明るくなってきます。

 

「いけない!もうタイムリミットが…。太陽が昇ったらナターシャ様は…」

 

「先程アーク殿が少しだけ飲ませたので寿命は延びていると思うが…」

 

「せっかくティターニア様がご自分の命を削ってまで作った薬だと言うのに…」

 

「ナタ、ちょっとお話しましょう?昔みたいにね」

 

ティターニアはバスローブのようにハンドタオルを巻いて着ています。

 

「わーい!ニアと遊ぶー!」

 

「皆さんは出て行ってください。私とナタ、二人っきりで話したいのです」

 

「わかりました。よろしくお願いします。ティターニア様」

 

ゲイザーたちが出て行くとティターニアはナタの肩に腰掛けました。ナタはパジャマのままでお菓子を食べ始めます。

 

「ねぇ、ナタ。あなたは今、恋はしてるの?」

 

「今は別にいないかなー。アークにはフラれちゃったし…」

 

「そう…それで嫌になっちゃったんだ?」

 

「そう!だからやけ食いしてるのー」

 

「ファーストキスは誰としたの?教えて」

 

「えへへ、実はアークじゃないんだよね」

 

「誰にも言わないから、私にだけお願い」

 

ナタはティターニアの耳元で囁きました。

 

「実はね、ファーストキスはおじさんなの。私がまだ六歳の頃、おじさんが寝てる時にこっそり…。だからおじさんは気付いてないよ」

 

「そっかぁ、ナタは勇者ゲイザーの事が好きだったのね?」

 

「絶対に内緒だよ?誰にも言っちゃダメだからね!特にアークには絶対に言えない」

 

「ふふ、約束は守るわ」

 

…つづく


 
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