俺は夢を見ていた。
その夢をたとえるのならば鳥のように自由に空を飛んでいるような、咎人のように鎖に囚われている
かのような、砂糖のように甘いような、塩のようにしょっぱいような夢。
矛盾しているのにどこか調和しているような、混沌のようにわけのわからない夢だった。
その夢の中で俺は何をしているのだろう。
笑ってる?泣いてる?怒ってる?苦しんでる?どうなんだろう?わからない・・・けれどもそれが
どこか心地よい。
矛盾に囚われた心地よい夢の中で俺には一つだけわかった事がある。
俺もまた矛盾した存在であると。
人はみな強くて弱い、でも俺は人よりもどこか変。
救われたいのに人を拒絶し、理解してるのに否定して、愛しているのに憎んでいて、壊れているのに完
全。
そんな混沌とした夢にも終わりが告げられようとしている。
光の濁流が押し寄せてくるのだ。
これで目が覚める、自分がどこかおかしいと解っているけどこれ以上認めなくてすむと俺は思った。
だけど俺が飲まれた光の中で誰かが俺に訊いた
『貴方は本当に貴方なの?』
そんな事は解らない、俺というものはどこからが俺なのだろうか…そんな哲学的なことは俺には向い
てはいない
俺にわかるのは一つ。所詮そんなことを言われても俺は俺でしかない。
もし違うというのなら誰かその理由を小学生に教えるように俺に教えてくれといいたいところだ。
さて・・・なぜ解るのかは知らないがそろそろ目が覚める。
そんな夢の最後に浮かんだのはどこかで見たような鏡、どこで見たのだろうか…
真・恋姫無双 ~混沌奏夜譚~
第0話~物語の始まる前
???「起―ろ、遅――るぞ!寝ぼ―てない―さ―さと出―――!」
誰かの声がする…今朝見た夢は俺の頭の中に残っている…そこまで印象深いものじゃないんだがな
ぁ…
一刀「起きろってば!」
ああ、そうだ。今日は平日で学校だったな…
???「ん…一刀、もう1日…」
一刀「1日って…そんな時間もうないって!さっさと起きろ!」
???「了解・・・そんなに急かすな一刀。」
そういえば貴方達には名乗ってなかったな。俺の名は『十六夜 黒夜』俺を起こしたこいつの名は
『北郷 一刀』。ともにフランチェスカ学園の生徒だ
一刀「急かすって…もう8時になるぞ?」
黒夜「おお、それはいかん。さっさと用意せねば。…そのためにも一刀、部屋から出てけ。俺の着替
えが見たいのか?」
一刀「んなわけあるか!先行ってるぞ。」
先に行ってしまったか…まぁおれも着替えていきますか…
んな訳で学校に行ったわけだが…特に描写することもないな、うん。それからバイトを終わらせて帰
っただけだ。
黒夜「ふむ…そろそろ寝るか…。」
というわけで着替え始めようとしたんだが…
黒夜「何だあれ?」
外を見ると一刀が見たこともない男と戦っていた
黒夜「・・・まぁあいつも強いし・・・放置していいか。」
といって着替えようとした瞬間に周囲が光りだした
黒夜「何だこれは?」
次の瞬間に俺はもう部屋には存在しなかった…
あとがき+アンケート
皆様。短いながらいかがだったでしょうか?
駄作かもしれませんが温かい目で見ていただけるとうれしいです。
さて、アンケートについてですがこれからどこの国へ黒夜を行かせるかということです。
現在の選択肢としては
1・蜀
2・魏
3・呉
4・その他
という基本的なルートです。
皆様からのご返答などを心よりお待ちしております。
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小説初心者の俺ですが頑張って書いていきたいと思います。
誤字、脱字、改善点などがございましたらどうぞご指導よろしくお願いします