三面
太陽が真上に来た頃。
博麗の巫女はその空を飛んでいた。
この界面湖が出来たばかりの時ぶりの霊夢は余韻に浸る暇もなく、攻撃にさらされていた。
霊夢がスペルカード・陽符「夢想風韻」を発動し、湖からの攻撃者を一掃する。
この攻撃者は隠岐奈に言われて、霊夢が水源郷に来た時からついてきたアラサラウスの集団だ。
その後、霊夢は広大な界面湖に一つの船がある事を見つける。
霊夢「そこにおりましょう。」
フェイクオブフランドール「降りるならいいけど、圷(わたし)の話を聞いてくれるならの話よ。」
霊「あなたと話す?」
フ「嫌そうね?」
霊 「紅魔館で会ったかしら??」
フ「この世界では、圷(わたし)はフランドール・スカーレットの偽物。」
霊 「フランドールね・・・。誰かさんと同じ名前・・・???」
フ「”フランドール”って名前じゃないんだけど・・・・・。(話が通じないようね。)」
フ「そろそろ弾幕ごっこと行きたいところね。段階的に。」
霊 「弾幕ごっこはもう私にとってはコミュニケーションみたいなものになっているわね・・・・・。」
フ「じゃあ、始めるわ。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードが終了する。
ボロボロになった”フランドール”に霊夢は話す。
霊「ここにはいつ来たのかしら?」
フ「10日ほど前に来たの。」
三か月前に霊夢はここ水源郷で、界面湖が出来る様を見ている。
だから、”フランドール”は界面湖が出来た八十日後に来た事になる。
霊 「それなら、多分空寝は知らないのよね?」
フ「”空寝”って誰?」
霊 「誰かは知らないけど、巫女の私を狙っているらしいのよ。」
フ「そうなの。」
霊 「先刻(さっき)から空に飛んでる光りがあるけど、あれは何?ちらちら、湖面に映って気になるのよ。」
フ「”魔女の光り”。魔女達が西方に向かっていくのを自己顕示しているの。」
霊「そうなの。」
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幻想郷の東方。
そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。
その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。
その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。
その界面湖と水源郷を巡る話。