No.953907

攻めになりたいKAEDE-LAWN

実 質 恋 アク

嘘です目を舐めないでくださいおねがいします。

(初登校しました。(入学18年目にして)

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2018-05-27 03:29:11 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:435   閲覧ユーザー数:435

 

モイラ様!聞こえていますか!モイラ様!!

 

(……どうしたの?人の子『かえでろーん』)

 

私は……私は、攻めになりたいです!!

 

(それで、女神に何を望むの?かえでろーん。)

 

私に、攻めについて教えてください!!

 

(……いいでしょう、かえでろーん。

では、あなたに『襲い攻め』という攻めを教えましょう。)

 

襲い攻め、ですか?それは一体……?

 

(襲う側が攻めに攻めまくるという、非常に攻撃的な攻め。

今から女神が、具体的な内容と状況を教えるから、それを試してみて?)

 

今からですか!?でも、一体誰を?

 

(ちなみに Hey!siri! と言うと、みとちゃんを裏側守備表示で特殊召喚できるの。)

 

ま?

Hey!siri!!

 

「わー、ここわなんだいったいここわー」

 

みとちゃん、今から茶番するから付き合うて。

 

「わかりみー。」

 

(楓ちゃん、駄目な女神を許して……。)

 

 

 

 

 

(ビデオカメラの準備しなくっちゃ!)

 

 

――――――――――――――

 

 

樋口家・楓部屋_

 

 

ごめんな、みとちゃん。

いきなり、うちに呼んだりして。

 

「いえ、別にいいですよ。で、なんですか用事って?」

 

いや、ちょっと見て欲しいもんがあんねん。

持ってくるから、ベッドに座って待っといて?

 

「わかりました。じゃあ、座ってますね。」

 

うん。

 

ガチャッ

 

「出てっちゃった。なんだろう、見せたいものって。」

 

ピリリリリ…

 

「あれ、携帯なってる。楓ちゃんのだよね?」

 

ピリリリリ…

 

「……一応、誰からか、だけ見ときますか。あとで教えられるように。」

 

ガチャ…

 

「あれ?これ……アラーム?」

 

ドンッ!!

 

「う"ぉ!!!!(清楚)」

 

ギシ……

 

「びっくりしたぁ。楓ちゃん?

 なに?急に押し倒したりなんかして?」

 

……あんまり、驚かへんのね。みとちゃん。

 

「ていうか、状況がイマイチ飲み込めないんですけど。

 用事があるって聞いて来たんですけど。」

 

それな、嘘やねん。

 

「えっ?」

 

見せたいもんがあるって言うんも、嘘。

ほんまは、みとちゃんを、こうするために呼んでん。

 

「……こうするって、どうするんですか?わたくしを?」

 

 

それはな?

 

 

それは

 

 

 

……えっ、このあと、どうしたらええん?

 

シュル…

 

えっ!?なに、リボン外してるん!?

 

「駄目じゃないですかぁ、楓ちゃん。

 押し倒したらすぐに、少しずつ肌蹴させていかなきゃ。」

 

ちょっ、ちょっと待って!?なんで脱いでんの!?

 

「ほらほら。楓ちゃんも早く脱いで。わたくしが脱がしちゃいますよ?」

 

いやいやいや。ちょっとちょっと。

ちょっ、ちょっとまっ……アカーン!!

 

ガチャ!

 

バン!

 

「あらら、逃げちゃった。」

 

 

(こ、これは、夢にまで見た『襲い受け』なのだわ!!)(●Rec)

 

 

――――――――――……

 

 

ちょっと、モイラ様!!

 

(どうしたんだい、かえでろーん?)

 

なんか思ってたのと、ちゃうんですけど!

なんか全然うまくいかへんねんけど!!

 

(そりゃ女神は運命の女神であって、未来を操ることは出来ないのだわ。

それに、うまくいくかどうかは、楓ちゃん次第じゃないの?)

 

うっ……。まぁ、そうですけど。

 

(でも、このままではあまりにも、かえでろーんが不憫。

だから、女神が次なる手を授けましょう。)

 

えっ、まだ何かあるんですか?

 

(ええ、その名も『俺様攻め』。)

 

俺様攻め…。

 

(これは、何が起きても強気な態度を崩さないという攻め。

さっきの楓ちゃんには、迷いがあった。それが惨敗の原因だったのよ。)

 

確かにそうかも知れん!(FBH岩尾)

 

(今から、具体的な内容と状況を教えるから、それを試すのよ、かえでろーん。)

 

今からですか!?でも、一体誰に?

 

(ちなみに、ふぃぎゅ@っていう曲のオフボーカルを流せば、みとちゃんが歌いだすわ。)

 

ま?

それ何の曲ですか?知らへん。

 

(女神が流すわ。はいポチッ。)

 

「ふぎゅあっと!ふぃーぎゅあっと!」

 

みとちゃんストップ。

 

「はい。」

 

(素直なのだわ。)

 

 

――――――――――――――

 

 

某遊園地・周辺_

 

 

今日は楽しかったなぁ、みとちゃん。

 

「ええ、ヴァーチャルUFん"んッ!、ヴァーチャルUSJ。

 とても楽しいところでしたね。」

 

でも、みとちゃんが何回も絶叫系に乗せるから、ちょっとだけ具合悪いかも……。

 

「え"ぇっ!大丈夫ですか?」

 

ごめん、ちょっと向こうの影でも休んでもいい?

 

「何か飲み物いる?買って来ようか?」

 

ううん、大丈夫。

でも、ちょっと一緒に来てくれへん?

 

「そりゃ行きますよぉ。」

 

うう…。

 

「大丈夫?かえ、うぐぉっ!!!!(清楚)」

 

ドンッ!!

 

 

「いつっ、なんですかいきなり?壁ドンなんてして。」

 

……これで逃げられへんね?みとちゃん。

 

「ちょっとやめてくださいよぉ、こんな所で。誰か来たらどうするんですか?」

 

大丈夫、すぐに済ませるから。

ほら、こっち見て?

 

「ちょっとちょっと!

 あっ、じゃあこうしましょう。勝負して勝ったほうの言う事を聞くことにしましょう。」

 

えっ?なに、勝負?なんでそんなん、せなあかんの?

 

「えっwあれ楓ちゃん、もしかして怖いんですか?

 そんな意気地なしが私を襲おうなんて、滑稽すぎでわw?」

 

はぁ!?

ええやん、やったるわ!

 

「はい、じゃあ、『淫語しりとり』しましょう。」

 

いん、は?なに?なんて?

 

「語尾に『ん』のつく言葉、もしくは、卑猥な言葉以外をいうと負けです。

 じゃあ、私から。ピ――」

 

ちょっ!?なに言うてるん、いやちょっと。

 

「ネコ、とかどうです?」

 

えっ?別に変な言葉ちゃうやん。

 

「いや、『アキネコ』とか言うと、ちょっといやらしく聞こえません?」

 

失礼やろ。

 

「試しに、『わたし、ネコです。』って言ってもらっていいですか?

 楓ちゃん、アキ君ちゃんのファンじゃないですか。」

 

えっ、わたし、ネコです。

 

「スゥゥゥ…。じゃ、次ぎ行きましょう。

 では、ピ――」

 

ちょっ、真顔でようそんなん言えんなぁ!?

 

「次、楓ちゃんの番ですよ?」

 

えっ!?そんなん言われても。

 

「ギャグ、とかどうです?」

 

えっ?別にそれも、変な言葉ちゃうやん。

 

「まぁ、人によってはそう感じる人もいるかも、って感じですよね。

 試しに『ギャグ、つけてくれへん?』って言ってもらっていいですか?」

 

えっ?一発芸でもしてくれるん?

 

「まぁ、考えておきますよ。」

 

じゃあ、ギャグ、つけてくれへん?

 

「スゥゥゥ…。考えた結果、ギャグは無しになりました。

 じゃ、次ぎ行きましょう。」

 

ちょいw

 

「じゃあ次、私も変り種行きますかね。

 では、くるみぽんちお、で。」

 

なに?それはどういう意味なん?

 

「試しに逆から言ってみてください。

 それをそのまま、回答として使えますから。」

 

えっ?ラッキー。じゃあ、く・る・み・ぽ・ん・ち・お。

お・ち・ん・p……

 

「なに?」

 

おちん…

 

「え?なに?聞こえない。」(ぱにぽに)

 

言えるかぁ!!

 

「なんでwさっきまで、嬉々として下ネタ言ってたじゃないですかぁw」

 

えっ、なに?さっきのも全部そうなん?

 

「はい。」

 

あ、あほぉー!!

 

……

 

「あっ!どっか行っちゃった。」

 

 

(こ、これは『無知シチュからの言葉責め』なのだわ!みとちゃん、恐ろしい子!!)(●Rec)

 

(デートの様子もばっちり撮れたし、大収穫!なのだわ!!)タラタラ…

 

 

――――――――――……

 

 

モイラ様ぁ!って、何これ!床中血塗れやん!?

 

(ちっ、違うの、かえでろーん。これは全部、赤い糸なのだわ。)

 

あ、ほんまや!ほんまに鼻から赤い糸でてるキモッ!!

って、ちゃうよ、モイラ様!

 

(ええ、言いたいことは分かっています。かえでろーん。

こちらの想像を超えて、みとちゃんは強敵だったのだわ。)

 

……私は、私は!攻めになれないのでしょうか!?モイラ様!

 

(……難しいのだわ、かえでろーん。

でも、敢えて受けに回る、というのも、女神はアリだと思うのだわ。)

 

どういうことですか!?

 

(これが本当に、最後の手段よ。かえでろーん。

今から女神が教えるのは、『誘い受け』という受けよ。)

 

誘い受け…って、受けじゃないですか!

 

(確かに、字面で見ても、傍から見ても、受けではあるのだわ。でも、その実そうではない。)

 

というと?

 

(これは、受け手側が主導権を握るという、高度な受けの技術。

二人の間では受け手が攻めであり、攻め手が受けなのだわ!)

 

そ、そんなんがあるんですか!

 

(ええ。それに、この受けの重要な点は、

相手が誘いに乗ってきた時点で、受け手の勝利であるといえるところなのだわ。)

 

つまり、上手く誘いに乗せることが出来れば、

もう私が攻めであると言える、ということですね!!

 

(そういうことよ。

今から具体的な内容と状況を教えるから、 今すぐかえみとするのよ、かえでろーん。)

 

今からですか!?でも、一体誰と?

 

(ちなみに、みとちゃんは呼べば来るわ。)

 

ま?

みとちゃーん。

 

「はい、呼ばれて飛び出て。」

 

ちょっと付き合うて?

 

「いいですよ。」

 

(あら^~)

 

 

――――――――――――

 

 

樋口家・楓部屋_

 

 

ごめんな、みとちゃん。三日連続で呼び出して。

 

「いえ、別にいいですよ。

 私も楓ちゃんと、たくさんお話できましたし。」

 

で、ほんでな?今日は、ほんまに大事な用があるねん。

 

「なんですか?大事な用って。」

 

あっ!その前にちょっと着替えても良い?

 

「ん?じゃあ、私はちょっと外しますね。」

 

ん?別にええよ。気にせぇへんし。

ベッドで座って待っといて。

 

「えっ?じゃぁ、はい。分かりました。」

 

ん、ちょっと待っといてな?

 

シュル…プチプチ…パサ…

 

はぁ、なんか最近あつない?みとちゃん。

 

「そうですねぇ。正直、早く夏服を描いて欲しいところですよね。」

 

……お待たせ。

 

「って、下着姿のままじゃないですか?」

 

うん、ええねん、これで。

 

「ちょっ、どうして隣に座るの。」

 

ほら、私、熱いやろ?

触って?みとちゃん。

 

「ちょっ、ちょっと!どうしたんですか、楓ちゃん!?」

 

あんな?用事ってこのことやねん。

最近、熱くて仕方なくて。

 

「えっ?」

 

だからな?みとちゃんに、この熱さを冷まして欲しいねん。

 

「はっ…!」

 

あ、でももし、みとちゃんが望むんやったら、

私のこと、もっと熱くしてくれても……

 

 

ドンッ!!

 

 

あっ…みとちゃん…。

 

 

 

押し倒したな!

 

「……。」

 

やったぁ!これで私が攻め、っていうことでええやんな!

 

「……。」

 

えっ?ちょっと、みとちゃん?

 

「……。」

 

ちょっと待って!?ほんまにそういうことすんの!?

 

 

えっ、待って、いや違う、ちゃうねん!

 

 

たんま!たんまやって!!えっ、ちょいホンマに!!

 

 

あぁっ!!

 

 

(やったのだわ。)(●Rec)

 

 

――――――――……

 

―――――……

 

――……

 

(っていう同人誌ください!!!)(天声人語)


 
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