No.91585

魏√END風白蓮END

†龍†さん

書き終わった後ストー様の作品に似通っていることが分かったためにやめようかなと思いましたが一応書いたので投下したいと思います。また始めて書いたのと真・恋姫†無双を最近やってなかったのとでキャラがおかしいところ等あると思いますのでその辺ご指摘お願いします。
後最後にオリキャラっぽいのが出ます;;

2009-08-25 22:56:51 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4567   閲覧ユーザー数:3832

 

三国に平和が訪れたその日、最後の戦場となった成都では、将が、兵が、民が皆で平和になった世

を喜び大宴会が行われていた。

 

身分の違いなど関係なく皆が皆さまざまな形ではあるが戦乱が収束したこの日をを心の底より喜んでいた。

 

(・・・これで三国に平和が訪れたか・・・・)

 

俺はそんな風景を眺めながら1人物思いにふけっていた

 

(もうちょっとこの世界にとどまって居たかったけどなぁ)

 

俺には確信があった。

 

三国に平和が訪れる日が来たら自分はこの世界には居られなくなるだろうと

 

(それでも・・・この平和のためならば惜しくは無かった・・・かな・・・)

 

「あはは~華琳さ~ん♪」

 

「ちょっ、桃香あなたどこ触ってるのよ」

 

「いーじゃないですかー触って減るもんじゃないんですからー」

 

「ふ~ん・・・それは触って減るほど大きくも無いってことかしら?」

 

「いや~そんなつもりじゃー・・・・・キャー」

 

「待ちなさーい!!!」

 

「まったく、何やってんだか。」

 

「雪蓮さーん、助けてくださーい;;」

 

「無理よ。自分でまいた種なら自分でどうにかしなさい。」

 

「そんなぁ~;;」

 

「さぁーて桃香?覚悟はいいかしら?」

 

「いや~~~~・・・・」

 

 

(3人とも仲良くやってるようだな・・・これなら俺がいなくとも大丈夫そうだ)

 

三国の王が互いにじゃれあっている?様子を見て俺は安心するように息を吐いた。

 

「? ご主人様?どうかなさいましたか?」

 

側にいた愛紗がそう訪ねてきた。

 

「いやなんでもないよ。ただ賑やかだなぁって思ってさ」

 

「そうですね。やっと戦乱の世が終わりを迎えたのですから。」

 

「そうだね。これからは三国でこの平和を維持していかなければいけない、二度と戦乱の世にならぬように」

 

「ご主人様、それに桃香様、曹操殿、孫策殿がおられれば大丈夫でしょう。」

 

愛紗は微笑みながらそう答えた。

 

(俺は、もう無理みたいだけどね・・・・)

 

「ごめん、愛紗ちょっと厠に行ってくるね」

 

「あっ、はい分かりました」

 

(さようなら、そしてごめん桃香 愛紗 鈴々 朱里 雛里 星 月 詠 恋 音々音 翠

蒲公英 紫苑 桔梗 焔耶 麗羽 斗詩 猪々子 美以 ミケ トラ シャム 白蓮・・・・)

 

 

俺は最後に三国の皆が騒いでいるその宴会場を眺め、皆に心の中で謝って歩き出した。

厠に行くふりをして森の方へ行きしばらく歩いていると不意に小川のほとりに出た。

 

その川を眺めながら

 

「なんで、どうして、ここに残っていられないんだよ・・・・・なんで・・・・」

 

俺は、皆を残していくことの罪悪感と皆といられない未来に涙した。

 

「くそ・・・・ちくしょう・・・・」

 

「北郷か?なにやってんだ?こんなとこで」

 

「!?」

 

後ろを振り向くとそこには白蓮が立っていた。

 

「白蓮・・・なんでこんなとこに・・・・?」

 

「いやお前がこっちの方向に歩いて行くのが見えたからついてきたんだが・・・お前は何してるんだ?」

 

暗がりだからか幸い涙は見られてないようだった。俺は急いで涙をぬぐった。

 

「いや・・ちょっと酔っちゃってね。酔いを醒ましに来たとこさ。」

 

「ふーん。じゃちょっと話さないか?」

 

「あぁ、良いよ」

 

そうやって白蓮は俺の前に立ち話し始めた。

 

「最初は、お前らも私の下にいたのにいつの間にかこんなに大きくなったな」

 

「うん、そうだね」

 

「私が、麗羽に敗れた時は保護してくれて本当に助かったよ。」

 

「当たり前じゃ・・ないか」」

 

「後、お前と・・その・・結ばれたことも嬉しかったぞ」

 

「はは・・・それ・・は・・光栄・・だな」

 

「おい北郷お前何か声がおかしくないか?」

 

そう言って白蓮が振り返った。そのときにはすでに俺の体は消えてきていた。

 

「!?お前体が・・・・どうして・・・・・?まさか・・・・・」

 

「そう・・・みたいだ・・どうやら俺は・・・ここまでらしい」

 

「すぐ皆を呼んでくる!!」

 

「白蓮・・・待ってくれ・・・呼びに行かなくていいから・・・・」

 

「なんでだよ!!」

 

白蓮がそう怒鳴ってきた。

 

「多分もう・・時間がないからね・・それに今くらいは平和なときに浸っていて欲しい

 自分で言うのもあれだけど俺が消えたなんていったら悲しむだろうから。」

 

「そうか・・・・」

 

「あぁごめんな」

 

「いや・・・気にするな」

 

「平和な世に・・・なったからな・・・これから仕事も大変になるだろうが頑張れよ・・・」

 

「あぁ・・グス」

 

「それと麗羽達の・・・・世話・・・これからも頼・・んだ・・ぞ」

 

「なんで・・グスッ・・いつも・・グスッ・・わたしなんだよ・・・ヒック」

 

白蓮の泣き声が聞こえる。

 

「ははは・・・それ・から・・・桃香を皆を・・支えてやってくれ・・・

 君なら・・・出来るはずだから・・」

 

「言われなくても・・グスッ・・・分かってるさ・・・グスッ」

 

今までの思い出が蘇って行く。

 

「そしてごめんな・・・残ってあげられなくて」

 

「謝るくらいなら・・・ヒック・・・きえるなよぉ・・・グスッ」

 

もうほとんど何も見えない。かろうじて声が聞き取れる程度だ。

 

「最後に・・・愛しているよ・・・白蓮・・・・」

 

その言葉を言い終えたとき、北郷一刀という存在がこの世界から消えた。

 

「ほんごう?・・・・ほんごう・・・」

 

「なんで・・なんでだよ・・・私のこの気持ちはどうすればいいんだよ。」

 

「くっ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ひっく、あぁぁぁぁぁぁぁ」

 

その夜、その川原から泣き声が途絶えることは無かった。

~数年後~

 

北郷一刀が消えた場所に一組の親子がいた。

 

「母上ー、お花を摘んできましたよー」

 

「おーよくやったぞ一蓮」

 

母親の名前は公孫賛 真名を白蓮という

 

そして娘の名前は公孫続 真名を一蓮(いーれん)という

 

「お花はこちらでいいでしょうか?」

 

「あぁありがとうな」

 

数多くいる蜀の武将の中でも妊娠したのは彼女だけである。

 

「ふーっだいぶ綺麗になったな。」

 

「そうですね。」

 

「良しじゃあ父上に挨拶するか!」

 

「はい!」

 

そして2人は手を合わせて石碑に語りかけた。

 

(お前が自分の存在をかけて得た平和はきちんと続いているぞ。

 桃香も最近は王としての威厳が出てきたし三国間の関係も良好だ。)

 

(それに私とお前の子も元気に育っているぞ。まあ私に似て平均的な能力だがな。でもやさしさはお前譲りだよ)

 

そう語りかけ隣を見ると娘も終わったようだった。

 

「一蓮は父上になんと言ったんだ?」

 

「えっとですね。秘密です♪」

 

「なにを~こら~教えろ~」

 

「いやです~♪ それより母上、父上のお話しを聞きたいです」

 

「またか~?お前も好きだな~」

 

「だって父上のことですから♪」

 

「そうだなーお前の父親は優しくて、飾らない性格で、それと女にだらしなくて・・・・・」

 

あの日悲しみに包まれた場所には今親子の笑い声が響き渡っている。

 

(いつでも帰って来いよほんご・・・いや一刀私はいつまでも待っているからな)

 

FIN

え~まずこのたびは私のつたない文章を読んでくださってありがとうございます

 

今回初めて執筆したのですが、難しすぎて心が折れました。

 

他の作家の皆さん本当にすごいと思います。

 

後、娘の真名ですが一刀+白蓮=一蓮(いーれん)

 

なんという単純な名前orz

 

皆さんの感想、アドバイス、叱咤激励お待ちしています

 

 
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