「肝試しのその後」
太公望「う~ん・・・太極図(偽)が暴走したのは予想外だったけど・・・意外に、いいもの見れたな~♪」
城の一室で、そんな事を呟く太公望 しかし―――
鬼×2「「ほう?」」
太公望「な!?」
一刀「・・・南~無」
太公望の後ろに明らかに、鬼が背後に見える狂骨たちと太公望に合掌をしている一刀がいた
太公望「ちょっと、待ってみようか・・・ね?」
必死で抑えようとする太公望だが、この二人には「自分の恋人たち>刑天や一刀とその恋人たち>>>他の三国武将>>>>一般人[越えられない壁]×100>>>>>仲間を傷つける奴ら[越えられない壁]×1000>>>>>>恋人たちを傷つける奴」という不等式が成立している つまり―――
鬼×2「「クタバレ!」」
太公望「NO―――――!」
一刀「・・・こいつも、自重すればいいのに」
「コメント欄にあったモノを書いてみた・・・」
現在、五丈原にて魏と対峙している蜀
一刀「何かいい案はない?」
一刀はこの状況を打破するべく、将全員に意見を求めていた そこに―――
ねね「・・・恐ろしいものを相手に見せる、とか?」
全員「「「「!!!」」」」
一刀「それだ!刑天、お前の力で肝試しのときの腐乱死体作れないか?」
刑天「無理だが・・・それに近い事はできる!」
一刀「よし・・・狂骨は、それの補佐を!」
二人「「御意!」」
男たちは乗り気だが―――
愛紗「あれを作るのですか!?」
愛紗を筆頭として猛抗議をする将たち
詠「あんなのをもう一回見るより・・・くらすたー、だっけ?それを使ったほうがいいわよ!」
この場にいる面子で腐乱死体にトラウマを持っている詠が断固反対する というか、クラスターを使ったら腐乱死体以上の恐ろしい場面に・・・
そして深夜―――
―――魏の天幕―――
華琳「さて、明日の作戦を決めたいんだけど・・・」
桂花「奴らの裏をかくのがいいかと」
霞「前みたいに、奇襲を仕掛けたらどや?」
凛「ですが、相手に同じ手が通じるでしょうか?」
魏の天幕では、蜀に対する軍議が続いていた
季衣「少し落ち着きましょ「ドサ」・・・あれ?」
流々「なんか、音がしましたね・・・キャアーー!」
流々が外を見ると、腐乱死体が置いてあった
春蘭「な、何故ここに死体が?」
いっせいに驚く面々 すると、動かないはずの死体が動いた
全員「なあーーーーー!?」
魏の皆さん大パニックw 春蘭が、とにかく切り払おうとするが―――
秋蘭「な!?吹き飛ばされても、起き上がる!?」
季衣・流々「「いやあーーー」」
ちびっ子二人は涙目
華琳・風「「・・・」」
この二人は、呆然と
凪「くそ!行くぞ!」
三羽烏は向かっていくが―――「ボトリ」
沙和「ひいっ!」
真桜「なー!?」
頭が突然ボトリと落ちた事に驚き腰を抜かす
その他はひたすら現実逃避をしていた
刑天「(そろそろか?)」
実は、このゾンビは刑天が扮装したものだった 刑天の「修復」を利用して、一度狂骨の「火炎操作」により体を腐敗させ、中途半端に修復して狂骨がここまで運んできたのだ
ちなみに、狂骨は体に炎を纏い強制的に光の屈折を起こし姿を隠している(欠点として、陽炎のように潜んでいる場所が揺らいで見える)
そして、突然気絶した魏の面々 刑天が開発した蒸発すると睡眠効果が現れる薬品を体に隠していた
刑天「さて、逃げるか」
一刀「お帰り~」
狂骨「ただいま~」
刑天「これを明日もやっていけばいいんだな?」
一刀「うん 刷り込ませてね?」
ようするに、毎晩こんな感じで怖がらせ士気を下げようとする作戦だった(狂骨と刑天の兵器に、朱里や雛里の軍略、愛紗たちの武があるので、被害はそこまでないからできる芸当)
そして、数日後 確かに、士気は下がったがなぜか嬉しくない乙女たち
「狂骨の暴走」
城の一室で、一刀たちは談笑していた
一刀「そういえば、朱里と雛里はどこいったんだ?」
ほとんどの面子が集まっているのだが、この二人だけが見えなかった
桃香「二人なら、街に買い物に行くって言ってましたよ?」
白連「しかし、大丈夫か?最近、流れ者が多いって聞くけど」
兵「失礼します!」
桔梗「ん?どうした?」
兵「それが、諸葛亮様と鳳統様が誘拐されたようです!」
全員「「「「何!?」」」」
一刀「くっ・・・すぐに、探しだ「ミシッ」・・・へ?」
不意に、聞こえたその音に全員が振り返ると―――
狂骨「・・・」
刑天「( ゜д゜)」
刑天と将棋をしていたはずの狂骨の椅子が握りつぶされていた
一刀「・・・狂骨さ~ん?「一刀・・・」はいっ!」
ドスのきいた声で呼ばれ、少しビビッている一刀 当然である 愛紗や、恋といった武将たちでも、顔色が悪くなっているのだ
狂骨「少し、出てくる・・・構わんな?」
一刀「はい!どうぞ!」
そういって、狂骨は部屋から出て行った
刑天「さすがに・・・誘拐犯に同情するぞ」
星「・・・別に、罰は与えなくてもいいのでは?」
普段なら、極刑も已む無しな事態だが狂骨のブチギレを見たら、しなくてもいいかな~と思い始めた一刀たち
鈴々「あ、なんかキノコっぽい雲が」
一刀・刑天「「はあ!?」」
外を見ると確かに、廃墟区画から「キノコ雲」が見えていた そして、断続的に続く爆発音
一刀「・・・さて、皆政務でもしようか!」
全員「「「「御意!」」」」
何が起きているのか考えるのが恐ろしくなった一刀たちは現実逃避をするのだった
教訓:狂骨を怒らせると爆殺 ちなみに、刑天が同じ状況になっても爆殺が毒殺に変わるだけである
「雛里の思い・2~その後~」
雅樹と雛里が恋人になった翌日
一刀「・・・」
愛紗・朱里「・・・」
桃香・鈴々「わ~」
華雄・月・詠「「「・・・」」」
朱里により二人が恋人になったと知れ渡った
雅樹「さて、政務をしようか?」
雛里「はい!」
雅樹の腕に自分の腕を絡ませて、にっこりと笑いかける雛里
朱里「えっと・・・雛里ちゃん その・・・雅樹様と・・・」
雛里「うん!恋人になったよ?それが、どうかした?」
朱里「へ!?(ひ、雛里ちゃんが違う!?)」
あきらかに、余裕がある雛里に狼狽する全員
一刀「なあ・・・雅樹 お前は、どうなんだ?」
雅樹「何がだ?・・・雛里とそういう仲になったが・・・なにか?」
こっちも、余裕顔だ
一刀「いや・・・その~恥ずかしかったりしないのかな~って」
雅樹「・・・なぜ、恥ずかしがる必要がある?好きな奴を好きと言って問題が?」
一刀「・・・イエ、モンダイアリマセン」
一刀の負けである 世の中開き直ったものが強いのだ
「もし、三人が呉にいたら~弐~」
呉の城では、こんな光景が展開されていた
明命「師匠~♪」
亞紗「・・・先生」
祭「相変わらず、罪作りじゃな?」
狂骨「さて、何の事か?」
まんま、家族の狂骨たちと
刑天「とりあえず・・・ここの軍を―――」
冥琳「ふむ・・・だが―――」
大喬「お茶はいりました」
小喬「お二人とも、少し休憩してください」
こちらも、家族団欒の雰囲気の刑天たち そして―――
一刀「・・・」
雪連・連華・小連「「「・・・」」」
一刀を取り合う三姉妹とそれを、眺める残りの将
一刀「(なんで、あの二人みたいにほのぼのできないんだろう?)」
妙に、背中が煤けている
一刀「(下手すれば・・・ヤンファ様ご降臨だよ・・・)」
頑張れ、一刀 超頑張れ
「よくあること」
相変わらず、娯楽室で遊んでいる蜀の将たち いましているのは、麻雀である やり方は狂骨と一刀が教え、雀卓や牌は刑天が作った
雛里「・・・」
狂骨「・・・これは、通るはず」
刑天「む・・・」
一刀「これで・・・」
雛里「あ、ロンです」
三人「「「はあ!?」」」
雛里「え~っと、トイトイ赤々ドラ3・・・でしたっけ?」
一刀「うそ~ん」
狂骨「・・・ビギナーズラック・・・ではないな」
刑天「当然だろう・・・やり方さえ覚えれば、俺ら以上の先読みができる」
この三人は、皆にやり方を教えたのだが・・・結果は、ダイジェストでどうぞ
月「大三元です」
三人「「「なんですと!?」」」
詠「国士無双」
三人「「「な!?」」」
ねね「三色イーペーコードラ1!」
三人「「「うそ・・・」」」
星「フフ・・・緑一色です」
三人「「「・・・」」」
恋「・・・四喜和」
三人「「「(返事が無い ただの負け犬のようだ)」」」
桔梗「・・・恋はすごいな」
恋の役は相当な幸運が無ければ出ないもの・・・それを、出せるとは恋・・・恐ろしい子!
そして、負け犬たちは翌日皆にいろんな意味で弄ばれた
さて、小ネタの詰め合わせでしたが・・・いかがでしょう? 最後の、麻雀については役のみ引っ張ってきたのであまり、考えないでくださいw
さて、次回で閑話は終わろうと思います ですので、男三人の拠点√を書きたいと思っているのでそれぞれのハーレムから一人ずつあげていただきたいです その中から選びたいと思います よろしくお願いします
では、この辺でw
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閑話9です
今回は、小ネタの詰め合わせですw