『行くぞ、愛紗』
ご主人様は私の手を合わせた
『待ってください……す、少し休ませてください』
ご主人様は元気だが、私はかなり疲れていた
しかしそんな弱気の私にご主人様は悲しい顔してしまう
『愛紗は俺のこと嫌いなの?』
勝てない
『……わ、私は身も心もご主人様のものです』
ご主人様は笑顔になった
私もそんなご主人様に勝てず動く
『き、きつい……』
しかしここで根を上げればご主人様は他の人に行ってしまう
……そういう方だ
『まだまだ今日は長いからね。どんどん行くよ?』
『はい。ご主人様』
その日は、私とってある意味で充実した日だった
……が、己の体重に青ざめた
やはり食べ歩きなどは恋あたりに任せた方がいいみたいだ
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愛紗のある場面
余談
最近短編に人気がでてきて嬉しいです^^
でも私は以前も書きましたように長編を書きたい主義なので、この短編シリーズは8月で終えます(ただしそれ以降は不意打ち感覚で投降します)