No.908183

真†恋姫無双 天からの御遣い 15話目

はづきさん

更新遅れてすいません 汜水関後篇です

2017-06-01 09:18:15 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:1492   閲覧ユーザー数:1332

 

第15話「汜水関の戦い後篇」

 

一華たちが一騎打ちをした後連合軍は撤退、一日目の戦闘は終わっていったのだった その夜

連合軍本陣天幕

麗羽「劉備さん何やってるのですか! 名誉あるぜんきょくですのにおめおめと退くだけなんて!」

猪々子「そういうなって姫 その分うちがやつらをこてんぱんにしてやるからよ」

麗羽「よく言いましたわ! 猪々子さん! それでこそ名誉ある袁紹軍の将ですわ おーーーーーーーほっほっほ!」

斗詩「もう 文ちゃんたらぁ・・・」

ただのバカ騒ぎをしてる袁紹軍を置いておいて華琳が声を発した

華琳「麗羽 早く軍議を進めて そのために集まったんだから」

麗羽「何を言ってるのですか? 華琳さん ちゃんと軍議しているじゃないですか それともそれがわからないほどおバカさんなんですか?」

華琳「(こいつ・・・)まぁいいわ それで次はだれが出るの」

麗羽「そうですね 誰が明日戦ってくれますか?」

そういって麗羽は集まった諸侯に聞いたら

華琳「そうね 明日は私たちが出ようかしら? ほかに私と一緒に来てくれる人はいるかしら?」

煌蓮「それなら俺たちも行こう 今回は俺しか前に出てなかったからな ほかの奴らも我慢の限界だろう」

華琳「そう じゃお願いするわ」

麗羽「それでは明日は華琳さんと煌蓮さんお願いしますね」

そういって軍議は終了していったが陣には華琳と煌蓮が二人残ったのだった

 

華琳「さてと孫堅 今日あなたが戦ったもののことを教えてちょうだい」

煌蓮「あぁ いいぜ 北郷一華という天の御遣いだ」

華琳「やっぱりね あの覇気を感じた瞬間分かってたけど・・・」

煌蓮「ほぅ 曹操は一華を知ってるのか」

華琳「以前までうちにいたのよ 客将としてだけどね まさか味方の次は敵になるなんてね」

煌蓮「だがその割にはうれしそうじゃないか ほら」

そう言って煌蓮は自分の口に指をさしていった おそらく無意識だったんだろう 華琳はとてもうれしいように笑っていた

華琳「当然でしょ? あれほどの子を自分のものにできるんだから」

煌蓮「そういうと思ったよ まぁ一華は誰にも渡す気はないがな」

煌蓮も華琳の言葉を聞いた後にやけるように言った

華琳「ふふっ それじゃ次の戦は一華争奪戦ってことでいいわね?」

煌蓮「あぁ それでいいぞ 俺も腕がなるわ はっはっは!」

華琳「それじゃ明日戦場で会いましょう 孫堅」

煌蓮「あぁ 楽しみにしておくよ 曹操」

そういって二人は本陣の天幕から出ていったのだった

 

 

曹操軍天幕

華琳「全員集まってるわね? 明日は私たちと孫堅が出るわ 準備はいいかしら?」

春蘭「あ、あの華琳様 きょ、今日の戦で敵から発せられたあの覇気の正体って・・・」

春蘭は言葉を止まりどまり言った

華琳「えぇ 一華よ」

春蘭「そんな・・・」

春蘭は膝が崩れるようにその場に座り込んでしまった

秋蘭「姉者・・・」

秋蘭は完全に意気消沈している春蘭を介抱するかのように座った

季衣「兄ちゃんが・・・」

桂花「一華が・・・敵・・・」

椿「・・・・・・・・・」

凪「一華様が・・・」

沙和「なんで・・・」

真桜「悪い冗談やで・・・」

各々いろんな反応をしている時に華琳は言った

華琳「でもみんな これは戦 私は友であるものが敵であろうとも自分の意思を貫き通すわ」

華琳は覇王たる風格をもって言い放った それを聞いた全員が自分の主であるものを見た

春蘭「分かりました華琳様 ならば明日一華と一騎打ちをさせてほしいです それが今私にできる一番のことです」

春蘭は自分が魏武の大剣と言われる態度として言った

秋蘭「姉者・・・ 華琳様 私も戦います 姉者一人に一華の荷を押し付けるのは私にはできません」

春蘭「秋蘭お前・・・」

秋蘭「姉者 私にも姉者と同じ荷を背負わせてくれ 妹として・・・」

華琳「いいわ ほかに誰かいるかしら?」

季衣「華琳様 僕も行きます! 兄ちゃんが敵であっても僕は曹操軍の将だから!」

先ほどまで一華が敵であると聞いた時から手を震えさせていた季衣だったが、華琳に言われた一言を聞いて決心を固めたのか華琳の目を見て言った

凪「華琳様 私も行きます 正直今でも一華様が敵であることは怖くて仕方ないです・・・ ですが!敵であるならば私も戦います!」

真桜「凪・・・ そうやな 大将 うちも戦うわ 凪一人、いや幼馴染一人にそんな重荷背負わせるわけにはいかないからな!」

沙和「そうだね 真桜ちゃん 華琳様 沙和も戦うの 私も凪ちゃんを支えるために戦うの!」

凪「真桜・・・沙和・・・」

凪は沙和と真桜を見て、少しだけ目の下に涙を見せたのだった

桂花「華琳様・・・ 私は春蘭たちのようには一騎打ちでは戦えないです・・・ですが一華が居ようと私は董卓軍を打ち破って見せましょう!」

椿「そうですね 華琳様私も一騎打ちは無理ですが策で一華さんを上回って見せましょう」

桂花と椿も華琳の言うことを聞いて自分のやるべきことを確認したのだった

華琳「みんなありがとう・・・ じゃ明日に備えてちょうだい」

全員「はっ!」

そういって全員が天幕から出ていき、明日の戦のため備えていったのだった。 全員出た後一人天幕に残った華琳だったが

華琳「一華 今回は敵として再会することになったわね でも次はあなたに今の私たちの力を見せてあげるわ」

そう言って華琳もそのまま天幕から出ていった

 

 

孫堅軍天幕

華琳たちが話しているころとほぼ同じころ煌蓮も自軍の将たちを集めていた

煌蓮「全員集まってるな 明日も俺たちは出るぞ・・・だが明日は曹操と一緒だ」

雪蓮「へぇ 曹操と一緒ね・・・」

冥琳「そういえば煌蓮様 天幕で曹操と話していましたが何を言ったのですか?」

煌蓮「あぁ 今日戦った一華についてだ」

冥琳「もしかして紅蓮をあんなふうにしたもののことですか?」

煌蓮「そうだ まぁ一応予備は持ってきておいてよかったぞ 紅蓮と性能は全然違うがな はっはっは!」

そういって煌蓮が笑っていると

蓮華「笑っている場合じゃないです!母様!」

煌蓮「まったく蓮華はいつも怒るな 少しは落ち着け」

雪蓮「そういえば母様 その一華って・・・」

雪蓮が一華といった瞬間煌蓮から尋常じゃないほどの覇気が放たれた

煌蓮「おい 雪蓮 誰が勝手に人の真名を言っていいといった」

雪蓮「え!? あいつの真名名の!?・・・ ごめんなさい」

雪蓮は実の母親からにそう言われて膝を崩し、その場に呆然とした

冥琳「てことは煌蓮様はそのものともう真名の交換を?」

煌蓮「あぁ したぞ あれほどの武を持っている奴だ するに決まっているだろう」

そう言って煌蓮は胸を張りながら言った

冥琳「はぁ・・・ あなたっていう人は まぁかまいません ほら雪蓮そろそろ起きなさい」

雪蓮「ぶぅー 冥琳まで冷たい・・・」

冥琳「煌蓮様にも少しはだめな点はあるが、全般的に今回は雪蓮が悪いぞ」

煌蓮「まぁそれは置いておこう 誰か戦いたいか? おそらく明日は一華と俺たち連合の将との戦いになるだろうからな 当然だが俺は行くからな」

雪蓮「それじゃ私は出ようかしら 母様の紅蓮をあんな風にしたいやつを見てみたいし、それに真名を呼んだことを謝らないと・・・」

煌蓮「雪蓮と俺は出るとしてほかにいるか?」

祭「ならば儂も行こうかの そろそろ動きたいしの」

そういって孫呉三大宿将である祭も名乗りを上げた

煌蓮「祭もいくか 明命と思春はどうする?」

思春「蓮華様 どうすればよろしいですか?」

思春は自分の仕えている主の蓮華に対し答えを求めた

蓮華「かまないわよ 今回は母様が言った通りなら護衛は必要ないでしょうから」

思春「分かりました 煌蓮様 私も行きます」

明命「思春殿がいうのであれば私も行きます その方を見てみたいです」

煌蓮「よし それじゃ俺、雪蓮、祭、思春、明命が出るとしよう 冥琳は今回の仕事はなしでいいぞ」

冥琳「分かりました 全兵にそう伝えておきます」

煌蓮「よし 全員明日に備えてゆっくり寝ておけよ 解散!」

そういって煌蓮たちは各々の天幕へと下がっていった

 

 

次の日、汜水関の前に展開された曹操軍と孫堅軍は一華が出てくるのを今か今かと待っていた

煌蓮「よう 曹操 おや お前らのところも将軍全員引き連れてるのか」

華琳「えぇ 孫堅 そっちも同じみたいね」

煌蓮「それにしても本当に一華は出てくるのか?」

華琳「私が知ってる一華なら必ず来るわ」

 

華琳と煌蓮がそう話しているころ汜水関では

霞「今回は曹操と孫堅か・・・」

華雄「孫堅・・・くっ」

一華「・・・・・・霞さん 華雄さん 今回僕一人で出ていかせてもらえますか?」

一華は二人に面と向かって言った

霞「・・・・・・・ええで 一華には色々してもらってるからな」

華雄「あぁ 私も張遼と同じ意見だ 行ってこい 一華」

一華「ありがとうございます それじゃいってきます」

そういって一華は一人で城壁から降りて門から出ていった

霞「なぁ華雄 さっきの一華の顔 涙をためてたな」

華雄「あぁ 汜水関で曹操軍を見てる時もそうだったが一華は元曹操軍なんだろうな 一華自身それを振り払おうと思って今回は一人って言ったんだろう」

霞「そうやなぁ じゃゆっくり見届けようや それが今うちらにできることやわ」

華雄「そうだな」

そういって霞と華雄は出ていった一華を見たのだった

 

汜水関の門が開かれ一華が出てきたとき

煌蓮「本当に来たな」

華琳(やっぱり一華は変わってないわね)「当然でしょ 私が認めた男よ? 不意打ちなんてするわけないじゃない」

そう言ってる後ろでは春蘭たちが一華が汜水関から出てくるのを見て、やはり困惑していた

 

 

一華と華琳たちの距離が100m近くなったくらいで一華がその場に立ち止まり村正を地面に刺してその横に立った

一華「お久しぶりです 華琳様 煌蓮も昨日ぶりですね」

華琳「えぇ まさか一華を敵として相対することになるなんてね」

一華「僕は天の御遣いです・・・ こうなることは僕は意図していましたがね・・・」

華琳「そうね それで一華ここに来た理由は?」

一華「そうですね 本題に入りましょうか 華琳様 僕はこの戦が始まってすぐに華琳様の旗を見たときはまだ決心がつきませんでした 華琳様が敵で本当に戦えるのかと・・・

ですが華琳様 僕は決めました 誰が相手でも僕は董卓様・・・月様を守るためならどこの誰の軍とでも戦うと! それがたとえ以前いた華琳様の軍であろうとも」

華琳「そう・・・・・・いい覚悟よ一華 ならば私たちもその覚悟を応えるためにあなたと戦うわ!」

そういって華琳は武器である絶を取り出し、春蘭たちも自分の武器を取り出した

華琳「一華 私たち全員相手してもらうわよ いいわね?」

一華「構いません・・・ 誰が相手であろうとも僕は僕の正義を貫きます!」

煌蓮「それじゃ俺たちもご一緒しようかね」

雪蓮「そうね 母様!」

そういって煌蓮たち孫呉の将も武器を手に取り一華に剣を向けた

一華「・・・・・・董卓軍客将 北郷一華 推して参る!」

そう言い放った一華は地面に刺していた村正を片手に華琳たちに突っ込んだ ここに一華対華琳、春蘭、秋蘭、季衣、凪、沙和、真桜、煌蓮、雪蓮、祭、思春、明命の1vs12の戦闘が始まった

 

 

戦闘が開始してからすでに1時間以上が経過していたが華琳たち12人は一華に対して自分の武器で最高の攻撃をしていたが一華は村正一本で捌ききっていた

一華「皆さん強くなりましたね 煌蓮さん達の人たちもそこそこいい腕ですね・・・ですがそれでは僕にはかないませんよ」

華琳「はぁはぁ・・・やっぱし化け物ね こんだけ攻撃していてかすりもしないなんてね」

春蘭「はぁはぁ・・・そうですね 華琳様・・・ 私も一華が出て行ってから相当鍛錬したつもりですが・・・まだまだ届かないとは・・・」

秋蘭「はぁ・・・はぁ・・・ それは私も同じだよ ここまで力の差があるなんてな・・・」

季衣「はぁ・・・はぁ・・・兄ちゃん強すぎだよ」

凪「はぁ・・・はぁ・・・これ以上は・・・」

真桜「はぁ・・・はぁ・・・ せやなぁ 完全に分が悪いで」

沙和「はぁ・・・はぁ・・・ そうなの」

煌蓮「はぁ・・・はぁ・・・ 昨日のあれも見せてないのにここまでの強さとはな・・・」

雪蓮「はぁ・・・はぁ・・・ 正直化け物じみてるよ 母さん」

祭「はぁ・・・はぁ・・・ 堅殿 そろそろ弓がなくなりそうですぞ」

思春「はぁ・・・はぁ・・・ こんなやつがいるなんて・・・」

明命「はぁ・・・はぁ・・・ 私たちが追い付けないなんて」

 

一華は立っているのがやっとの状態を見ていたが

一華「そろそろ終わりにしましょうか 華琳様 煌蓮」

そういって自分の村正を鞘にしまってその場に座り込んだ

華琳「どうゆうつもりなの? 一華 董卓を守るためなら誰とでも戦うのでしょう? 早く私たちの首を取りなさい!」

一華「華琳様 そんな悲しいことを言わないでください・・・ お願いしますここは退いてください」

そう言って一華は自分が勝者であるにもかかわらず華琳たちに対して土下座をして頼み込んだ

華琳「・・・はぁ 一華はまだまだ甘い子ね 分かったわ ここは退くわ でも次はないわよ」

一華「ありがとうございます でも華琳様 僕もみんなに負けないくらい鍛錬しますよ」

そういって一華はそばに置いた村正をつかみ立ち上がり汜水関に戻ろうとした瞬間

雪蓮「ちょ、ちょっと待って」

一華「どうかしたんですか? え~っと孫策さんかな? 煌蓮と容姿が似てるし」

一華は雪蓮からの呼びかけで足を止めて振り向いた

雪蓮「えぇ 私は孫策よ それで母さんから聞いたんだけど・・・その一華っていう名前が真名って・・・聞いたんだけど」

一華「? う~ん まぁこっちの世界で当てはめるとそうなるのかなというだけですよ?」

雪蓮「それで・・・私勝手にあなたの真名を呼んでしまって・・・ごめんなさい!」

そういって雪蓮は一華に対して土下座をしたのだが

一華「気にしないでくださいよ ・・・てことは煌蓮 あなた分かってて孫策さんを怒ったでしょ!」

煌蓮「はっはっは! 当然や! いや~ 娘の土下座を見れるとはおもしろいな」

雪蓮「ちょ、ちょっと母さん!」

一華「はぁ・・・ 孫策さん 僕は別に一華って呼ばれようと大丈夫ですから ・・・じゃ改めて預けましょうか 僕の名は北郷一華 字と真名はないので北郷か一華と呼んでくださいね」

雪蓮「分かったわ 後一華私のことも雪蓮って呼んで頂戴」

祭「堅殿も預けてるからの 儂も預けようかの 黄蓋じゃ 真名は祭じゃ」

思春「甘寧だ」

明命「周泰です 真名は明命です 一華様に預けます!」

煌蓮「思春は預けないか まぁいいわ それじゃぁな一華 今度は負けんぞ」

一華「えぇ その時を楽しみにしています」

そういって一華は汜水関へと戻ってき、汜水関の二日目が終わったのだった

 

 

はづきです

 

とうとう一華が華琳たちに自分の決意を言いましたね

 

さてそろそろ反董卓連合も終わりそうなので次にどこに行ってほしいのかなどを募集したいと思います

コメント欄で書いてね~

 

ではではアデュー

 


 
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