No.900093

英雄伝説~光と闇の軌跡~エレボニアカオスルート

soranoさん

第22話

2017-04-05 19:11:26 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1698   閲覧ユーザー数:1469

~パンダグリュエル・格納庫~

 

「粉々になりなぁっ!!」

ヴァルカンは自分に向かってきたレンを近寄らせない為にガトリング砲で広範囲の敵を攻撃するクラフト―――ドレッドバスターをレンに放ち

「!うふふ、死んじゃえ♪」

怒涛の銃撃を一瞬で側面に跳躍して回避したレンは大鎌を投擲するクラフト――――カラミティスロウをヴァルカン目がけて放った。

「喰らうかよっ!こいつで痺れろっ!!」

襲い掛かる大鎌を見たヴァルカンは側面に跳躍して回避した後小さな爆弾をレン目がけて投擲した。

「クスクス、無駄よ。」

自分に投擲された爆弾を回避する為にレンは無詠唱で転移魔術を発動してその場から消え

「何っ!?」

レンが突然消えた事にヴァルカンが驚いたその時ヴァルカンの背後に現れたレンがヴァルカンに回避されて自身の元に戻ろうとした大鎌を回収し、そのままヴァルカンの背後から強襲した!

「えいっ!!」

「!!クッ……!」

背後からの強襲に直前に気づいたヴァルカンは前方に大きく跳躍してレンの奇襲攻撃を回避した後レン目がけてガトリング砲で銃撃を放ったがレンは大鎌を振るって銃撃を全て防いだ。

「大地の槍よ、貫け―――豪破岩槍撃!!」

銃撃を防ぎ終えたレンは素早い詠唱で魔術を発動し、レンが発動した魔術によってヴァルカンの地面から無数の岩の槍が発生し、ヴァルカンを襲った!

「チッ……グッ……!?」

突然発生した岩の槍に驚いたヴァルカンは回避する為に側面に跳躍したが、回避が遅れた為岩の槍によるダメージを受けてしまった。

「エニグマ駆動………――――罪人を裁く審判の雷よ、降り注げ―――審判の轟雷!!」

続けてレンは戦術オーブメントを駆動させた後魔術を発動してヴァルカンの上空から雷の雨を降り注がせ

「うおおおおおお……っ!?」

上空から降り注ぐ雷の雨をヴァルカンは必死に回避していた。

 

「クスクス、逃がさないわよ……ッ!」

「グッ!?か、身体が引き寄せられる……っ!?」

ヴァルカンが回避を終えるとその時を待っていたかのようにレンは魔力による重力場を発生させてヴァルカンを引き寄せ

「この……させるかっ!」

レンの魔術によって引き寄せられたヴァルカンは再びガトリング砲でレンに銃撃を放った。

「無駄、無駄♪」

しかしレンは一瞬で片手で簡易結界を展開して銃撃を防ぎ

「紅き炎よ、全てを焼き尽くしなさい―――クリムゾンレイ!!」

「ぐああああああああっ!?」

続けて駆動を終えた戦術オーブメントでアーツを発動すると、ヴァルカンの上空から超高熱のレーザーが襲い掛かり、ヴァルカンに大ダメージを与えた!

 

「クソッ……こんな終わり方、俺は絶対に認めねぇ!おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

アーツが終わるとヴァルカンは唇を噛みしめてレンを睨んだ後戦場の叫びと共に闘気を纏い、身体能力を上昇させるクラフト―――ウォークライで自身を強化した!

「戦場の叫び(ウォークライ)……うふふ、以前ランディお兄さん――――”闘神の息子”と一緒に戦う機会があったけど。その時にランディお兄さんが見せてくれた戦場の叫び(ウォークライ)と比べたらイマイチねぇ?」

「クク……まさかあんな”化物”とも面識があるとはな。確かに俺は”闘神の息子”みたいな”化物”と比べたら、下に見えるだろうなぁ。だが……俺の”焔”を本気にさせたからには、覚悟はできているんだろうなあっ!」

レンの評価を聞いて凶悪な笑みを浮かべたヴァルカンは咆哮を上げてレンを睨んだ後大技の構えをした。

「跡形もなく吹き飛ばしてやるっ!!うおおおおおおおおお―――――ッ!!」

ヴァルカンは大技を放つ為にバルカン砲に凄まじいエネルギーを溜め込んだ。しかし―――

「うふふ、わざわざ大技を受けてあげる義理はないわよ♪」

「な――――」

レンは子供とは思えない驚異的な身体能力で一瞬でヴァルカンに詰め寄り

「せーのっ!!」

「なあっ!?ぐおおおおおおおっ!?」

思いっきり振りかぶった大鎌をバルカン砲に叩きつけた!レンのクラフト―――パワフルスイングによってバルカン砲は真っ二つになると共に誘爆を起こし、その瞬間レンは大きく後ろに跳躍して爆発を間一髪で回避し、バルカン砲を持っていたヴァルカンは爆発に巻き込まれた!

 

「グウ…………野郎……!やってくれやがったな……!」

爆発の煙が晴れるとまだ無事な様子のヴァルカンが真っ二つにわれて使い物にならなくなったバルカン砲を片手に持ってレンを睨んだが

「クスクス、まだ終わらないわよ♪」

「グッ!?か、身体が……!?」

レンは研ぎ澄まされた殺意の冷徹な視線でヴァルカンの動きを一瞬で止め、レンのクラフト―――魔眼をその身に受けたヴァルカンは呻いた。

「うふふ、まずは逃げられないようにしないとね♪」

「グギャアアアアアアア―――――ッ!?」

魔眼によって動きを封じ込められたヴァルカンに詰め寄ったレンは大鎌を振るってヴァルカンの足を斬り落とし、両足を斬り落とされたヴァルカンは斬り落とされた部分から大量の血を噴出しながら地面に叩き落された!

「クスクス、それじゃあそろそろ”西ゼムリア通商会議”で”六銃士”に殺された”G”とノックス拘置所で自害した貴方の部下達の元に送ってあげる♪」

「なっ、”G”の旦那が殺されただと……っ!?どういう事だ……!”G”の旦那は自爆したって話だぞ!」

全身に膨大な魔力を纏って凶悪な笑みを浮かべたレンの話を聞いて驚いたヴァルカンはレンを睨んだ。

「クスクス、冥途の土産に特別に教えてあげる♪”西ゼムリア通商会議”で”鉄血宰相”の暗殺を失敗した帝国解放戦線幹部”G”がクロスベル警察に追い詰められて、最後は地下水道に飛び込んで自爆したって話は”六銃士”による自分達の敵対勢力を必要以上に作らない為の情報操作よ。Gの本当の最後は”六銃士”の一人―――”微笑みの剣妃”に両腕を斬り落とされた挙句心臓を貫かれて、最後は自分達の襲撃が”六銃士”に利用された事を教えられて”無念”って言葉を口にして首を刈り取られたそうよ♪」

「!!!」

レンの答えを聞いたヴァルカンは目を見開き

「炎よ!氷よ!雷よ!大地よ!光よ!闇よ!そして無よ!今ここに全て具現せよ!」

ヴァルカンに衝撃の事実を語ったレンが詠唱を終えると、レンの背後に様々な属性の武器達が召喚された!

「畜生……畜生……ッ!こんなふざけた終わりが俺の最後だって言うのかよ……!C!どうか俺達の無念を晴らしてくれ……っ!」

「さあ!お茶会の始まりよ!虹の門(ゲートオブレインボー)!!」

ヴァルカンが悔し涙を流しながら無念を叫んだその時レンの言葉を合図に武器達は一斉にヴァルカンに襲い掛かった!

「ぐああああああああああぁぁぁぁぁぁ――――ッ!?」

全身を武器に貫かれたヴァルカンは悲鳴を上げ

「うふふ………これで終わりよっ!!」

レンは最後に指を鳴らして炎、冷却、雷、地、暗黒、神聖、純粋が全て混ざった大爆発を起こしてヴァルカンを塵も残さず消し飛ばした!

「クスクス、仲間の無残な最後を知った”C”はどういう反応をするのか、ちょっとだけ見たかったわ♪」

Sクラフトを放ち終えたレンは大鎌をしまって小悪魔な笑みを浮かべてある人物の顔を思い浮かべた。

 

「私の炎に悶えなさい!―――ハアッ!!」

スカーレットは自分達にむかってきたエリゼ達に先制攻撃を叩き込むために炎を宿した法剣で薙ぎ払う攻撃―――フレイムスラッシュを放ったが

「光よ、悪を斬り裂け―――昇閃!!」

「ッ!?キャッ!?」

自身の得物である聖剣に神聖魔力を纏わせたメサイアの一撃によって法剣に宿った炎は消し飛ばされ、更に華奢な見た目とは裏腹のメサイアの一撃の予想以上の重さに対抗できなかったスカーレットはふっ飛ばされた。

「七色の光の矢よ―――プリズミックミサイル!!」

「チッ……!―――邪魔よっ!!」

メサイアに続くように放たれたセレーネの魔術によって発生した虹色の光の矢が自分に向かってくるのを見たスカーレットは空中で受け身を取って地面に着地した後、襲い掛かる光の矢を側面に跳躍して回避してセレーネ目がけて暗黒の闘気を纏った法剣を伸ばすクラフト―――ダークフェンサーで反撃した。

「させません!」

「なっ!?一体どこで”法剣”を……!?」

しかしエリゼが連接剣を伸長させてスカーレットが放ったクラフトを相殺し、クラフトを相殺され、更に自分と似た得物を扱っている事に驚いたスカーレットは唇を噛みしめてエリゼを睨んだ。

「大地の精霊達よ―――豪破岩槍撃!!」

「!!」

その時後方で魔術の詠唱をしていたリザイラが魔術を発動し、リザイラの魔術によって地面から突然現れた岩の槍に気づいたスカーレットは間一髪で回避した。

「ふふふ、まだ始まったばかりですよ?エニグマ駆動―――フォトンシュート!!」

自分が放った魔術が回避される事を予め予測していたリザイラは続けて魔術の詠唱と共に駆動させていた戦術オーブメントでアーツを発動して圧縮した光の球体をスカーレット目がけて放ち

「ハアッ!!」

「ふふふ、これは避けられますか?雷の精霊たちよ、我が呼びかけに応えなさい―――二つ回廊の轟雷!!」

「アアアアアアァァァ―――ッ!?」

スカーレットが自分が放ったアーツを武器を振るって無効化すると、その隙を逃さないかのようにさらに魔術を発動した。するとスカーレットの周囲の空間が歪むと共に凄まじい電撃の爆発が起こり、電撃の爆発を受けてしまったスカーレットは大ダメージを受けると共に悲鳴を上げた。

 

「聖なる水よ、奔流となり、我が仇名す者達に裁きを――――リ・カルナシオン!エニグマ駆動―――ハイドロカノン!!」

「あぐっ!?」

リザイラの魔術が終わるとリザイラの魔術でスカーレットが苦しんでいる間に魔術の詠唱と戦術オーブメントの駆動を終えたセレーネが魔術とアーツを発動した。するとスカーレットの前方からはアーツによる強烈な威力の水流が、足元からは水のエネルギーが吹き上がってスカーレットにダメージを与えると共に怯ませ

「落ちよ、浄化の雷よ―――救世の聖雷!エニグマ駆動―――スパークダイン!!」

「アアアアアアアァァァァ――――ッ!?」

セレーネの魔術とアーツが発動するとセレーネと戦術リンクを結んでいるエリゼが追撃の準備をしていた魔術とアーツを発動させ、魔術とアーツによる2種類の雷を受けたスカーレットはセレーネの魔術とアーツによって全身がずぶ濡れになっていた為感電した。

「闘技――――虎口一閃!!」

「キャアッ!?」

そして感電している影響で動きが鈍いスカーレットの隙を逃さないかのようにメサイアは目にも止まらぬ速さで一閃して複数の斬撃を与えて追撃し

「吹き飛びなさい―――虚空の迅風!!」

「カハッ!?」

メサイアがスカーレットにダメージを与えるとメサイアと戦術リンクを結んでいるリザイラが連携して魔力風をスカーレットに叩き込んでスカーレットを吹き飛ばして壁に叩き付けた!

 

「―――これで止めです!セレーネ、準備はいい!?」

「はい、エリゼお姉様!」

そしてスカーレットに止めを刺す為にエリゼとセレーネは互いに視線を交わして頷いた後同時に詠唱をした。

「「天地に散りし白き煌華(こうか)よ、運命(さだめ)に従い敵を滅せよ!」」

二人が詠唱をしているとスカーレットの頭上に巨大な魔方陣が発生し

「「フォーチューン・アーク―――――ッ!!」」

二人が詠唱を完全に終えると魔方陣から無数の光の雨がスカーレット目がけて降り注ぎ、浄化の光はスカーレットを焼き尽くした!

「ああああああああああああああああああっ!?フ、フフッ……まさか浄化の光が……私の最後だなんて……ね……納得いかない最後だけど……教会で得た力を……テロに活用していた私にはお似合いの最後……ね……さようなら、C……………………」

二人が発動した浄化の光を降り注がせる協力技―――フォーチューン・アークを受けた事によって全身黒こげになったスカーレットは皮肉気な笑みを浮かべて絶命して地面に倒れた!

 

「フフ、見切れますか?」

自分に向かってきたアイドスに対しデュバリィは分け身達を作ってアイドスを包囲し

「幻影剣!!」

分け身達と共に一斉にアイドスに襲い掛かった!

「星光―――円舞剣!!」

「キャアッ!?」

対するアイドスは動じることなく星の光を纏った衝撃波の刃を自身の周囲に放ち、衝撃波の刃によってデュバリィの分け身達は消滅し、更にデュバリィ自身もダメージを受けた。

「星光―――地烈斬!!」

続けてアイドスは星の光を纏った高速の斬撃波をデュバリィへと放ち

「!!」

襲い掛かる斬撃波をデュバリィは間一髪で側面に跳躍して回避したが

「”燐の型”奥義―――枢孔紅燐剣!!」

「な―――キャアアアッ!?」

続けて放たれたアイドスの広範囲かつ高速の無数の斬撃波を受けてダメージを受けてしまった。

 

「グッ!?よくもやりましたわね!ハァァァァ……豪炎剣!!」

ダメージからすぐに立ち直ったデュバリィはアイドス目がけて炎の薙ぎ払いを放ち

「!」

「残影剣!!」

自分の攻撃を後ろに跳躍して回避したアイドスに追撃する為に自分の残身を残しながら猛スピードでアイドスに襲い掛かった。

「……………」

「なっ、私の剣を受け流すなんて……!?」

猛スピードで襲い掛かって来たデュバリィの剣をアイドスは神剣で受け流し、攻撃を受け流されてそのままアイドスを通り過ぎてしまったデュバリィはすぐに振り向いて驚きの表情でアイドスを見つめた。

「貫け―――レイ=ルーン!!」

「なあっ!?」

そしてアイドスの片手から放たれた極太の純粋魔力が凝縮されたレーザー攻撃に驚いたデュバリィは慌てて回避し、レーザーは壁にぶつかった。するとレーザーがぶつかった壁は破壊されると共に艦内に穴が空き、穴が空いた部分からは空の景色が見えていた。

「……………」

アイドスの魔術によって破壊されて空いた艦内の穴を見て、アイドスの魔術の威力の凄まじさに驚いたデュバリィは口をパクパクさせ

「光の炎よ!我が仇名す者に慈悲を!贖罪の聖光焔!!」

「キャアアアアアア――――ッ!?」

その隙に放ったアイドスの高火力の魔術を受けて大ダメージを受けた!

「グッ!?ハア……ハア……何なんですの、貴女は!?”嵐の剣神”の剣技と全く同じ剣技を扱う上、クロチルダ様を軽く超える術まで使うなんて!?」

アイドスの魔術が終わり、大ダメージに表情を歪めたデュバリィは信じられない表情でアイドスを見つめたその時

「星光―――滅鋼斬!!」

「!クッ……!キャアッ!?――――あぐっ!?そ、そんな……”鉄機隊”の筆頭隊士であるこの私がこんな短時間で無力化されるなんて……――――なあっ!?」

星の光を神剣に宿したアイドスが跳躍してデュバリィ目がけて強襲し、アイドスの攻撃を回避する為にデュバリィは後ろに跳躍して回避しようとしたが度重なるダメージによって身体の動きが僅かに遅れた為アイドスの攻撃を完全に回避する事ができず、アイドスの攻撃によって発生した星の光の爆発を受けてふっ飛ばされて壁に叩き付けられ戦闘不能になり、信じられない表情で地面に跪いたが、すぐに周囲を見回すと驚愕の表情で声を上げた。

 

「みなさん、一気に攻めましょう!」

リィン達と共にルーファスとの戦闘を開始したステラは支援技―――レディーオーダーで自分や仲間達の闘志や魔力を一時的に高めた。

「エニグマ駆動―――メルティライズ!!」

「エニグマ駆動―――クロノドライブ!!」

ステラの支援技には”加速”効果も込められていた為、戦術オーブメントを駆動させていたリィンとベルフェゴールのアーツがそれぞれ駆動時間も大幅に短縮された為通常の駆動時間よりも早く発動し、闘気の自動回復と素早さの上昇の効果がリィン達に付与された。

「光よ――――」

一方ルーファスは騎士剣に光を纏わせてリィン達に突撃して騎士剣を振るった。

「斬!!」

「「「!」」」

ルーファスが放ったクラフト―――アークブレイドに対してリィン達はそれぞれ散開して回避し

「そこっ!」

攻撃を回避してルーファスから距離を取ったステラはライフルを連射して反撃した。

 

「甘い!」

ステラの反撃に対してルーファスは騎士剣を振るって次々と襲い掛かる銃弾を斬り裂き

「秘技―――裏疾風!!」

「……!」

更に側面から強襲して来たリィンの電光石火の攻撃を見極めて受け流し

「斬!!」

「聖なる盾よ―――守護せよ!!」

強襲攻撃の後に放たれた斬撃波を結界―――― プラチナムシールドを展開して防いだ。

「うふふ、これは耐えらえるかしら?」

「グッ……!?」

しかしベルフェゴールが放った無数の暗黒の魔力弾の魔術――――連射暗黒弾・広範囲を防ぐ術を持っていないルーファスはダメージを受けると共に怯んだ。

「燃え盛れ――――滅!!」

そこにリィンがルーファスに詰め寄って炎の竜を宿した太刀をルーファス目がけて叩き付けた!

「!!クッ……!?」

リィンが放った剣技――――龍炎撃を間一髪で騎士剣で防いだルーファスだったが、リィンの攻撃の威力の凄まじさが騎士剣越しに伝わった為、のけぞってしまった。

 

「四の型・改―――紅蓮切り!!」

「グアッ!?アークス駆動……!」

のけぞったルーファスの隙を見逃さないかのようにリィンは太刀に魔力の炎を宿してルーファスの背後へと駆け抜けると共に抜刀による炎の斬撃波を叩き付けてダメージを与え、ダメージを受けたルーファスは状況を立て直す為に戦術オーブメントを駆動させたが

「続きます――――シュート!!」

「ガッ!?」

リィンと戦術リンクを結んでいるステラが追撃し、ステラが放った正確無比な射撃で敵の行動を妨害する技―――スナイプシューターによってダメージを受けると共に駆動させていた戦術オーブメントが中断されてしまった。

「深淵の魔槍よ、我が敵を貫け―――死愛の魔槍!!」

そこにベルフェゴールの魔術よって発生した暗黒槍がルーファス目がけて襲い掛かった!

「!クッ………まさかユーシスと同年代の者達が私をここまで追い詰めるとは……これがメンフィルの”力”なのか………!?だが……―――例え相手がいかなる者であろうと私の誇りと信念は揺るがせぬ!行くぞ――――!」

ベルフェゴールが放った魔術を側面に跳躍して回避したルーファスは厳しい表情でリィンとステラを睨んだ後決意の表情になり、”気”を纏わせた拳を突き出そうとしたが

「させるか―――大雪斬!!」

「な―――――ぐああああああああっ!?」

ルーファスの行動を見て”何か”をする事を察知したリィンが跳躍して拳を突きだしているルーファスの腕目がけて太刀を叩き付け、リィンの強襲攻撃によってルーファスの腕は斬られて地面に落ち、片腕を失ったルーファスは斬られた部分から血を流しながら悲鳴を上げて怯んだ。

「「エニグマ駆動―――ダークマター!!」」

そこにステラとベルフェゴールの高圧の締め付け攻撃によって敵の動きを一か所に固めて封じ込めるアーツが発動し、二人のアーツを受けたルーファスは身動きが取れなくなった。

「今よ、ご主人様!」

「止めを!」

「ああ!―――覚悟、ルーファス・アルバレア!!」

そしてベルフェゴールとステラの言葉に力強く頷いたリィンは一瞬でルーファスに詰め寄って太刀でルーファスの胸を貫いた!

「ガハッ!?………バ、バカな………こんな所で……私が果てると……いうのか………………どこで、綿密に練った我が計画が狂って……しまった………申し訳…………ん……オズ……………閣下…………」

リィンの太刀によって胸を貫かれた事によって心臓を破壊されたルーファスは口から大量の血を吐いた後悔しそうな表情で最後の言葉を呟いて絶命して地面に倒れた!

 

 

予想通りリィン達の圧勝です!しかも全員Sクラフトを放つことすらさせてもらえませんでしたwwしかも、ヴァルカンは両足を斬られて逃げる事ができない状態で仲間の無残な最後をレンちゃんから教えてもらった後に魔術を喰らって塵も残さず消滅、スカーレットは浄化の光に焼かれて死亡、ルーファスはリィンに片腕を斬られたあげく心臓を貫かれて死亡と言う悲惨な最後ばかりになりましたww


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択