No.855543

西住みほとちっちゃいこ同盟のおはなし

jerky_001さん

もっとぎりぎり作戦です!
デバガメさんチームはもっとローアングルから攻めてください!!!1!2423!11!!!

2016-06-27 02:35:21 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1305   閲覧ユーザー数:1284

わたし、西住みほは困惑していた。

廃校撤回を賭けた大学選抜対抗戦からしばらく経ったある日。ダージリンさんから来賓を招いてのお茶会のお誘いがあり、聖グロ

 

に訪問したわたしが通されたその一室は、ティールームとしては明らかに場違いな部屋だった。

グレー調の簡素な壁紙の室内。中央には木目を活かしたマットなダークブラウン塗装の円卓に、革張りのハイバックチェア。

他に調度品と言えば、慎ましやかな花ぶりの木香薔薇を差した緑青色の花瓶と、それを置く簡素な飾り台だけ。

前に一度だけダージリンさんに見せてもらった、聖グロ生徒でも限られた者、栄えあるノーブルシスターズしか使用を許されない

 

「紅茶の園」。

あれを気品に満ちた宮廷文学の舞台に例えるとするなら、こちらはさながら隠謀と政争渦巻くスパイ・フィクションといった趣だ

 

。どちらもある意味、聖グロの本流たる英国をお膝元とする文化ではあるけれど。

重そうな扉がぎぃ、と軋む音が聞こえその方を振り向くと、会の主催者その人、ダージリンさんの姿。ゆったりと上座へと歩みを

 

進めてくる。

「よくお越しいただきましたわ、みほさん。どうぞお座りになって」

いつも通りのたおやかながらどこか含みのある微笑みを浮かべながら着席を進められ、怪訝な顔をしながらも素直に従う。

「それじゃ面子も集ったところですし、まずはみほさんに紹介しますわね」

そう。この場には先程から既に私以外にも客人が来ていた。来賓を招いてのお茶会(と、少なくとも私は聞いていた)なのだからそ

 

れは当然なのだけど。ダージリンさんが一拍置いて、すぅ、と大きく息を吸い、一声。

「カチューシャのためなら死ねる!崇拝と信頼の果てにバブみに至った女!プラウダのブリザード、ノンナぁ!!」

「カチューシャを私の胎で産み直して育てたカチューシャから産まれ直したい」

えっちょっと待って突然何言い出したのこの人。

来賓その1・ノンナさんが、いつも付き従っているカチューシャさんが居ないのを良いことにとんでもないカミングアウトをぶっ

 

こんで来た。ダージリンさんも何ノリノリでリングコールの真似事してんの。こちらの唖然顔を華麗にスルーしてコールを続ける

 

「好みの娘だって継続して見せらぁ!でも意義申し立てだけは勘弁な!!継続の笛吹男ならぬカンテレ弾き女!ミカぁ!!」

「ちっちゃい娘と一緒のテントには甘ったるい匂いがつまっているんだよ」

こっちの汚いパイドパイパーもブッ飛んだこと言い出した。

来賓その2・ミカさんは相変わらず余裕ぶった口調とは裏腹に向かいに座るノンナさんの氷の視線に冷や汗を垂らしていた。こっ

 

ち見ないで。捨て猫みたいな目ぇしないで。

あ、あの。ダージリンさんこの集まりは一体...

「よくぞ聞いてくださいましたわね!!」

ああもう圧が強い圧が強い。ダージリンさんのそういうトコ苦手だなぁ。

「私たちは!」

「「「ちっちゃいこ三国同盟よ!!」です」だね」

「申し遅れましたわ私同盟の発足者にして特一級オレンジペコブリーダー、最近はペコの紅茶に利尿剤を仕込んで尿意を堪えなが

 

ら私の格言蘊蓄に付き合う様子を眺めるのが密やかな趣味、ダージリンよ。」

すみませんお邪魔しました。

「ちょちょちょちょっと待ってみほさんお願い帰らないで」

なんなんですかこの会は私は只のお茶会だと聞いてきたのに変態淑女の発表会ですか?ダージリンさんが変人なのは知ってました

 

けどわたしまでむやみに巻き込まないでください失礼しますね。

部屋を去ろうとしたわたしを咄嗟に引き留めたダージリンさんにわっと言葉の洪水を浴びせかける。

「ふ、ふふ…中々お言いになるわねみほさん…でも、そんな態度を取っていてもよろしいのかしら?」

…?それは一体、どういう意味ですか...?わたしの口撃にもめげず含みを持った揺さぶりを掛けて来るダージリンさん。

「私達がみほさんをここに招いたのは他でも無い...貴女がこの同盟に参加する資格のある淑女と睨んでの事ですわ。既に聖・プ

 

両諜報部合同調査で裏取りも済んでいますの。」

わたしがこの事案予備軍と同じ...?この期に及んでなんて言いがかりを!というか両校とも何さらりと個人のプライバシー探っ

 

てるんですか。英国面と旧ソの闇を同時に目の当たりにして軽くめまいを覚える。

「早速ですが同志ダージリン。まず私共の方で入手した情報から。」

スパイ活動など当方では日常茶飯事ですが、なにか?とでも言わんばかりの平然とした顔で、いつの間にか用意していたプロジェ

 

クタを操作するノンナさん。その光源が投射先の壁面に一枚の写真を写し出す。

「これは...」

「大洗での登校風景を捉えた一枚です。隣にいるのはチームメイトのマコーsy冷泉麻子さんですね。」

今麻子さんにソウルネームつけようとしたこの人。ウチのチームメイトに唾付けようとしてませんよね。プロジェクタで写し出さ

 

れたのは寝坊助の麻子さんを支えて登校しているわたしの姿。

この写真のどこにあなた達のような偏執的な要素があるっていうんですか。寝坊助さんを助けてあげているだけで仲睦まじい健全

 

な友情じゃないですか。なぜこんな言いがかりに対して必死にならないといけないのかわからないがとにかく一緒にされたくない

 

一身で反論する。

「ですがこの手つきは明らかに...ねぇ?」

「脇に手を回すふりをして“先っぽ”を探り当てようとしてますね衆人環視の下バッファローゲームとは豪の者ですね。」

その発想が既に付いていけないんですけど。今にも倒れそうな人を支えようと思ったら自然と脇に手を回して支える形になるでし

 

ょう!そんなセクハラ的所作を思い付くのは皆さんだけですから!

「ふぅむ、これだけではまだお認めになりませんのね...では次は私の方で入手した情報を。」

まだあるんですか...辟易としたわたしを意に介さず、今度はダージリンさんがプロジェクタの画像を切り替える。

「M3の車内の様ですね。一緒にいるのは操縦手のカリーn阪口桂利奈さんですか。」

大洗の警備体制は一体どうなってるの...?車内を隠し撮りされるとかセキュリティがザルにもほどがある。またサラッとソウル

 

ネーム付けようとしてるし。

「他のウサギさんメンバーがいませんが...密室空間で二人きりとはやり手ですね。」

誤解を招く表現やめてくれません?これはあくまで走行練習のアドバイスを頼まれただけであって...

「あらそう?でもこれはどうかしら?」

そう言うと画像が再び切り替わる。そこに写し出されたのは...

「おぉっとこれは密着してますねぇ!後ろから手を回して文字通り手取り足取りです!」

「指導と称してボディタッチとはやり口が手慣れてますわね明らかに常習犯ですわ。」

ちょ、ちょっと待ってください!操縦のアドバイスなんですから自然とこうなるでしょう!?皆さんからすればご褒美かもしれま

 

せんけど一緒にしないでください!

「そうは言うけど、そもそもみほさん操縦は得意ではなかったはずでは?」

そ、それは...得意分野まで調査済みとはつくづく恐るべしスパイ本場の諜報術。

これは...マズイ。このままでは半ば強引に「ちっちゃい子好き」の既成事実を擦り付けられてしまう。

「それじゃ最後は私の番だね。」

その時。今まで沈黙を守っていたミカさんが動きを見せた。人見知りで喋れないわけじゃ無かったんだ。

「私は他の二人ほどの諜報能力は無いからね。少し搦め手を使わせてもらったよ。」

ミカさんが不適な笑みを浮かべ、プロジェクタの画像が今度は映像へと切り替わる。

映し出されたのは何らかの撮影スタジオ。ジャージ姿の継続生徒が撮影機材の回りで待機しているのが見える。そして撮影ブース

 

の中央で握手を交わしているのは...たしかBTー42操縦手ミッコさん・砲手アキさんと...麻子さん・桂利奈さん!!二人に一体何

 

をするつもりですか!?

「人聞きの悪いことを言わないでほしいな。麻子さんと桂利奈さんには“継続の学内誌で大洗戦車道の特集をする”と言うことで

 

、注目選手としてスナップ撮影の協力をしてもらっただけさ。」

「ふふ、これは思わぬ伏兵登場ですわね。」

「つくづく底の知れない人ですね。」

全く持ってその通りだ。陰謀屋の似合う二人を差し置いて、まさかミカさんがこんな人質紛いの周到な手段を用意していたなんて

 

白々しい理由をわざとらしいほど軽妙に並べ立てるその口ぶりの向こう側に、黒森峰時代に練習試合を組んだ時の様な、気付かな

 

い内に相手の術中に誘い込まれている様な底知れなさを感じ、戦慄を覚える。

「ちなみに撮影自体はもう完了していてね。撮り下ろしのデータも届いているんだ。」

そんな...!?お願いですわたしはいくら辱しめられてもいいですから!チームメイトまで巻き込まないで!!そんな懇願を意に

 

介さずミカさんがプロジェクタを操作すると...

「これは...麻子さんったらなかなか愛らしいですわね!」

「Хорошо…!ミカさん後で現像お願いしますね!」

写し出されたのは麻子さんだった。丈が余り気味でダボついたパジャマにナイトキャップを被った、寝坊助さんな麻子さんのイメ

 

ージにピッタリな一枚。

使い馴染みの枕をギュッと抱き締め、今にも瞼が落ちそうな程の寝ぼけ眼をしたその姿は正直...か、かわいい。

「今!いま可愛いって言いましたわよみほさん!」

「ようやく本音をさらけ出しましたね同志ミホーシャ!」

な...!ち、違います!別にいかがわしい意味合いじゃなくて...口を滑らせたわたしを見逃すこと筈は無く、慌てて弁明を余儀無

 

くされる。

「まぁいいさ。それじゃ次行ってみようか。」

自己弁護の暇すら与えてくれない様だ。再び画面が切り替わる。

「あぁっ!?これはいけませんわ破廉恥ですわ焼き増し一枚お願いしますわね!」

「Слава Богу.!!これはずいぶんなзайчикаですね私も焼き増しお願いします。」

桂利奈さんはピンク色の全身タイツに身を包んでいた。あんこうスーツにも似ているが尾びれ胸びれを模した装飾は無く、代わり

 

にまん丸しっぽとウサミミが縫い付けられていた。

両手を丸めて前に構え、お尻ごと尻尾を突き出すようなウサちゃんポーズをする桂利奈さんはその無邪気さとは裏腹にピッチリと

 

フィットしたタイツ越しにまだ未成熟なボディラインが露になって...だっ駄目ですこんなのいやらし過ぎます今すぐ消してくだ

 

さい!!

「何を言ってますのみほさん桂利奈さんはただウサギさんコスチュームで無邪気にはしゃいでいるだけじゃありませんか。」

「そうですよ何とも微笑ましい写真じゃないですかそれとも同志ミホーシャはこれをいかがわしいと感じる感性をお持ちなのでし

 

ょうか?」

ぐぅっ...!こんな単純な誘導尋問に引っ掛かるなんて...

「ねぇみほさん...そろそろお認めになってもよろしいのではなくて?私達はあなたを非難するつもりも嘲笑うつもりもございま

 

せんのよ?」

「そうですよ同志ミホーシャ...私達はとても嬉しいのですよ?同じ嗜好を持つ新たな仲間に出会えたのですから。」

危険な世界へとわたしを誘うべく両脇から囁き掛ける二人の誘い手。だけどそれを認めてしまえば最後。私もこの変態達と同類と

 

言う事になってしまう。違う...わたしはあなた達と同じなんかじゃ...

「ここまで強情とはねぇ。でもまぁこんな事もあろうかと、最後の切り札を用意しておいたのさ。」

プロジェクタが画像から再び映像へと切り替わる。

...そんな!会長までどうしてっ!?アキさんとミッコさんに手を引かれた会長はすぐに画面外へと捌けて行ってしまった。

「取材のためにも生徒会長の角谷さんには許可を取りに行ったんだけどね。角谷さん自身も素敵だったから...本人にも協力して

 

貰う事にしたのさ。幸い彼女も快く引き受けてくれたよ。」

思い付きの大好きな会長らしいと言うかなんと言うか...でも、パジャマ姿・ウサウサスーツと来て、会長は一体どんなコスチュ

 

ームを...?

「どうやら準備ができたようだね...早速見てもらおうか。」

再びアキさんとミッコさんに導かれて会長が撮影ブースへと戻り来る。その出で立ちに、わたしは思わず、目を奪われた。

会長は、真っ白なワンピースを身に纏っていた。

目に眩しいほどの無垢な白の生地に照明用ライトの光が反射しさらに眩しく煌めいている。

会長はワンピースを気に入ったのか、丈の長いスカートの裾をつまんでは体を揺らしたり、その場でくるりと回ってみたりする。

 

瞬間、ワンピースが慣性の任せるままに舞い上がって広がり、背後から差し込んだ照明がその純白のスクリーンにあるものを映し

 

出した。

細くしなやかな、腕と脚。薄く、しかし丸みある肉感を帯びた骨盤。なだらかな起伏から流れるように弓なりのくびれへと繋がる

 

、幼さと女性らしさが危ういバランスで相克するボディライン。

会長の、角谷杏の“からだ”が、薄手の生地を透過してくっきりと影となり姿を現した。

生地と相反して深い闇を湛えた影に視線を奪われ、最早わたしの意識は周りの景色と音を全て置き去りにして、黒と白の狭間、光

 

と闇の境目へと引きずり込まれていく。狭間はゆっくりと広がり、白とも黒とも、否、人が産み出した色を表すあらゆる言葉でも

 

表現できない、眩い光が溢れ出す。その中にわたしは見つけた。

真っ白なキャンバスに見出だした影と、寸分違わない“かたち”。一糸纏わぬ、生まれたままの姿を光の海に晒し、両手を広げ微

 

笑みかける、角谷杏を。

誘われるままに、両の腕に飛び込み、抱かれる。温もりと、柔らかさと、甘ったるい香りに包まれる。

わたしの“からだ”と世界を包む光との境目が失われ、“たましい”だけが虚空へと溶けて、消えた。

涅槃が見えた。

 

 

 

「ありがたやありがたや...もはや神々しさすら感じますわ...!」

「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏...この輝かしさは最早浄罪の光...!!」

本来のキャラ付けを放棄し、共に手を合わせ映像に祈りを捧げる二人の声にわたしの意識は現実へと引き戻された。

彼女達の反応も無理はない。気付くとわたしの頬にも一筋の涙が伝い落ちた軌跡が描かれていた。

「ご満足いただけたかなみほさん。」

ただ一人正気な声色で訪ねるミカさんの呼び掛けに、わたしはこの人に追い詰められていたことを漸く思い出した。

「取り合えず撮影は全て完了したから、後はきみに掲載許可を貰うだけなんだ。会長には了承を貰っているけど...大洗戦車道の

 

隊長は、みほさんだからね。」

いつの間にか撮影が終わっていたことよりも、ミカさんの企みにまだ先があったことに驚いた。

わたしは最初、ミカさんを汚いパイドパイパーと嘲った。だけどその実、彼女は正真正銘の“笛吹男”だった。怪しげな笛の音で

 

人を惑わせ、迷い道へと誘う。違うのはミカさんが女で、操るのが笛の音ではなくカンテレと策謀だと言うことだけだ。

「沈黙は肯定と受けとるよ...?」

答えは出ているはずなのに、言葉が付いて来ない。

「それじゃ、撮影データは早速印刷部門に送るとしよう。ご協力、感謝するよ。」

わたしの身体が跳ねた。

プロジェクタと繋がっていたラップトップPCに手を伸ばし、オンライン接続されているLANケーブルを引き抜きデータ送信作業

 

を阻止する。

焦れる言葉に愛想を尽かし、身体が先に動いてしまった。

その行動が意味することを、遅れながら理解した。

「...これは一体どういうつもりかな?」

...めです...

「聞こえないな。」

駄目です...

「何がだい?」

...駄目ですっ!

そのデータは駄目ですっ!!

大洗戦車道チーム隊長として許可しません!!今すぐ渡してください没収です!!わたし以外の誰にも渡しません!!!!わたし

 

のものです!!1!2423!!1!

「みほさん...」

「同志ミホーシャ...」

ぅ、うぁ、ぁああぁあ...パジャマ姿の麻子さん可愛いよぅ...桂利奈さん無防備過ぎてムラムラするよぅ...会長...会長愛らしす

 

ぎるよぅ...もう天使過ぎるよぅ...あんなの卑怯だよぅ...うぁああぁあぁぁ...

「完落ち、だね。」

わたしは泣いていた。恥ずかしげもなく泣いていた。駆け引きに負けたからでは無い。自身の恥部を白日の下に晒されたからでも

 

無い。自分の気持ちに嘘を付いていた浅ましさと、そこから解き放たれた解放感に感情が堰を切って溢れ出し号泣していた。

いつの間にか、わたしの肩に三人が寄り添い、抱いてくれていた。わたしを謀り、わたしを陥れ、しかしわたしを理解し招き入れ

 

てくれた三人。

「みほさん。」

「同志ミホーシャ。」

「私達はあなたを、歓迎いたしますわ。」

ミカさん、ノンナさん、ダージリンさん...!

同じ喜びを感じることの出来る、生涯の友人を得ること。それは人生においてきっと最良の幸せだろう。もう何も怖くない。わた

 

しにはそれがあるから。

「「「ちっちゃいこ三国同盟へようこそ。」」」

 

 

 

その後聖グロリアーナ学院・プラウダ高校・継続高校のコネクションに大洗女子学園を加えた同盟は「ちっちゃいこ連合」へと姿

 

を変え、綿密な情報共有体制が確立された。

しかし連合によって製作され構成員のみに閲覧を許された極秘写真集「もっとぎりぎり作戦です!」が何者かによって流出し、期

 

を同じくして大洗が三度廃校の危機に見舞われた際には、その流出データの道徳的観点からの問題がやり玉に挙げられたからだと

 

一部の情報通からはまことしやかに噂されたともされないとも言う。

 

おわり


 
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