太宰治・・・。について書きます。
●太宰治
●生年月日:1909年6月19日
●出身地:金木町
●死没:1948年6月13日 (38歳)
●著書:斜陽、女生徒、走れメロス、人間失格
太宰 治は、日本の小説家である。本名、津島 修治。1936年に最初の作品集『晩年』を刊行し、1948年に山崎富栄と共に玉川上水で入水自殺を完遂させた。主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』。Wikipedia
●ヒストリ
◇昭和十年(1935)二十六歳
十月、「文藝春秋」に「ダス・ゲマイネ」を発表。また、同誌九月号の川端康成の「芥川賞」選評をよんで激怒。反論を「文芸通信」に発表した。
この頃、パビナール中毒に苦しむ。
そして下記は私の個人ブログの中の抜粋文章です。
ギリシア神話に登場する夢の神モルペウス (Morpheus)、夢のように痛みを取り除いてくれることが名前の由来であるモルヒネと小説家、太宰治が過去に実際に頻繁に常用していたというパビナールという鎮痛薬、そんなものを使用して薬が効いてきたかなと思った時に鼻の下を人差し指でこするとそのことが手に取るように分かるし、精神的に充実度も高くなる気がします。
ちなみにモルヒネはヘロインからつくられているものだそうです。英語発音だとモーフィーンというそうです。アヘンに含まれるアルカロイドで、チロシンから生合成される麻薬のひとつだそうです。「モルフィン」「モヒ」とも言います。ベンジルイソキノリン型アルカロイドの一種です。
身体が痛くて仕方ない時や、末期がんになってしまって体が痛くて仕方ない時とかに大活躍してくれる素晴らしい麻薬がモルヒネなんですね。
また、パビナールも痛み止めの一種で似たような効果があるのだと思います。ただこれらの鎮痛薬を使用すると便通が悪くなるなどの副作用に悩まされるようです。特にモルヒネは、呼吸抑制は少なく、便秘が必発し、初期に嘔気、眠気を生じるといったように副作用が多いようです。
●太宰治はミステリアス
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(2008年5月20日 初版第一刷発行)
吉田和明
上記の本の紹介をさせて頂きます。中をよくよく読んで見ると、死の直前に太宰治は、その生まれつきの才能を周囲から認められ期待されて、支援者から月々90円(現在の36万円の価値、当時は5円が現在の2万円の価値)ほど都合してもらっているようでした。
しかも、その当時、太宰治は、何かが原因で精神を患っていて精神病院に入院したりして小説を書けなくなっており、部屋でむせび泣いていたり(何故か原因の詳細は書かれておらず文章はただ泣いていただけでした。)するシーンも出てきてお給料を前借しているのに仕事がちっとも捗っていない様子でした。
でもここで不思議に思うのは何故、月々90円ももらっていて(現在の36万円も価値があるんですよ!)お給料の前借をしないとならない事態に陥っているのか?!という疑問が湧くことです。しかし、残念ながらその件に関した納得が行く説明やエピソードは本には一切書かれてありませんでした。だからあとはもう想像するのみです。
そして、そんな矢先ですね。バビナールを服用した時に玉川上水で山崎富江に細紐で首を絞められて絶命したのは・・・・。
太宰治はミステリアスこの本の「第3章太宰治の死をめぐるミステリーの4太宰は山崎富江に殺されたのか」という部分を読んだんですが、ちょっと気になる文章を発見しました。
「おそらく富江はパビナールを用いて、ふらふらになった太宰を玉川上水の堤に伴い 、かれの首筋を締めたがすぐには死に切れず、あの世にいっても離すまいと、しごきで二人の身体を堅く縛りつけた上で、かねて用意の青酸加里をあおって、水中へずるずると引き摺りこんだものと見える。その死に場所を見ると、太宰の下駄で土を深くえぐり取った跡が二条残っていて、いよいよの時かれが死ぬまいと抵抗したのを偲ぶことができた。」
この文章ですがかなり際どくて危ない内容だと思いませんか?!なんでも他の部分を読んだら太宰が細紐で首を絞められて殺された証拠があったんだそうです。つまり、かれの死が富江による他殺であると認定した事実が突き止められたのだそうです。すごい怖いですね。怖いもの見たさでぜひ一度この有名な事件の本をみなさんも読んでみたらいかがですか?
なんかすごいショックでした。まさか太宰さんが最後富江に殺されていたなんて、この本を読むまではずっと、刺客にやられたんではとか思っていたものですから、こうなると、この組み合わせを好み一緒になった人達にとってはちょっとつまらない内容だと思いますね。
その他にも金木町という出身地もとても嫌味っぽくてすごく気になります。
私はこの人ほどの天才的な文才はまったくないし顔もそれほど似てないと思うけど、嫌味なんですかね。
本気の不倫なんて一度も無いのにそういう風にどうしても見せたくて、今の状況じゃとても見せられないから、依頼で殺害してから、『死人に口なし・・・』の状況にして全てをやみに葬って自分らは相変わらず神様のふりをして行こうとしているんじゃないでしょうか?
生きている限りあいつは不倫好きでしつこかったって嘘を正当化する道はないからだと思います。
ということはこの計画を企んでいるメンバーはもう誰たちだかは一目瞭然だと思います。
下記はついでに他の本の紹介も・・・・というものです。(個人ブログからの抜粋文章)
●マノン・レスコー (岩波文庫)
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(1929年1月5日 第一刷 発 行)
アベ・プレヴォ作
河盛好蔵訳
この本の中に
“お父さん、彼女が私を裏ったのでは断じてないことを、信じて下さい。彼女はそんなよこしまな、残酷な卑劣なことができる女ではありません。私たち、お父さんや私や彼女を欺いているのはあのうそつきのB・・・です。どんなに彼女が情け深く誠実であるかをもしお父さんがご存じなら、もしあなたが彼女を知っていらっしゃるなら、お父さん自身も彼女を可愛くお思いになるでしょうに。”
“父は私の計画がどういうのか知りたいと望んだ。
「パリへ行くんです、と私は言った。―B・・・の邸に火をつけるんです。そしてあいつをあの不貞腐れのマノンといっしょに猛火の中で焼き殺すのです。」”
という文章部分があり、読んだ後、何だかとってもぞっとしました。好きな人の心変わりを恨んで新恋人もろとも焼き殺すなんて、現在の場合はすぐ天災みたいですが、まるでそういう時代な気がします。
そして、最初の方でさらに不気味な文章が・・・。マノンはオピタルに監禁されていた売笑婦で、鎖につながれて晒し者になっていたようなのですね、そしてシュヴァリエ・デ・グリューが一目惚れしたような場面がでてくるんですが、その後、その様子を見ていてこの本を書いている立場となっている多分どっかの金持が、“私は 更に、この恋する青年がアーヴルまで絶えず恋人と自由に話して行けるように、看守たちと契約を結ぶ気になった。”という文章が、何だか意識して二人きりになれるように取り計っている不可思議な印象を受けました。その際、十分な資金も金持が与えていました。また全体的に説明不十分な感じがこの物語の個性となっていて一風変わった味わいを醸し出していると思いました。
それでもって結局最後の方で何故か突然マノンがアメリカの植民地に護送されて奴隷のような身分に(この物語いつも突然話がすごい方向に変化するからオモロイです)そこの土地の首長の甥のセレヌという男がここの土地ではすごい権限があるからマノンが取られると嫉妬深いシュヴァリエ・デ・グリューが決闘をセレヌに申し込んで刺殺しちゃうシーンが強烈だと思いました。(オペラだと逮捕された警察の中の看守がそういう役回りでした、オペラも本も基本あらすじは似てますね)
そのうえ最後にマノンがのシュヴァリエ・デ・グリュー傍で突然死んでしまう場面もなんだかすごく肝心な説明や真実を全てスッパリカットして話を置き換え、すり替えしている感じで何だか実感が湧きづらかったです。本当に文中では異様に不自然な形の突然死で、自然死なのか自殺なのかはたまた他殺なのかも
まったく分からない不気味な感じを受けました。(太宰治の玉川上水事件もそんな感じですね)
この本は、オペラとは違った面白さもあるので興味を持ったらぜひ読んで見て下さい。
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太宰治・・・。について書きました。
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