南アフリカのとある島?に着いた俺達、アホが寒いとか抜かしていたがまぁ良い
皆が船から降り荷物も卸していると
ココ「まず全世界の空を封鎖する。軍事・一般・宇宙・ロケット等々人類が空を利用する全ての手段を世界同時に禁止する。人類は交通の一つを失い、空は1910年代にまで後退する」
カズト「・・・まさか!そのためのロケット打ち上げ!?」
ココ「ンフ~フ♪さすがだねカズト。そう!その通り!126機の衛星を持って空・陸・海を、地球に置ける物流の完全掌握」
カズト「それを可能にするためのHCLIの衛星、そしてそれを自在に操れるココ姉さんと南博士が名付けたヨルムンガンド・・・・・・エレナ博士にそこのアホの脳味噌が必要な物。量子コンピューターだからこそできるココ姉さんによる強制的世界平和の実現」
ココ「アハハハハハ!そう!そうだよカズ!武器商人である私が、世界中で平和を歌っている能無し共よりもはるか先を行き後一手の所まで来た。そしてそれを真っ先に気付くのが武器商人である私の次が一人軍隊のカズだとは・・・・・本当にどいつもこいつも本当にバッカじゃないの!?」
カズト「・・・はぁ本当に教主でも国主でも無く、武器商人がどこの国の誰よりも・・・いや、この星に暮す人間の誰よりも早く平和へ近づくとか世も末だねココ姉さん」
ココ「ンフ~フ♪全くだよカズ、そしてカズ、君やレーム、貴方達はこの世界で最後まで銃を持つ最後の兵士と成り!・・・・・私を護るんだ」
レーム「ヘヘェ~♪いいぜぇココ」
カズト「ココ姉さんの為に、世界の平和への為なら・・・って思うけど。神に成る覚悟はある?ココ姉さん」
ココ「神は天使を送りアシリア185000を滅したとされる。神は軍人を軍人として攻撃した。コレを神と称するなら軍を無効化させ人として解放する私の力は・・・神をも超えているな?」
ヨナ「・・・・何人死ぬんだ?」
ココ「ん?ヨルムンガンドの犠牲者?確かに同時に行えば犠牲者は出るけど後に起こる戦争の犠牲者に比べれば些細な事よ。今南に聞いている・・・来た、今空に居る人間は683822人・・・たった70万人、それがどうかした?」
ヨナ「!」バッ!
レーム「チャキッ!」
カズト「スッ・・・・」
ヨナ「ダメだ・・・それだけは絶対ダメだ!」
ココ「・・・・ヨナ?」
ヤッパリこうなるか
ココ「ヨナ、どうして私がこの場で計画を明かしたと思う?此処でヨナに私が撃たれたとしても計画は止まらないよ?」
ヨナ「・・・でも!」
カズト「ヨナ、ココ姉さんはね?この世界が・・・武器が嫌いなんだよ」
ココ「ンフ~フ♪本当に何処まで知っているの?カズ」
カズト「初めて会った時、ココ姉さんの瞳の奥底に憎悪や嫌気を食いつぶす憤怒が見えたんだよ。アレは争いや銃を憎む人の目だ」
ココ「本当に君が味方で良かったよカズ」
ヨナ「カズト!どうしてそっちに居るんだ!?」
カズト「ヨナ、俺はね?戦争を知っているんだ、ヨナと出会った山岳でも、レームさん達が生きぬいて来た世界大戦でも無い・・・・まだ人が剣を槍を弓矢を持って争う世界を、俺は知っているんだよ、ヨナ」
カズト「どんなに平和を願っても、どんなに理想を掲げても力なければただの妄言・妄想・妄執でしかない。そして正義が正しいんじゃない・・・勝って生き残って己が信念を貫こうとしてやっとホンの少し変わる・・・・・でもね?それでも人は死ぬ。世界中で人が死に争う、現代でもコレだよ」
ヨナ「そんな昔の事なんて知らないよ!」
カズト「知るべきだよヨナ。だってあの頃は大義も理想もあった、でも今のこの世界は?ただ生き残るための生存戦争に成れば正義も大義も何もない。既に小さいが始まっている、南博士に聞いたが十年以内に第三次世界大戦級の事が起きる・・・・それにね。よな?」
カズト「人は本当の意味で争いを止める事は出来ないし、どう頑張ってもこのままでは人類は戦争を止めないし平和は訪れない。そんな中でココ姉さんは自分の想いを貫く為に全てを捧げている」
そこで俺はココ姉さんに向き直り。かつて仕えて来た王達と同じように最上級の礼を払う
カズト「戦武器を売りし商人、武器を憎み続けて尚武器を売り、売った武器に殺された人の死を尊び。その金銭を持って呪う世界に平和を願わんとする汝。ココ・ヘクマティアル。我、北郷一刀は貴女が願いし祈りが成就させ、この身この魂朽ちるまで御側にてこの剣を振るう」
ココ「最後まで私を護ってね?カズ」
カズト「御意」
礼を解き立ち上がる・・・・さて
カズト「お前はどうする?ジョナサン・マル?」
この後の事は・・・まぁアレだ、ヨナはココ姉さんを拒絶して海を泳いで行った
少ししたらチェキータさんから電話が届いて
カズト「ココ姉さん。ジョーカーがヨナを雇ったって」
ココ「そっかぁ~」
南「ヤッパリ離れたか~。でもアイツの所長続きしないよ?」
カズト「だな、ヨナとジョーカーは俺より相性が悪い。水と油ってレベルじゃない」
ココ「そうかぁ~。それじゃぁ風呂にでも入りますか!」
南「そうだね~サッパリしますか・・・あ、バブちゃん超スッゴイよ?超巨乳」
ココ「マジで?カズ!背中流す序に確認してみる?」
カズト「何で俺も入る前提で話しが進んでやがる!?それよりアホは使えるのか・」
南「ああ、あれね?ヨナは頭はいいけど勉強は駄目なんだよね?アイツはその逆頭良いのに頭がパァなんだよ。開口一発目で量子コンピューター何処だって」
カズト「あのデカさの代物をコンテナ位に出来るって・・・アイツホント頭アホなのに頭いいのな?」
何て事があって風呂には入って無い・・・入ってないからな?!誘われたけど!本人に背中流せとか言われたけど断ったからね?!
っでレームさん達の所へ向かうとルツさんがバルメさんにビクビクしてた・・・なに話していたんだ?
なんでも皆はココ姉さんにどうして付いて行くのかって話で。ついでに俺も話すことにした、あとチナツとヘックスも
カズト「港でも俺は言ったけど、こんな形で戦争を無くすだなんて想像できなかった、それと俺が知る王様と肩を並べられる。王の資質をココ姉さんは持っていた、何より今よりも人の争いを無くせるかも知れないからかな?」
チナツ「御殿様に付いて行くだけなのだ~♪」
ヘックス「祖国の脅威に成るとは思っていたけど此処までとは思わなかったわ。でも、私でも最後は普通の女としての生を堪能できるならそれもまたいいかしら?」
っと言った感じで皆なんら不満は無いとの事だった
そして二年の月日が流れた
ヨナがココ姉さんの元から、俺達から離れて行って早二年。未だヨルムンガンドは発動していないが世界中で第三次世界大戦一歩手前の状態にまで来てしまった、人が生きるに必要な水から宗教・国家・思想・民族その他諸々の理由でドンパチが絶えない
MGのⅤ風に言えばホットゾーンが大半を占めている。国境?何ソレ美味しいの?ってくらい酷い、最早その国の領土全域がホットゾーンと居てもいいくらいに酷い
ってな話しは置いといて俺はココ姉さんと共にロケットの発射場に来ている、アレにヨルムンガンドの二つ目の頭脳が入っている
そんな俺とココ姉さんはキャスパーに護衛されている。そして今、対空砲をぶっ放している地上戦力を戦闘機三機がミサイルで撃破。カウントゼロと共にロケットは発射された・・・無事成功の様だ
なんか南博士からアホがちっちゃくしたヨルムンに涙流しているって声が聞こえてエレナさんがあらあら♪とアホが泣いてねぇし!汗だし!的な事を
何かココ姉さんがキャスパーと話していたんだがなんかメッチャ汗かいている。まぁ何を言ったかは予想できるが、結局チェキータは勿論ヨナとも何も話さなかった
そして空を封鎖すると言っておきながら俺とココ姉さんは飛行機で帰路についた
空から地上に降りると携帯が鳴った・・・・チェキータさん?
カズト「はいはいチェキータさん?さっき振りですがどうかしましたか?」
チェキータ『カ~ズゥトー!ヨナがウチ止めちゃったぁ!』
カズト「あぁ~ヤッパリ、それでヨナは?」
チェキータ『キャスパーが労働法的に問題があるとか僕の事はあまりしゃべるなとか子供達は大学受験まで面倒みるとか・・・ああ、それでヨナとは一発勝負でって言ってたわね。その後はヨナにスイス銀行の通帳とパスポート渡して降ろした後はわかんなぁ~い!』
カズト「さいで、教えてくれてありがとうチェキータ」ピッ
さてさて。迎えの準備をしますか
とある油田をソ連やらどこぞの国の軍隊が狙っている国の食事処で俺は軽食を作って皆に配りに行くとルツさんがヨナをつれて来ていた。ココ姉さんや他の皆も何か話していたようだ
カズト「ずいぶんと大きくなったなヨナ。それに強くなった、この二年で答えは出たかい?」
ヨナ「カズト」
チナツ「おぉ~!ヨナ御殿様みたいにかっこよくなってるのだ~」
ヨナ「チナツ」
ヘックス「子供かと思っていたらちょっとは言い男に成ってるじゃない」
ヨナ「ヘックス」
カズト「ホレ、この後お仕事が待ち構えているから軽く食って置け。話は?」
ココ「もう話してある・・・それでどうするヨナ?御覧の通りさっき話したように感動の再会だけどカズの軽食を食べるくらいしかユックリはしてられない」
ヨナ「世界もココも狂っている・・・それでも僕は此処に付いている」
ココ「よしっ!よしよしよーし!では腹ごしらえをしたら始めるよ皆!」
皆「「「「「う~い」」」」」
そして皆完全武装で。俺はこの二年で増えた一振りの大太刀を背に立ち上がる
ヨナも懐かしい銃を手に
俺達は元武器商人と旅をした
そしてココ・ヘクマティアルと新しい世界を旅をする
ココ「ヨルムンガンド、発動」ピッ
ヨナ「じゃあな」
あとがき
どうもアサシンです
なんか後半上手く書けたか心配であります
と言う訳でヨルムンガンドの外史はこれにて完結しました。
最近は執筆する理由に至った恋姫の小説を一部読み直しています
やはり魏のアフター系等が読みやすいですね。呼んでいる内に恋姫達の名前を思い出せて結構楽しんでいます
良く考えたら私三国志の外史は書いた事無いんですよね。書けないですけど
では次なる外史ですが。最近殆ど登場していない恋姫達を出せる外史の執筆に入りたいと思います。既に解かっている方もいると思いますがそれは外史を渡るで発表しますですハイ
予定ではオリジナルな所も多々入りますが、基本アニメ第一期と第二期まで書きたいと思います
その後調子が良ければまたアンケートを取るかもです・・・だったんですが
ちょっとリアルの方で頑張らないと本当にヤヴァイ状況に立たされまして。ホント社会不適合者なんですが適合しないとマジヤヴァいんですハイ
なので書き貯めるのも投稿するのもメッチャ遅くなります、下手すると年単位で投稿出来ないかもです。が隙や余裕が出来たら不定期にちょこちょこと投稿するかもです
何卒御容赦をm(_ _)m
ではでは
狩りの時間だ
Tweet |
|
|
5
|
0
|
追加するフォルダを選択
武器無き世界を願う