No.838509 SAO~黒を冠する戦士たち~ 英雄外伝 第4話 美男美女のカップルはいろいろ大変グルメ96さん 2016-03-21 20:32:42 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:1019 閲覧ユーザー数:1005 |
第4話 美男美女のカップルはいろいろ大変
「なんだ?今日はエギルの店、全品100%OFFの日か?」
そうつぶやいたゼウスはゆっくりプレイヤーが集まっている所に近づいた。プレイヤー達の様子を見ていると皆前方の何かを見て騒いでいるようだ。声もちらほら聞こえてきた。
「あれって?゙閃光゙の・・」
「すげぇ、生で見るの初めてだわ。」
「隣にいる人って、゙黒の魔剣士゙!?」
「噂には聞いていたけど、すごく美形よね。」
「俺も、黒の剣士みたいに強くなれたらな~。」
「くそ~、黒の魔剣士め、どうどうと横に立ちやがって。」
聞こえてくるのは歓喜、渇望、憧れ、嫉妬、などの人として当然ある意思表示の声々、そして、゙閃光゙、゙黒の(魔)剣士゙というワードから浮かび上がるものは一つ・・・
「人気者も大変だねぇ~、キリト、アスナ。」
前方に見える二人の男女の後ろ姿、1人は黒いコートを着て背中に黒い剣を背負い、もう一人は白を基調とした服に赤いスカートをはいていた。この男の名ばキリド、女の名ばアスナ゙と言う。二人はそれぞれ゙黒の(魔)剣士゙、゙閃光゙と二つ名を持つほどのトッププレイヤーであり、容姿も美形のため他のプレイヤーからの人気が高い、だがその分、外に歩けば注目の的であり二人そろって歩くようなことがあれば人が集まり、騒ぐのも納得する結果と言えよう。
「でも、今回の騒ぎは二人だけが起こしたとは言えなさそうだね。」
よくよくみているとキリト、アスナの前に二人の男が立っていた。二人とも白を基調とした騎士の恰好をしていた。
「血盟騎士団のメンバーか・・・・そういや、アイツが言っていたな「最近、副団長に護衛がついた」と・・」
頭の中の記憶を探り、ある人物との会話を思い出す。話によると多数決で決まったみたいだが、アイツは「副団長の負担にならなければ良いのですがね・・」とどこか心配していたな。
とりあえず、聞き耳スキルで何でトラブっているのか聞いてみることにした。
<ゼウス聞き耳中・・・・・・・・・>
「なるほどね・・・まぁ有名人で強いとは言え、どこのわからぬ馬の骨に護衛を任せる訳にはいかないよな。」
会話を聞き取り、大体のことを理解した。有名で強くても「素性の知らないヤツに護衛を任せるわけにはいかない。」という考えだろ。筋は通っているがやたら噛みついている護衛の男は、キリトに対しての嫉妬、血盟騎士団のプライドなどひっくるめてあんなこと言ったんだろうけど・・・。
「・・・・ん?」
ふと、何かを感じ取った。それは微量からキリトから放たれたものであり、周りは気づいてないのか平然としており、微かだが二人から離れていく護衛のうちの1人の背中が震えたように見えた。これが゙殺気゙ということは俺は知っている。さらに周りに気づかれず放つのはそうとうの修練が必要になってくる。普通の人間がするには、まず、無理な話しだ。まぁ、キリトを含めだあの連中゙は前からただものではないと、うすうす気づいているんだけどな。
えっ・・?じゃあ、何で俺が殺気を感じ取ることができたかって?それはもちろんプロですから(笑)。
「ちょっと声をかけてみるかな・・(それに一言言ってやりたいこともできたしな)。」
話しが落ち着いてキリトとアスナは本来の目的に向かって歩き出した。周りのギャラリー達もつられて、それぞれの目的に向かって歩き出した。そしてゼウスもまた、新たな目的ができ、キリトに感づかれないように周りの人に溶け込んで、目的に向かって歩き出した。
Tobecontiued…
あとがき
第4話いかがでしたか?小説を書くにあたって、すぐに思いついた話しの一つです。
さてここで簡単にゼウスとキリト、アスナの関係ですが正直に話しますと・・微妙な関係です(笑)
仲は悪くありませんが、あまり深い仲ではありません。顔見知り程度な感じです。(何気にゼウスが起こしだある騒動゙の被害者だったりします。)
そして、キリトが放った微量な殺気を感じ取ることができたゼウスですがたまたまではありません。彼の実力です。本家でもバケモノ級のキリトですが、ゼウスもまた彼と同じ、もしくはそれ以上だと考えてもらっても構わないです。
もし、叶うなら本家の小説で参加型の時に本来の姿のゼウスを送り込み、活躍する所をおがみたいですね。
次回はゼウスがあの男に接触します。
それではまた・・・
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どうもです。このお話でいよいよあのバカップルの登場です。
そして、これを読むと本家のあの話しのことだと分かるとおもいます。
それではどうぞ。