孫権伝第19話
『神速』
風達の記憶が戻って一晩、関の防衛軍の責任者から使者が来たと伝令が有った。予想よりも早い到着で驚いたが、その人物を見て正直納得がいった。その人物は天に誇る神速の将、張遼文遠、その人だった。
馬騰「噂に聞く張文遠が使者とはね。」
張遼「ま、今は時間が惜しいからなぁ。ウチとしても早急に会って、結論を付けたい所なんよ。」
蓮華「敵か味方か・・・という事?」
張遼「ああ、仲謀さんところは問題あらへんよ?月っち・・・って言っても分からんか。董仲頴が信用できるって珍しく周りの反対押し切って決めたからなぁ。」
蓮華「・・・一刀?」
一刀「おっと、その目は止めてくれないか?蓮華。俺だってこんな全面的に信頼しされてるなんて思ってもみなかったよ。」
本当になんなの?超信頼されてんじゃん俺。そこまでの事したかなぁ・・・
秋蘭「蓮華殿、一刀とはこういう男です。諦めてください。」
蓮華「はぁ、秋蘭のこう言う所は敵わないわね。精進しなきゃだわ。」
一刀「俺、分かりやすい?」
二人「「聞きたいか?」」
ご遠慮させていただきますとも。心にダメージは負いたくない。今しばらくは・・・ね。
張遼「ちゅうわけで、ウチが見定めたいんは・・・馬寿成その人やね。」
馬騰「ふむ・・・では説明しよう。カクカクシカジカでな・・・」
張遼「ふむ・・・カクカクウマウマ丸儲けっと・・・なるほどな!って分かるかい!!!」
何この漫才。あとそれで分からないんですか?そうなんですか・・・
馬騰「ははは、冗談だ、冗談。そうだな・・・なんと言ったらいいか・・・董卓という人物は可愛いから助けてほしいと言う事を私の隊の中隊長に言われたから・・・かなぁ?」
ざっくばらんととんでもない事を言うなこの人。補足してやらねば。
一刀「その中隊長ってのがかつて月を狙った刺客で、俺が可愛いは正義を叩き込んだんだよ。月の目の前で。」
そんな俺も肝心な事は補足しない。自覚があるのかって?あるが何か問題が??
蓮華「大問題よ、一刀。つまりね・・・」
張遼「ああなるほどなぁ!分かったわ。つまりや、北郷がその刺客を可愛いは正義の伝道師に調教して、流れ流れて涼州で馬騰軍の馬騰隊の一中隊長になり、反董卓連合の話を聞き、主を説得して今に至るっちゅう話やな!」
蓮華「何でわかるの!?」
張遼「そんなん話が長くなるからご都合主義っちゅうやつや。」
蓮華「それならカクカクシカジカの下りでよくなかった?」
一刀「蓮華。」
そこで俺は蓮華のツッコミを此処で終わらせてやろうと言葉を掛けてやる。
一刀「そんなの此処までして蓮華のツッコミを引き出したかったからに決まってるじゃないか。」
蓮華「脈絡なく何ほざいてるのよおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
いいツッコミ頂きました!あざ~す!!
一刀「さてと、蓮華いじりもこれくらいにしてっと・・・文遠殿、寿成殿は問題なくこちらの味方です。なにせあの時あんな顔をした人が今さら反董卓連合に与するなんて考えられません。」
蓮華「ちょ、無視!?」
張遼「あんな顔?」
蓮華「本当に無視!?!?」
秋蘭「蓮華殿、此処は引いてください。此処まで徹底した一刀は本気で放置しますので。」
蓮華「orz」
完全ダウンの蓮華様。勝った。
一刀「文台殿と剣を交えると言いのけて、本当に獰猛な楽しみだなぁ的な笑みを浮かべてましたよ?」
馬騰「そ、そんな顔してたかよ?」
一刀「していました。」
馬騰「そ、そうか・・・あはは、俺もまだまだ青いのかなぁ?」
全員(((((貴方が青かったら私達(俺)はどれだけ青いんでしょうか?)))))
と、まあ色々話を聞いて行く限り、今はまだ切迫した状況じゃないと言う事だ。こっちでも調べているけれども、反連合は未だに集合しておらず。それどころか主要な所はまだ出撃すらしていない状況だったからだ。
一刀「さてと、じゃあ文遠殿、受け入れ準備の方はよろしくお願いします。それと・・・月にこの手紙を渡して貰っても良いですか?」
張遼「ん?おお、分かったわ。ちゃんと渡しとく。・・・恋文なんか?」
別れ際に張遼さんに月への手紙を渡したが、そこでいたずら猫よろしく猫耳としっぽがあったならピンっと立っているような感じで恋文かと聞いて来たもんだからさあ大変。
一刀「待って、そんな事此処で言わない・・・で・・・」
孫権陣営全将(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
張遼「・・・あ、あはは~。ちゃんと渡しとくさかいに~~~。」
逃げやがった。爆弾投下して逃げやがった!!しかももうほとんど見えなくなってる!?さすが神速の張文遠だな!!ってそんなこと思ってる場合じゃないな!!
秋蘭「一刀?ちょっと天幕裏に行こうか?」
一刀「あ、あれ?俺〆られちゃいます?あれ!?何で皆一緒なんです!?!?!?あ、この扱いとても久しぶりな感じがする・・・あ、あははは・・・あーーーーーーーーーー!!!!!」
その後、俺がどうなったかは皆の想像に任せる事にする。え?何でだって??察してくれや。
ぷちひめ†むそう
前回のあらすじ
お疲れ桃香、一刀を発見。
だがそれは見知らぬ誰か(何か)だった!
『その名は“かじゅと”』
という話けで、一刀似のぷちのかじゅとです。
かじゅと「と!」右手を上げてよろしくのポーズ
蜀将全員締まらない顔をしています。デレッデレです。
かじゅと「と~と~。かーと?」
詰まる所
蜀将全員「「「「「・・・・・・パパ!?」」」」」
驚愕の事実です。というか言葉分かるんですか?そうですか。続く!
突発!こんなネタシーン考えた!!
虎牢関の戦場にて・・・
雛里「あわわ!私も戦いましゅ!!」
諸葛亮「あ、あれは雛里ちゃん!?」
雛里「来たれ!ヤオヨロズのヤオイチ!」
おもむろに帽子を取り上空に振り回す雛里。そこから無数の巻物がまるで推進力を得ているかのように煙を噴いて飛び出した!
雛里「奥義!『八百万八○一雨霰』!!!」
シュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
劉備軍兵(男)「あっーーーーーーーーーーーー!!!」
孫堅軍兵(男)「おうふぅ!?」
公孫賛軍兵(男)「あぽーーーーーーーー!!!!」
曹操軍兵(男)「ドゥフン!!!」
全兵(女)「「「「「菊穴処女喪失ktkr!!!!」」」」」
諸葛亮「雛里ちゃん・・・どうして・・・なんで・・・なんて羨ましい技を!教えて雛里ちゃん!!」
どうしてこうなった?
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孫権伝第19話になりました。
霞登場。一刀どんどんあの頃に戻りつつある?それでも突っ走るよ!
ぷちの名前も公開です。さて本編どうぞ