「王女様。今日のおやつはブリオッシュですよ。」
そう言って、一人の召し使いが王女の元へブリオッシュを持ってやって来た。
「まぁ、レン。美味しそうなブリオッシュだわ。」
召し使いの名はレンと言う。
レンと王女は双子だ。だから容姿は殆ど変わらない。
「レンも一緒に食べませんか?」
レンは笑いながら「えぇ。」とブリオッシュをナイフで小さく切り
王女の口へと持って行った。
「えっ!?」
「まずは王女様からどうぞ。」
王女は恥ずかしげに小さい口を開いた。
「おいしいですか?王女様。」
王女はブリオッシュを美味しそうに食べた。
「とても美味しいわ。次はレンが食べる番ね。」
次は王女がブリオッシュを小さく切り、レンの口へと持って行った。
「——美味しいです。王女様。」
「うふふ。よかった。」
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ボカロの悪ノ召使を小説化してみました。
取り合えず、過去の一部分を書いています。
次の小説から、本編が始まります。
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