No.794130

九番目の熾天使・外伝 ~短編⑳~

竜神丸さん

動き出す蛇

2015-08-04 13:12:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1943   閲覧ユーザー数:969

これは、ある日突然発生した出来事の一つ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――チッ面倒だな」

 

“NATURAL”という名のバー。そこで一人の男性が舌打ちした後、グラスに注がれたワインを一気に飲み干し、グラスをテーブルにガンッと勢い良く置いていた。その所為でグラスには若干の罅が生えてしまったが、バーテンダーである女性―――眞上朱里(まがみしゅり)は特に気にしてない様子で男性に問いかける。

 

「あら、どうしたの真守? 今日は随分と機嫌が悪そうねぇ」

 

「それがよぉ朱里ちゃん、急に面倒な仕事を押し付けられちまってなぁ。あんの野郎、これまでは割と自由に楽しませてくれてた癖に、今になって俺の事をパシリみたいに扱い始めやがってよぉ」

 

「まぁ、大変そうね。今日はたくさん飲んでいったら? 少しはストレスの発散にも繋がるんじゃない?」

 

「いや、今日は程々にしておく……とはいえ、俺もただ機嫌が悪い訳じゃないぜ」

 

「?」

 

「今回の仕事なんだがよぉ……いつもに比べると、これがちょいと面白ぇ仕事なんだ。俺は今から楽しみで楽しみで仕方ないぜ」

 

「…やり過ぎないようにしなさいよ? あなたの場合、ただでさえ加減が出来てないんだから」

 

「分かってるって……んじゃ朱里ちゃん、悪いが今日はツケで頼む」

 

「はいはい」

 

朱里が洗ったグラスを拭いている中、ワインを飲み終えた男性―――“神蛇真守(しんじゃまもる)”は蛇の玩具が付いたキーホルダーを人差し指で回転させる。

 

「さて、まずは誰から弄ってやろうかねぇ? クックック…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな真守の首には、十三もの星座が描かれたネックレスがかけられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、某次元世界のとある山岳地帯…

 

 

 

 

 

 

「キュォォォォォォォォォォッ!!」

 

「チィ、いい加減くたばってくんねぇかなぁ!!」

 

今日も変わらず、モンスター退治に励んでいた支配人とUnknown。支配人は斬月・真となってソニックアローによる狙撃を繰り広げるが、今回の討伐対象であるフレスベルグは華麗に空を舞い、ソニックアローの射撃がなかなか当たらない。

 

そんな時、何かを構えたUnknownが斬月・真に呼びかける。

 

「よし支配人、後は私に任せろ……ブラックホールクラスター、そぉい!!」

 

「え、ちょ、ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

 

「キュォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!?」

 

Unknownは両手の間で超圧縮した霊力弾を、戦っている斬月・真とフレスベルグに目掛けて放射。それを気付いた斬月・真は大慌てでその場から退避し、フレスベルグは自分に向かって飛んで来た霊力弾の回避に間に合わず、そのままブラックホールのように肥大化した霊力弾に呑み込まれ、呆気なく消滅した。

 

「よし、万事解決!」

 

「万事解決、じゃねぇよ馬鹿アン娘!?」

 

ドヤ顔でサムズアップするUnknownに、変身を解いた支配人は突っ込みチョップを炸裂させるのだった。大体いつも通りの光景である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様、二人共~」

 

その後、合流地点にてユイ、フィアレス、そして朱音や青竜と合流した支配人とUnknown。Unknownがニコニコ笑顔を振りまく中、支配人はゲッソリとした表情で項垂れている。

 

「あれ、レイどしたの?」

 

「あぁ、フィアレス……アン娘の奴がな…」

 

「いやぁ~コジマは駄目だって団長に言われたから、それ以外の方法でちゃんと戦ってやったさ。コジマさえい広まらなければ何をしても良いよね☆」

 

「だからと言って仲間を巻き添えにしかけて良い理由にはならない筈だ!!」

 

「どんまいレイ」

 

「「そして流石アン娘(さん)、揺るぎないわね(ですわ)」」

 

「おかげでエラい目に遭ったぞ、全く…」

 

ユイから受け取った水筒で水分補給を済ませる支配人。そんな彼の横では、鍋の中のクリームシチューを御玉で混ぜている朱音と青竜がいた。

 

「…姉貴、手は出してないだろうな?」

 

「材料切る事しかしてないわよ」

 

「「ほっ」」

 

「ねぇアン娘ちゃんに支配人さん、二人揃って安堵しないでくれる? 割と傷付くわよ」

 

「ふふん、流石は朱音。今なお料理面では信用されていないのね?」

 

「んな、言ってくれるじゃないの瑞希……これでも和食は普通に出来るのよ、和食は」

 

「つまり洋食では役立たずという事よね? 無様ねぇ、オホホホホホ♪」

 

「よぉし瑞希。ツラを貸しなさい、刀の錆にしてあげる」

 

「上等よ朱音、私の薙刀の餌食となりなさい」

 

「二人共、喧嘩しないで早くシチュー完成させてね」

 

「「はぁ~い♪」」

 

((そしてアン娘の声で終了するのもいつも通りか))

 

(…この二人、違う意味でめんどくさい)

 

先程まで虎と龍のオーラが背後に見えていた朱音と青竜だったが、Unknownが一声かけただけで二人は瞬時に仲の良さそうな雰囲気に様変わりする。支配人とフィアレスは何度も見た事のある光景にもはや突っ込みを入れる気も失せており、ユイはユイでそんな二人をジト目で見ているのは言うまでもない。

 

「飯を食い終わったらさっさと楽園(エデン)に戻るぞ。今ここでシチューを作ってるのだって、アン娘が朝食抜きにしてまで任務で忙しかったのを考慮した上でそうしてるだけだからな」

 

「ハイハ~イ、分かっておりま~す」

 

「ハイは一回でよろしい」

 

「オカンか!! …なんて突っ込みはさて置き、アン娘さん本当にパネェですねぇ~。もう大体の奴には問題なく楽勝なんじゃない?」

 

「えぇ~私は別にそんなでも無いよ~。コジマが無いから本気が上手く出せないし」

 

(((つまりコジマがあったら酷い事になるんですね分かります)))

 

コジマ粒子があったら被害がどれだけ酷くなるのか、想像しただけでも恐ろしい。支配人、ユイ、フィアレスがそう考える中、Unknownは美味しそうにシチューを味わっている。

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(いざな)え、双子座(ジェミニ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

周囲の風景は、一瞬にして変化した。山岳地帯から突然、虹色に蠢く謎の異次元空間に変わったのを見て、六人は警戒して一斉に戦闘態勢に入る。

 

「…何事だ?」

 

「分からん。だがこの空間……間違いなく管理局の魔導師じゃないな」

 

「どれどれ……ッ!? あれ、変だよ!? 楽園(エデン)に全く転移出来ない!!」

 

「なるほど、転移での脱出は不可能な訳ね。一体誰かしら? 私達の食事を邪魔する不届き者は」

 

 

 

 

 

 

「俺の事を言っているのか?」

 

 

 

 

 

 

「「「「「「!!」」」」」」

 

六人の前に、仮面を被ったローブの男が姿を現した。赤い一つ目の模様が描かれた仮面、星座模様が複数描かれている青色のローブ。そして首元には、星座が描かれたネックレス。

 

そんな男の姿を見た支配人とUnknownは…

 

((―――コイツ、ヤバい!!!))

 

男に対し、同じ恐怖心を抱いていた。

 

「…姉貴、先輩、下がってて」

 

「!? でもアン娘―――」

 

「良いから下がれ!! 頼むから!!」

 

「「!?」」

 

普段は余裕の表情で戦うUnknownが、鬼気迫った表情で二人に怒鳴る。これは只事じゃないと理解し、二人は素直に彼の後ろへと下がる。これは支配人達も同じだった。

 

「ユイは後ろに下がれ。フィア、フルシンクロで行くぞ」

 

「ッ…了解」

 

「OKだよレイ……今回ばっかりは、本気で行かないと冗談抜きでヤバそうだもね!!」

 

フィアレスは支配人に憑依し、ユイも支配人の後ろへと下がる。そんな中、仮面とローブの男はつまらなさそうに告げる。

 

「おいおい、全員で挑まないのか? …まぁ良いや」

 

「…一つ聞こうか。この空間に私達を閉じ込めたのは、お前か?」

 

「その通り。俺の事はそうだな、取り敢えず蛇男(・・)とでも呼んでくれれば良いぜ……轟け、牡牛座(タウロス)

 

仮面とローブの男―――自称“蛇男”はそう言うと、自身の頭に牛の頭部を模したような牡牛座(タウロス)の兜を出現させる。

 

「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…」

 

「「ッ!?」」

 

牡牛座(タウロス)の兜から生えた二本の角に、青色の電撃が纏われ始める。同時に蛇男の全身にも同じように電撃が纏われ始め、それを見た支配人とUnknownはその顔がどんどん青ざめていく。

 

(お、おい、嘘だろ……何だよこのエネルギー!? ガルム以上(・・・・・)じゃねぇか!!)

 

(マズい、これは流石に私でも無理だ!!)

 

『レ、レイ!! アイツ、エネルギーが凄い事になってるよ!?』

 

「ッ…くそ!!」

 

「姉貴達は後ろに隠れて!! 私達で何とか防ぎ―――」

 

「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」

 

 

 

 

-バリバリバリバリドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!-

 

 

 

 

『「「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」』

 

「「「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?」」」

 

瞬間、牡牛座(タウロス)の兜からとてつもない量の電撃が発生し、一同に襲い掛かった。支配人とUnknownが張り巡らせた結界や防御魔法も容易く打ち破られ、二人はもちろん、後方に下がっていた朱音や青竜、ユイの三人も電撃に襲われる。

 

(ッ……マジかよ、防御魔法も全力で張ったのにコレか…!!)

 

「ん? 何だ、どうした? その程度で済むようなお前達じゃあるまいに…」

 

電撃が収まった後、一番前に立っていた支配人とUnknownは想像を遥かに上回る苦痛に膝をつき、朱音達も互いに支え合う事で何とか立ち続けるのがやっとだった。蛇男は頭に被っていた牡牛座(タウロス)の兜が消滅し、代わりに別の武器を召喚する。

 

「引き裂け、獅子座(レオ)

 

蛇男の両腕に、ライオンの前足を模した獅子座(レオ)の手甲が出現。両腕の手甲から伸びた鋭い爪がギラリと光り、蛇男は両腕を大きく開いた姿勢でUnknown達に迫り来る。

 

「ッ…変身!!」

 

支配人はフィアとフルシンクロした状態から、エクシードギルスに変身。Unknownも日本刀を構え、目に見えない速度で蛇男に接近しようとしたが…

 

「!? 何…!!」

 

「遅ぇ……遅ぇんだよ!!」

 

「がはぁっ!?」

 

「「アン娘(さん)!?」」

 

「グルァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

 

日本刀の鋭利な刃は、獅子座(レオ)の爪で容易く防がれる。そのままカウンターでUnknownの腹部が獅子座(レオ)の爪で斬り裂かれ、血飛沫が舞い上がる。朱音と青竜が思わずUnknownの名を呼ぶ中、エクシードギルスは蛇男の真後ろから飛び掛かり、踵から伸びたヒールクロウを蛇男に突き立てるが…

 

「不意討ちするなら、吠えてちゃいけねぇぜ?」

 

「!? グガァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?」

 

『レイッ!!』

 

それも読まれていたのか、蛇男は振り上げた獅子座(レオ)の爪でヒールクロウを弾き返し、そのままエクシードギルスにも強烈な一撃を炸裂させる。そのたった一撃による威力が凄まじく、エクシードギルスは苦しげに地面を転がりのたうち回る。

 

-ドシュッ!!-

 

「んむ?」

 

その時、蛇男の右腕に一本の矢が突き刺さった。蛇男は右に振り返り、弓を構えているUnknownの姿に気付く。

 

「へぇ、よくやるねぇ」

 

「はぁ、はぁ……ッ…悪いが、お前相手には…私もコジマを使わせて貰う…!!」

 

「うん? コジマ? …あぁ、今俺の中に入った粒子の事か」

 

蛇男は呑気そうに告げると、獅子座(レオ)の手甲を消滅させ、代わりに蠍のように長く、蠍のような針を持った尻尾を自身の腰に出現させる。

 

「蝕め、蠍座(スコーピオン)

 

-ズドシュウッ!!-

 

「ッ!? が、ぁ……ぁ、あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!??」

 

「返すぜ、このコジマっての」

 

蠍座(スコーピオン)の毒針が、瞬時にUnknownの腹部へと突き刺さる。その瞬間、Unknownは腹部を押さえて苦しみ始めた。

 

「アン娘さん!?」

 

「アン娘、どうしたの!? しっかりして!!」

 

「あが、ぁ…あぁ、ぐぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

青竜と朱音が治癒魔法をかけるも、Unknownの苦痛が回復する様子は全く見えない。Unknownの断末魔が空間内に響き渡る。

 

「ッ……貴様、一体何をした!!」

 

「いや何、俺の中に注入されたコジマ粒子をちょちょいと改造して、そのまま本人に返しただけさ。どうだ? 当てにしていた粒子に牙を剥けられた気分は」

 

「き、貴様…!!」

 

「やめろ姉貴、下がってろっ!!!」

 

「!? でも…」

 

「私は、大丈夫だ…ッ…あぐ、ぅ…!!」

 

朱音と青竜を下がらせ、日本刀を支えに立ち上がるUnknown。それを見た蛇男は「ほぉ」と興味深そうに呟く。

 

「ここまでして立ち上がるとは……良いな、お前。あとそこのお前も、なかなかタフじゃん」

 

一方で、エクシードギルスの変身が解けた支配人とフィアレスも、ユイから治癒魔法をかけられていた。それでも二人の傷は今までよりも回復が異常に遅く、ユイは表情に出さずとも内心ではかなり焦っている。

 

「ぐぅ……貴様、一体何のつもりでこんな事を…!!」

 

「ちょっとした仕事さ。お前等と少し手合せをな……ま、これなら俺も文句は無さそうだ」

 

「何を…」

 

「眠らせろ、牡羊座(アリエス)

 

蠍座(スコーピオン)の尻尾も消滅し、今度は羊の頭部らしき装飾の付いた杖を召喚。牡牛座(アリエス)の杖を中心に特殊なフィールドが形成されていき、そしてUnknown達は一斉に睡魔に襲われ始める。

 

「な、何……だ、と…」

 

「安心しな。さっきの改造したコジマ粒子は、数分経てば元に戻るからよ」

 

朱音、青竜、ユイ、フィアレス、支配人は一斉に眠りへと堕ちていき、Unknownも意識が薄れようとしていた。そんな彼の耳元で蛇男は小声で告げる。

 

「また会おうぜ、近い内にな―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ろ、起きろアン娘!!」

 

「…あ?」

 

目覚めたUnknownの視界に、幽華の顔が映って見えた。そして意識が覚醒し、Unknownはすぐさま起き上がる。場所は先程までの異次元空間ではなく、任務中に一同が活動していた山岳地帯だった。

 

「アン娘さん、目が覚めたんですね!?」

 

「良かった…!!」

 

「うぐぇ!? ちょ、ユリカにラピス、それにルリも急に抱き着かないで…!!」

 

「…心配した」

 

「あ、テメェ等俺にも抱き着かせろ!!」

 

「ちょ、待…ぬぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…!?」

 

ユリカ、ラピス、ルリ、幽華に一斉に抱き着かれ、その場に押し倒されるUnknown。そんな彼の横では、同じように目覚めた支配人が頭を押さえていた。まだ目覚めていないのか、彼の隣にはユイとフィアレス、朱音と青竜の四人がまだ横たわっていた。

 

「ここは…」

 

「ども、支配人さん」

 

「何か色々と大変だったようだな」

 

「! FalSig、aws」

 

「教えてくれ支配人。ここで一体、お前達に何があった?」

 

awsに問いかけられ、支配人は思わず言葉に詰まった。先程まで自分達を一人で圧倒してみせていた、蛇男と名乗る謎の人物。その蛇男との戦闘で久しぶりに感じ取った“死”の恐怖。

 

「…何て説明すれば良いのやら」

 

支配人はようやく重い口を開き、事の顛末をaws達に説明するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ま、アイツ等については大体こんなもんかな」

 

海鳴市に戻って来た蛇男―――もとい神蛇真守。彼は仮面とローブを取り、再びNATURALへと向かって行く。

 

「さぁて、これからもこの蛇使い座(・・・・・・)を楽しませてくれよ? OTAKU旅団の諸君?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は後々、再びOTAKU旅団の前に姿を現す事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、まだ少し先の話である…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued…

 


 
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