No.780996

艦隊 真・恋姫無双 59話目

いたさん

あるニンジャの話に影響を受けまして。

2015-06-01 13:47:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1354   閲覧ユーザー数:1184

【 縁に頼る者たち の件 】

 

〖 洛陽 都城内 別室 一の部屋 にて 〗

 

秋蘭「華琳さま! 桂花たちが様子を確認に出掛けて、かなり時が経ちますが、未だに戻って参りません! これは……何かあったのでしょうか?」

 

華琳「秋蘭、信じなさい! 桂花は自分から言い出した事を、やり遂げ無い将ではないわ! 真桜も沙和も大丈夫よ。 ……私の期待に応えて必ず帰ってきてくれる! 重要な情報を掴んでね!!」

 

───ガチャ!

 

桂花「華琳さま……ただいま戻りました!」

 

真桜「大将! 今、戻りましたわぁ!」

 

沙和「はぁ……緊張したの!」

 

ーーー

 

華琳「お帰りなさい! どう? 原因は掴めた?」

 

桂花「捕縛した十常侍たちが話す事……間違いなく事実でした……」

 

真桜「しかも……それだけやない! 皇帝陛下も崩御されて居なはった! 原因は病死やけど……死期を早めたのぁ十常侍どものせいやったわ!!」

 

沙和「皇女さまを人質に取って、無理難題を十常侍が行った為だって。 皇帝陛下や皇女さまが……可哀想なの………!!」

 

ーーー

 

華琳「………そうね……3人ともご苦労様! 真桜、沙和も休んでいて頂戴。

桂花……疲れているところを悪いのだけど、意見を聞かせて欲しい!」

 

桂花「───何なりと!」

 

華琳「貴女たちの働きにより、十常侍から得た情報は間違いと判明したわ。 その事により……新たな問題が起こる! 非常に厄介で、危険な判断をしなければならないの! ……他の者でも、この意味が分かる者はいる?」

 

ーーー

 

季衣「………流琉……分かる?」

 

流琉「何となく………かな?」

 

春蘭「………プシュ~!」

 

秋蘭「姉者は無理に考えなくていい! 私の意見と同じとすればいいのだ!」

 

ーーー

 

桂花「はい! 皇帝陛下が崩御されば、後継者を定めるのが常。 劉宏陛下には、二人の皇女が控えており、どちらが新皇帝即位とされる見通しかと!」

 

華琳「………それから?」

 

桂花「そうなれば……私たちに接触してくる、不逞な輩が必ず参るでしょう!! 辯皇女か協皇女に……力を貸してくれるようにと!」

 

『あ───っ!?』

 

桂花「どちらかの派閥に接近すれば、必ず片方と疎遠となります! しかも、陛下に即位されなかった派閥と誼を結ぶ事は、私たちの将来への禍根となりましょう!」 

 

華琳「……………」

 

桂花「事実……私も頼まれましたが、『臣如き、決めれる簡単な物ではありませんので!』と申し上げ、退室してきた次第です!」

 

ーーー

 

真桜「えらいしつこかったでぇ……あのオバチャン!!」

 

沙和「肌は綺麗な美人さんだったけど……何か鬼気迫るものがあったの……」

 

ーーー

 

秋蘭「桂花! まさか……その方は!?」

 

桂花「詳しい事は……話せないわ。 昔、荀家で資金を援助した縁で、こうして密かに会見できるのよ。 あの方……昔と変わらない姿だったけど……素朴さが完全に消えてしまっていた。 私を可愛がってくれた方なのに……」

 

華琳「皆に伝える! その話は、今後一切、口に出さない事! 私は桂花の才を買っているのよ。 荀家の人脈にも興味があるけど……その為に桂花が嫌がり、私の下を去るのは多大な損失! ごめんなさい……桂花!!」

 

桂花「御配慮……ありがとうございます! しかし、必要となれば、荀家の人脈をどのようにも使用する所存! 何時でも仰て頂ければと!!」

 

華琳「ありがとう……桂花!!」

 

★☆☆

 

華琳「さて、本題に戻るわ! 桂花の言う通り、その憂いがあるのよ。 即位する皇族が一人だけならまだしも……現実は二人。 そうすると、二人を支持する派閥から、支援の要請に来る。 私の力を借りたいとね!」 

 

秋蘭「すると……曹季興(曹騰)様の縁を頼りに……!」

 

華琳「お祖父様が、大長秋にまで昇られて三十年の長きに渡り、宮中をお務めになられたわ! その間に、多数の有能な人材を抜擢し、今でも私に目を掛けてくれる方もいらっしゃる! だからこそ……なのでしょうね?」

 

桂花「……………」

 

春蘭「そ、それでは……是非、劉協皇女に支持を!」

 

華琳「あらっ? 春蘭は、劉協皇女を存じているの?」

 

春蘭「い、いえっ!!」

 

秋蘭「姉者……この重大な選択肢の時に、そのような思い付きの推挙など、止めて貰いたい! 推挙するなら、それ相応の理由を述べないと、皆が皆、納得できないぞ!?」

 

春蘭「う……し、しかし……! えぇ~い!! 私では説明できん! 誰かぁ頼む! 説明してくれぇ!!」

 

華琳「春蘭……自分の発言には責任を持ちなさい! 他の将に頼るなんて、貴女は私の片腕としての誇りは無いの!?」

 

春蘭「……………ぐぅぅぅぅ!!」

 

ーーー

 

流琉「春蘭さま……お気持ちは分かりますが………」

 

季衣「春蘭さま~!」

 

桂花「……………」

 

ーーー

 

華琳「本当なれば、劉宏陛下が直接指名をしている筈よ。 自分の死の間際になり、次の皇帝を決めれない陛下ではないわ!」

 

真桜「せやけどな、大将! ウチらは……ええ話なんか聞おった事へん!! 生活なんてぇ……皆苦しんでぇばっかりやそーやでぇ!」

 

華琳「世間では暗君と言われている……しかし、それは十常侍の仕業! 劉宏陛下に拝謁する機会は少なかったけど、西園八校尉を指名した目利き、皇女さま方を見れば……凡君以上の方なのは間違いないわ!」

 

沙和「じゃあ~それがあれば!!」

 

秋蘭「それが、この世界の恐ろしいところさ。 劉宏陛下が直接指名していたとしても……宮廷内を新たに牛耳る者が、密かに闇へ葬り……次の陛下を定める! 自分の意向に……賛同する者と拒否する者を、篩に掛ける為に……!」

 

『───────!?』

 

 

◆◇◆

 

【 翻弄する将たち の件 】

 

〖 洛陽 都城内 別室 三の部屋 にて 〗

 

于吉「私を───仲間に入れて頂きませんか?」

 

『……………』

 

于吉「返事は『はい!』か『YES!』にして下さい! 『アッハイ!』でも可です!」

 

風「はぁ~い! 質問は良いですか~!」

 

于吉「むっ……やりますね! いいでしょう! 説明できる事は、丁寧に説明しますよ! 相互の理解が大事ですからね!」

 

ーーー

 

星「まず……一つ聞こう! あの残紅に仲間が居るのか!?」

 

于吉「今のところは一人ですね。 しかし『融合先』次第では──かなりの数になりますよ? 勿論……貴女たちの武、智を持ってしても、勝てる見込みなど全くはありません! 無駄に人命を失い……国土が灰燼に帰すまでです!」

 

ーーー

 

蓮華「………于吉……貴方は……一刀を裏切る気!?」

 

于吉「………………」 

 

蓮華「私たちを……一刀と戦わせる気なの!?」

 

于吉「………………」 

 

蓮華「せっかく……あと少しで、あと少しでぇ!! 一刀と逢えるのに──!!! 何でよ! 何でなのよぉおおおッ!! 何とか言いなさい! 于吉───ッ!!!」

 

于吉「今の質問に答えるのは簡単ですよ! ですが、貴女に……その事を受け入れる資格も覚悟も無い様子! だから、私は無言で返答をしただけです!」

 

蓮華「………り、理由を言いなさい!!」

 

于吉「貴女は、前の世界で『姉』と慕う人物の死に……何を見いだしたのですか!? 国のため、民のため、後に残る愛しき者を守るため、精一杯生きた者たちに失礼だと思いませんか!?」

 

蓮華「──────!?」

 

于吉「北郷に逢わせる事は簡単ですが……その後の事、どうするのか決めているのですか!? 貴女には、まだ……成さなければなるまい、大事な務めがある筈! 男に現(うつつ)を抜かしている場合では、ありませんよ!?」

 

蓮華「………自分だって、そうじゃないッ!!」

 

于吉「言った筈ですよ? 『悠久とも言える時の流れを旅する管理者。 愛しの左慈と共に、この世界を管理する謎の男』だと!」

 

蓮華「しっかり……公私混合しているじゃないッ!!!」

 

于吉「違います! 本職は左慈を愛する事で、片手間で管理者を務めているのですよ!! 貴女のような半端ではありませんッ!!」

 

蓮華「 ∑(゚ロ゚* )」

 

ーーー

 

于吉「では……周公瑾! ……貴女なら?」

 

冥琳「私は、この前の世界の様子を知っている。 だから、必然的に私たちは対峙する事が濃厚だろう! だから、戦う覚悟も……既にできているさ! 私の希望は、一に国の為、二に民や兵の為、三に愛しい者を守る事だ!」 

 

于吉「………流石ですね! 黄巾の乱、反董卓連合……更なる戦いが実現する事になる筈です! そうなれば、皇帝寄りの北郷と孫呉を支える貴女たち! どうなるかは、お分かりではないかと………!」

 

蓮華「冥琳! 貴女は一刀と刃を交えるつもりなのッ!?」

 

冥琳「蓮華さま! 一刀は男、しかも一軍を率いる将です! そのような男に対して不甲斐ない戦いを見せたら、逆に嫌われますよ!」

 

蓮華「……………!」

 

冥琳「北郷は……敵将と言えど殺す事を躊躇し、味方の兵が例え一人でも亡くなれば、その者に対して泣いてやる男です! そんな尊い心を持つ男には、私たちを知らしめてこそ、初めて付き合いが出来ると思うのですよ!!」

 

蓮華「………私たちを知らしめる?」

 

冥琳「天の国では『たいまん』なる正々堂々たる戦いを行い、それが終わると仲良くなると言う特殊な儀式があるそうです! 今までの一刀の戦い振りは、それに準じています! だからこそ、孫呉の戦い振りを見せねば……!」

 

蓮華「ならば、私たちは自分を鍛え、その時に備えないと!」

 

冥琳「───本当は、こんな事など仕度ないのですが……ね」

 

ーーー

 

稟「ちなみに……管理者で、一刀殿より移動するのは、貴方一人だけですか? 確か……左慈と貂蝉……卑弥呼が居たと………!!」

 

于吉「私だけではありません! 左慈も貂蝉も離れます! 原因ですか……そうですね! お教えしましょう……北郷たちが何進と仲良くしている! それが私たちに取って……不都合なのですよ!!」

 

稟「大将軍何進と──ッ!? 稀に見る名将と言われる、大将軍何進様を嫌う理由とは、どういう理由ですか!?」

 

于吉「………黙秘しますよ。 大事な事ですから!!」

 

小蓮「でも……何で于吉が『では……貂蝉と?』………ごめんなさい!」

 

于吉「私と左慈は、正史の三国志に合わせたのですよ! 貂蝉は違いますけど………」

 

小蓮「………へっ!?」

 

 

◆◇◆

 

【 これが忍者の影響 の件 】

 

〖 洛陽 都城内 貴賓室 にて 〗

 

───バァァァン!!

 

雷「みんなぁ! 紹介するわよッ! 司令官の知り合いで、白馬義従を率いるコウソン=サンよ!!」

 

ーーー

 

雷が皆が集まる部屋の扉を……軽々と開けた。 

 

ちなみに、この部屋は『賓客室』である。 扉の厚さは十数センチを誇る分厚い樫製! だから、扉の重量も、かなりの物になる筈のだが、そんな事を全く意に介さない様子で、普通に両手で持ち、観音開きで開けたのだった。

 

そこには、最初から残っていた艦娘、金剛たちや朱里のように、任務達成後に戻ってきた者も、部屋で休んでいたのだった。

 

ーーー

 

白蓮「少し言い方が変だが、幽州太守『公孫伯珪』だ! 姓が公孫、名が賛、字が伯珪! 一刀の知り合い……と言うか……なんて言うんだろうな?」

 

一刀「知り合いで良いだろう! 俺が貂蝉や左慈、于吉と同じように記憶している、この世界の将の一人だ!! 北郷さんと共に戦った歴戦の勇士であり、俺にも記憶がある素晴らしい女性だ! 皆、各自で挨拶するんだぞ!?」

 

白蓮「ははは……まぁ……私なんて……そうだろうな。 北郷の仲間たち、宜しく頼む……ん?」

 

『────────!?!?』

 

それを聞いて───その場で和やかに公孫伯珪を迎えていた艦娘たちは、一部を除き───固まった!

 

★☆☆

 

今の今まで───どんな将が訪ねて来ても───!

 

『ムカシノコトナンカ……ワスレタヨ?』

 

『シラナイコ……デスネ?』

 

『カコハ……モクシテカタラズ!』

 

と普通に接するのみで、前の世界の事を思い出すような……『一刀に記憶がある』パターンは……なかった!

 

ところが────! 

 

今回は……存在する! 

 

しかも『公孫伯珪』と言う将は、北郷一刀提督(司令官)に、実に気安く語る。 一刀もまた、日頃の緊張した顔を綻ばせ、白蓮に対して、和やかに受け応えを交わしている。 

 

まるで……仲の良い恋人同士のように!

 

ーーー

 

金剛「あぁあっ! 一刀提督と仲良くしてるヨ!? 提督ぅ! 目を離しちゃNo! 構うのなら……私を構ってからにして下サーイ!!」

 

比叡「金剛お姉さま! しっかり……!! は、榛名? 私のクッキーを持って、どうするの?」

 

榛名「榛名が、新しい将を歓迎するため、紅茶を用意しようと……。 比叡姉さん、このクッキー……公孫伯珪さまに召し上がって貰いますから!」

 

霧島「──止めなさい! 一時の嫉妬で、そのような事をすれば……悲しみと人情で、公孫殿へ更に憐憫の情が動きます! それに……榛名が実行した行為だと知れば……司令は板挟みの余りに……命を絶つかもしれませんよ!?」

 

榛名「あ……あぁあああ─────ッ!!」

 

ーーー

 

瑞鶴「───全機爆装、準備出来次第発艦! 目標、コウソン=サンとイチャツク馬鹿提督ぅ! やっちゃっ───!」

 

翔鶴「駄目よ! 瑞鶴!!」

 

瑞鶴「翔鶴姉ぇ──!! やだぁ! 止めないでよぉ!!」

 

翔鶴「止めるわよ! 瑞鶴、まだ提督に『アイサツ』してないでしょう! 『イクサ』を始める前に『オジギ』からが基本よ!?」

 

瑞鶴「翔鶴姉ぇこそ、分かってないよ! 『アンブッシュ』は、一回だけ許されるの! 『古事記にも、そう書いてある』んだからぁ!!」

 

翔鶴「そ、そうなの? ごめんなさい瑞鶴! 『カラダニキヲツケテネ!』」 

 

瑞鶴「しょ、翔鶴姉ぇ! それってデスノボリ──!!」

 

??「『竹林のタイガー、暁を知らず』……か?」

 

翔鶴「───あっ!?」

 

瑞鶴「───へっ!?」

 

ビッグE「この姉妹は、何をしているんだ!」

 

『あわわわわ………!』

 

ビッグE「あろう事か、提督を狙うなど『スゴイ・シツレイ』だ! 『ムラハチ』など生温い! 大人しく………『ハイクを詠めぇえええッ!!』」

 

『ンアァ──ッ! アイェエエエ───ッッッ!!』

 

ーーー

 

天龍「へっ! おもしれぇ……オレに喧嘩売ってやがるな!」

 

龍田「天龍ちゃん~! 駄目よ~自分より弱い人みたら、直ぐに喧嘩するんだから~? どうせなら~後ろに立っている長髪の女の子は~?」

 

ーー

 

愛紗「………ん?」

 

ーー

 

天龍「ふ、ふん! アイツだけは……やらねぇよ!!」

 

龍田「えぇ~? あの娘が怖いからって……震ってるんだぁ~?」

 

天龍「ち、ちげぇよぉ! ア、アイツの得物が、龍田と同じような物だからさぁ……龍田とやり合うみたいで……嫌なんだよ………!」

 

龍田「天龍ちゃ~ん!!!」

 

天龍「は、馬鹿ぁ! 止めろぉおおおッ!!」

 

ーーー

 

そんな事が、繰り広げられた艦娘側だが……流石に暴発する者も居れば、抑制する者も居るらしく……大袈裟な事が起こらず、白蓮の紹介が終わった。

 

★★☆

 

白蓮の紹介があった後……桃香たちの紹介!

 

ーーー

 

桃香「私の名前は姓は劉、名は備、字は玄徳! 皆さんは、ご主人様の仲間だそうですので、私の真名『桃香』をお預けします!」

 

『ご主人様───ァ!?!?』

 

ーーー

 

北郷一刀を呼ぶ際に付ける敬称シリーズに『提督』『司令官』『○○=サン』『○○殿』『○○様』の敬称に続き、新しく『ご主人様』が加入。

 

またもや……他の艦娘たちが騒ぎ出す!

 

ーーー

 

スチュワート「な、何!? 何なの!? 司令官の趣味!?!?」

 

木曾「陸軍では『隊長』だったと……まるゆから聞いた事があるが……。 所変われば品変わるんだろうな? スチュワートなら似合いそうだ! やってみる価値はあると思うぜ?」

 

スチュワート「ご、ご主人……ふ、ふん! 馬鹿っみたい! ………だけど、司令官がどうしてもって言うのなら……言ってあげてもいいわ! そう言う木曾は………使わないの?」

 

木曾「姉ちゃんたちなら……似合いだろう。 俺には流石に………」

 

スチュワート「分からないわよ? 貴女だってやってみる価値はあると思うわ!!」

 

木曾「…………………」

 

ーーー

 

暁「アリゾナッ! 貴女の作った『司令官の気を引く三つの方法』の一つが早くも失敗したわよ! あんな恥ずかしい真似したのに、どうしてくれるのよぉ!!」

 

アリゾナ「あぁ──! 誰かと思ったら、この前『改二実装』された暁じゃない! 良かったわね、オメデトウ──!!!」

 

暁「あ、ありがとう……じゃなくてぇ!!」

 

響「残りの二つを教えて欲しい!」

 

アリゾナ「う~ん、一つは私が使うから、後一つを教えてアゲル!」

 

電「わ、私にも教えて欲しいのですッ!!」

 

雷「ちょっと待ちなさい! 私にも教えて貰う義務があるわ!!」

 

アリゾナ「はいはい! それじゃ教えるよー? 片方の首筋を見えるように、服を引っ張って~この台詞を言うのよ?」

 

『……………………』

 

アリゾナ「『アタシいま、体温何度あるのかなーッ!?』って!」

 

暁「お、大人の発言ッッッ!!」

 

響「そうか……これが………!!」

 

雷「これは凄いわ! 電! すぐに司令官へ行動を起こすわよッ!」グイッ!

 

電「あ、あぁ……い、今!? みんなが集まっているのです! は、恥ずかしですよ!! はわわわわわぁぁ─────ッ!!」ピュー!

 

ーーー

 

長門「うむ──眼福だ! これで我が生涯に……おっと。 これはでは、デスノボリになるのか。 それでは、何と言えばいいんだ? 『カワイイヤッター!』……とでも?」

 

雪風「むぅ……雪風も司令官にやってみます! え~と……こうやって……『雪風ぇいま、体温何度あるのかなーッ!?』……『バタンッ!』え? えっ!? ────サラさん!! どうしたんですかぁあああッ!!」

 

サラ「ゴフッ! ……主よ……これは、日頃の神に仕える私への……ご褒美でしょうか……?」

 

ーーー

 

その後、愛紗と鈴々の紹介も終わる!

 

ーーー

 

桔梗「桃香さまや愛紗、鈴々にも出会えたか。 蜀の知り合いも大分増えて、賑やかになったものだ! これで……わし等の益州に来られれば、安心して戦が出来るものじゃがな!!」

 

焔耶「はいっ! 桃香さまにお会い出来て……とても光栄です! このまま、此方に付いてくれれば、『蜀』が再建国できますッ!」

 

桔梗「しかし、星や翠、恋や月、詠もねねも居らぬ。 居れば……頼りになるし、また……楽しい事だろうに……。 いったい、どこに居るのやら?」

 

朱里「桔梗さん。 実は……既に都城内に居ると……話が入っているんですぅ! 先程……貂蝉さんから教えて貰いました!!」

 

桔梗「何と! 貂蝉か! このところ、姿を見せぬ様子であったが、どうかしたのだろうかと思ってはいたが? 病や敵の攻撃等には、全くの無縁の人物じゃからな……」

 

朱里「………………」

 

焔耶「どうかしたのか?」

 

朱里「………私に連絡した後、貂蝉さんは……此処を離れ、他の勢力に入るそうなんです! 私たちが……大将軍何進……空母水鬼……と『仲良くしている事が許せない!』だそうです!! だ、だからぁ! だからぁーーッ!」

 

焔耶「な、何だって!?」

 

桔梗「果たして……北郷殿は……ご存知なのか!?」

 

ーー

 

桔梗たちが向けるのは、自分たちの君主……北郷一刀!

 

一部の駆逐艦に迫られたり、戦艦からの『Burning Love!!』の突撃を受けたりと、色々なやり取りがあったが……顔に悲壮な表情は浮かんでいなかった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

 

あとがき

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

前々から気になっていた『ニンジャスレイヤー』の漫画を購入、小説に取り入れてみました。 とんでもない話になったな……と思いつつも、後悔はしていません。 

 

ただ、目当ての艦娘を愛する提督諸兄には、謝りますね。 ゴメンナサイ。

 

それから、次回の更新が、一週間以上伸びる可能性がありますので連絡を。

 

仕事と私事で……どうなるか分からないので。

 

また、よろしければ読んで下さい。

 

 


 
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