No.764977

寂しがりやな覇王と御使いの兄48話

あなたまさん

劉備回?のはず・・・
思春完成

2015-03-17 00:24:05 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:11174   閲覧ユーザー数:7781

白思春発覚からさらに3日経過

 

 

 

孔明「もう許してください~」

 

士元「です~~」

 

劉備「私がダメって言ってたのに、執筆続けてたでしょ!しかも・・・こんな変な本ばっかり描いて!」

 

孔明「変じゃないです!崇高な書物です!」

 

士元「コクコク」

 

劉備「これのどこが崇高な書物なの!?朱里ちゃんと雛里ちゃんしか読んでないでしょ!?」

 

士元「なにを言ってるんでしゅか!桃香様はこれの良さがわからないんでしゅか!?」

 

劉備「男の人同士の書物のどこが良いの!?逆に私には二人の気持ちがわからないよ!?」

 

孔明「桃香様は人生損してましゅ!」

 

劉備「損してないよ!?そこまで言う事なの!?」

 

 

 

一刀「およ?劉備さん達どしたの?」

 

劉備「呂珂さん・・・じゃなくて曹仁さん。こっちは・・・あの二人が・・・」

 

一刀「あぁ・・・あの二人のBL趣向か」

 

劉備「びえる?文脈から察するに、あの二人のような、男同士の書物を描く事のことですか??」

 

一刀「だいたいあってるかな?男同士の恋愛が好きな人達の事をそう呼ぶんだよ。別の言い方で腐女子だね」

 

劉備「腐った女の子ですか、言いえて妙ですね。」

 

腐女子S「「誰が腐女子でしゅか!?言いがかりでしゅ!」」

 

一刀「そこで否定するか・・・お!華陀ー!ちょっと来てくれー!」

 

華陀「どうした一刀?なにか用か?」

 

一刀「かくかくじかじか」

 

華陀「まるまるうまうまか、なるほど。えーとこうでいいのか?」ぐい

 

腐女子S「!」

 

華陀「一刀は心配しないでくれ、お前の事は・・・俺が命をかけて守りぬく....絶対にお前を失わせないさ」

 

一刀「華陀・・・こんな俺でも・・・助けてくれるのか?」

 

華陀「当たり前だろう!俺達は・・・親友だろ?」

 

 

腐女子S「ふおーーーーー!創作意欲が沸いてきたーーーー!」ダッシュ

 

ガシ

 

劉備「二人共・・・どこに行くのかな?」ニコニコ

 

腐女子S「え・・あの・・・」

 

劉備「これで何度目かな?学習しない子は・・・ニコ」

 

腐女子S「ごめんなさいでしゅーーーーー!お尻叩きは辞めてくださいでしゅーーー!」

 

 

一刀「伏龍鳳雛がお尻ぺんぺん・・・プルプル」

 

華陀「悪趣味だぞ一刀。わざとこれ狙っただろ?」

 

一刀「華陀だってわかってて乗っただろ?同罪だよ」

 

華陀「む?そういわれると何もいえんな。今後は一刀に乗るのは辞めておこう」

 

一刀「つれないこと事言うなよ」

 

華陀「ふざけた事以外のことなら乗ってやるぞ?」

 

一刀「そうか?じゃあ夜久々に呑もうじゃないか」

 

華陀「ふむ、それなら乗ってやろう。じゃあまた夜にまた出向くからな」

 

一刀「俺の屋敷でやるからな、間違えるなよ」

 

華陀「おう、また後でな」

 

 

 

腐女子S「「ぐへへへ・・・じゅるり」」

 

 

劉備「全然堪えてないよ・・・なにか別の手段考えないと」

 

 

 

 

 

 

とてとて

 

 

月「一刀さん~お茶をお持ちしました」

 

一刀「毎日すまないね~わしの体が丈夫なら・・・ゴホゴホ」

 

 

月「それは言わないお約束ですよ?あ.....あなた・・・//」

 

劉備(董卓さん・・・凄い破壊力だよ!?曹仁さんは・・・チラ)

 

一刀「・・・・」ぷるぷる

 

月「一刀さん?どうかしたんですか?」

 

一刀「・・・・・・・」

 

月「あ、あの・・・一刀さん」オロオロ

 

一刀「なんて健気でいい子なんだーーー!」抱きしめ

 

月「一刀さんくすぐったいです~それに人前ですし」もじもじ

 

一刀「見させておけばいいんだよ!」

 

月「もう・・・あなたったら」

 

 

 

 

 

 

劉備「( ゚д゚)・・(つд⊂)ゴシゴシ(;゚д゚)・・・(つд⊂)ゴシゴシ(;゚Д゚)!?」

 

孔明「はわわ!桃香様が驚きのあまり、怪行動してます!」

 

士元「あわわ~!曹仁さん・・・モゲチマエ」

 

孔明「雛里ちゃん!?」

 

劉備「これは浮気だよ・・・曹操さんがいない間に、董卓さんと曹仁さんが浮気してるよ!」

 

 

 

ドドド

 

 

ドドドドドド

 

 

孔明「なんですか?この地鳴りは」

 

 

ドドドドドドドドドドドド

 

劉備「だんだん近くなってるね」

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

 

 

春蘭「一刀様ーーーーーー!久しぶりに私と戦ってくださいーーーーーー!」

 

 

劉備「こんな時に空気読めない猪の人が、突進してくるよ!?」

 

春蘭「一刀様!訓練しましょう!今すぐ行きましょう!」

 

 

劉備「あ、夏侯惇さん!そっちは!」

 

 

 

ドカーン

 

 

うひゃあああああああ

 

 

ドス

 

春蘭「ぐへ」

 

 

 

劉備「・・・・」

 

孔明「・・・・」

 

士元「・・・・」

 

 

劉備「いま吹っ飛んだよね・・・」

 

孔明「桃色の空間に突っ込んだら、吹っ飛びましたね」

 

士元「しかも頭から落下したでしゅ」

 

 

 

ガバ!

 

春蘭「こちらを見ないで吹き飛ばすなんて・・・さすが一刀様です!これを突破してこいってことですね!」

 

 

劉備「立ち上がった!?しかも凄い元気だ!?」

 

春蘭「行きますよー!一刀様ー!おりゃああああ!」

 

 

 

ドッカーーン

 

 

あひゃああああああああ

 

 

ボキ

 

春蘭「うが」

 

 

劉備「・・・いまボキっていったよね」

 

孔明「いいましたね・・・」

 

士元「今度こそ寝てるはずでしゅ」

 

 

春蘭「くぅー!私の攻撃がびくともしないなんて!」ぶら~~ん

 

 

劉備「夏侯惇さん!腕曲がってる!」

 

春蘭「おおう!?通りで握りにくいと思った!ふん!」

 

ポキポキ

 

 

孔明「はわわ!自力でなおしてましゅ!」

 

士元「あわわ~きゅぅぅぅ」ぱたん

 

孔明「雛里ちゃーーーん!」

 

 

春蘭「治った!いくぞー!」

 

ドドドド

 

 

春蘭うるさい!静かにしなさい!

 

ドガーーーーン!

 

 

・・・・・チーーン

 

 

劉備「あはは・・・あの夏侯惇さんを一撃で、気絶させちゃった・・・どうすればいいのこれ・・・」

 

華琳「あら、劉備・・・だったかしら?どうしたの?そんな疲れきって」

 

劉備「あぁ~曹操さんですか・・・なんでもないですよ~」

 

華琳「なんでもないわけないでしょう」

 

劉備「驚きつかれちゃいました・・・あそこ見てください」

 

華琳「春蘭・・・なんでそんなところで寝てるの」

 

劉備「あれ!?意見するところそこなんですか!?」

 

華琳「あの子の行動で驚いていたら、気がもたないわよ」

 

劉備「じゃあ・・・あちらはどうですか」

 

華琳「あっちってなにが・・・・」

 

 

 

 

一刀×月 夫婦漫才中

 

 

 

劉備「あそこですよ曹操さん・・・・あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと兄さん!何をしてるの!

 

 

あれ、華琳どうした?    ハテ?

 

華琳さん?どうしたんですか ハテ?

 

 

とぼけないでください!桃色の空気出して仲良くしてたじゃないですか!

 

 

 

劉備「曹操さんいつの間に加わってたの・・・顔そむけたの一瞬なのに」

 

孔明「曹仁さんの陣営は凄い人ばかりでしゅ」

 

劉備「そうだね~私達も負けてないと思ってたけど」

 

士元「あの人達は規格外でしゅ」

 

 

??「おや?劉備様方じゃありませんか、どうされたのですか?」

 

劉備「それがね・・・曹仁さんと董卓さんが桃色の空気出しててね・・・それに曹操さんが乱入しちゃって」

 

??「曹仁様と董卓様の夫婦漫才と、嫉妬して曹操様が乱入の流れは、既に恒例化ですからね。劉備様もまたやってると、思って眺めているほうがよろしいですよ」

 

劉備「そうだね・・・今度から暖かく見学することにするよ、ありがとね」

 

??「お役に立てて光栄です」

 

孔明「あの・・・桃香様は誰とお話してるのですか?」

 

劉備「そういえば、誰だろ?」

 

孔明「知らずに話してたんでしゅか!?」

 

??「私ですか?」

 

劉備「うん、あなただよ!黄忠さんかな?」

 

甘寧「私は甘寧ですよ」

 

劉備「え?えーーーーー!あの甘寧さん!?」

 

甘寧「どの甘寧かわかりませんが、孫策配下の甘寧ですよ。改めてお見知りおきくださいませ」

 

 

劉備・孔明・士元「「「ほんとうにだれーーーー!」」」

 

甘寧「そんなに驚くようなことでしょうか?なぜそんなに驚くのか、私にはわからないのですが」

 

劉備「いやいやいや!だって7日前に、曹仁さんに斬りかかってた甘寧さんだよ!?それがなんでこんなにお淑やかなの!?」

 

甘寧「恥ずかしいですわ。前の私の事は忘れてください。前の私はどうかしておりました」

 

 

一刀「あれ?劉備さん達どうしたの?」

 

劉備「曹仁さん!この人誰ですか!?」

 

甘寧「???」

 

一刀「誰って・・・甘寧だね。それがどうかしたの?」

 

劉備「どうかしますよ!以前会議でお会いした時と、別人ではないですか!」

 

一刀「あ~劉備さんは途中経過の時に、会ってなかったのか~なら確かに驚くか。孫策達と話し合って、甘寧及び孫権の調教をする事にしたんだ」

 

劉備「いま調教って言いましたか!?なにやってるんですか!」

 

一刀「え?教育って言ったんだけど・・・聞き間違えじゃないかな」

 

劉備「え?・・・そうなのかな。すみません訂正します」

 

一刀「聞き間違えは誰にでもあるからね、気にしてないよ。それで二人の調教開始したんだけど」

 

劉備「やっぱり調教って言いましたよね!?私謝り損じゃないですか!」

 

月「もう~!一刀さん!劉備さんで遊んだらッメ!ですよ」

 

華琳「そうですよ兄さん!遊ぶなら、私と遊んでください!」

 

一刀「劉備さんごめんなさい。俺・・・君と遊ぶことはできないみたいだ」

 

 

劉備「なんで私が告白して、振られた感じになってるんですか!」

 

華琳「あなた兄さんに気があるの!?あなたのようなばいんばいんに、兄さんは渡しません」シャアー!

 

 

劉備「そんな話してませんよね!?話しが飛躍しすぎです!そしてばいんばいんってなんですか!?」

 

明命「ばいんばいんと聞いて登場です!」

 

劉備「どこから出てきたの!?」

 

華琳・明命「「いいからばいんばいんになる手段を教えなさい!(教えてください!)」」

 

孔明(桃香様が律儀につっこみをいれるから、面白がってる気がしますが)

 

士元(気が付く気配ないね、教えてあげる?)

 

孔明(もう少し見てようか!そっちのほうが面白そうだもん)

 

士元(黒い部分が見えてるよ朱里ちゃん)

 

 

月「一刀さん~華琳さん~思春さんがお茶の用意してくれましたよ~」

 

一刀・華琳「はーい」

 

劉備「ハァハァ・・・やっと終わったよ」

 

一刀「ごめんごめん、劉備さんが全部返してくれるのが楽しくなちゃってね」

 

劉備「少しは手加減してくださいよ~」

 

一刀「今度機会あったら手加減するよ」

 

劉備「はは~そんな機会ない方がいいですよ~。」

 

甘寧「お茶失礼いたします、熱いので気をつけてください」

 

劉備「ありがとう甘寧さん。ふぅ~やっと落ち着けました」

 

一刀「それで甘寧の話しだったね」

 

劉備「やっと本題に入ってくれました・・・もう疲れたよ」

 

一刀「ワンコ隊、主に明命にしごかれて心が折れたのと、月の性格矯正のおかげだよ」

 

劉備「何が行われていたかは・・・聞かないほうがよさそうですね・・・」

 

一刀「遠慮しなくてもいいんだよ?聞きたいなら教えてあげるし」

 

劉備「大丈夫です!言わないでいいです!」

 

華琳「間髪入れずに拒否したわね」

 

一刀「まあそんなわけで、甘寧の教育は完了したんだよね」

 

劉備「孫策さん達は見たことあるんですか?」

 

一刀「教育指導中にあったけど、孫策は爆笑してたね」

 

華琳「完成した今の姿見せたらどうなるかしら」

 

一刀「孫策の性格だと・・・面白がってくると思うな」

 

華琳「それを止めようとする孫権ってところかしら」

 

劉備「本当にありえそうで怖いような」

 

甘寧「曹仁様、私はこれからどうすればよろしいでしょうか」

 

一刀「そうだな~俺達で予定してた期間は終了したらから、孫策のところに戻って大丈夫だよ。」

 

甘寧「わかりました、それでは孫策様の下に帰らせていただきます。この7日間指導感謝いたしております、曹仁様には色々とご無礼を働き申し訳ございません」

 

一刀「いやいや、甘寧が己の態度を悔い改め、成長してくれたからね。気にしてないよ」

 

甘寧「感謝の代わりというわけではありませんが、私の真名・思春をお受けとりください、曹仁様・曹操様・にお預けいたします」

 

一刀「ありがたく受け取るぞ思春、俺の真名・一刀を呼ぶことを許可するよ」

 

華琳「孫策の下に戻っても、立ち振る舞いを忘れたらだめよ。それと私の真名は華琳よ。そういえば、月には預けないの?」

 

月「私は少し前に、思春さんから真名は頂いていましたので」

 

思春「月様も・・・お手数おかけいたしました」

 

月「誰かと一緒にお茶を入れたり、掃除したりって経験がなかったので、私も楽しく過ごせました。私達と離れて元に戻ったら、ッメ!しに行きますからね」

 

思春「お三方の顔に泥を塗る行為はしないと誓います。それでは失礼いたします」ッシュタ

 

劉備(あれ?そういえば私って真名交換してないよね?幽州・荊州で会ったり、黄巾党・反連合と戦ったりしたよね?)

 

一刀「さて、これから各地視察に行くけど、劉備さんも行く?」

 

劉備「え、あ、私ですか?」

 

一刀「華琳と月はこの後予定あるからね、劉備さんが予定なかったらどうかな」

 

 

孔明(これは好機ですよ桃香様!)

 

士元(二人で行動して距離を縮めるのでしゅ!そして真名交換でしゅ!)

 

劉備(距離を縮めるってなに!?別に恋してるわけじゃないよ!?)

 

孔明(それは関係ありません!いいですか桃香様、私達はもう幽州に帰らないといけないんです!私達が幽州に帰れば袁紹さんと、曹仁さんは益州の劉焉と戦いになるんです!戦いが激化すれば、真名交換なんてしてる暇なんてないんです!)

 

士元(朱里ちゃんの言うとおりです、こんなにも交流があるのに、真名を教えてないのか逆に聞きたいぐらいでしゅ!)

 

劉備(だって・・・今更すぎてなんか恥ずかしくって)

 

孔明(そこで恋する少女の反応はいりません)ッペ

 

士元(朱里ちゃん、また黒いのが出てるよ)

 

孔明(その無駄にデカイ乳は、なんのためにあると思ってるんですか!)

 

劉備「いまはそれ全く関係ないよね!?」

 

 

一刀「劉備さんどうかした?もしかしてこの後予定あった?」

 

孔明「なにもないです!連れて行って大丈夫です!」

 

士元「むしろ早く連れていけ・・です」

 

劉備「なんで私の変わりに返答してるの!?」

 

一刀「なんだかよくわからないけど、行こうか劉備さん」

 

劉備「しかも行くのが決まってるし!」

 

 

一刀「置いていくよ~~?」スタスタ

 

劉備「あ、待ってくださいよ~~」

 

 

 

 

孔明・士元(ニヤリ)

 

華琳「ようやく行ったわね、動くのが遅いわよ」

 

月「一刀さんは気さくな方ですから、既に真名交換してると思ってました」

 

韓当「そうじゃな~出合ってから色々あったにも関わらず、まだ曹仁さん・劉備さんなんて呼び方とはのお」

 

孔明「韓当さん、いつからいたんですか」

 

韓当「小さな軍師達がお仕置き受けてるときからいたのだがな、まあ気配は消していたが」

 

士元「それで気が付く訳ないじゃないですか」

 

韓当「曹仁殿は気が付いておいでだったぞ?やはり素晴らしい武人だ」

 

華琳「当然よ!兄さんに勝てるのは・・・あの呂布だけね」

 

月「あの~お二人を見失ってしまいますが」

 

華琳「急いで追うわよ!最初は訓練場のはずだわ!」

 

一同「了解」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春蘭「誰にも触れられずに忘れられた・・・一人で訓練するもん・・・グスン」

 

 

 

 

 

 

秋蘭「あ~あ~構ってもらえずに、涙目でいじける姉者も可愛いなあ~」

 

 

 

 

訓練場

 

 

愛紗「はぁぁぁあああああ!」

 

明命「たあぁぁあああああ!」

 

流琉「やぁぁぁあああああ!」

 

凪「ハァァァァアァァァァ!」

 

恋「・・・・・・・・・逝く」

 

 

 

劉備「あの5人は本当に凄いですね~」

 

一刀「お互い意識して訓練してるからな、どんどん上達してる」

 

劉備「わんこ隊?が曹仁さんの仲間でも特に強い人達なの?」

 

一刀「だいたいそうかな?一人愛紗に匹敵するのが残ってるけどね」

 

劉備「愛紗ちゃんに匹敵って・・・誰ですか?」

 

一刀「ここにいるはずなんだけど」

 

か~~~~~ずと~~~

 

 

霞「どーーーーん!」

 

 

一刀「おっと、背後から抱きつくと危ないよ霞」

 

霞「一刀なら受け止めてくれると思ってたもん~」ムギュ

 

一刀「霞・・・当たってる」

 

霞「当ててるんやもん~」すりすり

 

一刀「今日は随分甘えてくるな」なでなで

 

霞「だって~ 一刀ってば全然うちの相手してくれないんやもん」

 

一刀「あれ・・・そうだっけ?」

 

霞「洛陽に戻ってきてからずっと、華琳や月にべったりやんかー!うちだって寂しいんよ」

 

一刀「贔屓してた訳じゃなかったんだけどな・・・よし、じゃあ明日デートしよっか」

 

霞「デートってうちと?」

 

一刀「当たり前だろ?明日なにかあるか?」

 

霞「ないない!予定なんてない!あってもなかったことにするで!」

 

一刀「最後のは辞めたほうがいいと思うが、なにもないなら明日約束な」

 

霞「おっしゃあああ!一刀とデートやああ!燃えてきたーー」ドドドドドド

 

 

愛紗~~!うちと勝負やーーー!

 

霞か?いいぞ、来い!

 

 

劉備「嵐のような方でしたね」

 

一刀「あれが愛紗と互角に戦う張遼文遠だよ、面倒見がよくて姉御肌だね、だけど結構寂しがりやなんだよね」

 

劉備「曹仁さんの周りは、寂しがりやが多いですね」

 

一刀「本人に言っても否定されると思うけどね」

 

劉備「そういえば、でーとってなんですか?」

 

一刀「逢引の事だよ、言い方をちょっと変えてみたんだよ。この言い方なら敵の間諜が来ても、意味がわからないからね」

 

劉備「なるほど・・・日常から気をつけてるんですね、さすが曹仁さん」

 

一刀(誤魔化せたか、思いっきり現代語使っちゃったよ)

 

 

一刀「それじゃあ次行こうか」

 

 

 

 

 

華琳「霞ったら!兄さんに抱きついて。。。。うらやましいじゃないの!」

 

孔明「桃香様が空気でしたね」

 

月「ここでワンコ隊の方々が、一刀さんの元に来ていたら、もっと空気になってましたね」

 

士元「次はどこに行くんでしょうか」

 

華琳「多分・・・桂花達のところね」

 

孔明「わかるんですか?」

 

華琳「勘よ!」

 

 

 

 

 

書庫

 

風「おやおや~お兄さんじゃないですか~こんなところでなにを・・・・グゥ・・・Zzzzz」

 

 

桂花・稟・一刀「「「そこまで言って寝るな!最後まで言いなさい!」」」

 

風「おぉう!?3人につっこんでもらえるなんて、思ってなかったんですよ~さては桂花ちゃんと稟ちゃんは、風の人気に嫉妬して出番を増やそうって魂胆ですか~そう上手くはいかせませんよ~」

 

稟「いきなりなんの話しですか!風が寝なければいい話です!」

 

桂花「寝なければいいのは同感ね。それに私は稟と違って人気はあるもの!そんな姑息な事をする意味がないわ! ( ̄ー ̄) ドヤッ!ー」

 

稟「桂花も何をいってるんですか!別に私を引き合いに出さなくていいじゃないですか!」

 

桂花「ふふん、私が人気上位にいるのは事実だからね」

 

稟「そんな事いいながら、流琉と張勲さんに抜かれそうだったじゃないですか」

 

桂花「それでも個人部門は一位よ!なんとでもいいなさい」

 

 

 

劉備「なんか・・・視察どころの話しじゃないですね」

 

風「まったくですね~お客さんがいらっしゃるんですから、少しは落ち着いてほしいものです~」

 

一刀「自分の事を棚に上げるのはこの口かな~」のび~ん

 

風「いふぁいですよ~~」

 

一刀「真面目な風はいつ見れるのかな」

 

風「風はいつでも真面目なのですよ~」

 

桂花・稟・一刀「「「それはない」」」

 

 

劉備「みなさん仲がいいですね~」

 

一刀「それが俺達の取り得だからな」

 

桂花「ちょっと!私はあんたと別に仲良くないわよ!」

 

一刀「え・・?そっか・・・桂花は俺と仲良くしたくないか・・・愛し合ってると思ってたのは俺だけだったか。。。」

 

稟「大丈夫ですよ一刀殿。桂花に振られても、私達はあなたを嫌ったりしませんから」

 

一刀「稟~~~!」ダキ

 

稟「人目を少しは気にしてください」チラ

 

風「笑顔で言ってても説得力ないですよ稟ちゃん~。それに~こんなお兄さんには風がついてないと駄目ですね~」

 

一刀「こんな駄目な俺でも・・・一緒にいてくれるのか・・・?」

 

風「お兄さんが捨てない限り、ずっと傍にいるのですよ~それが”正妻”の役目ですから~」

 

一刀「風~~~」

 

風「甘えん坊なお兄さんですね~」チラ

 

 

劉備(これは荀彧さんの出方を伺ってるのかな?)チラ

 

 

桂花「プルプル・・・うがあーーー!一刀!ちょっとそっぽ向かれたぐらいでなによ!いつものうざったさはどこにいったの!」

 

一刀「桂花の本心が出て、一刀さんの心は立ち直れないのですよ。自分を見直す旅に出ようかな」

 

稟「落ち着いてください、いま一刀殿が抜けて、誰がこの軍団をまとめるのですか」

 

一刀「華琳か月に任せるよ。。。あの二人の方が桂花から慕われてるからね」

 

風「お兄さんが旅に行くなら風もいくのですよ~」

 

 

桂花「あーーーもう悪かったわよ!ちょっと意地悪したくなっただけなの!私がす...好きになった唯一の男なんだから、嬉しく思いなさい!」

 

一刀「ほんとに?桂花俺の事嫌いじゃない?」

 

桂花「嫌いだったら、今ここに居ないわよ・・・察しなさいばか」

 

一刀「桂花~~」ギュー

 

桂花「もう・・・苦しいわよ、少しは加減してちょうださい」

 

一刀「ごめんごめん、桂花に嫌われてないとわかったら......嬉しくて」

 

桂花「私は・・・・・か、かずとの事大切に思ってるんだから・・・忘れないでね・・・っは!」

 

 

一刀・風・稟「「「ニヤニヤ、桂花(ちゃん)萌え」」」

 

 

桂花「ああああああ、あんた達!謀ったわね!」

 

稟「桂花からも愛されてますね」

 

風「むふふ、桂花ちゃんにもお兄さんは渡しませんよ~」

 

 

桂花「コロス!」

 

稟「煽りすぎましたかね」

 

風「稟ちゃん、逃げましょう~お兄さんと劉備さん、アディオースなのですよ~」

 

 

桂花「まちなさーーーーい!」

 

 

ドタドタドタドタドタ

 

 

 

 

 

 

一刀「・・・行ったか」ササ

 

 

劉備「いまどこに隠れてたんですか?」

 

一刀「え?劉備さんのスカートの中」

 

劉備「え!?そ、そ、曹仁さんの変態!」スカートオサエ

 

 

一刀「劉備さんに変態って言われるとぞくぞくする!もっといってほしい!」

 

劉備「曹仁さんそういう人だったんですか・・・がっかりです」ジトー

 

一刀「冗談はさておき、天井にへばりついてただけだよ」

 

劉備「動物ですか・・・それと今の会話のどこまでが冗談だったんですか」

 

一刀「・・・・・ぷい」

 

劉備「黙らないでくださいよ!?気になるじゃないですか!」

 

一刀「細かい事は忘れて、次にいくよー!」

 

 

劉備「あ、逃げないでください!ちゃんと教えてくださいーー!」

 

 

 

 

 

華琳「仲良いわね・・・劉備も油断できないわ」

 

月「そうですか?見ていて微笑ましいと思いましたが」

 

華琳「辞めて!そんな綺麗な笑顔でこっちみないで!浄化しちゃうじゃない!」

 

士元「桃香様楽しそうだね、朱里ちゃん」

 

孔明「曹仁さん相手だと、普段大人びてる桃香様も無邪気になるんだね」

 

華琳(・・・本当に大丈夫かしら)オロオロ

 

月(華琳さんったら)

 

 

 

 

 

 

一刀「んん~~!結構歩いたな」

 

劉備「もうくたくたです」

 

一刀「洛陽の各所回ったもんな。劉備さんこの後酒でもどうかな?華陀と一緒に呑むんだけど」

 

劉備(華陀さんと親友だっけ?なら二人にしてあげたほうがいいのかな?あ・・・でも結局真名渡せてないし・・・よし)

 

劉備「お邪魔じゃないのでしたら、食後に行かせてもらいますね」

 

一刀「わかった、場所は中庭でやるから」

 

劉備「わかりました、後ほど伺いますね(今度こそ・・!)」

 

 

 

 

 

 

夜中・中庭

 

 

華陀「一刀~待たせたな」

 

一刀「おうここだ、随分遅かったな」

 

華陀「患者の診察が長引いてな。今日は二人だけか?」

 

一刀「後で劉備さんが来る予定だよ」

 

華陀「曹操じゃないのか?珍しいな、後でどやされるなよ?嫉妬深いんだからな」

 

一刀「そこもまた可愛いじゃないいか」

 

トクトク

 

華陀「まったく、お前も変わらないな」グビ

 

一刀「それが俺だからな」グビ

 

華陀「ようやく十常侍を倒したな」

 

一刀「張譲を逃したのは失敗だったが、いまは洛陽凱旋を喜ぶさ」

 

華陀「一刀はこれからどうするんだ?」

 

一刀「なにも考えてなかったな」

 

華陀「随分のん気だな、反連合に参加した袁紹・劉表・劉璋はまだ健在なんだぞ?」

 

一刀「奴らはいますぐ軍事行動を興せるほど、財力はないさ。麗羽だけは不気味だが」

 

華陀「まったく。3勢力を打倒したらどうするんだ?親交のある劉備、孫策を攻撃するつもりか?」

 

ザク

 

 

一刀「誰かいたか?」

 

華陀「(あれは・・・)猫かなにかだろ、それよりはぐらかすなよ」

 

一刀「はぐらかすつもりはないんだがな、戦争嫌いなお前が随分聞いてくるじゃないか」

 

華陀「戦争が嫌いだからこそ、無用な争いを起こすつもりがないか、聞いているのさ。すべての諸侯を従え天下統一を目指すのか?」

 

一刀「俺も戦は嫌いさ、だから劉備・孫策・馬騰の手を取り合い共に統治する・・・それが最終目標かな」

 

華陀「天下統一はしない・・・ということか。しかしそれでは均衡が危うくないか?」

 

一刀「甘い考えかもしれないけどな。孫策は美羽を打倒するつもりでいた、それが今は美羽にべったりだ。敵対していた者同士も、手を取り合う事は出来ると信じたいんだ」

 

華陀「確かに甘い考えだが・・・悪くないな」

 

 

 

曹仁さん!

 

 

 

 

話し始めた頃・劉備視点

 

(ひゃー遅くなっちゃった!もう始まってるかな)

 

 

随分のん気だな、反連合に参加した袁紹・劉表・劉璋はまだ健在なんだぞ?

 

 

(なんの話ししてるんだろ?)

 

 

奴らはいますぐ軍事行動を興せるほど、財力はないさ。麗羽だけは不気味だが

 

 

(とりあえず話しかけようかな、そ)

 

 

まったく。3勢力を打倒したらどうするんだ?親交のある劉備、孫策を攻撃するつもりか?

 

 

ザク

 

(咄嗟に隠れちゃったけど・・・ばれたかな)

 

 

誰かいたか?

 

 

猫かなにかだろ、それよりはぐらかすなよ

 

 

(華陀さん見てたけど・・・ばれちゃってるかな)

 

はぐらかすつもりはないんだがな、戦争嫌いなお前が随分聞いてくるじゃないか

 

戦争が嫌いだからこそ、無用な争いを起こすつもりがないか、聞いているのさ。すべての諸侯を従え天下統一を目指すのか?

 

 

(民の事を考えるなら・・・やっぱり天下統一は絶対だよね。今は仲良く出来てるけど、やっぱり敵対しちゃうのかな)

 

俺も戦は嫌いさ、だから劉備・孫策・馬騰の手を取り合い共に統治する・・・それが最終目標かな

 

 

(それだと曹仁さんとの敵対を回避できる!)

 

 

天下統一はしない・・・ということか。しかしそれでは均衡が危うくないか?

 

 

甘い考えかもしれないけどな。だけど孫策は美羽を打倒するつもりでいた、それが今は美羽にべったりだ。敵対していた者同士も、手を取り合う事は出来ると信じたいんだ

 

 

(私の理想と曹仁さんの理想はやっぱり似てる!)

 

 

華陀「確かに甘い考えだが・・・悪くないな」

 

 

曹仁さん!

 

視点終了

 

 

 

 

劉備「曹仁さん!」

 

 

一刀「劉備さんか、びっくりしたよ。」

 

劉備「あの・・・あの!」

 

華陀(俺は黙ってたほうがよさそうだな)

 

 

劉備「曹仁さんの理想を実現させるためにも、私も協力します!」

 

一刀「聞いてたのか。ありがと、劉備さんが仲間なら心強いよ」

 

劉備「それと・・・今後私の事は桃香って呼んでください!」

 

一刀「真名をもらってもいいのか?」

 

劉備「はい!もらってくれないと泣いちゃいますよ?」

 

一刀「わかったよ桃香、俺の事は一刀でいいから」

 

桃香「今後もよろしくお願いします!一刀さん♪」

 

一刀「あぁ、よろしく桃香」

 

 

桃香「そ、それじゃあ私は戻りますね!おやすみなさい~~~」

 

 

一刀「あ・・・行っちゃった。いまのやり取りをしに来たのかな」

 

華陀(一刀・・・にぶいのも変わらないか。さっきの会話を聞いて思わず出てきたってところか、可愛いやつじゃないか。今は信頼の好意だと思うが・・・愛情の好意に変わるのも時間の問題だな。また一人強敵が出てきたぞ曹操)

 

 

 

 

 

桃香(ひゃああああ!勢いで一刀さんの真名もらちゃった!なんか恥ずかしいよぉ)

 

 

孔明「桃香様やりましたね!そうやく曹仁さんから真名で呼んでもらえましたね!」

 

桃香「うひゃあああ!朱里ちゃんか、脅かさないで~~も~~」

 

士元「1日側にいたかいがありましたね」

 

孔明「次は愛の告白ですね!次の算段を立てましょう!」

 

桃香「一刀さんとそういう感情はないってば~」

 

士元「嘘つかなくていいでしゅよ」

 

桃香「嘘じゃないよ!?」

 

 

 

華琳「行くわよ月」ムスー

 

月(クス、これは宥めないとですね。劉備さんおめでとうございます)

 

 

 

 

 

 

 

華陀「そろそろお開きにするか」

 

一刀「もうこんな時間か。俺はもう少し呑んでるから、華陀は先に戻っててくれ」

 

華陀「そうか?あまり呑みすぎるなよ」

 

一刀「明日に差し支えないようにするさ」

 

華陀「わかってるならいいんだ、じゃあ明日な」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「天下三分の計か。演義では諸葛孔明が提唱し・・・・華琳も同じ手段をとった。3軍師は俺の影響で華琳がその手段をとったって言ってるからな。俺の影響で華琳が天下三分の計を選んだなら・・・俺がそれ以外の手段を取るわけにはいかないよな。今の俺には魏のみんなや恋達、月・美羽・桃香・孫策それに・・・以前の記憶は無くても華琳がいるんだ。必ず成し遂げてやる」

 

 

 

 

 

 

10日ぶりです

 

実家がどたばたしていたのと、桃香をどう生かすか悩んでたら遅くなっちゃいました;w;

 

思春の調教が終了して、白思春完成形になります

キャラが多くて出番をどうするか毎回悩んじゃいますね~

 

次回に西涼編に移りそれが終ったら本編進めますー

 

 


 
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