ちょうきょ・・・ゴホン。指導開始して3日後
美羽「む?雪蓮ではないか!このような場所でどうしたのかえ?」
孫策「はぁ~~い♪冥琳の小言がうるさいから逃げてきちゃった!」
美羽「困らせすぎもよくないと思うがのぉ~」
孫権「姉さま、もっと冥琳を労わってくださいね。そんな事では、冥琳が倒れてしまいます」
孫策「わかってるわよ~。蓮華こそどうしたの?いつもはもっと怒鳴るじゃない」
美羽「孫権は普段は大人しいのじゃが、感情が高ぶると激情することが多いからの。紫苑に矯正してもらったのじゃ」
孫策「なるほどね~それで怒るときも大人しいのね」
美羽「怒りは確かに力になるが、君主になる者は怒りに身を任せたら終りだからの。怒りは正しい思考の妨げになるものじゃ」
孫策「そうね~蓮華はこれから孫家を率いる立場になるんだし、感情は自分で操作できたほうがいいわね」
孫権「既に隠居する予定があるんですか姉さま!」
美羽「孫権、また出ておるぞ」
孫権「ぐぅ!」
孫策「まだまだのようね~蓮華♪」
美羽「雪蓮も遊ぶでない。一刀にいさまのところに行くのじゃが、一緒に行くかえ?」
孫策「そうね~思春が生きてるか気になるし、行こうかしら」
孫権「不吉な事を言わないでください」
孫策「中庭にいるみたいね」
美羽「声かけるのじゃ!一刀にいさまー!そちらの調子はどう・・・・どうしたのじゃ・・・それは」
孫権「・・・・思春何をしてるの」
思春「これは雪蓮様、蓮華様、それに袁術様、お疲れ様でございます。いまお茶を入れますので、おかけになってお待ちください」
一刀「ここの席空いてるから、座っていいぞ」
美羽「そ、それじゃあ失礼するのじゃ・・・」
一刀「それで、3人揃ってどうしたんだ?」
孫策「あのね・・・それはこっちが聞きたいわよ!なんなのあの穢れを知らない綺麗な思春は!」
一刀「あぁ、甘寧の事か?毎日ワンコ隊との訓練でぼこぼこにされた後休まずに、月の教養指導が入ってたからね」
甘寧「曹仁様、お茶のおかわりと、雪蓮様達がお越しになれましたので、追加のお菓子を持って参りました」
一刀「ありがと甘寧。下がっていいよ」
甘寧「なにかありましたら、お呼びください」
孫権「・・・あんなの思春じゃないわ・・・」
孫策「あーっはっは!なによあれ!スカートの裾を持ってお辞儀する思春なんて思春じゃない!笑いが止まらないわよ!」
一刀「いや~もっと反抗してくれると思ったんだけど・・・思ったよりあっけなかったんだゾ☆」
孫権「いったいどうやったら・・・・あの反抗していた甘寧が大人しくなるのよ・・・」
美羽「ワンコ隊にぼこぼこと聞いたのじゃが、誰か一人には勝てたのかえ?」
一刀「いや?俺に攻撃仕掛けてきた事が、あいつらに火つけちゃってな~最初の訓練担当だった明命も倒せてないよ」
孫策「思春は武は私も認めてるんけどな~そう簡単には勝てないか~」
一刀「単純な力なら甘寧と明命は、拮抗してるかもしれないけど、明命には俺が教えた技が色々あるからな」
美羽「なるほどの~それじゃあ訓練始めて3日じゃ確かに勝てないのじゃ」
一刀「それに・・・そう簡単に負けたら、残りの4人からのお仕置きがあるからね」
孫策「そのワンコ隊5人の実力はどうなってるのかしら」
一刀「恋(120)愛紗(100)流琉(98)凪(96)明命(95)の順番かな?明命の次に戦うのは愛紗だが、後はあいつらに任せてるけどな」
美羽「周泰を倒したら次は関羽・・・それは勝てるのかえ?」
一刀「・・・・」ササ
孫策(今思いっきり顔そむけたわね・・・私でもあの5人相手にして、何人勝てるかしらね)
月「一刀さん、美羽さんと孫策さんのお菓子を作ってきました~」
一刀「ありがと月。月から見て、甘寧はどんな感じかな」
月「だいぶ慣れてきたと思います。始めた頃よりは積極的に取り組んでます」
一刀「順調に調教が進んでるみたいだね」
月「給仕の手を抜くことも無くなりましたね。最初は一刀さんに予測通り手を抜いていたので、私もお仕置きに参加しちゃいました♪」
美羽「月のお仕置き・・・想像できないのじゃ・・・」
月「知りたいですか?」ニコ
美羽「遠慮しておくのじゃ!」
月「それでは、私は厨房に戻りますね」
一刀「調教してくれるのは嬉しいけど、ちゃんと休むんだよ」
月「私が倒れたら、一刀さん看病してくださいね♪」
一刀「もちろん、月を看病するのは渡さないよ!でもほんとに休むんだよ?」こちん
月「えへへ、一刀さんに小突かれちゃいました。また後で一刀さんに会いに行きますね」トテトテ
一刀「月も楽しそうでよかった」
孫策「私達完全に邪魔者だったわね」
美羽「そうじゃのお~二人の世界じゃったの」
孫権「あの子はなんで、叩かれて嬉しそうだったのかしら」
美羽「なんじゃ、わからんのかえ?孫権もまだまだ子供じゃの」
孫策「そう言わないであげて、この子初恋もまだだからね~」
孫権「余計なお世話です!それで・・・教えていただきたいのですが」
美羽「叩かれるといっても、軽く当てただけだからの。あのようにじゃれ合うのは好いてる者同士、信頼してる者同士しか出来ないものじゃ」
孫策「それにあの子は元太守。太守の頭小突いたりしたら、処刑されちゃうわよ。太守の重荷から開放されて、好きな相手とじゃれ合いが出来る
なら、それは嬉しいものよ」
孫権「そのようなものですか」
孫策「思春の立ち振る舞いが、あの子の影響ってわかったのだけど、武の方はどんな感じだったの?」
一刀「武はまだまだだな、でもあの時みたいに、相手の力量を測らずに斬りかかる事はないはずだ」
~~~~~~~~~訓練回想中~~~~~~~~~
1日目
きゃぁぁぁぁぁあああああ!
明命「ほらほら~もっと速く動かないと~~!着替えたのに”また”さらしとふんどし姿になっちゃいますよ~~!」
甘寧「ばかな!孫家の強襲部隊を率いていた、私の速度を上回るだと!」
明命「上には上がいるんですっよ!」
甘寧「!」
明命「フフフ、また下着姿ですね~」
甘寧「こうなれば、服などいらん!行くぞ!」
明命「来るなら容赦しませんよ~~!」
カキーーン
チーン
甘寧←全裸で気絶
ツンツン・・・ツンツン
恋「...気絶してる」
凪「今日はここまでですね」
愛紗「私の出番はなかったか、明命一手どうだ?」
明命「私も動きたりないので、是非お願いします!」
愛紗「明命行くぞ!はああああぁぁぁぁ!」
明命「たぁぁぁぁぁああああ!」
凪「こちらは甘寧さんを部屋に運びましょう」
華琳「それは私と月がやるわ」
凪「これは華琳様と月様、よろしいのですか」
月「この後私達が、立ち振る舞いを特訓させますので。」
凪「そういうことでしたら・・・お願いいたします」
流琉「お二人だけでは、大変だと思いますので、私が手伝います」
華琳(気の強い子を私色に染めたいと、思ってしまうのはなぜかしら)
凪(華琳様から邪悪な気がしたような)
恋「凪....恋達もやる」
凪「わかりました。お相手お願いします」
恋「本気でこい」
2日目
甘寧(今日は昨日のような失態は犯さん!周泰の動きを良く見るんだ)
明命「今日は観察ですか?来ないならこちらから行きます!」
甘寧「そこだ!」
ッサ
明命「避けましたか」
甘寧「私とて将だ!何度もやられてばかりではない!」
明命「その強気もいつまで続きますかね」
愛紗「どうした明命~見切られたか~?」
明命「まだまだこれからですよ!」
甘寧「周りと話してる暇はないぞ!」
ガキ
明命「おっと!」
甘寧「ッチ!」
明命「ダメですよ~奇襲するなら黙ってやらないと!防いでくださいと、いってるようなものです」
甘寧「まだまだこれからだ!」
明命「無闇に突っ込んだらダメといったじゃないですか」
ザクザクザクザク
甘寧「・・・ドサ」
明命「今日も辱め完了です!」
3日目
甘寧「今日こそ・・・・今日こそは。。。」
流琉「悲壮感漂わせてますね」
凪「何回も服斬られてますからね」
愛紗「そろそろ私も戦いたいな」
恋「....おなかすいた」
明命「今日は服破られないようにしてくださいね~」
甘寧(昨日は一撃見切れたんだ、私とそこまで速度の差はないはず。冷静にるんだ・・・)
流琉「昨日までと気配が変わりましたね」
凪「やっと頭が冷えたみたいですね」
愛紗「明命もちゃんとした構えになってる」
明命「・・・・そこ!」
甘寧「見切った!はあああぁぁ!」
キーン
明命「おっとっと」
甘寧「逃がさん!(相手の体勢が崩れてる今が好機!)」
明命「ここぞとばかりに連撃ですか!それぐらい捌けますよ!」
甘寧(隙は見せないか・・・ならば!)
ドカ
明命「っく!急に蹴りですか・・・油断しました」
甘寧「もらったあ!」
恋「....あ」
甘寧「!?」
明命「ふ~危ないところでした」
甘寧「ムームームー!」(放せ!なんのつもりだ!)
凪「明命、ぎりぎりだったぞ」
明命「あぅあぅ。でもこの方本来の武も、かなりものでした!」
恋「明命も....まだまだ」
明命「あぅ~私も修行不足ですか」
甘寧「ムグームグー!」(私を無視するな!)
愛紗「しかし、よくあの一瞬でき、きこうしばり?に出来たものだ」
凪「愛紗さん、きっこうしばりです」
流琉「もぉ~兄様ったら、変な事広めないでください」
明命「さて・・・O SHI O KIタイムです☆」
流琉(凪さん、たいむってなんですか?兄様の国の言葉だと思うんですが)
凪(天の国の言葉で時間って意味みたいです)
流琉(おしきの時間って事ですか)
明命「さて・・・ヤリマスカ~フフフフフフフ」
甘寧「ムーーームーーーーーーーー!」
明命「そんな嬉しがって・・・まだまだいきますよ~~」
真桜特製:くすぐりハンド×2
甘寧「ムムムムムーーー!」(いっそのこところせええーー!)
明命「簡単には開放しませんよ~私が満足するまで続けますよ~~」
甘寧「ムーームーーームーー!」(私が悪かったから辞めてくれー!)
30分後
甘寧「もう・・・・かん・・・・べん・・・してください」
流琉「どれぐらいくすぐり続けてますかね」
凪「隊長から頂いた時計では・・・30分ですね」
流琉「これが時計ですか、今の時刻がわかって便利ですね」
凪「私達しかわかりませんけどね」
愛紗「それより、彼女もう限界じゃないか?」
甘寧「ピクピク・・・」
凪「そうですね。訓練はここまでにして、月さんが待ってる場所に連れていきましょう」
流琉「明命さ~ん、訓練終了ですよ~~~」
明命「ピタ、もう終りですか?」
流琉「それ以上やると、甘寧さんが廃人になっちゃいますよ」
明命「そうですね・・・わかりました。今縄解きます」
甘寧「あ・・・・ありがとご・・・ざいま・・・す」ドサ
愛紗「やりすぎじゃないか?」
凪「さすが真桜のカラクリ・・・」
流琉「兄様と真桜さんが一緒になって、カラクリ考えると・・・危険ですね」
恋「.....おなかすいた」
~~~~~~~~~訓練回想終了~~~~~~~~~
一刀「こんな感じだったよ」
孫策「・・・・蓮華」
孫権「なんでしょう姉さま・・・」
孫策「あとで思春労ってあげなさい」
孫権「そういたします」
美羽「なるほどのぉ~それで甘寧の態度が緩和になったのじゃな」
一刀「月の訓練内容も聞いてるけど、聞きたい?」
孫策「遠慮しておく・・・なんか凄そうだし・・・」
一刀「そうか?残念だ。美羽達も仲良くなったみたいだな」
美羽「そうじゃな~少しは分かり合えた思うのじゃ」
一刀「美羽はどうやったんだ?」
孫権「袁術・・・お願い言わないで」
美羽「どうするかの~妾の事を真名で呼んでくれたら、考えてあげるのじゃ」
孫権「そんなの無理よ!」
孫策「え~簡単じゃない~!ね~美羽~♪」
美羽「雪蓮はいったぞ?」
孫策「ほら~蓮華も言わないと~」
孫権「姉さま楽しがってますよね!」
孫策「もちろん♪」
美羽「孫権はいわなそうだしの~話すのじゃ!」
孫権「待って!言うから!・・・美羽!!これでいいでしょ!」
美羽「一刀にいさまが、鼻血を出して倒れた後の話しになるのじゃ」
孫権「待って!私言ったわよね!?言わないでくれるんじゃないの!?」
美羽「妾は考えると言っただけじゃがの~孫権の勘違いなのじゃ」ニヤニヤ
孫権「な!?」
孫策「は~い蓮華は動かないでね~」ガシ
美羽「それじゃあ教えるのじゃ!」
孫権「い~~~~~やあ~~~~~~」
~~~~~~~~~美羽回想中~~~~~~~~~
美羽「雪蓮が呉の将を連れてきたら、妾の屋敷に行くかの~それまで警邏するのじゃ!」
七乃「美羽様~あまりはしゃがないでくださいね~」
紫苑「あらあら~美羽様楽しそうね~」
七乃「久しぶりの洛陽の街ですからね~」
孫権「なんで私まで・・・」
美羽「孫権は固いのお~せっかくの散歩なのじゃ!楽しまないと損なのじゃ!」
亞莎「美羽様・・・言い分が散歩になってます」
袁術様ー!お久しぶりにございます!
袁術様!蜂蜜水どうですかー!
美羽「みな久しぶりなのじゃー!でも買い物はまた後でなのじゃー!」
絶対ですよー!
待ちしておりますー!
孫権「随分慕われてるのね」
七乃「美羽様は洛陽で、一刀さんに次ぐ人気がありますから」
孫権「なんでそんなに・・・」
亞莎「私は仕えて日は浅いですが、美羽様は常に民の事を考え、政策を考えていらっしゃいますよ」
紫苑「そうね~私が仕え始めた時も、こっそり南陽の街に出ては、身分を隠して民と会話していたもの」
七乃「孫策さん達にはふざけた所しか見せてませんでしたかね」
孫権「なんでそんな事をしていたの」
七乃「それは~~」
子供1「袁術様かわいい~」
子供2「大きくなったら、可愛い袁術様の武将になるんだ=」
美羽「はっはっは!可愛いなんて、照れるではないか~もっと褒めてたもー!」
七乃「街の人々と関わると、たま~~に”お馬鹿”だった時の性格が出ますかね~。完全にそう見せていたって、わけでもないんですよ?」
紫苑「でも・・・そんな単純な美羽様もバカ可愛いですわね~」ほっこり
七乃「ですよね~今の聡い美羽様も可愛いですが、褒められると調子に乗る所も可愛いんですよ~」
紫苑・七乃「「ねーーー♪」」
孫権「二人揃ってね~なんて・・・歳をかんが[ドス]え・・・」
紫苑「なにかおっしゃいまして?」ゴゴゴゴ!
孫権「な、、、なんでもないわ」
七乃「紫苑さんに、歳の話しは禁則事項ですよ~」
孫権「先に言いなさいよ!」
紫苑「それしても・・・ほんとに美羽様可愛いわね~」
亞莎「あの・・・紫苑さん・・・」
紫苑「なによ~亞莎ちゃん。いま美羽様の絵を描いてる所なのに!」
亞莎「それが~~その・・・」
璃々「ぷく~~~~」
紫苑「璃々!?ここここ、これは違うのよ?」ッサ
璃々「お母さん、いま絵描いてたでしょ!璃々のは描いてくれないのに!」
紫苑「何を言ってるの璃々?絵なんて描いてないでしょ?」アセアセ
璃々「じゃあいま隠したのはなに!見せてよ!」
紫苑「璃々が見ても楽しいものじゃないのよ?」
璃々「むーーー!やっぱりお母さんは、璃々より美羽様のほうが好きなんだ!もうお母さんなんて知らない!」ダダダダダ
紫苑「璃々ーーー!!お母さんが悪かったから、行かないでーーー!」
璃々「ついてこないで!」
美羽「あはっはっはっは・・・・ん?璃々と紫苑はどうしたのじゃ?」
七乃「美羽様は知らなくていいんですよ~ただの追いかけっこです」
美羽「そうかえ?ならいいのじゃ!」
亞莎(美羽様・・・アホの子になってます・・・いつもの聡明な美羽様は、どこにいったのですか)
璃々ーーーーー!まってーーーー!
いや!今度こそ待たないーーーー!
孫権「頭痛くなってきた・・・」
~~~~~~~~~美羽回想一時終了~~~~~~~~~
孫策「私達と合流するまで、随分楽しそうだったじゃない~」
孫権「今の話しのどこで、楽しいと思える要素があったのですか!?」
一刀「あぁ~璃々ちゃんと会ったあの時か」
美羽「一刀にいさま近くにおったのかえ?」
一刀「月を運んだ後に、3軍師と少し街を歩いてるときにな」
孫策「3軍師って確か~」
美羽「荀彧 程昱 郭嘉の3人じゃな」
孫策「今言おうとおもったのに~このこの~」
美羽「はははは!くすぐるでな~~」
一刀「ゆるゆりしてるな~ここまで仲良くなると、思ってなかったが・・・眼福眼福」
孫権「ねぇ、ゆるゆり?ってなにかしら」
一刀「・・・・内緒~テヘ☆」
孫権(イラ)
美羽「一刀にいさま・・・今のは気持ち悪いのじゃ」
孫策「いまのは・・・私も流石。。。ね?」
一刀「ん~華琳には可愛いって好評だったんだが」
美羽(華琳ねーさま・・・なんでもありじゃな)
孫策「その黄忠の娘とは会った後どうしたの?」
一刀「ん?じゃあ回想スタート!」
孫権(またなにか始まるのね・・・)
~~~~~~~~~一刀回想中~~~~~~~~~
一刀「こうして3軍師集まって、洛陽出歩くのは久しぶりだね」
稟「洛陽に限らず久しぶりですね」
桂花「冀州の私の屋敷以来かしらね」
風「お兄さんが消えなければ、いつでも歩けたと思いますけどね~」
稟「風!」
一刀「今度は風達の前から消えないよ」
桂花「また黙って消えたら、天の国まで追いかけてやるんだから!」
一刀「・・・・」
風「それも悪くないと思ってますね~」
一刀「まあね、俺の国をみんなに見せたいって気持ちもあるからね。でも、桂花達と過ごせるなら・・・どこでもいいさ」
桂花「・・・・ばか」
稟(やっと自分の気持ちと向き合い始めましたね)
ドーーン
一刀「ん?誰かぶつかったか?」
稟「一刀殿、下です」
一刀「子供か・・・大丈夫かい?よいしょっと(あれ?この子確か)」
璃々「あう~ぶつかってごめんなさい(あれ、お母さんと話してたお兄ちゃんだ)」
風「おやおや~どこで作った子ですか~お兄さん」
桂花「言い方が悪意に満ちてるわね」
稟「他に聞き方はなかったんですか。」
一刀「(少し意地悪してやるか。)何をいってるんだ風?この子は、俺と風の子じゃないか、忘れたのか?」
桂花「・・・・え」
稟「・・・・・え」
風「・・・・ほえ?」
璃々「????」
桂花「ちょっとあんた!いつの間に、こんな大きい子いたのよ!」
稟「風!説明しなさい!」
風「おおおお兄さん!なに言ってるんですかあ!二人が信じちゃってますよ~」
一刀「風こそ何をいってるんだ?この子の名前は風香って二人で決めたじゃないか」
風「なんの話しですかあ~~!」
一刀「ひどい・・・俺とは遊びだったんだな・・・」ぽい
璃々(紙?えっと・・・この内容を言えばいいのかな)
風香?「え~とお父さん、風香?がいるから大丈夫だよ」
一刀「優しい子だねー抱っこしてあげるからおいでー」
風香?「ほんとに!わーーい!」だき
桂花「決まりね・・・風ちょっとこっちにいらっしゃい!」
稟「そうですね、全部説明してもらいましょう」
風「稟ちゃ~桂花ちゃん~目が怖いですよーーー」
稟・桂花「「いいからいらっしゃい!」」
風香?「お姉ちゃん達いっちゃったね」
一刀「やりすぎたかな?えーと璃々ちゃんだよね」
璃々「うん!お兄ちゃんは、お母さんと一緒にいた人だよね」
一刀「曹仁だよ、真名の一刀って呼んでいいからね」
璃々「わかった!一刀お兄ちゃん!」
一刀「璃々ちゃんは一人でどうしたの?紫苑と一緒じゃないの?」
璃々「お母さんと喧嘩してきたの!お母さんってば、美羽様ばっかり可愛いっていうんだよ!普段璃々の絵描いてくれないのに、美羽様の絵は描
いたんだよ!」
一刀「璃々ちゃんは寂しかったんだね、紫苑が美羽ばっかり構ってたから」
璃々「お母さんの子は璃々なのにー」
一刀(恐らく紫苑は探してるはず・・・なら下手に歩かないほうがいいか)
一刀「お腹すいたから、そこのお店で杏仁豆腐食べようか」
璃々「ほんとに?わーい!」
すみませんー杏仁豆腐2つ
かしこまりましたー
璃々「一刀お兄ちゃん、お膝に座ってもいーい?」
一刀「いいよ、おいで」
璃々「よいしょっと、へへー」足ぶらぶら
おまたせしました、杏仁豆腐になります
璃々「いただきます~」
一刀「ゆっくりたべるんだよ」
璃々「は~い!」
一刀(これからどうするかな~紫苑が早く見つけてくれればいいんだが)
璃々「お兄ちゃん、全部食べちゃった」
一刀「俺のも食べていいよ」
璃々「ほんとに?ありがとー!」
一刀「璃々ちゃんは、お母さんの事嫌い?」
璃々「そんなことないよ!璃々はお母さんの事大好きだもん!」
一刀「紫苑も少し暴走しただけで、璃々ちゃんの事大切に思ってるはずだよ」
璃々「でもお母さん前も、美羽様を娘にしたいとかいってたよ!」
一刀「璃々ちゃんと美羽が姉妹か~そうなったら、家族が増えて楽しくなると思うよ」
璃々「家族?」
一刀「そう家族。家族が増えれば、璃々ちゃんと一緒にいる時間も多くなって、寂しくなくなるよ」
璃々「じゃあ・・・一刀お兄ちゃんも、家族になってくれるの?」
一刀「あぁ・・・俺でいいなら、璃々ちゃんの家族になるよ」
璃々「一刀お兄ちゃん・・・」
一刀「ん」
璃々「すぅ・・・すぅ・・・」
一刀「寝ちゃったか。しっかりしてるとは思うけど、まだ小さいもんな~寂しくないわけないよな」なでなで
璃々「お父さん・・・」
一刀(やっぱり父親もいないと寂しいかな・・はやく天下泰平にしないと)
~~~~~~~~~一刀回想終了~~~~~~~~~
一刀「って感じだったね」
孫策「完全に親子じゃないの!」
一刀「璃々ちゃんと一緒にいたら、誰でもそう見えるって」
美羽「その後璃々はどうしたのじゃ?」
一刀「紫苑が迎えに来たから、ちゃんと送ったよ。まあ・・・その後嘘がばれて、3人からのお仕置きが辛かった」
孫権「内容は聞かないほうがよさそうね」
一刀「そうしてくれると助かる。本題のそっちはどうなんだ?」
美羽「そうじゃな~続きいくのじゃ!」
~~~~~~~~~美羽回想再開~~~~~~~~~
七乃「紫苑さん行っちゃいましたね」
亞莎「紫苑さんの暴走も大変ですね」
孫策「はぁ~~いお待たせ♪」
孫権「姉さま遅いです!」
孫策「ビックリした!どうしたの蓮華」
孫権「姉さまが遅いから怒っただけです!」
周喩「それで肝心の袁術はどこに」
七乃「美羽様ならあそこですよ~」
ぬはははははーーー!
陸遜「楽しそうにはしゃいでますね~」
七乃「十常侍が暴走するまで、洛陽に一刀さん達と滞在してましたからね~街の人々と面識があるんです」
黄蓋「なるほどの~南陽だけではなく、洛陽の民にも慕われておったか」
周喩「とはいえ、このままでは話しが進まん。呼び戻してくれるか」
七乃「そうですね~。美羽様~孫策さんが来ましたよ~」
待ち人が来たからまた今度じゃ!
また遊んでくださいー!
絶対ですよー!
美羽「待たせたの孫策」
孫策「今来たところよ、どこかお店に入る?」
美羽「妾の屋敷に招待するのじゃ、その方がゆっくり話しが出来るからの」
周喩「異論はないな、この近くなのか?」
美羽「すぐそこなのじゃ!」
陸遜「もしかして~あの大きいお屋敷ですか~?」
美羽「よくわかったの?あそこなのじゃ!」
周喩「随分でかいのだな」
美羽「これでも名門袁家の一員じゃからの~妾は小さ方がいいのじゃが」
侍女「袁術様、お帰りなさいませ」
美羽「妾の客人を連れて来たのじゃ、茶を頼むのじゃ」
侍女「かしこまりました」
美羽「さて・・・どこから話したものかの」
孫策「私達を保護することにした経緯からで、いいんじゃないかしら」
美羽「経緯と言ってもの~親を亡くし、路頭に迷う孫家を迎えいれただけだしの~」
侍女「袁術様、お茶を持って参りました」
美羽「ご苦労なのじゃ、こちらが呼ぶまで下がっておるのじゃ」
黄蓋「ほ~これは上手い茶じゃな」ズズー
美羽「取り寄せた一品じゃからな!」
孫策「祭ってば~年寄り臭いわよ」
孫権「迎えいれただけって・・・他に他意はなかったというの!?」
美羽「その通りじゃよ?他になるがあるというのじゃ?」
孫権「じゃあなんで、孫家の家臣を分断させたのだ!」
美羽「全く関わりのない孫家と家臣を、全員無条件に置くほど、お人好しじゃないのじゃ。逆に聞くが、お主が太守で妾達が保護を求めた場合、
全員無条件で傍に置くかえ?」
孫権「それは・・・」
美羽「素性がわからぬ以上、反乱を恐れるのは自然の流れじゃ。一刀にいさまも言っておったが、お主はもっと感情を押さないと駄目じゃの~」
孫権「っぐ」
周喩「私達の前で、おちゃらけてた態度を取っていたのはなぜだ?」
美羽「あの時のお主らは、孫家の再興しか眼中になかったじゃろ?警戒させるよりか、お馬鹿な面を見せておけば、焦った行動はしないかな~と
思っての。孫堅を失ったお主らには、心の休息が必要じゃと思ったのじゃ」
周喩「それでふざけた態度を見せ、我らにいつでも行動できるように思わせ、時間を過ごさせたのか」
美羽「妾は反曹操連合で、華琳ねーさまの味方を決めていたからの。南陽を孫策に明け渡そうと思ったのじゃが・・・長老との会話を孫策に聞か
れたみたいでの」
周喩「そういえば、あの時期からお前の様子が変化したな・・・そういう理由だったのか」
陸遜「でも~なんで袁術さんの尾行を、やろうと思ったのですか~?」
黄蓋「そうじゃの~それまでの策殿ならば、気にも留めないはずじゃったが」
孫策「黄巾党討伐の時にね、当時呂珂と名乗っていた曹仁に、勝負を吹っかけたのよ」
美羽「なんじゃ、そんな危険な事しておったのかえ」
孫策「曹仁が手出す前に、呂布って子に南海覇王折られて終っちゃったけどね」
孫権「また姉さまは危険な事を!」
孫策「無事だったからいいじゃないの~その時に曹仁に言われたのよ。視野を広く持て、自分の目で確かめろってね」
黄蓋「やれやれ、策殿の矯正にも関わっておったとはの~まったく、頭が上がらんわい」
周喩「そこから袁術を観察するようになったと・・・」
孫策「どれだけ視野が曇っていたか痛感したわ。反曹操連合で味方する事にしたきっかけはそこからね。今はとっても仲良しだけどね~☆」だき
美羽「ほんとによく抱きついてくるの!」
孫権「・・・・」
陸遜「まだ納得できませんか~?」
孫権「頭では理解してるんだけどね、心のほうがね」
陸遜「でしたら~袁術さんと模擬戦しませんか~?一度ぶつかって、剣で分かり合うのもいいと思います~」
孫権「そうね・・・もやもやしてるより、発散したほうがよさそうね」
陸遜「まぁ~袁術さんが承諾したらですけどね~」
美羽「妾なら構わないのじゃ!それで孫権の気が晴れるなら、勝負なのじゃ」
孫策「美羽大丈夫なの?蓮華もそこそこ強いわよ?」
七乃「そうですよ美羽様~手加減してあげないと、孫権怪我させちゃいますよ~」
亞莎「七乃さん、孫権さんが怒ってますよ」
孫権「私とて、前線の将なのだ!舐めるな!」
美羽「はぁ~。感情に身を任せすぎといったじゃろ。」
黄蓋「ほぉー袁術殿は弓を使うのか」
周喩「戦うのを見るのは初めてだな。拝見させていただこう」
陸遜「楽しみですね~」
孫権「すぐ終わらせてやる!」
美羽「やれやれ、かかってくるのじゃ!」
孫権「ハァァァァァ!」
スカ
美羽「なんじゃ、単調な攻撃じゃな。」
ヒュン
ヒュン
ヒュン
孫権「貴様こそ、どこに放っている!」
キーン
ズサー
美羽「・・・・」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
孫権「そんな腕で、私に勝てるとおもったのか!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
孫策「・・・祭気が付いてる?」
黄蓋「もちろんじゃ、蓮華様は気が付く気配がなさそうじゃが」
孫策「完全に熱くなりすぎね」
周喩「どういうことだ?」
孫策「蓮華の足元を見てみて」
周喩「・・・・なるほどな」
陸遜「蓮華様が優勢かと思ってましたが、これは大変ですね~」
黄蓋「弓をわざと外す、避けやすい場所に放ち地面に突き刺して、蓮華様の進路を狭めておるの」
孫策「それに気が付かず、もう勝った気でいる蓮華ね。」
ガキーーーン!
孫権「はぁ・・はぁ・・・。これで貴方の弓は後1本よ」
美羽「剣を振り回し続けて体力が切れておるぞ?休憩にするかの?」
孫権「ふざけるな!ここでお前を倒す!行くぞ!」
美羽「そこじゃ!」
ヒュン
孫権「そんな矢など、よければ・・・!(私の周りにたくさんの矢が!避ける場所がない!)」
美羽「ニヤリ」
孫権「っく!叩き落とせば!」
バシ
孫権「これで袁術は攻撃手段はない!」
美羽「最後まで甘かったの~妾の武器がいつ”弓”だけと言ったかの」
孫権「え?」
ガキーーーン!
ガランカラン
シャキ
美羽「妾の勝ちじゃ、孫権」
孫権「私が・・・負けた?」
陸遜「最後どうなったんですか?速くて見えなかったです」
孫策「最後の矢を放った後に、2振りの刀を素早く取り出して、片方で蓮華の剣を弾き飛ばし、もう片方で寸止めよ」
陸遜「ほへー袁術さん強かったんですね~」
黄蓋「口で言うのは簡単じゃが、実際にやるにはかなりの鍛錬と実践経験が必要じゃな」
七乃「美羽様~~お疲れ様です~~~!」
美羽「弓と剣両方扱うのはやっぱり疲れるの」
孫策「凄いじゃない美羽!その武は誰に教えてもらったの?」
美羽「剣は一刀にいさま、弓は紫苑なのじゃ」
周喩「これほど贅沢な師は他にいないな」
孫策「曹仁の武器って偃月刀じゃなかったの?」
美羽「一刀にいさま本来の武器は、二刀流なのじゃ。偃月刀は洛陽を出て旅をしている時に、作って覚えたと言っていたのじゃ」
孫策「ってことはなに!?私との仕合の時は、全力じゃなかったって事なの!?」
美羽「全力といえば、全力だったの~(華琳ねーさまの声援があったからとは言えないのじゃ)」
周喩「底が見えんな」
孫権「姉さま・・・私・・・」
孫策「少しは自分の欠点が見えた?何度も指摘されてるところなんだから、すぐ直しなさい。放置しておけば、戦場で遅れを取って死ぬわよ」
七乃「それはそうと孫権さん~?」
孫権「な、なにかしら」
七乃「美羽様に悪態ばかりついて、まさか許されてると思ってたんですか?」
孫権「え?え・・・?えええええ!」
七乃「私が三日三晩可愛がってあげますよ~フフフフフジュルリ」
孫権「姉さま・・・・たすけ・・・・・ああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
~~~~~~~~~美羽回想終了~~~~~~~~~
美羽「って感じじゃったな」
孫権「いま思い出すだけでも・・・・ガクガクブルブル」
一刀「七乃の逆鱗に触れちゃったか~七乃腹黒だからな~顔に出さないから怖いんだよ。それにしても、そんだけ強気に出て、完全敗北か」
孫策「私もあれは衝撃だったわね」
孫権「だから知られたくなかったんです!あと張勲は人ではありません!悪魔です!」
一刀「悪魔か~~~~だってさ七乃」
孫策・孫権「「え?」」
七乃「ニコニコ」
七乃「孫権さん~誰が人の皮を被った悪魔ですか~?」
孫権「そそそそ、そこまでいってないわよ!?」
七乃「問答無用です!お屋敷に戻ったら・・・ジュルリ」
孫権「ピィィィィィィィー!ガクガクブルブル」
孫策「れ、蓮華?人格崩壊してるわよ?」
七乃「それと一刀さん!ひどいじゃないですか!私の事腹黒とか怖いとか、言いたい放題じゃないですか!」
一刀「それは七乃も否定できないだろ?」
七乃「それはそうですが・・・」
一刀「でも七乃がそういう行為にでるのは、仲間の為、大切な人達の為ってことわかってるからね。そういう面も含めて、七乃事好きだよ」
七乃「調子のいいこと言って・・・・かずとさんのばか・・・しりません//」
孫権(今のうちに・・・)
ガシ
七乃「逃がしませんよ~~」
ズルズルズル
孫権「たすけてーーーーーーー」
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ
~悲壮感漂う瞳で見ているよ~
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ
一刀「さて、ドナドナされた孫権は見捨てて、そろそろ戻ろうか」
美羽「いまなにか歌が聞こえた気がスルのじゃが・・・」
一刀「キノセイダ」
孫策「私も聞こえた気が・・・」
一刀「気のせいだ」
月「一刀さん~ご飯の準備ができましたよ~!」
美羽「一刀にいさま!ご飯なのじゃ!いこう・・・あれ?かずとにいさま?」
孫策「美羽・・・あそこ・・・」
月が作ってくれたのかな?
私と甘寧さんで作りましたよ~一刀さんに褒めてもらいたくって、頑張っちゃいました!
月が作ってくれるのは、いつも美味しいよ。月がいいお嫁さんになれるね
一刀さんのお嫁さん・・・・へぅ~~~><
月ーーーー!大丈夫かーーー!顔がゆでだこだぞ!?
美羽「・・・・いつの間にあんなところに・・・」
孫策「本当に人間か疑いたくなるわね」
美羽「それについては、同感じゃ・・・早く行かないと、なくなりそうだしの~行くのじゃ雪蓮!」
ギュ
雪蓮「えぇ!走るわよ!美羽!」
(美羽から手を繋いできてくれたの初めてね。この絆は大切にしなくっちゃ♪)
は~い日常回第3弾でした~
前回予告の西涼編?こっちの内容が思い浮かんだので、書きなおしてこっち先にしました!
翠待ってた方はすみません。
璃々ちゃんが一刀との絡みで賢いのは仕様ですw
次は劉備陣営との絡みが少ないので、そことの絡みを入れたあと西涼編に移る・・・予定デス
ワンコ隊のワンコ順位は以下の通り
愛紗はしばらく別行動だったのと、流琉は加入したばかりなので低めかな
恋と凪の優劣がどう考えても・・・同格だよね
恋・凪>>明命>>>>流琉>愛紗
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お待たせしやしたー!
出来は期待しないで!
ワンコ度乗せるの忘れてたー!追加