No.754673

真・恋姫無双~孫呉空

あかさん

すみません、孫呉空の方です。項羽伝をお待ちの方はもう少しお待ちください。出来るだけ早く書きます

2015-01-30 03:27:17 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3714   閲覧ユーザー数:2955

序章 3話 親子

 

 

 

 

 

 

 

少女だった紅が年頃の女性に成るぐらいの月日が経った頃

 

紅「お父さん、今日も麓の村に行ってくるね」

 

一刀「ああ、気を付けて行って来い」

 

紅「は~~い、それと鷹小父さんに昨日の宿題は机の上に置いてるって伝えておいて。それじゃ、行ってきま~~す」

 

紅は麓の村へスキップしながら向かっていった

 

一刀「鷹、居るだろう」

 

鷹「ああ」

 

鷹は何もないところからスーと現れてきた

 

一刀「何だかこの頃の紅、おかしくないか?」

 

鷹「何がだ?」

 

一刀「此処毎日紅は村に行っているのだぞ。時々、どこからか持ってきたのか解らない簪や紅をつけたりしてだぞ。しかもだ、この前なんかその見たことの無い簪を見つめながらニヤニヤしていたのだぞ!!!俺が昔わたした簪をほったらかして!!!!」

 

鷹「ああ、それの事か。どうせ男でもできたのだろう(以前一緒に行ったとき友達が出来たとも言っていたしな)」

 

一刀「何だと!!俺の娘に手を出している小汚いやつがいるだと!!!」

 

一刀は鷹の意見を聞いただけで怒りが頂点まで登り、昔大陸を暴れまわっていたころの様な形相になっていた

 

鷹「(本当にこいつは丸くなったものだな。紅とであった頃はまだ、あの時代の顔が時々出ていたが今は娘の事で一喜一憂している)そんなに怒るな一刀。俺の意見でしかないし、本当にそうか解らないだろうが」

 

一刀「しかしだぞ、もし紅に良からぬ虫が付いていたらどうする!!この俺が大事に大事に育ててきた、ただ一人の娘だぞ!!」

 

鷹「そんなに気になるなら、後をつければいいだろうが」

 

一刀「う・・・しかし、そんな事をして紅に嫌われたらと思うとだな・・・」

 

鷹「完全に親ばかだな・・・・後をつけるのが嫌ならも本人が戻って来た時に直接聞いてみろ。それが一番手っ取り早いだろう」

 

一刀「・・・・しかし」

 

鷹「俺は、それ以上知らん。俺は戻るぞ。紅の宿題も見てやらんと行けないからな」

 

一刀「そうか・・・それじゃあ、最後に一ついいか?」

 

鷹「何だ?」

 

鷹はいかにもめんどくさいと言ったような顔を向けてきた

 

一刀「そんなに邪見にするな。紅の智の方はどうなっているか気になってな?どうだ、成長しているか?」

 

鷹「それの事か。紅の智は凄いぞ。俺が教えたことをまるで砂が水を吸うように吸い込んでいく。もう、俺が知ってる事のほとんどを覚えているんじゃないか」

 

一刀「そうか、もうそんなに」

 

鷹「幼いころからしっかりと教えていたからな。今では自分で書をまとめているようだぞ」

 

後に『孫子』と呼ばれるものは鷹、つまり白沢から教えてもらったすべての英知を紅が独自に解釈してまとめた物であった

 

鷹「一刀が教えている武の方はどうだ?」

 

一刀「それだったら、そこらの大木位だったら一刀両断出来るぞ。そこでだ、紅のために一本剣を作ってやろうと思っているのだが、鷹手伝ってくれないか?」

 

鷹「剣か・・・・いいだろう。ただし、この宿題の採点が終わったらな」

 

鷹はそう言い残して消えていった

 

一刀「それにしても、紅は一体、村で何をしているんだ・・・」

 

残された一刀は一人頭を悩ませているのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、村に降りていった紅は

 

 

ある切っ掛けで出あってそれ以降、村に来るとき必ず会うようになり思いを寄せるようになった青年の元に向かって

 

紅「お~~い、光!!」

 

光「紅!!」

 

飛びつき抱き付いていた

 

紅「ごめんね、待たせて」

 

光「いや、そんなに待ってないぞ。それより、この頃毎日のように来ているけど大丈夫なのか?」

 

紅「どうして?」

 

光「だって、紅はあの霊山に住んでいるんだろ?つまり、紅は特別な子じゃないのか?」

 

光は初めて紅に会った時の事を思い出してそう言った

 

 

 

 

 

それは数ヶ月前の事である

 

一刀がたまには自分たちの様な人外だけではなく人間と触れ合わせようと思い鷹に麓の村の市へ買い物に付き添わせた時の事である

 

紅にとっては一刀の所に来る前に過ごしていた人の住む場所であるだろうが、過ごした年月は一刀の元が長くなっていた。人と触れ合うのも年に数回の参拝に来る人を何度か目撃する位であった。そのためか、山から下りた紅はいろいろな物に目移りをして鷹と逸れてしまったのである

 

紅「あれ、鷹小父さんと逸れちゃった・・・・・」

 

紅は途方にくれながらもやはり売られている物が気になって市を動き回っていると

 

チンピラ1「嬢ちゃん、一人でどうしたんだい?」

 

チンピラ2「一人でこんな所動いていると危ないよ」

 

紅「あなた達私に何か用?」

 

チンピラ3「へへへへ、そんな対した事じゃないさ。すこし、俺たちにお金を分けてほしいだけだよ。嬢ちゃんは見た目からしてお金持ってそうだからな」

 

チンピラの言う通り紅は普通の民が着ている服より上等な服を着ているのである。その理由は一刀が女の子だから、ちゃんとした物を着るべきだと言って、参拝に来る者の献上品の一部から上等な絹を使って服を作ってあげていたからである

 

紅「私はお金持っていないので失礼していいかしら。それに、あなた達の様に臭い人に近寄られると大事な服に臭いが移ったら困るし」

 

チンピラ1「何だと・・・女だから優しくしてやっているのをつけあがりよって!!」

 

チンピラ2「頭に来たぜ・・・もう容赦しないからな」

 

チンピラ3「ああ」

 

三人組は紅を囲み、得物を取り出した

 

「キャーーーー-」

 

「うわ!!女の子を三人組が襲っているぞ!!」

 

「誰か顔役を呼んで来い。こういう時は闔閭さんに可決してもらった方がいい」

 

「わかった!!」

 

周りにいた民たちは逃げ回ったり、誰かを呼びに動き出した

 

チンピラ1「へへ、少し周りがうるさくなったが覚悟はいいかい、嬢ちゃん?」

 

チンピラ2「おい、さっさとするぞ。早くしないと闔閭が来るぞ」

 

チンピラ3「そうだぞ。あいつが来ると、めんどくさくなるからな」

 

チンピラ1「解っている。じゃあ行くぜ。はぁ!!」

 

ブン

 

紅「なにそれ?遅すぎなんだけど」

 

バキン

 

紅はチンピラが振りかぶった剣を拳で叩き折ってしまった

 

チンピラ1「な!!」

 

チンピラ2,3「クソ!!」

 

ブンブン

 

残りの者も呆気にとられながらも自分の武器を振りかぶったが

 

ドゴン

 

紅はそれより速く動き残りの二人の横に移動して二人まとめて蹴り飛ばした

 

紅「は~~。弱すぎだよ、おじさん達。私の足元にもお「そこまでだ。此処での暴力行為はこれ以上させない」え?・・・とっと、危ないな~~」

 

紅は突然やってきた同じぐらいの年齢の青年から出された攻撃を意表をつかれながらも避けさった

 

紅「も~~危ないな~~。何で私が攻撃されないといけないのよ~~~」

 

光「お前がこいつらを無理やり襲っていたのだろう?だから俺が止めたんだ」

 

紅「は~~?何言ってるのよ!襲われていたのはどう見ても私でしょ!!」

 

光「どこをどう見ても、やられているのはこいつらだろうが」

 

光はその言葉を言い切ったと同時に攻撃を再開した

 

拳、蹴り、はたまた頭突きなど喧嘩で鍛えた技を色々繰り出すが全く紅に当たることはなく、逆に紅は涼しい顔をしてまるで遊んでいるように楽しんでいた

 

紅「へ~~君、中々やるね。私の遊び相手に調度いいよ」

 

光「何だと!!はぁああああああ!!」

 

ブン

 

光は渾身の一撃を繰り出したがそれを紅は人差し指ひとつで止めた

 

光「な!?」

 

紅「じゃぁ、次は私の番ね。まずはお腹に行くよ♪」

 

ドゴン

 

バシーーン

 

光は予告があったから何とか両手の平で防ぐことが出来たが両方とも衝撃で痺れてしまっていた

 

紅「次は左腕~~~~」

 

ドコン

 

バキ

 

この一撃で光は左腕の骨を折ってしまった

 

光「ぐっ」

 

紅「じゃぁ、次は~~~「おい紅。何を遊んでいる」あ、鷹小父さん」

 

鷹「勝手にいなくなりやがって。後で一刀に言われるのは俺なんだぞ」

 

紅「ごめんなさい。でも、勝手に攻撃してきたのはこいつなんだよ」

 

紅は自分が悪いのではないと主張し始めたが鷹はそれを聞かずに、相手をしていた男の方に歩み寄った

 

鷹「診せて見ろ」

 

光「つっ。何をするんだ!!・・・・・あなたは」

 

鷹「左腕が折れているな。まあ、紅の一撃を受ければこうなるか。すまないな、俺の連れが迷惑をかけて」

 

紅「私は悪くないよ~~~だ」

 

紅の言葉は二人に届くことは無く話は進んでいった

 

光「い、いえ!!あなた様のお連れだとは申し訳ありません!!」

 

光は村の顔役であるので霊山の事はある程度知っていた。そして、今自分の手を診てくれている人はその霊山に唯一住んでいる人でとても徳が高い人であると認識していたのであった

 

鷹「どれ、俺がこれを治してやろう。ハアアアアアアアアアアアアアア!!!!元気に成れーーーーーーーーーーーー!!!!」

 

ピシャーーーーーン

 

鷹「治療完了だ。どうだ、動かしてみろ」

 

光「は、はい。・・・・・あれ、動く。動くぞ!!」

 

周りからは「おーーーー」と歓声のような声が上がり、また「これが霊山の力か」などと言う声も上がっていた

 

鷹「それじゃあな。紅、行くぞ。速く戻らないと一刀に何言われるかわかったもんじゃない」

 

紅「は~~い。またね君。私の名前は孫呉って言うの。また来たときは遊んでね」

 

紅はそう言い残して先に歩いて行った鷹の後を追いかけていった

 

光「あ、俺の名前は闔閭だ!!」

 

光は届いたかわからないが自分の名前を紅に伝えたのであった。その後、周りに居た人たちに事の次第を聞いて自分が勘違いしていたことを知り、今度会ったらお詫びしようと決意したのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

時は二人の会話に戻り

 

紅「私が特別な子?ハハハハ、無い無いそんなの。私はいたって普通の子だよ」

 

光「しかしな、紅が霊山に住んでいる事態で普通とは違うのだぞ」

 

紅「え?そうなの?」

 

光「そうなのって、お前は不思議に思わなかったのか?この村だけでもこんなに人が居るのに山にはある日だけしか人が来ないのを」

 

紅「そ~言えばそうだね。でも何でだろう?」

 

光「それにお前がいつも言っているお父さんと呼んでいるのは、前に一緒に来ていたお方なのだろう?」

 

紅「え?違うよ。あの人は一緒に住んでいる小父さんだよ。私のお父さんは別にいるよ」

 

光「へ?あのお方以外に誰か住んでいるのか?」

 

紅「うん。私とお父さんと、鷹小父さんの三人で住んでいるよ」

 

光「そのお父さんて何者だ?」

 

紅「えっと、お父さんの名前は孫空だったかな?でも、小父さんからは時々美猴王何て呼ばれているけど何でかな?」

 

光「美猴王!!!」

 

紅「どうかしたの光?」

 

光「く、紅。お願いがあるんだがいいか?」

 

紅「何?私が出来る事なら光のために何でもしてあげるよ」

 

光「本当か!!それなら、その、紅のお父さんに会わせてくれないか?」

 

紅「お父さんに?」

 

光「ああ、頼む。お願いだ」

 

光は頭を下げて紅に何度もお願いをした

 

紅「そんなにお願いしなくてもいいよ。たぶん大丈夫だから。あ、そうだ。何なら今から会いに行く?お父さんはお家からほとんど出ないから絶対いると思うし」

 

光「本当か!!ありがとう紅」

 

光はあまりの嬉しさで紅に抱き付いた

 

紅「//////////ちょ、ちょっと光。恥ずかしいよ、皆が見てるし」

 

光「ごめん、ごめん。それより、本当に会わしてくれるのか?」

 

紅「うん。私が光に嘘つくわけないじゃん。じゃあ、決まったことだし行こうか」

 

光「あ、ちょっと待ってくれ。少し準備してくる」

 

そう言って光は一度自分の家に戻り正装と自分の武器を持って改めて出発した

 

その道中

 

紅「光こっちだよ」

 

光「え?そっちは藪じゃあ?」

 

紅に手を引かれて進んでいると、道とは思えないところを通ろうとする紅に疑問を思って聞いてみると

 

紅「え?どこに藪があるの?綺麗な一本道じゃない」

 

光「???」

 

光は紅の言っていることを理解していないがこれは仕方がなかった。これは鷹が施した結界で人間が頂上に来ない様に道を見えなくしてもと来た道に返そうとしているのであった

 

こんなことを幾度も繰り返して二人は頂上に着いたころ光は山登りと標高が高いせいもあって息切れをしていた

 

紅「ただいま~~。おと~~さん、友達を連れて来たよ~~~」

 

紅はそう言いながらお堂に入っていくと

 

一刀「ん?速かったな紅・・・・・・誰だお前」

 

中から一刀が何時もの通り帰った紅と稽古をしようと現れ、何故か愛してやまない自分の愛娘と手を繋いでいる男を発見して全盛期以上の闘気と殺気を光に向けたのであった

 

光「ひっ!!」

 

一刀「何故人間がここに居る。何よりも、なぜお前は俺の大事な娘と手を繋いでいるのだ!!」

 

一刀が一歩進むごとに殺気は増していき光は余りにも濃い殺気のせいで呼吸が上手くできなくなっていた

 

紅「お父さん止めて!!光は私の大事な人なの!!私の大事な人をイジメるお父さんなんか嫌い!!」

 

一刀「なっ!!!く、紅がお父さんの事を嫌いて・・・・そんな馬鹿な」

 

一刀は紅の一言で殺気を霧散させ崩れ落ちていた

 

光「はーーはーーーはーーー」

 

光はそのおかげでちゃんとした呼吸を取り戻すことが出来、何とか平静を取り脅し始めた

 

 

 

 

 

調度その時、採点が終わったのだろう鷹が紅の宿題を持って現れた

 

鷹「ん、もう紅帰ってきたのか。今回の宿題も申し分なく満点だったぞ・・・・・(ドカ)痛、おい一刀こんな所で寝るな。邪魔だ・・・・・人間の匂いがするな。誰か迷い込んだか?」

 

紅「鷹小父さん。それは多分、光だと思うよ」

 

紅は光を指さしながらそう言った

 

鷹「お前は確か、前に紅にやられていた奴だな。何故ここに?」

 

紅「えっとね、光が何でもお父さんに会いたいって言ったから連れて来たの」

 

鷹「連れて来たって・・・は~~連れて来たのは仕方がないが、紅、これからはむやみやたらに人間をここに連れて来るなよ。殺されても文句は言えんぞ」

 

紅「え、如何して?」

 

鷹「此処はお前の父にとって重要な所だ。もし、誰かがある事をしたら一刀は身動き一つとれなくなってしまう。だから、この山には人をあまり入れないようにしていたのだ。紅も父と遊べなくなるのはいやだろ」

 

紅「うん。これからは気を付けるよ」

 

鷹「それで、そいつは何をしに来たのだ?」

 

紅「えっと、ほら光。挨拶して」

 

光「えっと、俺の名は闔閭、字は王虎です。えっと、紅かr「紅だと!!!」え?」

 

また一刀が殺気を出して起き上がり始めた

 

一刀「なぜお前ごときが俺の娘の真名を呼んでいる」

 

光「そ、それは・・・お嬢さんに呼んでいいと・・・」

 

一刀「ああん?」

 

光「ヒッ!!」

 

紅「お父さん!!」

 

一刀「しかしな、紅。どこの馬の骨とも言えないガキにお前の真名を呼ばれるのはどうしても許せないのだ」

 

紅「それを今、光が説明しているんでしょ。邪魔しないで!!」

 

一刀「ううう」

 

紅「さあ、光続きをお願い」

 

光「えっと、孫武さんに「紅って呼んで!!」えっと、くれn「ああん」その、あの・・・お父さんの「いつお前の親父に俺がなった!!!!」すみません!!!」

 

鷹「は~~話が進まんではないか。一刀少しは我慢しろ」

 

鷹はそう言いながら一刀に針を打ち全身を麻痺さした

 

鷹「これで少しは邪魔が入らないから話を進めろ」

 

光「ありがとうございます、華佗さん。それでですね、紅にそちらの方が此処にまつられている太古の昔、この世から妖を消し、戦の神と言われた美猴王だと聞きましてその・・・俺を鍛えてほしいと思いまして」

 

鷹「鍛える?何故だ?」

 

光「俺は村の顔役として今まで生きていました。自分が一番強いんだと思いながら・・・・でも、紅と出会ったときそれを完膚なきまでに折られて改めて自分を鍛えてきました。まあ、それでも紅には今でも勝てませんけど・・・・それでもいつかは紅を守ってやれる男になりたいんです。そして、出来るならこの戦乱に名乗りを上げたいとも」

 

鷹「・・・・・そのことは紅は?」

 

紅「もちろん知ってるよ。それに、力になりたいとも」

 

鷹「そうか・・・・まあ、大体はわかった。俺は何も言わない。全ては一刀が決めることだ。おっと、そろそろ針の効果が切れるころだから気を付けろよ」

 

鷹はそう言ったと同時に体を消して非難した

 

光「え!!消えた!!」

 

ギシ

 

ギシ

 

何かが軋むような音がしてそちらを見ると

 

一刀が立ち上がり二人の元に歩んできていた

 

一刀「お前が戦乱に名乗りを上げるだと?それに、俺の大事な娘を守るだと~~~?夢を見るなら寝てから見やがれ!!このガキが!!!」

 

ドコン

 

一刀は光を殴り飛ばしていた

 

ドン

 

ドン

 

ズサーーーーーー

 

光は入り口から飛び出し地面に何度か跳ね飛び転がって行った

 

紅「お父さん何てことするの!!」

 

一刀「紅は黙ってろ!!」

 

一刀は光の元にゆっくりと近づき無理やり立たせ

 

一刀「お前の様なやつに娘を託せぬし、鍛えてやりたいとも思わん」

 

光「お、おねがいひまひゅ」

 

光は一刀に顔を殴られたせいで顎が外れ、歯も何本か折れていた

 

一刀「まだ言うか・・・もう一度殴りつけてやろうか?」

 

光「おねがいひまひゅ」

 

ゴドン

 

一刀は光を地面に叩きつけもう一度立ち上がらせて

 

一刀「どうだ?」

 

光「ど・・・どうか・・・」

 

ドゴン

 

一刀「まだ言うか?」

 

光「ゆ・・・夢なんでひゅ」

 

一刀はいっそ殺そうかと拳を手刀に変えて光の腹を貫こうとしたら

 

紅「お父さん止めて!!光が死んじゃう!!やめてよ!!」

 

紅が一刀に抱き付き泣きながら止めに入ったのであった

 

一刀「紅、俺はお前を大事に思っているからこれをしているのだ。それに、戦いは何も生まない。お前も知っているだろう?鷹からそして、俺も口が酸っぱくなるほど伝えたはずだぞ」

 

紅「なら、何で私にお父さんと鷹小父さんは武と智を授けたの?私は教わったものを生かしたいの!!それに、私の大事な人のために使う事の何がいけないの?」

 

一刀「・・・・・・・・」

 

紅「答えてよお父さん!!」

 

一刀「紅・・・」

 

鷹「一刀、お前の負けだ。それよりお前が持っている闔閭だったか?このままでは本当に死んでしまう。俺に治療させろ」

 

姿を消していた鷹が突然出て来てそう言った

 

一刀「わかった。治療を頼む・・・・・・・・紅、この話はこいつが目覚めたら続きをする」

 

一刀はそう言い残してお堂の中に消えていった

 

紅「鷹小父さん、光は無事?治る?」

 

鷹「これぐらいすぐ治る。ただ、治療でこいつの氣は著しく減るから目覚めるのは二、三日後だな」

 

紅「よかった」

 

鷹「治療するから少し離れていろ。ハアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

鷹は針を取り出し氣を集中させ

 

鷹「俺の針が真っ赤に燃える!!勝利を掴めと轟き叫ぶ!!!爆裂!!!!ゴットスティンガーーーーーーーーー!!!!!・・・・・治療完了。紅、こいつを運んでやってくれ。俺は一刀の元に行ってくるから」

 

紅「うん、わかった」

 

鷹「さて、アイツはこれからどうするのかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき??

 

 

どうでしたでしょうか?

 

 

史実では闔閭は最初から呉王ですけど、結構変えて村で侠客て事にしてみました

 

前回の後書きで一刀が動くみたいなこと言いましたがすみません動かせませんでした。光と紅が立ち上げしたら動きますのでもう少し待ってください

 

次回はまぁお察しの通りに進んでいくと思います。何時三国時代もとい炎蓮の時代に行くことやら・・・・・

 

では待て次回

 


 
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