日ノ本
時は戦国、世は乱世
室町幕府の衰退により、下克上の世となり
数多もの勢力が天下統一を目指していき
あるものは滅び、あるものは栄え
いつ終わるのかもわからない戦いに身を投じていた
日ノ本の中心地 京
かつて栄えていた都も、応仁の乱により
今は、見る形もなかった。
そして、京のある場所に2人の男が立っていた
1人は、黄色い羽織、トラの毛皮に頭につけている巨大な羽飾りが特徴の
全体的に派手な印象が残る前田家の風来坊 前田慶次
もう1人は、手に笏をもち慶次とは違い派手な印象が残らないが
その圧倒的な覇気を常にまとっている
室町幕府13代将軍 足利義輝である。
2人の関係は越後の軍神、上杉謙信が
慶次に足利義輝を紹介し
紆余曲折があったものの二人はお互いに友と認め合い
こうして共にしたのであった。
そして今日義輝公が、慶次に見せたいものがあると言い
向かっているのであった。
「着いたぞ、朋よ」
「何だ、こりゃ?」
慶次が見た場所それは
着いた場所は石柱がいくつも並びその中心には奇妙な陣が敷かれていた
「この地は、尊氏公のはるか前にあったと言われ
話によると異世界に通じる門らしいのだが・・・・・」
「異世界に通じる門!!マジで!!」
興奮し驚いた慶次は石柱を叩いたり、陣叩いたりし何とか起動させようとした。
その様子を見た義輝は思わず失笑してしまうが再び慶次をみて話した。
「残念だがあくまで、言い伝えでありこの数百年この地がそのような働きをしたことは一度たりともないのだ朋よ」
「な~~んだ・・・・・・」
その言葉を聞き慶次は思わず落胆してしまうのであった。
「じゃあ、な~んでここにつれてきたんだよ?」
慶次は頬を膨らませてジト目で義輝を見たのであった。
「はっはっはっ、すまないな実はもしかしたら朋の強運があれば
異世界へと続く道ができると思っただが・・・・・・」
「で、結局開きませんでしたと・・・」
うむと、軽くうなづき
慶次は軽くため息を吐くのであった。
「だいたいさぁ、開いたら開いたらでどうするつもりだったんだい?」
「もしも、言い伝えが本当であるならばこの日ノ本に余が望む新たなる熱が入るのではないかと思ったのだ。
しかし結局は骨折り損のくたびれもうけだったがな・・・・・・」
義輝が残念そうにつぶやくと
慶次はやれやれという仕草をとった後
「まぁいい暇つぶしになったからいいや、それよりかさ、団子食いに行かないか
いい店知ってるぜ。」
慶次は義輝を慰めるかのように肩を叩き
義輝もその言葉にうなづきながらそばを離れよとした。
そのときであった
突如陣が光輝きだしそれに呼応するかのように
石柱も輝き始めた。
「えっ!?なんでなんで俺何にもやってないよ?」
慌てふためく慶次をよそに義輝は陣に目を離さず直視した。
「まさか、言い伝えは本当であったとは」
次第に陣は輝きを増していき
やがて大きな閃光を発し、耐え切れず思わず目を閉じてしまった。
そして目を開けたその先には、数百名に上る兵士や
あるものは耳がとがっていたり、人にはない翼が生えていた人種が立っていたのであった。
この日異世界の覇王と王女、日ノ本の帝が始めて邂逅したのであった。
こんにちはアラストルです。
というわけでもうひとつは知る人ぞ知るゲーム戦国BASARAであり
イメージと致しましてはアニメ戦国BASARA弐終了後+BASARA4慶次ルート
終了が合わさっており、なぜBASARAと組み合わせたかは次の機会にでも話そうと思います。
ハチャメチャな戦国ゲーと知られている戦国BASARAのキャラたちが
うまくゼムリアやディルリフィーナになじむように精一杯努力していきたいです。
今後につきましては会合や模擬戦を3回ほどやり序章を終わらせたいと思いますので
今後ともよろしくお願いします。
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第3話
タイトル変更いたしました。