No.752251

真・恋姫無双 雌雄の御遣い 第五十四話

ZSANさん

天下一品武道大会 2回戦②

2015-01-18 15:30:24 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2878   閲覧ユーザー数:2542

~鞘華視点~

大会は続く

「さあ、第四戦目に行くで~

 先ずは「舞い降りし剣姫」北郷鞘華

 対するは、体の主成分はメンマと公言してはばからない 趙雲

 あれ?鞘華はんの所だけなんで書き直したるんや?」

何でも何も、あんな紹介されたら恥ずかしいでしょ!

昨日、真桜の部屋に置いてあった紹介表を書き直しておいたわよ

ちなみに星は

「まあ、私の紹介は問題ないな」

 

「では、試合はじめ!」

 

星は速さ重視の突きを繰り出してくる

私はそれを躱し、弾き、凌いで行く

突きの速度が速く、踏み込めないがこのままでは勝てない

疲れを誘うにしても、どれだけ躱せば疲れるのかも分からない

だから、私も攻勢に出るが間合いが違う為、楽に凌がれる

ならば手段は限られてくる

斬撃を利用して、槍を払い隙を作ろうとしたが斬撃の威力が弱かったのか隙らしい隙は出来なかった

そこで逆に私に隙が出来た

突きが服を掠め、服の胸の辺りのボタンが飛ばされてしまった

上着の下にもちゃんとした服を着ているので下着や素肌が露わにはならないが

「おおっ」

客席から歓声が上がる

全く、私が素肌を見せても良いと思う異性はは一人だけなんだからね

スケベ共が

そう思いながらも利用する術を考え付いた

「ちょっと待ってくれる?」

そう言って、私は取り敢えず上着を脱いで袖を帯にして腰に巻く

試合を再開して星の腹辺りの突きをギリギリで躱して、その上着を星の槍に絡ませる

帯代わりの袖は軽くほどける結び方だったので簡単に絡ませられた

それで星の槍の動きを封じて懐に入り込む

至近距離からの寸勁を喰らわせ、膝を付いたところに刀を突きつける

「今ひとつ、納得いかぬが私の負けですな」

 

「勝者、北郷鞘華!」

 

後でボタンを付け直さないと

「さあ第五回戦に行くで~

 先ずは胸の大きさに比例した嫉妬の大きさ 関羽

 対するは巨乳に恨みを持つ褌隠密 周泰」

「昨日に続いて今日までも~」

「別に恨みは無いですが、”恨み”はですよ」

明命、何か物騒な事言ってない?

それに、貴女の基準の巨乳って私も入ってるの?

入ってないのも悔しいけど、入ってたらなんか怖い

 

「では、試合はじめ!」

 

先手は速さで勝る明命だった

だが、愛紗はその剣撃を受けるのではなく打つ事で防ぐ手に出た

剣撃の重さでは圧倒的に愛紗の方が上だ

数合も討ち合った時明命の表情が苦しげになって来た

手が痺れて、自分が劣勢なのが解っているのでしょうね

ならばとばかりに、武舞台を前後左右、縦横無尽に動き回り愛紗を攪乱しようとした

しかし、それすらも通じない

全てを打つのでは無理でも、防ぐことは出来る

そして打てる物だけ打つ、そんな手を使って来た

遂には明命が剣を落とし

「私の負けです」

 

「勝者、関羽」

 

明命は落ち込んで戻って行ったが、その途中で猫を見つけると

「お猫さま~!」

と言って猫を追いかけて行った 元気が戻って何より

愛紗は真桜に

「この大会の終わった時どうなるか・・・」

とどす黒い気を出していた

「さあ第六試合に行くで~

 先ずはやればできる娘やらない娘 孫策

 対するは半ケツ出しての料理上手 あんた誰を誘惑してんのや 典韋」

「失礼ね~、やらないと冥琳に怒られるからやってるわよ~」

(嘘つけ!)

「誰も誘惑してません!」

 

「では、試合はじめ!」

 

流琉の攻撃を雪蓮が躱す、そんな状態が暫く続いたが

「もうそろそろ私が攻撃してもいいかしら?」

その言葉と共に雪蓮の目つきが変わり攻勢に出た

この猛攻に流琉は耐え切れずに後退するが、後退しても雪蓮が間合いを詰めて来る為攻撃が止まらない

流琉は大きく後方に飛びながら武器を放つが

「甘い!」

そう言って躱して、着地した流琉に剣を突きつけた

「負けました」

 

「勝者、孫策!」

 

「で、ホントは誰を誘惑してるの?」

「本当にしてません」

雪蓮は流琉を試合後もからかっていた

~あとがき~

 

鞘華対星をこんなに早く持って来てしまいました

表現で分かりにくかったらすみません

 

他の2試合は順当な結果でしょう

負けた二人は武以外の取り柄が有るから、武が多少劣るのも仕方が無いかもしれません

 

更新はゆっくりになるかもしれませんが続けるつもりです

 

 

 

 

 

 

 


 
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