前回のあらすじ。唯と和美はパーティーの食事を楽しんでいた…。
「んー、あとはここのスモークサーモン、その次にハンバーグを…」
「なんか、一周してきたけどまだまだ食べ足りないって感じよね」
「「ねー!」」
と、まだまだ食べたりない様子の唯と和美。
だが、彼女たちの目の前に飛び込んできたのは衝撃の光景だった。
「んーと。赤と緑全部あわせて25個ね」
「よ、よく食べますね先輩…」
「クリスマスだってのに銀行強盗働いてたやつがいてさ。とっちめてきたから腹減っちゃって!」
鬼斬島田のブースでたくさんのおにぎりを買い込んでいたのは、青いドラゴン形マシーナリーの『ドラゴ郎』こと龍野 吾郎。
「あ、まいどありがとうございました…ホントーに一人で食べるつもりなんスか…」
「あったりまえじゃん!もう腹へって腹へって仕方なっ…!」
ドラゴ郎、唯&和美と目が合う。
「か、和美ちゃん…あの人って…」
「天空市でも随一の大食い、ドラゴ郎さんだわ…」
と、ヒソヒソ話をしていた二人に、ドラゴ郎は声をかける。
「ん?どうしたの?なんか挙動不審だけ…」
すると突然、唯と和美はドラゴ郎の横を通り抜けると再びおにぎりを買いに走った。
「「赤と緑、二人で合わせて30個ちょうだいっ!!」」
「ま、まだ食うの…」
…数十分後。
「まったく、あんなのに出し抜かれちゃ大食いコンビの名が廃るわ!」
「こんなところにライバルがいたなんて…でも負けられないわよねえ。あ、じゃあ次はフィッシュアンドチップス…」
と、今度はファストフード店のブースに近づいたその時、ちょうどフライドチキンをたくさん買い込んだドラゴ郎とすれ違った。
「あれ、君たちはさっきの…まだ食べる気なの?あんまり食べ過ぎて腹壊さないようにね…って、おいっ!?」
と、ドラゴ郎が引き止める間もなく走っていく二人。
「「フライドチキンと!フィッシュアンドチップスと!!それからドデカバーガー3個ずつッ!!」」
…さらに15分後。
「はぁ、はぁ、これだけ食べればドラゴ郎さんに勝てたでしょ…」
「全速で走ったからまたお腹減っちゃった。じゃあ次は…」
と、今度はステーキハウスのブースにやってきた唯と和美。
「よおし!ジャンボステーキ400gね」
「あ、じゃああたしもそれで…」
と、二人が注文しようとしたそのとき。
「んー、600gもあるなんで幸せもんだなあ、ぼかぁ~!」
そこには、巨大なステーキを頬張るドラゴ郎の姿が…!!
「「もうっ!ジャンボステーキの600g二つッ!!」」
「…おーい…」
なんだか知らないけど、女の子二人に勝手にライバル視されて、少々困惑気味のドラゴ郎なのであった。
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ドラゴ郎「いや、勝手に張り合われてもな…」
■出演
唯:http://www.tinami.com/view/742179
和美:http://www.tinami.com/view/743015
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