No.741509

真・恋姫無双~項羽伝~三国編

あかさん

合肥の戦いのその後みたいな感じです

2014-12-04 21:37:16 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:5027   閲覧ユーザー数:4003

第四章 7話 暗躍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建業

 

 

 

 

冥琳「愛紗――――――――!!!愛紗は何処だーーーーー!!お母さんは此処に居るぞーーーーーー!!!」

 

冥琳は城の一番高いところ(屋根の上)から愛紗を探すため叫んでいた

 

雪蓮「・・・・・・・・ねえ梨晏、私疲れてるのかしら・・・・あのいつも冷静な冥琳が屋根の上で何か叫んでいるのが見えるんだけど・・・・・」

 

梨晏「大丈夫だぞ雪蓮・・・・・私にも見えてるから・・・・・」

 

雪蓮「お互い働き過ぎなのかしら・・・・・よし、今日は何もせずお酒飲んで寝ましょう」

 

梨晏「そうだね・・・きっとお互い疲れていてあんな幻覚が見えるんだろうね」

 

と、話し合いをして部屋に戻ろうとしている時

 

ドドドド

 

ねね「一刀様は何処なのですかーーーー!!」

 

如何やら一刀を探しているのだろうねねの姿が見えた

 

雪蓮「どうしたのねね、そんなに慌てて?」

 

ねね「あ、雪蓮、一刀様を見ませんでしたか?」

 

雪蓮「一刀様を?いえ、見てないけど如何したの?」

 

ねね「それが・・・・合肥から帰ってきた蓮華たちの様子がおかしかったので何があったのか聞いたら・・・敗走して帰ってきたらしいのですぞ。それで、殿に怪我をしていた霞が・・・・・」

 

雪蓮「何ですって!!他の皆は無事なの?」

 

ねね「はいですぞ。・・・・ただ、戻ってきてすぐに蓮華が隊を編成してもう一度合肥に向かうと準備を始めています」

 

梨晏「合肥でいったい何があったの?」

 

ねね「凪が言うには突然袁紹軍らしき軍四万が参入してきて楚軍に突撃をかけてきたらしいのですぞ。そして、それに乗じて曹操軍も攻撃を仕掛けてきたらしいのです」

 

雪蓮「それぐらいだったら何とかなるはずじゃないの?曹操軍は三千じゃなかったかしら」

 

ねね「それが、いつの間にか援軍が到着していたみたいで約三万の軍になっていたらしいのですぞ」

 

梨晏「それはヤバイね・・・・・霞が心配だけど、今から向かっても」

 

雪蓮「ええ、間に合わないわ」

 

ねね「やはりそう思いますか。ねねもそう思って蓮華に言ったのですけど「そんな事無い!!すぐにでも霞のもとに行って助けないと」と、聞く耳を持たないのですぞ」

 

雪蓮「それで、一刀様を探していたのね」

 

ねね「はいですぞ。でも、どこを探しても見つからないのですぞ」

 

梨晏「それはおかしいな。誰も一刀様が外出した何て聞いていないし」

 

話している三人が不思議がっていると

 

月「愛紗ちゃ~~ん何処ですか~~返事をしてくださ~~い。愛紗ちゃ~~ん」

 

冥琳「月!!愛紗は見つかったか?!」

 

月「いえ、冥琳さんの方はどうですか?」

 

冥琳「いや、見つかっていない。くそ、一体愛紗は何処に行ったのだこの数日まったく音沙汰がない」

 

月「はい、とても心配です。もしかして誘拐では・・・・」

 

冥琳「在り得るかもしれないな・・・・愛紗のあの愛くるしさだ、世の男どもが捨てておくはずがない!!」

 

月「へう~~心配です・・・・こうなったらどのような力を使ってでも・・・」

 

冥琳「ああ、そうだな月。愛紗のためならどんな事をしてでもさらった奴を・・・・フフフフ」

 

梨晏「なんか向こうも大変そうだね・・・・と言うか冥琳が怖い」

 

雪蓮「ええ、ほっとくと何するかわからないわね。梨晏あの二人を止めに行きましょう。ねねは涼の所に行ってみて。涼なら何とかしてくれるはずよ」

 

梨晏「え、私もあの二人の所行くの・・・・・」

 

ねね「わかったのですぞ」

 

そう言ってねねは涼の元に、雪蓮と梨晏は冥琳と月の元に行った

 

雪蓮「梨晏、あなたが話しかけてみてよ」

 

梨晏「え・・あの二人に話しかけるのにはかなりの勇気が要るんだけど・・・」

 

雪蓮「大丈夫よきっと何も起きないと思うわよ多分(あの二人愛紗の事になると恐いから絶対自分で話しかけたくない)」

 

梨晏「不安でしかないよ」

 

雪蓮「いいから、いいから」

 

梨晏「うう~~~、ね、ねえ冥琳いったいどうしたの?結構慌ててるようだけど」

 

冥琳「ブツブツブツ・・・・・・・ん、梨晏かどうかしたか?」

 

梨晏「いや~その~~さっきから月と一緒に誰かを探していたみたいだから如何したのかなと思ってね」

 

ガバ

 

冥琳は梨晏の両肩を掴み激しく揺らしながら説明を始めた

 

冥琳「梨晏聞いてくれ!!愛紗が、愛紗が居なくなってしまったんだ!!!最初の方は勉強の時間に顔を出さないけど、いつもの一刀様との鍛錬でもしているのだろうと思っていたのだが何日も顔を出さないのを不思議に思っていて昨日、愛紗の部屋を見張っていたんだが誰もいる気配が無いのだ!!それに、聞いたところによると一刀様は数日前に何処かに行かれたらしのだ!!これはもう誘拐しかないよな梨晏!!なあ、聞いているのか梨晏!!答えてくれ梨晏!!!」

 

冥琳は説明している間ずっと梨晏を揺さぶり続けていて、梨晏は目を回していたのであった

 

雪蓮「ねえ、冥琳。一刀様が何処かに行かれているって本当?」

 

冥琳「なあ梨晏聞いているのか!!どう思うのだ梨晏!!」

 

雪蓮「駄目だ聞いてない・・・・月は・・・駄目ね、冥琳と同じで梨晏に引っ付いてるし・・・・・・ん~~~恋か思春なら知っているかしら?」

 

そう考えた雪蓮はまずは恋の元に行った

 

 

 

 

 

 

 

厨房

 

雪蓮「あ、いたいた。ねえ恋、一刀様がどこに居るか知らない?」

 

恋「ご主人様?知らない。・・・・恋もこの頃、子夜叉(恋の娘:呂玲綺)にご主人様会いに来ないから不思議に思ってる」

 

子夜叉「ぱ~ぱ、ぱ~ぱ」

 

子夜叉はそう言いながら雪蓮の裾を掴み見つめてきた

 

雪蓮「ごめんね子夜叉ちゃん。お姉さんもぱぱの事さがしてるのよ」

 

子夜叉「ふえ?・・・・ぱ~ぱいない?・・・グス」

 

雪蓮「げ、やばい・・・・恋何とかして!!」

 

恋「モキュモキュモキュ、ゴクン。もう少し待って・・・・まだ残ってる」

 

子夜叉「グス・・・ぱ~~~ぱ~~~~~どこ~~~~~~ぱ~~~ぱ~~~~!!!うえ~~~~~ん」

 

雪蓮「ほ、ほら、よしよしよし。もうすぐパパ戻ってきますからね~~良い子だから泣き止みましょうね~~~、恋速くして~~」

 

 

恋「モキュモキュモキュモキュ、おかわり」

 

雪蓮「恋~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」

 

 

 

 

 

 

如何にか雪蓮一人で子夜叉をあやした後、雪蓮は一度涼の元に行った。蓮華の事と思春を見つけれなかったため涼に聞こうと考えたからである

 

雪蓮「お~~~い、涼~~」

 

涼「あら、雪蓮如何したの?」

 

雪蓮「ええ、蓮華の事と一刀様の事を聞こうと思ってね」

 

涼「蓮華でしたら、あそこで気絶してるわよ」

 

雪蓮「何で気絶してるの?」

 

涼「私が、何度も大丈夫と言ってもどうしても行くと聞かないから気絶させたのよ」

 

雪蓮「そ、そう・・・・・あと、一刀様を探してるんだけど知らない?」

 

涼「私も知りませんよ」

 

雪蓮「え!!涼も知らないの?」

 

涼「ええ、でもどこに行ったかはだいたい予想できますけどね」

 

雪蓮「じゃあ、どこに行ったと思うの?」

 

涼「旦那様の事ですからね、何かを思い出したか感じたのでしょうね。今話題の場所に行ったのでしょう」

 

雪蓮「今話題の場所?」

 

涼「そうよ。何日か前くらいからいなくなられていますし、それと同時に愛紗と思春に鷹もいなくなってるから一緒に旦那様とその場所に向かったのでしょうね。旦那様の事だからいざと言う時のために鷹を連れて行ったのかしら。愛紗は戦の勉強かしら」

 

雪蓮「結局どこに行かれたの?」

 

涼「少しは自分で考えることも必要よ雪蓮。その場所は合肥よ」

 

雪蓮「え、合肥!?」

 

涼「ええ」

 

雪蓮「それじゃあ、さっき大丈夫て言ってたのは・・・・」

 

涼「旦那様が駆けつけてると思うからよ。それにあの旦那さんが家族の危機を見て見ぬふり何てするわけがないわ」

 

雪蓮「そう言われればそうね」

 

涼「だから安心して待っていればいいのですよ」

 

雪蓮「そうね、わかったわ」

 

涼「そう言えば、雪蓮。あなたの母、炎蓮知らない?昨日から涼刀と一緒にどこか行ってしまったのよ。葵は葵で成刀連れてどこか行ってしまっているし。いつ私は自分の娘達と触れ合えばいいのか・・・・・・・」

 

雪蓮「ご、ごめんなさい」

 

涼「まあ、熱心に鍛えてくれるのは解るけど・・・・・まだ二歳と少ししかたっていないのに、もう木刀もって姉妹で鍛錬したり、恋の所の狼(いぬ)や虎(ねこ)に乗って山に出かけて狩なんてしてくるのよ。詠や風も色々教えてるから知恵も回るようになって余計に今後が心配でしょうがないわ・・・・・」

 

雪蓮「それは・・・・・・・・(でも、二歳でそれって本当に規格外だ・・・いったいどうやって育てているの母様たちは)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陳留

 

 

荊州北部を手に入れた華琳は桃香がどう出るかと見定めようとしていたら緊急の報告で合肥で楚軍との戦闘が始まったと聞き急いで陳留に戻ってきていた

 

 

 

 

 

華琳「燈どういう事?合肥では睨みを聞かせる事だけのはずよね。何で攻撃に向かわせたの?」

 

燈「それはですね華琳様。報告によると楚軍の兵は五千となっていまして、その上に楚軍の大将が今回の出陣が初めてと思われる孫家の次女である孫権と脅威と思われる将が楽進と呂蒙の二人しかいなかったためです」

 

桂花「それでも、まだ私たちの軍は楚軍とやり合う力は無いのよ!!もし、楚がここを攻めてきたらどうするのよ!!」

 

燈「その時は朝敵など適当に言って周りと連合を組めばよろしいのではないの?聞く限りでは前回の連合で無能なものはほとんどいなくなったと聞きますし、あの袁紹ですらまともになったと聞きますよ」

 

稟「そんな簡単なものではないです。あの楚軍の力は人知を超えています・・・・もし、合肥での戦いでうまく敵将を打つことができていてもせいぜい一人か二人のはずです。最低でも四人ほど打っていないと勝機も持てません」

 

燈「ふ~~そんな弱気でどうするのですか?華琳様の野望は大陸の王になる事ではないのですか?」

 

桂花「う、そうよ」

 

燈「それだったらやれると思える時に一番の脅威である楚の将を一人でも減らしておくべきではないのですか?」

 

燈のこの言葉を聞いて今まで黙って軍師たちの意見を聞いていた華琳が

 

華琳「ええ、燈の言う通りよ。私は大陸の王になるためなら相手の隙と思える時は否応なく突いていくつもりよ。燈、今回の事よく判断してくれたわ。如何やらあなたには軍師としての力があるみたいね」

 

燈「いえ、それほどでもありませんわ」

 

華琳「ふふ、謙遜しなくてもいいのよ。燈、次の戦からはあなたも軍師として私に着いてきなさい。今後の城の守備はそうね・・・・桂花に任せるわ」

 

桂花「そんな!!!なぜですか、華琳様!?」

 

華琳「あなたは内政や守りの方が得意でしょ。だから、これからは此処をお願いね。敵によっては稟と変わってもらうわ」

 

桂花「それでも!!私は華琳様のお傍に!!「桂花、私の言うことが聞けないの?」・・・・・す、すみません華琳様。この荀彧、華琳様のご命令どうりにさせていただきます」

 

その時

 

兵「失礼します!!合肥にいた部隊が帰ってきました!!」

 

稟「本当ですか!?真桜たちが無事なら直ぐここに連れてきてください」

 

兵「りょ、了解しました。あと、負傷兵はどうしますか」

 

桂花「何を言ってるの?いつもの通りの場所で治療させればいいでしょ」

 

兵「それが、あまりにも多いためあの建物に入りきらないのです」

 

華琳「それはどういう事?」

 

兵「かなりの者が負傷して帰ってきているのです」

 

華琳「(おかしいわ、楚と戦をしているなら怪我人は少ないはず・・一体どういう事)あなた、速く真桜を連れて着なさい」

 

兵「はい!!」

 

兵はその場から駆けていき急いで真桜の元にいった

 

 

 

 

 

少し待っても真桜は部屋に来ないので華琳たちは真桜と沙和たち合肥から戻ってきた物たちの元に行くと、そこで目にしたものは兵たちが何かに怯えている姿や自分の体に起きたことが信じられないで笑っている者など色々な風景だった

 

華琳「真桜合肥でいったい何があったの?」

 

真桜「・・・・・・・・」

 

桂花「真桜速く話しなさい!!!華琳様が聞かれているでしょう!!」

 

真桜「・・・・・・・」

 

稟「おかしいですね」

 

稟は真桜が何も話さないのを不思議に思い近づいてみると、真桜は顔を青くして体を震わせて、何かを思い出したのか急に体を跳ねさせたりしていた

 

稟「真桜如何したのですか?」

 

そう言いながら稟は真桜の肩に手を乗せると

 

ビクン

 

真桜「ヒッ・・・・さ、さわるなっ、近づくな!!」

 

そう言った真桜は手で頭を覆いかぶさりうずくまるようにその場で震えながら丸まってしまった

 

稟「一体何があったのでしょう?」

 

桂花「解らないわ・・・・真桜は話せる状態じゃないわね、沙和か香風を探しましょう」

 

そう言って華琳を残し他は残る二人を探しに行った

 

華琳(やっぱりおかしいわ。楚軍と戦った兵の数は約三万、戻ってきている兵の数は二万いるかどうか・・・・・楚軍と戦ってここまで生存者がいるのはおかしい。そして、生き残った者のほとんどが治る事の無い怪我をしているけど命に別状がないようなものがほとんど・・・・・・・いったい何が起きたというの?)

 

華琳がいろいろ考えていると

 

桂花「華琳様、沙和を見つけました・・・・・」

 

そう言いながら沙和を連れてきたのだが

 

華琳「如何したの桂花」

 

桂花「それが・・・」

 

桂花が話そうとしたとき

 

沙和「あーーーっはははははははっはははははははははははは、わーーーーひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」

 

と、突然空を向いて笑い出したのである

 

華琳「一体どうしたと言うの?」

 

桂花「わかりません・・・私が見つけたときにはもうこの状態でした」

 

華琳「そう・・・あとは香風だけね・・・香風は無事だといいのだけれど」

 

稟「華琳様、香風を見つけました」

 

華琳「それで、香風は?」

 

稟「それが、怪我をしているようなのでその場にとどまらせて私だけ来ました」

 

華琳「そう、なら案内お願い」

 

稟「はい、こちらになります」

 

そう言って連れてこられた場所にいた香風は・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼寝をしていた

 

香風「お日様気持ちいい~~~~~スピーーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳「これはどういう事かしら稟?」

 

稟「いえ、本当に怪我はしているのですよ。ただ、周りの者より軽いのですが足を怪我しているみたいなのでここに居るように伝えたのです」

 

華琳「そう・・・・・起きなさい香風」

 

香風「んん~~~、あ、華琳様だ。やっほ~~~」

 

華琳「起きたようね。香風、合肥でいったい何が起きたの?説明しなさい」

 

香風「えっとね、私達が楚軍と睨み合っていたら袁紹軍の兵が急にやってきて楚軍に攻撃しかけたから、私達もそれに便乗して攻撃を仕掛けたの」

 

桂花「袁紹軍が?」

 

香風「たぶんだけどね。でも、あんな派手な鎧を付けているの他にいないから袁紹軍だと思うよ。えっとそれで、楚軍を追い詰めることができてね大将の孫権を討てそうな所でね前衛で袁紹軍と戦っていたはずの張遼が本陣に戻ってきて邪魔をされたの~~~で、その時に私が戦っていた呂蒙に怪我をさせられたんだよ~~~。その後は私が怪我をしたから攻撃の勢いが弱まってる間に楚軍が撤退を始めたんだよ~~。私はその間に後ろに下がったけど、それが幸いだったんだよ~~」

 

稟「それはどういう事ですか?」

 

香風「それがね~~殿として残った張遼隊がすごい勢いで私たちの軍と袁紹軍を殺していったんだけど、疲労と敵の数の多さでだんだん減っていってやっと張遼を殺せるってときにあれが来たんだよ」

 

稟「あれとわ?」

 

香風「鬼だよ」

 

華琳「鬼?」

 

香風「うん、あの人が急に空から降ってきてね~~兵たちをどんどんと動けなくしていったんだよ」

 

桂花「動けなく?殺すじゃなくて?」

 

香風「うん、あの鬼さんは兵を死なないギリギリの攻撃をして苦しませていったんだよ~」

 

稟「それは・・・酷い」

 

華琳「納得がいったわ。だからこんなに負傷者が多いのね。それで、その鬼はどんな格好をしてたのかしら?」

 

香風「えっとね~白い服に大きい戟もって、二本の剣を持ってたよ」

 

佳花「それって」

 

稟「はい、間違いないでしょう」

 

華琳「ええ、項羽に間違いないわね。でも何で項羽が急に現れたの?最初からいるならば撤退なんてしなくていいはず」

 

と、華琳たちは一刀の事を考えていると

 

燈「これは素晴らしい働きですね」

 

桂花「何を言っているの!!見てわからないの?兵のほとんどが怪我をして動けない状態なのよ。これのどこがいい働きなのよ!!」

 

稟「そうです。もっと場を読んで発言してください」

 

燈「解らないのですか?」

 

華琳「何をかしら?」

 

燈「よく思い出してください。我々曹操軍はあの無敵とも言えた楚軍を撤退させたのですよ。これを勝利と言わないで何と言うのです?」

 

桂花「だから、この兵を見て何を言ってるのよ!!」

 

燈「その兵たちは楚軍との戦で怪我したのでわなく、項羽一人によって怪我をしたのですよ」

 

桂花「いったい何を言っているの?」

 

稟「なるほど・・・・・我々は戦には勝利をしたということですね」

 

燈「そのとうおりです。形はどうあれ我ら曹操軍はあの楚軍に勝利したという実を手に入れたのですよ」

 

華琳「なるほどね」

 

燈「これを生かさない手はありませんよ華琳様」

 

華琳「そうね、この事実があればかなり楽が出来そうね」

 

稟「はい、まだ残っている諸侯もあの楚軍に勝ったということを伝えれば我々に着く可能性が高くなります」

 

華琳「ふふ、桂花。この話を噂として各諸侯に流しなさい」

 

桂花「わかりました」

 

華琳「燈、やっぱりあなたは優秀の様ね。これからもその働きに期待するわよ」

 

そう言いながら華琳は城の中に戻っていった

 

燈「はい(ふふ、計画どおりね。曹操から気にいられたみたいですし、うまく曹操軍の力を削ぐこともできたみたいですね。しかも楚軍敗北と言えるおまけも付きましたわね。袁紹軍の方は張讓がうまくやったみたいね。いい感じに有名どころの力が削がれているわね。後は劉備軍ね・・・・・・・・ここは向こうが何とかしてくれるでしょう)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき??

 

 

曹操軍の内部事情みたいなのを書いてみました

 

次回はちょっとホンワかしたもの?と劉備軍の動きを書こうと思います

 

 

では次回

 


 
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