No.738262

真恋姫無双 舞い降りし剣姫 第四十一話

ZSANさん

孫呉を吸収した後

2014-11-19 22:20:55 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3140   閲覧ユーザー数:2873

 

~華琳視点~

「華琳様、孫策が暗殺されかけ瀕死の状態との事です」

「何ですって!?」

孫策伯符、鞘華の前に倒すべき私の覇道を彩る好敵手が暗殺されかけるとは

「孫策が瀕死となれば孫呉の中で離反する豪族が現れるでしょう

 この機を逃すべきではありません」

稟の言う通りね でも今動かせる戦力は多くは無いわ

鞘華への警戒も怠れないから

「白蓮に2万の兵を預けて淮南へ侵攻させなさい」

「はっ」

孫策、これも天命なのかしら

貴女をこの手で倒してこその覇道だと思っていたが・・・

しかし、手を抜くことはしない

この機に孫呉攻略の道筋だけでもつけておく

~白蓮視点~

「公孫瓉様、敵は籠城戦の構えです」

此方は2万、彼方は1万 当然の選択だな

しかし、籠城戦は援軍が存在して初めて意味を成す

離反する豪族の鎮圧に備えなければならない孫呉に援軍を出す余裕はない

「犠牲を最小限に抑えるぞ

 この城を落として終わりではないからな

 ここを足掛かりにして孫呉を落とす」

援軍が来ない以上、これが最善の策だろう

 

「公孫瓉様、大変です」

 

 

~月視点~

「間に合ったようですね」

私達が淮何に来た時、それは城が攻められている真っ最中でした

「月、華雄を突撃させるわ

 敵が動揺した隙をついて本隊で攻撃させる

 後は数で勝る此方が敵を殲滅できるわ」

 

華雄さんに作戦を伝えると

「任せておいて下さい、董卓様」

~華雄視点~

「華雄隊、突撃!」

私の隊は陣形よりも勢いを重視する

口の悪い奴らは猪だと言うが戦場の中でいろいろ考えるのは性に合わん

だからこそ勢いで全てを決する

少なくとも、この場ではそれが正解だった

敵軍は算を乱して後退するしか無くなった

「公孫瓉、敵に後ろを見せるのか!」

私の怒声に

「畜生、私は結局こんな役どころか~」

と、訳のわからない事を言いながら後退して行った

 

 

~鞘華視点~

私が襄陽に到着した時、淮南が攻撃されているとの報が入った

そして、その2日後 敵を撤退させ淮南の引き渡しが済んだとの報が入った

それと同時に雪蓮の意識が戻ったが、暫く安静が必要と建業から使いが来た

そして、懸念通りに離反する豪族が現れたとの情報も伝えられた

その豪族は元孫呉で制圧すると申し添えてあった

 

私はここで再編を行う事にした

江夏に霞を移動させた

霞の騎馬隊で淮南への援護を容易にさせる為だ

 

私に華琳が劉備を滅ぼし、関羽と諸葛亮を配下に加え劉備は幽閉の報が入ったのはほぼ同時だった

一君達にこの情報を伝えると

「やはり、桃香の命運は尽きていたか」

「にゃにゃ、何で愛紗は曹操に仕えるのだ?」

「それは、桃香様の助命を願う為でしょう」

3人は様々な事を言い合っているが

「それで、3人はどうするか決めたの?」

私の問いに

「俺は鞘姉の下で働くよ

 もう桃香の理想実現の目は無い

 なら、別の所で働くしかないからな」

「鈴々もお姉ちゃんに仕えるのだ

 桃香お姉ちゃんが幽閉されたから裏切りにはならないのだ」

「私もお願いします

 朱里ちゃんと共に間違った方向に主君を導いた贖罪の為にも」

力強い味方が3人加わった

 

更に10日過ぎ、私の肩も治ったので益州攻略を再開させる

その頃、華琳が涼州制圧を進めていたのを知ったのは後の事だった

~あとがき~

 

今回は情報を整理する回になりました

 

一刀達は鞘華の下に着きましたが元々、桃香の思想に感化された度合いが少ないので割り切りも出来たのでしょう

 

更新はゆっくりになるかもしれませんが続けるつもりです

 

 

 

 

 


 
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