私とお姉ちゃんのお父さんとお母さんは駆け落ち?っていう事をしたことがあるのです。
私達のおじいちゃんとおばあちゃんがお父さん達の結婚を許してくれなくて、二人は勝手に結婚したらしいのです。
その事を聞いたのは小学生になったばかりの頃だったけど、今でも覚えています。
私もそんなことをしてでも一緒にいられる人ができたらいいなぁ、って思ってました。
「………」
「あれ?リト、お帰り…ってどうしたのその怪我!?」
アパートに戻ったリトは食堂に行き、辺りを見渡す。
そこに一人でシチューを作っていたデネブは包帯だらけのリトを見て思わずお玉を落としてしまった。
「ちょっとな、もう治ってるから大丈夫。…祭さんは?」
「え…ああ…足りない食材を買いに…」
「そっか。俺も今から出掛けるから」
「あ、ちょっと!?」
リトは包帯を取り、ボロボロのシャツのまま外に出る。
デネブは入り口まで行き、何処に行くのかと聞くと…
「迎えに行くだけだよ。何処にいるかわかんないけど」
…私達は幸せだった。
私が頑張って大会で優勝すると、皆でお祝いをやった。
妹がテストでいい点を取ると、皆で笑いあった。
皆ニコニコ、皆仲良し。
でも…それは続かなかった。
あの日…空に変な物が浮かんで飛んできた日…それが建物を壊して、お父さんは瓦礫に巻き込まれて死んだ。
ピクリとも動かなくて凄く怖かった。
でも、泣く事もできずに逃げる為に走る事になった。
その日はお母さんと買い物をする為に別の町に来ていたのです。
お姉ちゃんが大会で優勝したからお祝いにいっぱい美味しいものを作るためです。
お姉ちゃんは好き嫌いが無いから何を作ろうかお母さんと話していたら…空に変な物が急に現れて、建物を壊し始めました。
私とお母さんは必死に逃げたのですが、途中で私に向かってくる瓦礫を代わりに受けて、お母さんは下敷きになってしまったのです。
急いで助けようとしたけど、私じゃ全然動かせなくて、空から出てきたロボットみたいなのが襲って来ようとしていました。
でも、私達を助けようとした人が居ました。
まるで仮面を被っているような姿で…どこか格好いいなって思っちゃいました。
その人が私達の所に来る前に、別の鬼みたいな人が私を助けに来ました。
そしてそのあと、何かが突き刺さるような音がすると…私達を助けに行こうとした人が急に暴れだして…黒い姿になって変な人達を襲って行ったのです。
そこで私は気を失いました。
あの黒い人は悲しんでるようで…胸がきゅっ、てなったのは覚えています。
私は逃げた後、警察に保護されてそのあと妹と会った。
よかった…それだけが頭の中で一杯になって、私達は抱き合った。
擦り傷がいっぱいだったけど目立った所はない。
でも私はお母さんが何処にいるのか…聞けなかった。
悪い予感しかしなかったから…
何日か経って私達は両親に会った。
ただ、二度と喋れない…冷たい体で。
分かっていた…お父さんは助からないと思ったし、お母さんは妹と一緒に居なかったから。
妹は二人を見た後泣き崩れた。
目を真っ赤にして、腫らして、叫んで…ずっとずっと泣いていた。
私はまだ妹より年上だけど…その日は妹と同じくらい泣いた。
私達には身寄りが無いから、近くの孤児院に入った。
そこには私達と同じ境遇の人がたくさんいた。
はじめは鬱いでいた私と妹だったけど、周りの皆と過ごしていく内に、ちょっとずつ元気が出始めてきた。
お父さんとお母さんが死んでしばらく経ったある日、私は夢を見た。
そこの私は歴史の中の人で、呂布と言う人物だった。
その私にはいつも隣に妹がいた。
そしてその私は会った…たぶん“恋”なんだって思えるくらい好きな人に。
周りもほとんど彼が好きで、それに巻き込まれても笑顔で…そんな彼を私も好きになった。
夢を見たのです。
私はその夢の中では陳宮って言う人になってて、ぐんしって言うのをしていました。
その私はよくわからないお面をつけた人に一目惚れしていました。
実を言うと…私も。
それで、その人は私の知っている黒い人でした。
その人は、私を…お母さんを助けられなかった事を後悔していたのです。
それなのに、自分から傷付いて、関係が無いのに死んでいった人に心を痛めていました。
私は…その人の事を、支えたいって…もっと知りたいって思いました。
目が覚めた…そして確信する。
さっきのは夢じゃない、別の私の記憶だったのだ。
現に、私の枕は涙で濡れている。
私は彼に会いたい…そう思い、布団を出た。
目が覚めると、私はさっきまでの夢を振り返りました。
そして感じます…これは夢じゃないんだって。
お布団を出るとお姉ちゃんも同時に出ていました。
聞くと、同じ夢を…あの外史の記憶を見ていたみたいです。
私達はすぐに孤児院から飛び出した。
もしかしたらどこかに居るかもしれない。
私達を探してるのかもしれない。
そう思って…
お昼過ぎになって、私達は公園のベンチに座っていました。
さすがに高望みしすぎたのです…そう簡単に見つかるわけないのに…
―――だけど、
「…見つけた」
それでもあの人は…リト兄ィは、ねねを見つけ出すって言ってくれたから。
約束を守ってくれたから…。
私は…恋は、嬉しくなった。
ご主人様はまた会いに来てくれた。
だから、ご主人様の事がもっともっと、好きになる。
これから一緒にいられると思うと、毎日が楽しくなる。
ただ、何を言おう?
恋は恋だけどこの世界の恋で…
ねねはねねだけど、リト兄ィの知ってるねねなのです。
だから言葉を選んでると…恋姉ェはねねをちらりと見ました。
伝わったと思う。
ここでの恋とねねは姉妹だから。
いつも一緒だったから、言いたいことはわかるはず。
ねねと恋姉ェは急ぎ足でリト兄ィの所に行きます。
早く行きたい…早く喋りたい…早く、これからを過ごしたい。
二度目の初対面…二回目であっても、相手にかける言葉は決まっている。
「「――――はじめましてっ!」」
…ここから先は続編、別の外史の物語の続き。
白紙のページが広がる…新たな物語は刻まれたばかり――
真・恋姫無双 巡る外史と仮面の魔神 “完”
XXX「つー訳で、おつかれっしたー!」
全「「「お疲れー!」」」
リト「あ゛ー…疲れた。てか作者の書く小説で一番長かったからな、めっちゃ疲れる」
一刀「メタいわ!…あ、後書きだしいいのか」
左滋「と言うより人数がクソ多いがな」
于吉「左滋、気にしたら敗けです」
桃香「ねぇねぇ、そう言えばタイトルの意味ってどんなの」
愛紗「恐らく巡るが三巡すると言う意味で、仮面の魔神がリトのことでしょう」
華琳「もっと言えば仮面の魔神の仮面は仮面ライダーのことでしょうね。まったく、面倒な事をするわね」
桂花「はい。…て言うか、作者の補正のせいで出番が少ない娘が多くて…」
XXX「そこはすんません」
司馬懿「あら?そう言えば、他の娘達は?」
貂鮮「他の皆ならあそこにいるわよん」
詠「霞、火鉢持ってきなさい!身体中に痛みを与えながら色々書くわよ!」
霞「ほいさ!なんなら溶かした鉄も持ってこよか?」
華雄「脊髄に流し込むか…いや、直接飲ませるか…」
音々音「ちんきゅー…足蹴り!」←磨いだスパイクでげしげし
恋「…………月と詠苛めた…許さない」
張譲「 」←もはや虫の息
月「へぅ…?皆、なにやってるの…?」←なんか止めそうだったから目隠しされてる
海蓮「家の娘と部下に対しての暴言は…許して置くわけにはいかないねぇ…!」←どうしようもない殺気
雪蓮「母さん、次は包丁で突き刺すのはどう?」
冥淋「切り口にカラシやワサビを塗るのは?」
祭「それとも股間のを二度と使えんように潰すかの?」
いつぞやのナンパ男「ゴボゴボ…!」←水槽にザ・犬神家
亜莎「息…してるんですか…?」
明命「足を擽るのはどうでしょう?」
隠「それじゃあ甘いですよ~。もっと【バキューン!】なことしないと~」
七乃「それリトさんにやってもらいたいことですよね?」
思春「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス(ry」←殺気で空間が歪んでる
美羽「ヒィ!?」←ちょっとチビった
蓮華「お、落ち着いて…」
卑弥呼「あんな感じになっとるの」
リ一「「怖ッッ!?」」
XXX「ああ。それとアイツらもいるよ」
ジェネラルシャドウ「マシーン大元帥、貴様…背後から襲いおって!」
マシーン大元帥「仕方が無かろう。あの仮面ライダーに勝てる策が無いのだ」
ヘビ女「そんな事でシャドウ様を撃ったの!?信じられない…!」
鋼鉄参謀「と言うよりオレのやられ方が残酷過ぎやしなかったか!?」
狼長官「こっちの台詞だ!体に入られて最後には一刀両断だぞ!?」
隊長ブランク「お前ら、まだいい!俺…作者が書きづらい言ってた…orz」
岩石男爵「そらぁ、俺も一緒だ。口調知らねぇっつてるから、やりづれぇんだと」
ドクロ少佐「こっちは人質取る方法しか目立ってないんだぞ!?明らかに小者みたいに!」
荒ワシ師団長「両足折られて羽もがれた…!」
ドクターケイト「あのクソ女ァァァァァァァ!!キェェェェェェェェ!!!!」
磁石団長「こんな発狂してる女と一緒の登場なんて…!」
ヨロイ騎士「………」←まだまともだった
XXX「デルザー軍団は隅でやってます」
リト「存在感半端ねーよ!」
一刀「しかも軽くキャラ崩壊してるし!」
XXX「…ギャグだから?」
リト「何故に疑問符!?」
XXX「まあ、あいつらに暴れて貰うと困るからな。ほら、言ってこーい!」
リト「ギャーッス!」←放り投げられた
デルザー軍団「「「ギャーギャーギャー!」」」
一刀「…大変だな」
XXX「それがあいつの宿命でしょ。でもなー…もっと修羅場とかイチャイチャとかやればよかった」
音々音「イチャイチャとかある機会があったのですか!?」
XXX「一応ねー。でもさ、この小説一応バトル(笑)が主だからさー」
沙和「自分で(笑)って言っちゃったの…」
凪「だがバトルもそんなに面白く無かったし事実だろう」
XXX「だよねー。所詮文才無いし、妄想とかでやってたからさー」
白蓮「あ、そう言えばさ…」
小蓮「何でシャオの出番少なかったのー!?もっとリトとイチャイチャしたかったのにー!」
流琉「兄様にもっとお料理食べてもらいたかったのに…!」
白蓮「いや、だからさ…」
XXX「しゃーねーじゃん。所詮は拠点なんだし」
一刀「拠点にもならなかったけどな!?」
白蓮「おーい…」
紫苑「リト君と既成事実もできなかったし…」
桔梗「酒で酔わせることもあれっきりなかったからの」
卑弥呼「儂の華麗な場面も無かったしの」
白蓮「orz」
星「私が言うのも何だが、白蓮殿を空気にするのは止めないか?」
全「「「あ、ごめん」」」
白蓮「グスッ……この小説終わったら何するんだ?」
XXX「日常かな?」
白蓮「それってまさかこれの続編じゃないよな?」
XXX「続編だよ?」
全「「「えっ?」」」
XXX「いや、だって…俺の書く小説は俺の妄想でできてるからさ。新しくやるにしても思い浮かばねぇし」
一刀「リトが主人公だとくどくないか?」
XXX「シャラップ。…前にもさっきも言ったように、私ことXXXは自由気ままに小説を書いております。文才も文章力も無い私ですが、見ていただけるだけで感謝です」
左滋「――それで作者、言いたい事を言ったのはいいが…」
于吉「あちらをご覧にいれた方がよろしいのでは?」
XXX「what?」
デルザー軍団「「「 」」」←スクラップ
華陀「そう言えば俺の出番…と言うか台詞は十行ぐらいしか無かったなぁ…。しかも俺の個性の医者的な描写もそんなに無かったし、そもそも
リト「なんかグレてたから貸した。後悔も反省もしていない」←ハンマー貸した
全「「「………」」」←ドン引き中
左滋「と言うか訳でだ」
于吉「生け贄になってください」
XXX「えっ…マジで?やだよ、アイツゴルディオンハンマー持ってるよ!?絶対光にされるよ、てかなんかハンマー光始めてるし!?何アイツサイボーグ!?エヴォリュダー!?勇者王!?ガオ〇イガー!?」
華佗「…五留出御反魔ァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
XXX「ギャー!?」
リト「…次回のシリーズでまた会いましょう」
ーωー謝謝
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三巡編
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