第二章 3話 動き(一)
天水の城客室
涼「あなたの名前は何ていうの?」
楽進「私は楽進文謙です・・・それで、私は何故天水に・・・・私は隣の州の街にいたと思うのですが・・・・・」
涼「詳しい話はもう少し待ってね。もう少ししたら・・・・多分明日には旦那様が、あなたを保護した人が帰ってくるから。それまで、しっかり休んでなさい。私は隣の部屋にいるから用があったらよんでね(ニコ)」
楽進「は、はあ・・・わかりました。・・・それで、その旦那様とは?」
涼「ああ。そうだったわね、旦那様は、今は北郷と名乗ってるわ」
楽進「(今は?)そうですか、北郷様ですか」
涼「フフ、そうよ。それじゃ、私は隣に行くから休んでるのよ」
次の日の昼頃一刀は天水に帰ってきた
何故か一刀と一緒に風が騅の上に乗りながら・・・・
一刀「・・・・・・・・・以上が俺がやってきたことの報告だ」
月「本当にすごいですね一刀さんわ」
詠「そうね・・・・本当に信じられないわ」
雅「でも、これが現実だ」
霞「一刀はいったいどんくらい強いんやろな~」
星「さすがですぞ主!!私も主の雄姿を見たかったですぞ!!!!」
風「雄姿というより、悪役の様にも見えましたね~」
涼「フフ、それはいつもの事ですよ風ちゃん」
タタタタタ
恋「御主人様・・恋もがんばった」
と言いながら恋は頭を差し出した
一刀「そうか、よくやったな恋」
と言いながら頭を撫でてやった
恋「///////////////////////////////ん・・・違う・・・ご褒美も・・ほしい/////」
一刀「あとでな(ニコ)」
恋「///////////コク」
涼「だ~ん~な~さ~ま~~~~」
一刀「うっ・・・・」
涼「私もお願いしますね」
と一刀に小さく伝えた
一刀「コクコクコク」
涼「あと、旦那様。保護した少女が昨日目が覚めました」
一刀「そうか・・・・なら、この後会いに行くか」
月、詠、星、霞、雅「「「「「ムムムムムムム・・・・・いつか私も!!!」」」」」
風「ムフフフフ」
ねね「???????」
報告が終わり一刀は楽進のいる部屋に涼とむかった
コンコン
涼「楽進ちゃん入りますよ」
楽進「はい、どうぞ」
涼「失礼しますね。昨日はよく眠れましたか?」
楽進「はい、おかげで調子もよくなってきました。・・・・そちらの方は?」
涼「こちらが、私の旦那様の北郷様です」
一刀「北郷だ、よろしくな」
楽進「よろしくお願いします・・・・・・あの、なぜ私は今天水にいるのですか?」
一刀「涼何も教えてないのか?」
涼「はい、二度手間になると思ったので」
一刀「そうか・・・楽進なら説明しよう。お前がいた街は賊に怯えて県令が逃げ出していて、なぜか隣の州である董卓の所に救援を求めてな・・・・だから、俺と涼が出向いたというわけだ。ただ、俺らが行ったときには賊に襲われた後で生存者を探したら、お前・・楽進がいたが結構危なかったから俺たちが保護した」
楽進「・・・そうだったんですか・・・・賊が・・・うう・・うああああああああ!!」
楽進は賊に襲われた時の記憶を思い出して頭を抱えだした
涼「楽進ちゃん落ち着いて!」
一刀「落ち着け楽進。もう終わっている・・・それにお前は助かった」
と言いながら片手で優しく抱きしめてやり、もう片方で優しく撫でてやった
楽進「わ、私は・・・・あの時・・・・・初めて・・・人を」
一刀「自分を守るためだろ、それにお前の武は何のために手に入れたんだ」
楽進「私は・・・守るために・・・友を・・家族を・・守るために・・うううわあああああああん」
一刀「気持ちが落ち着くまで泣いていいぞ・・・・お前はとても立派な子だぞ」
一刀は楽進が落ち着くまで優しく撫で続けた
楽進「ありがとう・・ございました。こんな見ず知らずの私にここまでしてもらって・・」
一刀「別に気にすることじゃないさ。俺がしたくてしたことだからな(ニコ)」
楽進「////////////////あの、お礼とは言えませんが、私の感謝の気持ちとしてお二人に私の真名を受け取って貰えませんか」
一刀「いいのか?」
涼「別にいいのですよ」
楽進「いえ、受け取ってほしいのです」
二人「「わかった(わ)」」
楽進「では、私の真名は凪といいます。どうかお願いします」
一刀「よろしくな、凪」
と頭を撫でる
涼「よろしくね、凪ちゃん」
一刀「そういえば、凪は旅の格好をしてたな・・どこに向かおうとしてたんだ?」
凪「はい、私が住んでいた村で籠を作って売っているのですが、近くの街では売れ行きが乏しいので今この大陸で活気が出ている陳留か天水行くことになりまして・・・私や友の二人で行くことになり近い陳留には友の二人が、遠い天水では道中何があってもいいように一番武がある私が行くことになったんですが・・・・・」
一刀「それで、寄った街で賊に襲われたわけか・・・・・」
凪「はい」
一刀「それで、凪お前はこれからどうしたい?」
凪「あ、あの・・・出来れば・・・北郷様に仕えたいです」
一刀「俺に?ここの城御主は董卓だぞ。もし、誰かに仕えたいと考えているなら紹介するが」
凪「いえ、あなた様がいいのです!!だからお願いします」
一刀「・・・・・・俺に仕えるということはかなり辛いことが起きるかもしれぬぞ・・・・しかも俺の名を聞いてわかるかもしれんが名を完全に明かしていないのだぞ」
凪「わかっています・・・・しかし北郷様には他の人たちとは違うものを、覚悟を感じます・・・それに私は少しは武に精通しているつもりなので、北郷様がすごい使いてなのは解ります。まだ私には力が足りないから・・・私にもあなたの技術を教えてほしいのです!!」
一刀「そうか・・・凪の気持ちはわかった。本当に俺のために死ねると思っているのなら聞いてもらいたい話がある・・・・・ただ、この話は一切他言無用だ。この話を知っているのは一握りの人物・・・・俺が認めた友、家族と言える者たちだけだ」
凪「!!・・・・・・・・わかりました。この楽文謙、北郷様のため忠誠を誓います。そして、あなた様のため盾とも矛にもなります。」
一刀「わかた。凪、聞いてくれ。そしてお前は今から俺の家族の一員だ」
凪「はい!!ありがたき幸せです」
そして一刀は話し出した自分がどのような存在なのか、自分がしてきたことなどを
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凪「ほんご・・一刀様があの、有名な西楚の覇王なのですか?・・・・・そうなると一刀様の武はどこまでの力が・・」
涼「フフ、凪が寝ている間にね、旦那様は馬騰軍と匈奴十五万を撃退しに行ったのですけど、そのほとんどを旦那様が殲滅して撃退したらしいですわ」
凪「!!!!十五万・・・・・それではあの伝説である秦軍二十万を六人で殺しつくしたという話は・・・・」
涼「真実ですわ」
一刀「なつかしいな~~あの後気の使い過ぎで蓮乱と冥生、星龍、葉が倒れていたよな~」
凪「あの・・一刀様その言われた方たちは?」
一刀「ああ、孫彰に周光、趙歇、司馬欣のことだ」
凪「それは、あの呉覇将の「鬼炎の孫」「九頭竜の周」「龍槍の趙」「風神の葉」の四人ですか!?」
一刀「ああ、そのとりだ。よく知ってるな凪は」ナデナデ
凪「////////////////////それは、武人なら誰もが皆一度は憧れる人達ですから!!」
と、興奮気味に答えた
一刀「なら、俺につて来るならいいものが見れるぞ。涼、星と恋を連れてきてくれ」
涼「わかりました。少し待っててね凪ちゃん。クスクス」
涼は部屋に星と恋を連れていく途中に凪のことを説明した
涼「旦那様、二人を連れてきましたよ」
恋「来た」
星「失礼します主」
凪「一刀様、このお二人は?」
恋「恋は、呂布・・奉先。呂馬童の・・子孫?」
星「私は趙雲子龍、趙歇の子孫だ」
凪「!!!!!!!??????え・・・ほんとですか涼様?」
涼「ええ、本当よ。ちなみに私は司馬欣の子孫で虞美人の生まれ変わりよ」
凪「な!!!!」
一刀「ははははは、いい顔が見れたぞ凪」
凪「うううううううう」
星「もう、主と涼殿は真名を交換しているようですな。なら、楽進。私の真名は星だ、これからよろしく頼むぞ」
恋「恋は恋」
凪「うううう・・・・あ、・私の真名は凪と言います。星さん恋さんこれからよろしくお願いします」
恋、星「「うん(ああ)」」
一刀「さて凪、一応ここにいるときは北郷で通しているから気を付けてくれ。あと董卓軍の主な将たちは俺の名だけは知っているから」
凪「名だけですか?」
一刀「ああ、まだ全てを話す時じゃないと考えてるからな」
凪「そうですか」
一刀たちがこのように話してる頃、諸侯たちは
陳留、曹操軍
桂花「華琳様、今大陸に広がっている噂どう思われますか?」
華琳「そうね・・・涼州の話は眉唾物でしょうね。一人で十五万なんてありえないわ。古の項羽や呉覇将であるまいし。ただ・・・・・」
稟「洛陽の黄巾党三万ですね」
華琳「ええ、この話は裏が取れているわ。まえ、村を襲っていた黄巾党の中にその生き残りがいたからね。そうだったわよね真桜、沙和」
真桜「そうやったっけ、沙和」
沙和「確かそうだったの~。でも三万を一人で倒しちゃうなんて人間じゃないの~」
華琳「フフ、その呂布って子欲しいわね」
華侖「また、華琳姉の悪い癖が出たよ」
柳琳「しょうがないよ華琳姉さまは昔からあれだもの」
華琳「春蘭、秋蘭、あなたたち二人はどう思う?」
春蘭「呂布は、無理だと思います」
秋蘭「同じく。聞くところによるとあの呉覇将の一角の「鬼神呂」の再臨と言われていますのでかなりの武を有していると思われます。それにもう一つの噂・・・・・いえ、やはり何も」
華琳「そう。しかし「鬼神呂」の再臨ね・・・春蘭あなたなら勝てるのではなくて」
春蘭「いえ、私には無理でしょう。もしほんとの鬼神ならば。・・・そこらへんの将ぐらいなら軽くあしらえますが呉覇将に例えられるとなると・・・・」
華琳「・・・そう・・・もういいわ。今日はこれまでとする。桂花ついてきなさい。今日はとことん付き合ってもらうわね」
華琳は気分を害したのか軍議を終わりにして桂花を連れて自室に戻って行った
華侖「春蘭流石にあれは弱腰すぎないか?」
春蘭「いえ、私は真実を言ったまでです(それにあの呂家、呉覇将最強の呂馬童の子孫なら勝てるものなどほとんどいない。勝てる可能性があるなら同じ呉覇将の子孫ぐらいだろう。項羽様の血を引いているとは言え私たちはまだ力をうまく制御できないからな)」
華侖「そんなこと無いと思うがな・・・・・・」
春蘭、秋蘭も部屋に戻り
春蘭「秋蘭、もう一つの噂は・・・・」
秋蘭「ああ、姉じゃ。間違いないだろう。噂ではその北郷という人物は旗を持たぬらしいが見たことのない剣と巨大な戟を持っていたという。もし、星が項羽様と会っているならあの「信月」を渡しているはずだ。それにこの巨大な戟は「混沌」の可能性があるからな」
春蘭「やはりか。もうすぐだな・・・・項羽様に会えるのは」
秋蘭「ああ、姉じゃそうだな。・・・お会いするときはしっかりとした服装をしないとな」
春蘭「それはいい考えだ秋蘭!!よし、今から縄を買いに行こう!!!!」
秋蘭「そうだな姉じゃ。服(縄)を買いに行こうか」
そうして二人は服(縄)を買いに行った・・・・・・・・・・・後でちゃんとした礼服も買いましたよ
公孫賛軍
兵「公孫賛様!!!こちらの書類もお願いします!!!」
兵「こちらも急ぎでお願いします!!!」
兵「こちらも」
公孫賛「もーーーーー誰かいいやつ私の所に仕官してくれーーーーーーーーーーーーー!!!!」
兵「公孫賛様、城門に公孫様のご学友と名乗る劉備なるものが供二人連れてきておりますがどうしますか?」
公孫賛「なに!?桃香が来ているだと??」
桃香「あ、白蓮ちゃ~~~ん」
白蓮「桃香いったいどうしたんだ急に来て?」
桃香「うん、あのね。私たち今の世じゃみんなが笑顔で楽しく暮らせるような世界にしようと思って立ち上がろうとしたんだけど・・・・・・・」
白蓮「お金もなくてどうしようもなくなったと・・・」
桃香「はい・・・・」
白蓮「そうか・・・確か桃香は塾で一番だったな・・なら私の所でまあ客将でいいから働かないか?」
桃香「いいの?」
白蓮「ああ、ただ後ろの二人はどうなんだ?」
桃香「この二人は私の義妹で愛紗ちゃんと鈴々ちゃんだよ。二人ともと~~~てっも強いんだよ」
白蓮「なら武官として頼むよ」
愛紗「私は関羽雲長、真名を愛紗と言います。公孫賛殿」
鈴々「鈴々は張飛翼徳、真名を鈴々というのだ。よろしくな公孫賛のおねーちゃん」
愛紗「こら、鈴々失礼だぞ」
白蓮「ああ、いいよ愛紗。私の真名は白蓮という。よろしくな二人とも」
あとがき??
何故だろう・・・ただ劉備、桃香と書くだけでやる気が・・・・・・
取りあえず諸侯たちの動きを書きました。次回は、呉の袁術倒してからのちょっとした話を入れながら話を勧められたらな~~と思います
呉の国宝がやっと登場すると思います。あとあの二人の親友も
待て次回
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凪と恋は恋姫のワンコだと思います