No.712050

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~

soranoさん

外伝~特別模擬戦第三戦 VS”闘神の息子”ランディ・オルランド~

2014-08-29 15:14:46 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2146   閲覧ユーザー数:1976

~グラウンド~

 

「ほらよっ!!」

戦闘開始早々ランディは懐から素早く取り出したスタングレネードをフィー達の中心地に放り投げ

「へ――」

「な――」

突如放り投げられたスタングレネードにマキアスとユーシスは呆け

「これはまさか……!」

「スタングレネード……!目を閉じて!」

ある事に気付いたラウラは目を見開き、フィーが警告した瞬間、スタングレネードは爆発すると共に強い光を放った!

 

「うわあっ!?め、目が……!?」

「チィッ!?小癪な真似を……!」

スタングレネードによる強い光をまともに受けてしまったマキアスとユーシスは状態異常―――”暗闇”状態になり

「ハッ、まずは二人だ。」

二人の状態を見たランディが銃口を二人に向けたその時

「―――させぬ!」

「!!」

ラウラが剣技―――鉄砕刃で強襲し、ラウラの奇襲に気付いたランディはその場から離れ

「そこっ!!」

「チッ、”西風の妖精(シルフィード)”は予想していたが”光の剣匠”の娘も今のを躱すとはな………!」

そこにすかさずフィーがクラフト―――クリアランスで追撃し、ランディは舌打ちをした後フィーと銃撃戦を繰り広げ始めた。

 

「アークス、駆動――――レキュリア!!」

その時オーブメントを駆動させたユーシスがアーツで自分とマキアスの暗闇状態を回復させ

「さっきのお返しだ!―――ブレイクショット!!」

視界が回復したマキアスはランディに標準を合わせて強烈な一撃を放った!

 

「――遅ェよ。」

「なっ!?」

しかし襲い掛かる弾丸の軌道を脅威的な肉眼で見切っていたランディは身体を僅かに傾けて回避し

「舞え、翼よ!!」

そこにユーシスがクラフト―――ライトニングバードを放ったが

「無駄だ。――――オォォォォォ……!」

「うあっ!?」

「グッ!?」

ランディはブレードライフルを構えて猛スピードで回転しながら突撃して襲い掛かる闘気の鳥を真っ二つにしてユーシスとマキアスに回転攻撃を叩き込み

「行くぜ――――」

回転攻撃を終えて二人の背後で止まった瞬間振り向いて凄まじいスピードで強襲して刃の部分を二人に何度も叩き込み

「ブラッディパニッシャー!!」

最後に二人の足元から闘気の刃を発生させて強烈な一撃を叩き込み

「さあて……始めるとするか……うおおおおおおおおおお―――――ッ!!

「ががっ!?」

「ぐあっ!?」

ランディは怒涛の銃撃を放ちながら突撃し

「喰らえ―――ベルゼルガー――――ッ!!」

二人の背後へと駆け抜ける瞬間無数の斬撃を叩き込んだ!

「かはっ!?う……ぐぅ……!?」

「グッ!?馬鹿……な……っ!?」

クラフト―――ブラッディストームからブラッディパニッシャー、大型ライフルで戦場を狩るランディの赤き奥義―――ベルゼルガーによる連携に耐えきれなかったマキアスとユーシスは地面に叩きつけられると共に戦闘不能になり、それぞれ呻き声を上げた!

 

「マキアス、ユーシス!」

二人が戦闘不能になった事にラウラは驚き

「一気に二人減ったのは痛いね……!シュッ!!」

フィーは厳しい表情をした後クラフト―――スカッドリッパーでランディに強襲した!

 

「!!」

フィーの神速による強襲も猟兵時代の勘が完全に戻っているランディには驚異的な身体能力や反射神経を備えていた為、間一髪で回避した。

「これはさっきのお返し。」

「チッ……!」

しかしフィーは自分の強襲が回避される瞬間、F(フラッシュ)グレネードをランディの足元に投擲した為、ランディはF(フラッシュ)グレネードによる強烈な光から目を守る為に目を閉じた。

 

「ラウラ!」

「任せよ!―――断ち切る!!」

「グッ!?」

その時フィーと戦術リンクを結んでいたラウラはクラフト―――地裂斬を放ってランディに命中させた!

「――今だ!フィー、行くぞ!」

「了解!シュッ!!」

そして互いのアークスから強烈な光を放ち始めたラウラの呼びかけに応えたフィーが電光石火の速さでランディに強襲し

「……っ!」

フィーの強襲攻撃をランディは間一髪で回避したが

「正道と邪道の連携、思い知るがよいっ!!」

「チィ……ッ!?」

剣を闘気によって光の剣と化させたラウラが突撃してその場で回転攻撃をして発生させた竜巻をその身に受けた。

 

竜巻を放ち終えたラウラが後ろに下がってフィーと肩を並べたその瞬間!

「クックククク………ハハハハハハハッ!面白くなってきたじゃねえか……オォォォォオォォォォ―――――ッ!!」

ランディは凶悪な笑みを浮かべて声を上げて笑った後咆哮を上げると共に膨大な赤き闘気を纏い

「ほらよっ!!」

「「!!」」

クラフト―――クリムゾンクライで凄まじい闘気を纏い、爆発的な身体能力を得たランディは複数のスタングレネードを一度に投擲し、協力技(コンビクラフト)を放つ構えをしていたラウラはそのまま技を放つ為に空へと跳躍して回避し、フィーは電光石火の速さでランディに向かって強襲して投擲された複数のスタングレネードを回避し

「「奥義!烈・太極無双撃!!」」

二人はランディに向けて協力技(コンビクラフト)を放った。しかし―――

 

「な――――いない!?」

協力技を叩きつけたはずの場所にランディはいなく、その事にラウラは驚き

「一体どこに……―――!!」

フィーは警戒の表情で周囲を見回したが足元からの危険を察知し

「―――ラウラ!」

「クッ!?フィー、一体何を―――」

足元に煙を上げているスタングレネードに気付いたフィーが目を閉じてラウラに力一杯突撃してラウラを突き飛ばしたその瞬間、強烈な光が放たれると共に何かのガスがフィーを包み込んだ!

 

「コホッ、コホッ……!?クッ、身体が痺れて……油断した……まさか麻痺ガスだったなんて……!」

ランディが自分達の協力技(コンビクラフト)を回避すると同時に地面に落として行った強力な麻痺ガスも調合されている特殊な閃光爆弾―――パラライボムを受けた影響で身体が痺れたフィーはブレードライフルの銃口を自分に向けたランディを睨んだその時!

「さあて……始めるとするか……うおおおおおおおおおお―――――ッ!!」

「……ッ!?」

ランディは怒涛の銃撃を放ちながらフィーに突撃し

「喰らえ―――ベルゼルガー――――ッ!!」

フィーの背後へと駆け抜ける瞬間、無数の斬撃をフィーに叩き込んだ!

「アアアアッ!?ラウラ……頑張って……」

「フィー!?」

ランディの奥義をまともに受けたフィーは吹っ飛ばされて地面に叩きつけられると戦闘不能になり、その様子を見ていたラウラは声を上げ

「さてと。局長の要望通り、ここからはコイツで相手してやるよ。”西風の妖精(シルフィード)”さえ先に潰しておけば、後の3人は誰が相手でも大した脅威じゃねえからな。」

ランディは武器をブレードライフルからスタンハルバードに持ち替えて不敵な笑みを浮かべてラウラを見つめた。

 

「クッ……アルゼイド流を舐めるなぁっ!コォォォォォ……ハアッ!!」

ランディの挑発に唇を噛みしめたラウラはクラフト―――洸翼陣で身体能力を上昇させ

「―――地裂斬!!」

地面を這う衝撃波を放った!

 

「オォォォォ……サラマンダー!!」

しかしランディはスタンハルバードを振るって一瞬の溜め込みによって纏わせた闘気を炎の竜と化させた衝撃波を放ってラウラの攻撃を相殺し

「ほーらよっ!!」

ラウラに向かって再びスタングレネードを投擲した!

 

「その手はもう通じんぞ!!」

投擲されたスタングレネードを見たラウラは後ろに跳躍して回避したが

「甘ェんだよっ!!」

「クッ……!?」

跳躍して自分の目の前でスタンハルバードを叩きつけたランディのクラフト―――バーンディバイドによって発生した炎の衝撃波をその身に受けて怯み

「らああああああっ!!」

「うあっ!?」

連携して放たれた闘気を纏った薙ぎ払い攻撃―――テンペストレイジを間一髪大剣で防御したが、吹っ飛ばされ

「これで終わりだ―――喰らえっ!!……悪ィな……」

「グウッ!?」

吹っ飛ばされたラウラに向かって追撃したランディの戦域を自在に駆け抜け、鬼気迫る勢いで敵を蹂躙するクラフト―――デスストームをその身に受け、身体中に伝わってくる強烈な痛みに呻いたラウラは思わず地面に跪きかけたが

「まだ……だ……っ!」

ラウラは大剣を支えにして身体を震わせながら立ち上がった!

 

「……今のを喰らって立ち上がるとはな。さすがは”光の剣匠”の娘だけあってタフだな。」

「フフ、父上に挑んで何度も叩きのめされたからな。この程度では倒れん……!」

若干驚いた様子のランディの言葉にラウラは不敵な笑みを浮かべ

「で?まだやるのか?」

「ああ……!今の私ではそなたに敵わない事は先程の戦いで十分理解できたがアルゼイド流の剣士として決して諦めぬ……!」

「ったく、往生際の悪い嬢ちゃんだぜ……!」

そして二人は互いを睨みあいながら膨大な闘気をさらけ出した!

 

「(”洸刃乱舞”では恐らく届かない……未完成だが、一か八か試すしかあるまい……!)受けてみよ!我が全霊の奥義!!セイッ、ヤアッ、たあっ!!」

決意の表情になったラウラは大剣に全神経を集中させてランディに詰め寄って高速の斬撃を何度も叩き込み

「チッ!?まだこんな力を残していたのかよ……!?」

スタンハルバードを軽々と振るって対処していたランディだったが次々と繰り出されるラウラの高速の斬撃は全て見切れず、ダメージを受け、ランディに斬撃を叩き込んだラウラは大きく後ろに跳躍し

「うおおおおおおおおおお…………!」

大剣を上段の構えにして全身に残る全ての闘気を注ぎ込み始めた!

 

「クク、やるじゃねえか……!赤き夜の死神よ、戦場(いくさば)を駆け、兵(つわもの)どもを貫け…………うおおおおおおおおっ!!」

対するランディは不敵な笑みを浮かべた後全身に膨大な殺気と闘気を纏って咆哮を上げた!

「吼えろ!獅子洸翔斬――――ッ!!」

そして闘気を溜め終えたラウラは闘気によって発生した金色の巨大な獅子を纏ってランディに向かって突撃し

「デス――――スコルピオン!!」

対するランディは闘気によって発生した赤きサソリを纏ってスタンハルバードを突きの構えでラウラに向かって突撃し、互いの奥義がぶつかった際、グラウンドに地震が起こり、互いの闘気がぶつかった際に闘気の爆発が起こり、爆発の煙が晴れるとラウラとランディは背中合わせの位置にいたが

「ま、本気の俺相手にタイマンでここまで粘っただけ上出来だぜ。」

ランディは不敵な笑みを浮かべてスタンハルバードを仕舞い

「ここまで……か……見事だ……」

両手に持っていた大剣がないラウラが地面に崩れ落ちたその時、ランディのSクラフトとぶつかり合った際弾き飛ばされた大剣はラウラの遥か後方の地面に刺さっていた!

 

「―――そこまで!勝者、ランディ・オルランド!」

そしてラウラが戦闘不能になるとサラ教官は戦闘終了の号令をかけた!

 

 

 

 

と言う訳で予想していたと思いますがラニキの圧勝ですwwラウラも閃ⅡのSクラフトを使ったのはよかったのですが、残念ながら相手が悪すぎました(遠い目)


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択